寺前巌 衆議院議員
32期国会発言一覧

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寺前巌[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは寺前巌衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 衆議院本会議 第19号(1971/11/26、32期、日本共産党)

○寺前巖君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました議長船田中君に対する不信任決議案に対し、以下に述べる理由により賛成の討論を行なうものであります。(拍手)特に、ただいま自民党の亀岡君の、何ら反省の色もない反対の討論を聞くにつけ、ますます憤りをもって賛成討論を行なうものであります。(拍手)  その第一は、議長船田中君が、去る十七日に行なわれた沖繩協定特別委員会における自民党の暴挙を、委員長及び与党理事の一方的言い分をうのみにし、あえてこれをいわゆる有効な採決であると強弁し、特別委員会に差し戻して審議を続行せよというわれわれの当然の要求をかたくなに拒否したことであります。  すでに、先……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 衆議院本会議 第27号(1972/05/11、32期、日本共産党)

○寺前巖君 ニクソン大統領のベトナムに関する今回の措置は、アジアと世界の平和に対する最後通告ともいうべき重大かつ狂暴な挑戦であります。  わが党は、米中会談などを理由に、アメリカの政策が緊張緩和を目ざしているという議論の誤りを一貫して指摘し、インドシナ問題が世界政治の焦点であると主張してきました。そして、ニクソンの二面的な各個撃破政策の危険な本質を暴露し、糾弾してきましたが、ニクソンが侵略者の正体を全世界の前にむき出しにしたのが今回の措置であります。  私は、日本共産党を代表し、三つの点にしぼって総理並びに外務大臣の見解をお聞きします。  第一の問題は、ニクソン演説が示すいわゆる北ベトナム全港……

寺前巌[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

寺前巌[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1970/03/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 私も、大臣にひとつ所信表明の問題についてお伺いいたしたいと思うのです。  昨日も聞いておりましたら、大臣は科学技術が平和の目的のために人類進歩の方向にまた明るく豊かな社会生活のために大きく寄与されるべきであるという趣旨のお話をされておりました。きょうもまたされております。所信表明の第一に、科学技術振興基盤の強化という問題を非常に重視しておるように思います。  私は、科学技術振興の基盤の強化のために大切にしなければならない問題というのは、まず第一に、戦後の日本の科学の分野における特徴として、学術会議を設けたということは、大きな意味を持っておる。この学術会議法の中にも、学術会議の性格が……

第63回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1970/07/31、32期、日本共産党)

○寺前委員 研究の公務員の処遇改善について大臣から人事院に、国立研究機関についての確保とその能力を十分発揮し得るようにということで要望書が出されております。大臣お急ぎのようなので、私はもうこれについてはやめておきますが、ただ給与面の問題とかあるいはその研究の環境の問題とか、総合的に人材を確保し、発展させようとしなければならないと思います。  そこで、私は実は政府の監督下にあるところの東海村の原子力研究所に数日前に行ってきたのですが、腹に据えかねることがございますので、その腹に据えかねる点についてまず最初に報告をして大臣に直接見解を聞きたいと思うのです。それは私個人的な据えかねる問題であったらま……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第21号(1970/10/06、32期、日本共産党)

○寺前委員 皆さんからいろいろ、もうかなりの分野にわたって質問がありましたので、私は、せっかく財界の幹部の皆さんがお見えなんですから、今日国民が、現実的に企業の責任においてばらまかれたあるいはたれ流したそういう公害、これに対してどういうふうに反省しておるのだろうかという問題について聞いてみたいというふうに思います。きわめて常識的に、代表して木川田さんにお願いしましょう。  私たちが生活をやって自分の健康あるいは生活を守るために自分のところの地域がよくありたい、これは当然のことだと思うのです。そうすると、そこではたとえば厚生省ですか、厚生省が亜硫酸ガスの環境基準というのを出すために、生活環境審議……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第22号(1970/10/07、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣にお聞きしたいと思います。時間がありませんので、私は余分な話は避けたいと思います。  この間、佐藤総理が一日内閣なるものにおいて、公害が国民生活の脅威となっているが、福祉なくして成長なしという理念のもとに、生活環境を保全し、真に豊かな社会の実現を目ざすことが、公害に取り組む私の基本的な任務であるというようなことを言っておられるようです。今日、日本の住民は、自分の住んでいるところの地域、この地域が特に大企業の生産活動力のもとにおいて破壊されてきておる。特に健康の被害は著しいと思う。それが現在の法律のもとにおいては救われない。なぜか。それは、一定の環境基準を充足して生産を――もしも……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1970/11/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣がだれもおらぬのでやりにくくてしようがないのですが、いよいよ臨時国会も云云されてきておるわけですが、公害基本法がすでに制定されていながら、外国の代表が来ると、公害というのはひどいものだということを見せつけられたと言われたり、あるいはいまさらのごとく公害を論じなければならない。明らかにこれは企業自身が法的にも保障を受けて私たちの住んでいる社会を破壊した、これは重大な政治的な責任もあるというふうに私は思います。そういう意味で、私たちがいま国民に対する責任をとらなければならないという問題についていうならば、ここで私どもが良好な環境の中で、健康で安全、快適な生活を営むことは、国民の基本……

第63回国会 社会労働委員会 第5号(1970/03/18、32期、日本共産党)

○寺前委員 もう時間もおそうございますし、かなり多くの方から、重点的に関東労災病院については出されておりますので、私は確認の意味で、また、そのことを通じて関東労災病院の関係者がどのような考えを持っておられるかということを知りたいというふうに思うわけです。  病棟閉鎖の問題をめぐって、二つの時期の最近いたします。二月二十四日の各紙で、「関東労災病院 ついに患者追い出し」というような、大体似たような見出しの新聞が出ているように思います。そして多くは、「家族の訴えも無視」というような見出しが非常に多うございます。ちょっとその内容を、たとえば東京新聞で見ますと、「看護婦の夜勤ダイヤをめぐって労使が対立……

第63回国会 社会労働委員会 第13号(1970/04/23、32期、日本共産党)

○寺前委員 もう幾たびかいろいろのお方から突っ込んでお話もございましたから、私は基本的な考え方の面を中心にしてお聞きをしたいというふうに思うのです。四点お聞きしたいのですが、まず第一点から大臣にお願いします。  いただきました改正案を見ますると、たとえば老齢年金でいいますと、昭和三十四年の四月に老齢年金二千円であったものが四十五年の七月から八千円になる。それに対して福祉年金のほうは三十四年十一月に千円であったものが千八百円に、そして今度の改正によって二千円になる。たとえば、この一つをとって見ると、老齢年金そのものが決して高いわけじゃありませんけれども、福祉年金の当初つくられたときとの関係で見る……

第63回国会 社会労働委員会 第14号(1970/04/24、32期、日本共産党)

○寺前委員 時間がありませんので、もう基本的な態度で労働大臣にお尋ねするということにしたいと思います。協力します。先ほどからの話の中で、家内労働者がきわめて劣悪な作業環境、一方的に低く押えられた工賃、長時間労働という労働条件である。しかも継続した仕事の保証がなく、労働基本法、労働基準法などの適用が、この分野においては権利として十分保障されていないのではないかという角度からの皆さんの意見でもあったし、労働省の皆さんのお話でもあったように私は聞くのですけれども、この家内労働法の制定の趣旨は、憲法で保障されるところの労働者の労働基本権、あるいはそれに基づくところの労働組合法とか労働基準法、こういうも……

第63回国会 社会労働委員会 第16号(1970/04/28、32期、日本共産党)

○寺前委員 本会議の時間がありますので、残念ですが発言の時間がありませんので、要点的にひとつ質問を基本的問題できょうはしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  社会党の法案の提案の中にもありますけれども、労働災害の死亡者数は一九五九年までは年間五千人台であったものが、六〇年代になってくると六千人台にまでふえてきている。労働者災害補償保険の受給者数をとってみても、一九五九年に約七十八万人あったものか、今日では一もちろん六五年から給付の範囲が、一千円未満の療養費でも労災保険で給付されるようになったとはいえ、百六十万を突破するところの数になってきている。明らかに労働災害はほとんどの産……

第63回国会 社会労働委員会 第19号(1970/05/08、32期、日本共産党)

○寺前委員 医療の問題というのは、人の命にかかわる問題でありますので、私は委員会が慎重に審議され、また答弁される側も、ほんとうに慎重な態度で責任をもって答弁をされる必要があるのじゃないか、そういうふうに思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  私は、最初に問題点を全部並べて、ひとつ後段それに対する御回答をいただきたいというように思いますので、文書で出しておけばよかったのですが、大臣お許しをいただきたいと思います。  今度の問題が出されてきて、一番最初に大きなショックを受けられたのは、私は現在の患者さんであろうと思うのです。それからまた、患者さんを取り巻いておられるところの御家族の……

第63回国会 社会労働委員会 第21号(1970/05/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 こんな重要な法案が、大臣が出席もされず、ただいま問題になったように、当然大臣かおらなければ答えられない問題が出てくるのはあたりまえのことであって、またそれを十五分間の質問で打ち切るというようなことを私は遺憾に思います。あらかじめそのことを申し上げて、質疑に入りたいと思います。  そこで、今度出されてきている法案に対して、どういうふうにこのいわゆる改正案なるものを見たらいいんだろうかということの私の立場を、最初に申し上げたいと思います。  どう見てもこの改正案の特徴点の第一は、日々雇用というきわめて不安定な状況にある人、そこでは健康の面においても、他の労働者と比べてみたときにきわめて……

第63回国会 社会労働委員会 第23号(1970/06/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 各党の皆さんからかなり突っ込んだこまかい問題も出されましたので、私は集約的に二つの点についてのみ聞きたいと思います。  一つの問題は、先ほどからの答弁の中で、国保に入るのが本来あるべき姿だという問題が繰り返し出されておりましたが、一体労働者健康保険というのをどのように見ておられるのか、この問題について一つはお聞きをしたいというふうに思います。  もう一つの問題は、各党の皆さんから、今日大臣がとられたところの処置に対して凍結をせよ、あるいはまた軽率ではなかったのか、こういう意見が出ております。これらの野党各党の態度に対して、一体率直に非を認めるのか認めないのか。私はこの二点が一番大き……

第63回国会 社会労働委員会 第24号(1970/07/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 きょうは、私は、政府関係機関の現場の労働条件の問題について、京都の簡易保険局へこの間行ってきましたので、この労働条件の問題について郵政当局とそれから労働省の見解についてまず第一点、お伺いしたい。  第二点は、先般の委員会で染色ガンの問題について質問したけれども、これについてのその後の処置について聞きたいと思うのです。  第三番目に、時間が許されるならば、失対の問題についてお伺いしてみたいというふうに思っております。  第一点の、京都の地方簡易保険局、ここは、郵政省のせん孔機導入では、全国の最初を切って、すでに四十二年から行なわれているようですね。ところが、ここで、取り扱い件数一千万……

第63回国会 社会労働委員会 第25号(1970/08/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣は何かアメリカの鉄鋼労連の幹部の人とお会いになるそうで、最後までおれぬという申し出があったようですけれども、私あえて意地きたないことを言うわけではないのですけれども、そう一人で長々とやろうというわけじゃございませんし、国会審議が一カ月に一ぺんしかない日ですので、できたら最後までおっていただきたいということをまず私は希望申し上げます。それについてあえてお話をされるのだったらしていただいてもいいですけれども、それもあまりきたなさ過ぎますので、私はこれ以上言いませんけれども、そこを勘案してやってもらったらけっこうだと思います。  私は最近職業指導の問題をめぐって二つの陳情を受けました……

第63回国会 社会労働委員会 第26号(1970/09/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 いまの西田先生の発言の最後のところに管理美容師の問題が出ておりましたけれども、いまの問題については局長が断言的な話を強硬に言っておられましたけれども、明らかに実態の上においては問題が出ておると思うのですよ。それで、これは議員立法でやった性格でもありますので、委員長のほうにおいてしかるべく検討していただきたいということを私は最初に申し上げたいと思います。  そこで、本論に入りたいと思いますが、いま老人の問題が出されましたが、今月になって私は二つの特徴的な老人の問題を見せつけられたと思います。一つの特徴点は、身寄りの人がまわりにおらないために、十一日間とかあるいは一週間とか知らないまま……

第63回国会 社会労働委員会 第27号(1970/10/09、32期、日本共産党)

○寺前委員 まず議事進行について発言したいと思います。議事進行について、委員長に、質問したい。
【次の発言】 最近、一連の社会労働委員会において大臣が、おそくなってくると審議に参加しないという事態が起こっております。それはそれなりに理由はあろうかと思いますが、国会の審議を尊重するという立場から見たら、こういうあり方であってはたしていいのだろうか。私は委員長がこういうようなことを許しておられるという点について、なぜそういうことになっているのか。あるいは、こういうことを改善させるために今後強く大臣に対して指摘をするという態度をとられるのか。その点について委員長に回答を求めたいと思います。

第63回国会 社会労働委員会 第28号(1970/11/09、32期、日本共産党)

○寺前委員 産業の高度化に伴って、ここ十年の間、いわゆる公害なる社会的に大企業が大気の面において、あるいは水の面において、土壌の面において、ほとんど私たちの生活を送る環境を破壊するという事態が一方では非常に大きなものになりました。その環境がそういうことになってきているということ自体は、同時にまた生産するところの分野における安全性の問題においても非常に大きな被害をもたらす結果になってきていると思うのです。  最近の労働災害の死亡事故の情況を見ても、死亡者というのは明らかにふえてきておる。事故が非常に大きな段階になってきておる。こういうことを考えてきたときに、労働基準法を尊重させる労働省の基準局の……

第63回国会 文教委員会 第22号(1970/09/09、32期、日本共産党)

○寺前委員 二、三日前に、私、東京都の保谷の東伏見小学校というところへ行ってきました。行ったのは、九月二日の日の昼間、この学校で児童が水泳の勉強をしている最中に火事がいった。火事のいった教室はプレハブのいわゆる仮設教室であった。これは、私は、東伏見小学校の問題だけには置いておけない状態にあるのじゃないかというふうに思いますので、きょうは、ちょうど戦争が終わって六・三・三制の制度がとられたときに急速に校舎が必要になった事態と、非常に似通った状態が大都市周辺において起こっている、この場合に緊急につくられるところの教室、それがはたして適当かどうか、いまの処置が正しいのかどうかという問題点の反省点とし……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 運輸委員会 第5号(1970/12/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 簡単に、具体的にお答えをいただいたら私はありがたいと思います。  去る十一月の二十日に閣議で、行政機構の簡素、合理化の推進についてという措置を決定しているようです。それを見ますと、地方支分部局、ブロック機関のもとにさらに府県単位機関の設定されているものについては、原則として五年間に府県単位機関を廃止するということが載っております。  私は、この問題について行政機構全体について、ここで触れようとは思いませんが、ただ、今日気象庁の果たしている役割りが、各種の産業はもちろんのこと、交通上も、災害上も、あるいは公害の面においても、きわめて大きな役割りを過去に果たしてきたし、今後も果たしても……

第64回国会 社会労働委員会 第3号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○寺前委員 発言にあたりまして私は委員長にお願いをしておきたいと思います。いま問題になっているところの廃棄物処理に関するところの問題、歴史的に清掃法という形で廃棄物の処理が社会生活の上においてきわめて重要な位置でもって仕事をしてきたというものだけに、しかも産業の高度経済政策のもとにおける新たな段階との関連性において産業廃棄物が出てきた。こういう段階において、ここに新しい段階の法案として出されてきただけに、現場でいわゆる清掃事業に携わってこられた方々あるいはまた市民の代表、あるいはまた東京都の知事をはじめとする市長さんその他の代表の方々を呼んでもらって、新しい段階における苦労はどこにあるのかとい……

第64回国会 社会労働委員会 第4号(1970/12/09、32期、日本共産党)

○寺前委員 もう同じ質問はやめますよ。そのかわり発言の順番をときにはかえてもらわぬと、いつでもこういうことになってしまいますから…。  二つの法律案についてお聞きすることになりますので、だめ押しみたいなことになりますが、要領よくやりたいと思うのです。  毒劇物は、先ほどからせっかくやってますから、これからひとつ押えてしまいたいと思います。  国民の観点に立って三つの点だけ明確にしてもらったら私はこの質問は終わりたいと思うのです、先ほどからのやつがありますから…。その三つの価というのは、一つは特定家庭用品の問題だと思うのです。それから一つは、廃棄処理の取り扱い上の問題です。それからもう一つは、何……

第64回国会 社会労働委員会 第5号(1970/12/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 ただいま議題となっております廃棄物処理法案に対する日本共産党提案にかかる修正案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  その要旨は、三つの問題点を持っております。  第一番目は、原案でありますところの政府の法案、これは市民生活を中心とした従来の清掃法を受け継ぐというわけには必ずしも言い切れないという性格を持っております。この点で必要な改正を考えたものであります。  第二番目の問題点は、国の責務がきわめて不十分であるということであります。国が、家庭用品の中に入り込んでくるこれらの廃棄物の困難な問題点に対する責務を負うこと、そして、同時に財政上の責務においてもきわめて弱いと……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 社会労働委員会 第3号(1971/02/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 きょうは大臣の施政方針に基づいてお聞きしたいと思います。  今度の労働省の問題でやはり大きいのは失業保障制度の問題というのが何といっても大きな問題だと思いますので、この点にしぼって質問します。私、まだ手元にきょう閣議で決定されたところの中高年齢者等雇用促進特別措置法案なるものを見ておりませんので、報道に基づいて聞いてみたいと思います。  きょう閣議できめられた法案の附則に「こんどの新しい法律が施行されると、現在の緊急失業対策法の適用をうけるのは、いま失業対策事業で働いている労働者だけに限る。それも「当分の間」とする」というのが一つ。二番目「その場合、これまで日雇労働者に支払われてき……

第65回国会 社会労働委員会 第4号(1971/02/18、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣にお尋ねいたします。  最近私の手元に、京都の人ですけれども、じん不全の方の友人から手紙が参りました。大臣は人の命や健康に関係する分野で責任ある政府の地位におられる方ですから、率直に大臣にお願いしたほうが私は話が早いと思うので、お手紙を紹介して大臣のお知恵をお借りしたいというふうに思うのです。ちょっと紹介します。じん不全の人の友だちの手紙です。  先日じん臓炎で入院した友人を見舞いました。去年の十二月に入られたのです。入院した当時はまだ元気でしたが、いまでは容体がきわめて悪化しています。ことしに入ってずっと意識不明で、親しい友人がつきっきりで世話しています。入院したとき、この病……

第65回国会 社会労働委員会 第6号(1971/02/24、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は、被災住民の皆さん、あるいは労働省の皆さん方が、全国の公害をなくそうという人々の努力の中で、今日安中問題が大きく追及されてきておる、これに対していま明確にしなければならないことは、現状は一体どうなっているのか、過去はどうなったか、今後はどういう補償をするのか、いままで被害を受けてきた人々あるいは財産に対してどういうような処置がされているか、これをどう改善しなければならないか、こういう問題について追及することが今日きわめて重大な問題だと思います。しかし、私に与えられた時間は二十分でありますので、残念ながらいま直面しておられる住民の皆さん、職場の皆さん方が、安心しておれる状態にある……

第65回国会 社会労働委員会 第8号(1971/03/02、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は、昨年予算の分科会でしたか、鉄鋼関係で四組三交代制が総人員をふやさずにやっていくために非常に悪い労働条件になっていってたいへんなことになるのではないかということで、幾つかの問題点をそのときに提起をいたしました。それからもう一年たちました。現実に鉄鋼関係で四組三交代の定員をふやさずにやるという仕事が始まっているわけです。この一年間を考えてみると、造船にしても鉄鋼にしても非常に大きな災害をもたらすようになってきました。それだけに私は、基準行政が、ほんとうに労働者の労働条件をよくするための最低の基準である基準法、ほんとうにその精神を生かしつつどのように指導されるかというのは非常に重要……

第65回国会 社会労働委員会 第9号(1971/03/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 この前は大臣がおられませんでしたが、鉄鋼関係で行なわれている四組三交代制の新しい勤務体制ですね、これは人員をふやさずにやるものですから、いまいろいろな矛盾が生まれてきていると思うのです。これはもうざっと一年間になってきたわけですね。この前は、この問題ルめぐって予備直という有給休暇の一定の部分をを画的に休暇をとらすというやり方をしているのは、労働者の最低基準を示すところの労働基準法に違反する行為じゃないかということをめぐって局長と若干の討論をやらしていただいたのです。これはお預けにしてありますので、また後日にしたいと思う。きょうは、やはり四組三交代制とあわせて、次に休憩時間の問題が問……

第65回国会 社会労働委員会 第10号(1971/03/11、32期、日本共産党)

○寺前委員 もう朝からいろいろ御審議もありましたことですから、できるだけ同じようなことは避けたいと思います。ただ政治姿勢の問題と、若干聞いておきたい二、三の点だけを御質問したいと思います。  まず、先ほどから論議になりましたが、私も昨年にも八月の六日広島に、八月の九日に長崎に行きました。大臣に向こうでお会いしました。現地でも当時言っておりましたが、なぜ総理がここに来てくれないのだろう、四分の一世紀たつ今日までの間、なぜ総理大臣がこの八月六日、八月九日に来ないのだろうかということを言われました。この間もまたその行脚があって、そこで問題になっています。四分の一世紀の間総理が行かなかったということは……

第65回国会 社会労働委員会 第11号(1971/03/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 時間もなんですから、二、三のこの法律案が持っているところの性格と疑点についてだけお聞きしたいと思います。  第一番目の疑問点は、はたしてこれが勤労者の財産づくりを促進するところの法律案としてなっているのかどうか。これが私はこの法律案に対する賛否の一番基本だと思います。法律案に出てくる事実からいいますと、まず勤労者がここへ出てきます。それが企業主を通じて金融機関に預託をするということが出てきます。また今度は、事業団を通じて預託の面と家をつくるという問題が出てきます。どこかの会社につくってもらってそれを自分の持ち家にする、こういう諸関係がこの法律では出てくると思う。雇用促進事業団の問題……

第65回国会 社会労働委員会 第14号(1971/03/23、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっています勤労者財産形成促進法案に反対をいたします。  第一の理由は、勤労者財産形成貯蓄契約制度により、労働者によって積み立てられた預金は、実にその三分の二が金融機関によって運用される計画となっており、勤労者はみずからの預金のわずか三分の一しか使えないことにされようとしているからであります。すなわち、この制度は勤労者の貯蓄により大銀行など金融機関がその利益の大部分を受けるもので、最近の物価高などから考えるとき、勤労者の利益になるところは、この法律ではどこにあるといえるのでしょう。  第二の理由は、分譲住宅の建設に関する仕組みが民間と公務員……

第65回国会 社会労働委員会 第19号(1971/04/28、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣に二つの点をお聞きしたいと思うのです。一つの点は、厚生年金の持っている基本的な性格、これで今日の事態の中で厚生年金をどういうふうに支給すべきかという基本的な考え方の問題ですね。これをひとつ聞きたいと思うのです。それからもう一つは、せっかく法改正をやられる以上は、改正というのはやはり矛盾点を解決するということが改正の趣旨ですから、矛盾点としてもっとあるんじゃないか、この矛盾点の問題について聞きたい。この二つの点を聞きたいと思うのです。  まず最初の基本的な考え方の問題ですが、厚生年金というのは働いてきた人たちがいよいよ仕事をやめたあと、高齢者になってからの問題ですね、どう生活をし……

第65回国会 社会労働委員会 第21号(1971/05/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 どうもお待たせしました。  このいわゆる失対の法案に対して、審議もいよいよ最後の段階になりました。この問題をめぐっていろいろ審議されるべき内容もありましたけれども、主として三つの点でいろいろ疑問が起こってきたというように思います。  その第一は、失業保障制度というのが、新法ができ上がると、その附則で、片方では従来の緊急失対法が打ち切られていくという内容がある。そうすると、全体として失業保障制度が日本の国ではなくなるのではないか、これが大きな問題として全国の人たちの疑問の問題点となっていると思う。また最近、年配の方々、お年寄りの方々の自殺率というのが、女性の場合でしたら世界で第二番と……

第65回国会 社会労働委員会 第23号(1971/05/13、32期、日本共産党)

○寺前委員 ずいぶん前から深められてきておりますから、私はもうあまりだらだらとした問題提起はやめたいと思います。ただ、基本的な立場だけは確認をしておきたいということで質問したいと思います。  何といっても新しい法律です。その新しい法律が法律の目的に合致するところの内容となっているのかどうか、これもずいぶんたくさんの人から質問が出ました。私は端的に言って、多くの人たちが児童手当法ができたということを聞いた場合に、うちの子供はもらえるのか、すなおに多くの人たちはそう見るだろうと思う。特定の児童手当法案というのだったら話は別です。ここに提案されている法律では、十八歳までの人々を児童と言っております。……

第65回国会 社会労働委員会 第26号(1971/05/18、32期、日本共産党)

○寺前委員 四人の先生方にお聞きをしたいところですが、私に与えられた時間は私の質問と答弁者を合わせて十分でありますので、残念ながらしぼらしていただきます。御了承いただきます。  私は医療陣営の中で患者の六五%の方々に仕事をしておられ、そして開業医の過半数を組織しておられるところの、全国保険医団体連合会の田村先生にお聞きをしたいと思います。  問題は二つお聞きします。一つは先ほど小山参考人のほうから受診をコントロールしなければならない、そのために一部負担が必要ではないかという意味の発言があったと私は聞きました。これに対して、これははたして正しい見解なのかどうか。多くの保険医の皆さん方を代表してそ……

第65回国会 予算委員会 第18号(1971/03/01、32期、日本共産党)

○寺前委員 本国会における主要議案であります予算案を審議してきた当委員会の締めくくりにあたり、私は日本共産党を代表して国政に関する二、三の問題について、どう取り扱われるのか、総理をはじめ関係閣僚の基本的な姿勢あるいは政治姿勢をお伺いしたいというふうに思います。  第一番目は外交問題であります。本委員会においては、日米安保条約の実質的な変化が起こりつつあるのではないかということについて、日米共同声明なりあるいは沖繩返還協定の交渉問題などをめぐっていろいろ論議されてきております。私はここで総理並びに外務大臣に聞きたいのでありまするが、二月二十五日に発表されたニクソン外交教書では、日本の役割りに対す……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 公害対策特別委員会 第2号(1971/07/20、32期、日本共産党)

○寺前委員 先ほど大臣は、環境庁の出発にあたって非常に国民が期待をしているということをおっしゃいました。そして所信表明の中で、今日の公害が経済の発展の中で生まれてきているということを位置づけられたと思います。国民が期待している問題は、やはり一番、公害の現実的な問題に対してどう処理するかという問題に端的に、ことばの上ではなくして姿勢を率直に見るだろうというふうに思います。そういう意味で、先ほどから論議になっておりますイタイイタイ病の判決というのが最近出されました。したがって、これに対してどう見るか、どう受けて立っていかれようとしているのかということは国民注目の的だ。そういう状況の中で、係争中だか……

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/23、32期、日本共産党)

○寺前委員 きょうは新しく大臣が所信表明をされての最初の質疑でございますので、私は基本的な姿勢をおおむね聞きたいというふうに思います。三つの点を質問の重点にしたいと思います。  第一番目は、いま問題になっている総辞退をめぐっての医療の問題です。この政府責任を明らかにしていただきたいという問題です。第二番目は、これとの関連において緊急に処置しなければならない問題はないのかという問題についての御意見を聞きたいと思います。第三番目は、将来にわたってどうしようというお気持ちがあるのか、それについて聞きたいと思います。  そこでまず第一点の、今日のこのような、お金を持っていかないことにはお医者さんに見て……

第66回国会 社会労働委員会 第3号(1971/07/24、32期、日本共産党)

○寺前委員 前国会の重要法案の中でも重要な法案として当委員会でも問題になったのは、失対問題をめぐるところの法案であったと思います。そこで私は新しい大臣を迎えて、これに対しての確認をもう一度やっておきたいということで質問をやりたいと思います。  それは、前国会でこの法案が問題になったときに、現在の失対制度については当分の間置いておく、それから手当についてはなくするという内容をめぐっての討論が主要な内容になりました。私は当分の間で打ち切るという問題に対する大討論になった結論が出ているだけに、現在失対で働いておられる皆さん方に対してどういう態度でもって臨んでおられるのか、その点を聞きたいというふうに……

第66回国会 社会労働委員会 第4号(1971/08/03、32期、日本共産党)

○寺前委員 抜本の問題その他については、またの機会にやらしてもらいたいと思います。  先ほど大臣がおっしゃった中で、この了解事項の中には緊急是正は約束をしていない、これからの問題だという答弁をされました。ところが、事態の発展というのは、昨年の暮れに緊急事態の旗を高々と掲げられ、大会でも緊急是正を要求して、そして今日まで医師会の方々はこられたと思います。これは単に医師会の方だけじゃなくして、先ほども話が出ましたように、たとえば入院費三百円、これで食事代を百五十円で押えよという行政指導がなされている。しかし、実際には二百円から二百五十円かかる、あとの五十円でもって人件費とか光熱費とか、そういうもの……

第66回国会 社会労働委員会 第6号(1971/10/11、32期、日本共産党)

○寺前委員 要領よくひとつ総裁、答えてください。  いまお手元に渡した資料、非常に見にくいですが、私も先ほどもらったところなんです。これは何かというと、東京の田端電力区のある職制の机の上に置いてあった指導原簿です。総裁、よろしいか。その指導原簿というのは、一人一人の労働者、それがどういう人間かということをずっと書いてある。これは年じゅう置いてあるわけです。年じゅう調査してどうこうしようというわけです。その指導原簿の右のまん中辺を見てください。何と書いてある。思想欄があるでしょう。総裁、日常ふだんに思想を調査するということを指導の基本に置いておる原簿があるということについて、あなたはどう思われま……

第66回国会 社会労働委員会 第7号(1971/10/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 沖繩の麻薬対策を、復帰を前にして、また復帰後はどういうふうにおやりになるのか、その一点にしぼってお聞きしたいと思います。  私、最近沖繩へ行ってきましたが、沖繩の麻薬禍は容易ならぬ事態にきているのではないかと思います。従来は沖繩が麻薬の密輸ルートの中継基地という役割りを持っていたように思いますが、例のベトナム侵略戦争以後の基地の実態から、麻薬の売買や流通の手助けというだけではなくして、沖繩自身において麻薬の中毒患者が激増してきているの、が実態ではないかと思うのです。  麻薬というものは私自身も直接は知りません、一般市民にもあまり関係がないように見られますけれども、しかし、現に起こっ……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/11/10、32期、日本共産党)

○寺前委員 いま大臣から、原子力施設の環境を大切にせなければいかぬ、住民の安全、安心をしっかり持たせなければいかぬというお話を聞かせていただきました。  日本の原子力施設が集中的にたくさんあるのは茨城県の東海村周辺だと思うのです。それで、あそこにたしか十二の原子力施設があって、原子力発電所や研究所や動燃事業団などがずっと配置されていると思うのです。そこであの周辺の人にとって、私は従来から見て一番の関心事は、動燃の隣にあるところの米軍の例の水戸の射爆場の問題だと思うのです。射爆場が原子炉の隣に設置されている。これは早く取り除いてもらいたい。そこへもってきて再処理工場をつくるという話が出てきて、目……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/13、32期、日本共産党)

○寺前委員 哀悼の意を表して、真理の探求のために長官にお尋ねをしたいと思います。  私は、三つの問題を検討してみたいと思います。  第一番目は、この実験がずさんな計画に基づいて、ずさんな状態で行なわれていたということを認めるかどうか。そしてこの実験場をあの公園の中において川崎市の好意によって許可をしてもらっているのにもかかわらず、その川崎市が出しているところの許可条件の十一項目の中の第四項目の中に、安全管理についての注意事項が明確に書かれている。この市当局の御好意に対して、これでよかったのかという問題について第一番目に聞きたいというふうに思うわけです。  そこで、私が、この事故が起こってからロ……

第67回国会 議院運営委員会 第18号(1971/12/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 わが党としても、このような事態に対して、きわめて遺憾に思います。申し合わせの五項目は当然なことであり、党内に徹底させたいと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第67回国会 社会労働委員会 第3号(1971/11/30、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣、お気の毒だけれども、ひとつ最後までよろしくお願いします。  私は、労働者の基本的な権利というのがすべての場で正しく生きているのかどうかということで、きょうは時間もあれでございますので、基地の中において労働者の権利というのが保障される実態にあるのかどうかという問題について焦点をしぼって聞きたいというふうに思います。  まず第一に、いま沖繩の問題をめぐって論議されております。新しい時点がここに生まれますので、私は、この問題を通じて日本の基地の労務者全体が、一体権利はどうなっているんだろうかということについて触れてみたいというふうに思うわけです。  現在、沖繩には布令第百十六号とい……

第67回国会 社会労働委員会 第8号(1971/12/21、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は昨日、三菱モンサント化成四日市工場の職場状況とか労働者の労働条件について調査に行ってきました。これをめぐって一、二の質問をしたいと思います。  まず第一に、四日市といえば、私は初めて行ったのですが、天下に名をはせたところの公害の町です。それだけに、工場の中における安全衛生面については、社会的な周辺に対する悪い影響を及ぼしているだけに、さぞかしいろいろ対策を組んでいることだろうというふうに思って行ったわけですが、なかなかそうはなっていないということをいまさらのごとく知りました。  私は、まず第一番目に監督署に行って聞いてみたところ、ここの監督署は二万の事業所を担当しているそうです……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 議院運営委員会 第32号(1972/05/26、32期、日本共産党)

○寺前委員 日本共産党は、会期延長の案件に対し、強く反対の態度を表明します。  その理由は、今回の会期の延長が、国鉄の運賃値上げ法案と健康保険法改正案の参議院での成立を最大の目的としているからであります。しかもこれは、百五十日間の長期にわたる今国会の会期をさらに延長する理由にはとうていなり得ないものであります。  確かに今国会の法案等の成立状況が例年に比しておくれておることは事実であるにしても、それはほかでもなく佐藤内閣と自由民主党が、四次防予算の先取り問題をはじめ一連の重大問題で、国民の要求である民主政治のルールを公然と無視し、いたずらに日時を費やしてきたからであり、その責任はあげて佐藤内閣……

第68回国会 社会労働委員会 第1号(1972/01/24、32期、日本共産党)

○寺前委員 先ほどから各党の皆さんから質問がありました。私は、わが党の質問をするときに佐藤総理がおられないことについて、まことに遺憾に思います。(発言する者あり)委員長に、今後運営においては御検討いただきたいということを最初にお願いをして、私は、政府を代表しての官房長官に質問をしたいと思います。  いま、先ほどからの各党の皆さん方の御質問の要するにはっきりしない点は何か、それは佐藤内閣として原さんが大臣の資格を持っているのかどうか、政府として原さんが大臣の資格があるのかどうかということを聞いておられると思うのです。私は官房長官に聞きます。  お年寄りの皆さんが、たとえば市町村に行って老人ホーム……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/03/14、32期、日本共産党)

○寺前委員 いま山本先生からお話がございましたので、私そのあとを受けて、詰めて話をちょっと聞いてみたいと思うのです。  いま局長さんのお話によると、認定がなかなかおりぬのは、専門的な問題があって専門家にまかしておって、どうもおそくなって、できるだけ早めたいというのが最終のお答えだったと思うのです。ほんとうにそうなんだろうか。ぼくは、ほんとうにまじめに災害にかかっている人に臨んでいるのだろうかと疑問に思うのですよ。実は本省の方もお見えになっていたから御存じだと思いますが、私この間、毎日新聞社で鉛中毒におあいになった橋本さんという方にお会いしました。全然私はしろうとですけれども、足を押えたら――大……

第68回国会 社会労働委員会 第7号(1972/03/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 大臣がおくれてお見えになるようなので、ちょっと残念なんですが、きょうは私は、この間の大臣の所信表明の第一番目の項目に、ことしは特段にお年寄りの問題について厚生省としては力を入れてやっていきたいというお話がございました。しかし同時に、ことしの国会の冒頭において問題となったのは、前の労働大臣原さんの、あの人のことばをかりるならば、養老院の問題といいますか、これが世間を騒がして、閣僚ともあろうものが何たることを言うんだということになった事件がありました。それで、ついにおやめにならなければならないという事件があっただけに、それではほんとうにあの事件以後において、大臣もしくは政務次官がこの老……

第68回国会 社会労働委員会 第9号(1972/03/23、32期、日本共産党)

○寺前委員 あまりダブったようなことは、もうやめたいと思いますから、端的に、ちょっと残ったような詰めの話みたいなことをやらせていただきますが、お許しをいただきたいと思います。  まず今度出されている法案との関係でいいますと、健康管理手当になると思います。先ほどお話を聞いておりましたら、健康管理手当は健康管理に見合ってこれを考えるのだということをおっしゃっておられたように聞いたわけですが、健康管理に着目して設けるというふうにおっしゃった。健康管理に着目して、実際上健康を害した状況をめぐって私はちょっと聞いてみたいと思うのです。  といいますのは、私の手元に広島原爆病院の昨年の概況資料があります。……

第68回国会 社会労働委員会 第10号(1972/03/28、32期、日本共産党)

○寺前委員 きょうは、私は、映画産業で働いている人の中には俳優さんもあるし、また撮影その他の仕事についている人もあるわけですが、契約者制度という制度で、事実上労働者と同じ仕事をしているわけですが、扱いがそうなっていないという実態を最近知りましたので、この問題についてお聞きしたいと思います。  最近、こういう手紙が私のところに来ました。   映画産業には「契約者」と呼ばれる大量の未組織労働者が働いています。契約制度とは一言で云えば、有名俳優の出演契約の形式を一般労働者の雇用形態に無理にあてはめ、「請負契約」であるかのように偽装した悪質な臨時工制度です。それは、労働者を労基法や労組法の適用から除外……

第68回国会 社会労働委員会 第13号(1972/04/06、32期、日本共産党)

○寺前委員 薬務局長さんですね。  きょうの新聞に、第四十二回日本衛生学会で発表された名古屋大学の医学部衛生学教室の田中先生の、公害病に認定されたために、薬の使い過ぎがひんぱんになり、認定される前よりかえって健康が脅かされる結果になったという発表が出ております。この名古屋大学の先生の意見だけではなくして、これを見ますと、三重大学の産業医学研究所の調査結果とも一致しているというふうに、一つの傾向の問題として指摘をしております。そして、この指摘がなされている理由として三つの点があげてあります。 まず、「認定患者の医療費を国や市が出すので患者個人に負担がかからない、」第二番目が「治療が健康保険制度で……

第68回国会 社会労働委員会 第16号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○寺前委員 本会議の時間も迫っておりますので、せっかくの機会ですが、二点だけお伺いして終わりたいと思います。  いま白木先生が、発生するそもそもの原点で押えなければだめなんだ。私は賛成です。発生する原因に、いろいろ先ほどからもお話がございました。私は、そのうちの一つ、薬の災いの問題についてちょっと聞いてみたい。  それはサリドマイドの場合でも、外国で押えられていたものが日本で押える時期がおくれたじゃないかという問題の指摘があります。あるいはまた、この間うち問題になりましたスモンの場合にしたってキノホルムそのものの、たとえば日本薬局方において怒容量は一日〇・六グラムになっておる。ところがエソテロ……

第68回国会 社会労働委員会 第17号(1972/04/18、32期、日本共産党)

○寺前委員 参議院の御都合があるようですから、大臣に最初に……。私は、最後に、条文を幾つか検討した内容の結果として大臣にお答えをいただきたいというふうに思っておったのですが、時間の関係があるようなので、大臣に基本的な姿勢を一、二ちょっと聞いてみたいと思うのです。  それは、労働安全衛生法案が出されたことをめぐって、労働者の中で、労働基準法という総合的な立法、それは他の法案に見られる基本法と違って、罰則規定までもったところの、労働者の最低基準をきめて、それ以上に向かって前進させるという、総合立法があったのである、これがこういうふうに、最賃法という形で賃金の一部分が別法になっていく、あの基準法が一……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/04/20、32期、日本共産党)

○寺前委員 時間が短時間ですから、事務当局の方は簡単にお答えをいただきたいというふうに思います。  私は、この援護法の性格というのが、いわば公務災害補償的な性格を持っているということを事務当局の方から聞かしていただいております。しかし、公務災害的な性格を持っているといっても、どうしても国際的にも国内的にも解せない問題がありますので、大臣にどういうふうなお考えを持っておられるのかを聞きたいと思うのです。  その一つ。戦争犯罪人が、軍人の場合だったら恩給法が存在するし、あるいはまた戦争犯罪人が軍人でない場合ですか、その場合にはその遺家族がこの援護法の適用になると思うのです。間違っておったら間違いだ……

第68回国会 社会労働委員会 第22号(1972/04/27、32期、日本共産党)

○寺前委員 昨日来、委員各位がこまかく質問をしておられますので、私は二、三の点についてのみ、間口を広げないようにして質問をしたいと思います。  第一番目の問題は、老人医療を無料にしようというのは、その前段には老人の健診があるということは当然のことだと思うのです。ところで、老人健診は六十五歳の方から健診をやっている。その健診の結果ぐあいが悪いということになったら、直ちに治療しようではないか、これは常識的な考え方だと思うのです。ところが、その健診した結果についての入院は、七十歳からについては無料にしようということでは、五年間待っていなさいということにひとしいのではないだろうか。常識的に考えたら、健……

第68回国会 社会労働委員会 第25号(1972/05/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 私に与えられている時間は一時間でございますので、問題をしぼってお聞きしたいと思います。でき得れば医療全体との角度で政府管掌健康保険の問題もお聞きしたいところなんですが、時間があればやらせてもらうということにして、私は、さしあたって問題になっている政府管掌健康保険のいわゆる財政赤字対策なるものについて解せない幾つかの点についてのみ聞きたいと思います。  この間も大臣とお話しをしておったときに提起した問題ですが、医療費の中における薬剤費の占める位置というのが非常に高いということは、これは否定することのできない事実だと思うのです。  一般的に見て、昭和三十年時分の医療費の中に占める薬剤費……

第68回国会 社会労働委員会 第29号(1972/05/24、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は、日本共産党を代表して、内閣提出案並びに自民党の修正案に強く反対の意思を表明するものであります。  今日、政管健保に二千億円からの累積赤字を出してきた基本的要因は、自民党の大資本本位の高度成長政策にあることは、もちろんであります。同時に、中小零細企業の労働者を対象としているこの政管健保に、政府が責任を持つべきものであるのにもかかわらず、必要な財政援助をしなかったからであり、膨大な利益をあげている製薬独占企業の利益にメスを入れ、薬価の引き下げを行なわなかったからであります。  強く反対の意思を表明する理由は、何といっても、赤字財政について、政府がその責任を回避し、保険料の引き上げ……

第68回国会 社会労働委員会 第31号(1972/05/30、32期、日本共産党)

○寺前委員 この法案の提出をめぐって労働組合の間では、ほんとうに勤労婦人のことを考えるならば、なぜ基準法という、総合的に労働者の最低の基準を律しているところの法律をもっと強化する内容で、この問題を取り上げないんだという意見が非常に多方面にあります。しかもさらに、勤労婦人が仕事をする上において一番直面している問題は、むしろ現実的に保育所をつくっていただいて、そして働くことができる条件を整備してもらいたいという問題のほうが大きな問題になっております。ところが、この法案からは、一向そういう魅力を感じないという提起が多方面になされているわけです。これについての御意見を聞きたいわけですが、それに先立って……

第68回国会 社会労働委員会 第33号(1972/06/02、32期、日本共産党)

○寺前委員 じん不全の皆さんが今回の法改正によって更正医療の対象となる、身障者福祉法の対象になって、金の切れ目が命の切れ目となるような、こういう分野において、特段の措置がつくられるということを、私はほんとうに心から喜んでいるものです。これをほんとうに患者さんの期待に沿うものにしていく上においての二、三の点について、私は聞きたいと思うのです。  この間身体障害者福祉法の一部を改正する法律案が提出されたときに、大臣の説明の中で気になる点があるのです。こういう点なんです。「今回、身体障害者の範囲に新たにじん臓の機能に障害のある者を取り入れることとし、必要な場合には、人工じん臓による人工透析医療につき……

第68回国会 社会労働委員会 第36号(1972/06/09、32期、日本共産党)

○寺前委員 ただいま出されております廃棄物処理施設整備緊急措置法案というのは、計画的に昭和五十年に向かって政府が生活環境をどういうように整備していくかということでお出しになっているものであって、これは、計画的にやっていかれるということについては私は賛成です。  そこで昨日来各党の委員の皆さんから、前回の計画がうまくいっていない問題は一体何であったのだろうかとか、あるいはまた個々のケースの問題について、改善する問題について各種の面から御質問になっておりますので、私は、時間の許される範囲内において三つの問題についてきょうは聞きたいというふうに思います。  一つの問題は、いわゆる第二次計画といわれた……

第68回国会 社会労働委員会 第38号(1972/06/16、32期、日本共産党)

○寺前委員 今度の食品衛生法で、疑わしきものを対象として積極的にやりたいという意向を各項は示していると思います。私は賛成です。ところが問題は、そういう積極性を法律できめても、実際にやるのは、厚生大臣のもとにおいて行政上どのように措置されるかということによって、その法律の精神が生きてくるかどうかという問題の分かれ目が出てくると思うのです。そこで私はきょうは、そういう、いまもお話に出ましたが、積極的に打って出るのかどうかという点について、幾つかの点にわたって聞きたいというふうに思います。  一九六九年段階に、添加物に対する全面的な国民的な、チクロを先頭とする批判が出ました。その段階に、添加物につい……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 建設委員会 第5号(1972/10/11、32期、日本共産党)

○寺前委員 私、きょうは道路行政の問題と、この間の災害で部落の被害がだいぶ未解放部落の問題でありましたので、私の出身の京都の問題について若干具体例を出して基本的なお考えを聞きたいというふうに思います。  それでは未解放部落の問題について最初に聞きたいと思いますので、建設省の担当者はどなたかお見えになっていますか。――時間もなにですから、私は大上段に振りかぶって全体的にお聞きしようとは思いませんが、実は七月の私どもの方面での豪雨の被災地を見ますと未解放部落が非常に多いわけですね。農村の小部落ですが。大体考えてみたら、昔から差別された地域だけに特殊な地域に追い込められる、条件は悪いところに集まって……

第69回国会 社会労働委員会 第1号(1972/08/08、32期、日本共産党)

○寺前委員 二十分の時間の間にたくさん聞きたいことがあるものですから、何を選ぼうかと思って困っているのですが、ひとつ関係者の皆さんには要領よく御回答いただきたいと思います。  第一番目の問題、保険医の課税問題についてお聞きをしたいと思います。  私はこの間、国会が終わって久しぶりに京都へ戻りましたときに、京都の医師会の幹部の方々から陳情を受けました。どういうことかというと、ことしの税に対する申告をやった。ところが六月以降になってから、各保険医の開業医の院所に税務署がいろいろ調査にやってくる。従来われわれは租税特別措置法の第二十六条によって社会保険診療報酬の課税について経費を七二%として見てもら……

第69回国会 社会労働委員会 第2号(1972/09/12、32期、日本共産党)

○寺前委員 時間もおそうございますし、大臣もお疲れでしょうし、関係者の御答弁もひとつ要領よく簡潔にお答えをいただきたい。問題はきわめて簡単明瞭に提起するつもりでおりますので、よろしく頼みます。  最近一連の新聞を見ますと、沖繩の水道契約についてアメリカ軍が一方的な通告をやってきたということで話題になっております。  これは九月四日の新聞ですが、こういうふうに載っておりました。このアメリカ軍の「文書は八月三十日付で加盟市町村のうち米軍基地を給水地域に持つ十八市町村あて送られてきた。差し出し責任者は旧米民政府総務課長バーク・グレン中佐となっており「司令官に代わり」とただし書きがつけられている。内容……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 社会労働委員会 第1号(1972/10/28、32期、日本共産党)

○寺前委員 先ほどからの質疑に引き続いて、私ちょっと、もう少し詰めて聞きたいということがありますので、二、三の点を局長に聞いて、あと大臣にちょっと聞きたいと思うのです。  一つは今回の事件についてですが、昭和三十四年の十二月に死亡宣言をするということについて、その時期の問題がちょっと問題じゃないかというような話がさっきからいろいろあったと思うのです。さっき局長さんは、こういうふうに言われましたね。この死亡宣言をしてしまった人たちに対しても、未帰還者同様に捜査をしてきたということをおっしゃった。ほんとうなんだろうか。私はいま問題はこれだけあると思うのですね。いろいろあるけれども、たくさんの人が海……


寺前巌[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院32期)

寺前巌[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1970/03/18、32期、日本共産党)

○寺前分科員 限られた時間でございますので、簡単にやりたいと思いますが、国際的に労働者は労働時間の短縮を求めて戦前、戦後ずっと行なわれてきております。現在も労働者と労働組合は、七〇年春闘の中でも、労働時間の短縮をやはり重要な要求の旗としてかかげて戦っているわけですが、その中で日本の産業界において非常に重要な位置を占める鉄鋼産業で四組三交代制という、労働者自身が掲げておった旗ではありますが、それが経営者の側から同時にその問題が出されて非常に各方面の注目を浴びております。あらかじめ労働省の方にお話をしておきましたから御検討いただいて御出席を願っていると思いますが、現在富士、八幡あるいは日本鋼管など……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、日本共産党)

○寺前委員 私は、総理の基本的な政治姿勢をお聞きしたいというふうに思います。  いま、今国会に対して国民は四つの点で期待を持っていると思います。  第一番目は、一体このような多数の死者や公害病患者を出し、多数の勤労者が生業を断たれ、国民の大多数が公害の危険を感じるという事態をだれがつくったのか、そしてどのような方法でやったのか、これを明らかにせい、これが一つだと思います。  第二番目には、再びこのような事態にならないように、責任を負うように、法律の面からもしっかりせよ、というのがその問題だと思います。  第三番目に、今日の被害を与えた問題に対して単なる健康上問題だけではなくして、すべての被害に……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本共産党)

○寺前分科員 私はきょうは、公害にかかわる健康被害の救済に関する法律ができて一年になります。一方、臨時国会では公害の問題について、世界最大の公害をもたらしたその原因が、例の生産、経済の上昇と相関連して対策を組まなければならないというところに法律上の問題があるということから、あの臨時国会においてこれが修正されるという状態になってきた。こういう立場を考えてみるときに、あの臨時国会で、この被害者の救済の問題に対するこれの処置の問題についても、考え方の出発点が明らかに前の時代の考え方の上に立脚している法律であるということから考えても、また現実から考えても、これについては一定の修正をしなければならない段……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1972/05/17、32期、日本共産党)

○寺前委員 私はいろいろお聞きしたいことがありますが、時間の都合もありますので、一千万人の京阪神、滋賀県民も含めての飲料水として使われている、これが一番大きな問題だと思うのです。同時に、滋賀県民はこれを中心にして農業なり漁業なりもやられているし、観光資源としてもまた位置を持っていると思います。いずれにしても大きいのは、飲料水として、生きる水として私たちはこれを大切にしなければならないというのが、一番基本的にみんながこの問題を見る中心だろうと思うのです。そこで私は二つの面からこの問題について考えてみる必要があると思う。それは、現状がどうなっているか、ほんとうに飲料水として維持されていく状態に現状……

第68回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1972/05/18、32期、日本共産党)

○寺前委員 最後の十分間の質問をさしていただきます。  早朝来どうも御苦労さんでございました。十分でございますので、全先生方にいろいろお聞きをしたいと思っておりましたのが不可能でございますので、小山先生と廻神先生と水野先生に、あまりダブらない範囲でお聞きをしたいと思います。  一つは、先ほどのお話の中にありましたが、今度の医療費が上がった内容というのは、全体としての医療費が上がっているという内容と、診療報酬の引き上げという問題が根拠になって、財政対策を従来の分をどうするかということと、それから今後の分をどうするかという問題となって出てきたと思うのです。ところがその医療費の四〇%どころかもう五〇……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本共産党)

○寺前分科員 この間お年寄りの問題について社会労働委員会で大臣の基本的な姿勢をお聞きしましたので、きょうは子供たちの中で一番不幸な位置にある養護の施設に入っている子供の問題について、大臣の基本的な姿勢をお聞きしたいというふうに思います。  私は最近この施設に入っている一年生の子供の作文を読みました。ちょっとその一節を読んでみたいと思います。「わたしのおかあさん」という題で書いてあるんですが、  わたしは、おかあさんの顔、形を覚えていません。どんなおかあさんか、いつも考えてみます。やさしいかな。つよいかな。いたずらしたらしかられるかな。どんなおかあさんでも、わたしはうれしいな。おかあさん、あいた……



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データ更新日:2023/02/05

寺前巌[衆]在籍期 : |32期|-33期-34期-35期-36期-38期-39期-40期-41期
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