渕通義 衆議院議員
24期国会発言一覧

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このページでは渕通義衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
渕通義[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

渕通義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 農林委員会 第19号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○渕委員 今回提出されました土地改良法案をながめてみますと、まことに重大な意義を持つものであります。日本の農村の將來を律するもののごとく見えるのであります。われわれは日本の食糧増産の根本は、何と申しましても土地の改良であるということを強く考えておる一人でありますが、ただ悲しいかな、この土地改良法案を出されるに際しまして、政府の今日までの予算案をながめてみますると、まことに貧弱なるものでございます。どうも日本の役所というところは、昔から法律をつくることにはまことに熱心でありますが、つくりましたあとがどうもそのままになつておるという結果を生んでおるのが今日までの状態であります。從つて私はこれらの重……

第5回国会 農林委員会 第23号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○渕委員 私はこの食糧管理法の一部を改正する法律案におきまして、食糧の適正配給ということが考えられるわけですが、そういつた問題を研究するに際しましては、少くとも現行の農家の保有量を、相当根本的に考えなければ、現在のごとき保有率をもつてこの食糧管理法を実施するならば、農村には相当むりが來ると信ずるのであります。従いまして農家の保有率の問題につきまして、私の考えている問題を申し述べて、政府の御意見をただしたいと思うのであります。もともと保有率の問題は、食糧増産確保の問題と関連する問題でございますけれども、まず今日の農家の保有量というものは四合と、一應きまつておりますが、はたして四合の保有でもつて、……

第5回国会 農林委員会 第26号(1949/05/19、24期、民主自由党)

○渕委員 私は全國二十万の木材業者並びにこれが三百万の労働者諸君を代表いたしまして、今日本材業界が危機に、まさに倒産しつつある現状におきまして、なおかつ莫大な差益金をとられつつあるので、この差益金の問題についてお尋ね申し上げたいと思います。  御承知のように、物價廰におきましては、二十三年度の木材價格算定に際しまして、平均債格算出法をとられましたので、生産者よりは價格差益をとらないということをたびたび言明され、特にごく最近参議院の委員会におきましても、言明されたのであります。従いまして差益の対象になるものは、販賣業者の手持数量ということになります。ところがその販賣業者の手持数量というものが問題……

第5回国会 農林委員会 第28号(1949/05/21、24期、民主自由党)

○渕委員 私は木材價格差益金の問題につきまして、物價廳当局にお尋ねするのであります。実は專門的立場から微に入り細をうがつてこの問題を檢討いたしたいのでございますが、後ほど重大な食糧関係の法案が提案されておりますので、今日はごく簡單に御質問いたしたいと思います。  御承知のように、全國二十万の木材業者と、その背後におるところの二百万の労働者というものが、今日の経済界の状況に際会いたしまして、まさに瀕死の状態にあります。この瀕死の状態にある木材業者から差益金の尨大な量を取られるということになれば、まさしく首つりの足を引くような結果になるのであります。從つて私は二十万の木材業者と二百万の勤労大衆を代……

第5回国会 農林委員会 第35号(1949/05/30、24期、民主自由党)

○渕委員 私は民主自由党を代表いたしまして、酪農業振興臨時措置法案に対しまして、賛成の意を表明するものであります。  この酪農業臨時措置法案は、日本の酪農業を振興せしめることに重点が置かれているのでありまして、敗戦後の日本のみじめな農業の隘路打開のために考えられたのがこの法案であると信じます。從いまして、非常に重大な意義を持つ法案であるだけに、提案者の御苦心のあとも見られるのでありますが、これを通覧いたしますると、不備な点なきにしもあらすでございます。しかしながら日本の農業の將來ということをお互いが考えますときに、どの党派の人も超越いたしまして、日本の農業の將來はアジア的なる農業から脱却いたし……

第5回国会 農林委員会 第36号(1949/05/31、24期、民主自由党)

○渕委員 私は大藏大臣に一言質問をいたすのでありますが、税制の根本的な問題につきまして、詳しく掘り下げて質問を展開を展開いたしたいのでありますが、何さまいろいろな事情で時間もございませんので、ただ一点だけ大藏大臣にお伺いいたしたいと思います。それは、大藏省当局の現在の日本農業のあり方ということに対する考え方です。日本農業は一体どういうものであるかという根本的な認識の誤りが、今日の税制万般の誤りとなつていることを指摘いたします。すなわち日本農業は、自給自足経済の中にとじこもつているという要素が非常に多いのであります。從つて自給自足経済の中にとじこもつている日本の農業は、一般の経済社会で取上げてい……

第5回国会 農林委員会 第38号(1949/06/18、24期、民主自由党)

○渕委員 ただいまの原田委員の質問を要約してみますると、去る第五國会において、われわれ農林委員が悲壮な覚悟をもちまして継続審議に追い込みました、そのときの八箇條の條件について、今日までの経過を質問されたと存じます。私は当時國会におきまして坂本委員とともに職を賭してまで鬪つたのでありますが、この継続審議にまで追い込みましたことは一応の成功であつたということで、いなかへ帰りまして農民大衆を呼びまして、いろいろと第五國会の経過について説明をいたしたのでありますが、そのとき私は八箇條の條件を詳しく話しました。こういつた條件を確保することによつて、國際的視野からながめて、日本の農民もしばらくがまんしても……

第5回国会 農林委員会 第39号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○渕委員 このたびの麦の補正につきまして、一言質疑いたしたいと思います。実は相当むりな供出にかかわらず、農民は政府絶対命令の立場においてか、最もきゆうくつな思いをしながら裸供出をいたしておるのが現実であると思います。特に私は九州に帰りまして、九州各線の状態を調べてみますると、相当巾のある供出をいたし、その農家は非常な苦しみに悩んでいる。そこでその後におきまして、補正割当があつた。してみれば裸供出をしまして、補正割当によつて一應は緩和されましても、その供出をしました分につきましては、政府はどういつた考えでおるのか。たとえば還元していただくのか。あるいはまた超過供出の立場においてそれを弁償するか。……

第5回国会 農林委員会 第42号(1949/08/02、24期、民主自由党)

○渕委員 このたび九州地方を襲いましたデラ台風、並びに続いて襲來しましたフエイ台風に際しましての災害はまことに甚大なものがございます。特に政府当局におかれましては、あまりにも災害の甚大なるに驚かれまして、山口國務大臣を中心とする実地視察團を派遣せられました。多くの諸君が実地に見られまして、その被害の予想以上に大きかつたことをば体驗せられたことと信ずるのであります。そこで私はその政府の処置に対しまして、満腔の感謝を捧げるとともに、今後とられる処置につきまして一二御質問いたしたいと存じます。  御承知のように、このたびのデラ台風の特徴とするところは、委員諸氏もすでにおわかりの通り、長い間降り続きま……

第5回国会 農林委員会 第46号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○渕委員 まずいもの問題が出ましたから、いもの問題を先に質問いたしたいと思います。いもの早期供出に対しまして、政府は全國の経済部長を召集いたしまして、早期供出に対しては割増しを認めるということになりまして、各縣はその段階におきまして、現在着々と割増しのできることを期待しつつやつておる現状でございます。しかるに私の得ました情報によりますと、早期供出の割増しが関係方面の了解が出ていない、こういうことを承つたのでございますが、政府はもし了解が出ていないものを、了解が出るものという仮定のもとにこれを全國に実行して、しかもそれを取消しをしないということは、大きな政府の失態じやないかと思いますが、その点に……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○渕委員 今日までの食糧法の審議の経過をながめてみましても、特に確認をしなければならない問題につきまして、私は質問を展開したいと思います。いろいろと論議がされたのでございますが、その間におきまして、いささか確認性を欠く点が多々ありますので、その一点から質問いたします。  まず政府は、食確法の精神通りに食確法を実行する意思ありやいなやということを、お伺いしたいと思います。―私の質問がわかりませんか。どうも質問がピントはずれかもしれませんが、私の言わんとするところは、食確法をその通り実行する意思ありやいなや、もし実行したければならないという前提があるとすれば、しからば保有量を優先確保すべきである。……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 農林委員会 第2号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○渕委員 井上委員の質問に関連いたしまし、電力料金と農産物価の関係について一点お伺いいたしたいと存じます。ただいまの井上委員の御質問は、一般的な電力料金の上昇により、結果的に生れる農産物価の問題であつたと思いますが、私はこの問題を掘り下げてみますとき、今日電力料金の一般的値上げは当然でありましようが、電力事業の再編成を前提としての司令部の示唆と申しますか、各地域的にその電力料金の格差が今度はつきりとしたわけでございます。つきましては北海道並びに九州のごとき地帯におきましては、関東に比べますと相当大幅な値上りを来しております。こういつた地帯のことを考えてみますとき、この地帯において電力を使用する……

第7回国会 農林委員会 第4号(1950/02/08、24期、民主自由党)

○渕委員 生産力の問題が取上げられましたので、農地局長に生産力の問題につきまして質問いたしたいと思います。日本の土地生産力と申しますか、日本食糧全体の生産力に対しまして、本農業の生産はすでに限度に達しておるという外電でございますが、これに対しまして農地局長はいかなるお考えを持つておいでになりますか、まずこの点から伺いたいと思います。
【次の発言】 なるほどアメリカの現段階から日本を見ますと、今申されましたような望遠鏡的な見方になりましようが、日本という国をあなた自体がながめた場合に、今農地局長は、まず現在よりも幾らぐらい総合的な生産力の増加ができるという見通しがございますか、その点を伺います。

第7回国会 農林委員会 第6号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○渕委員 山村君の質問に関連して二、三点質問いたしたいと思います。本法案をながめてみますると、家畜の伝染病の蔓延を防ぐということが中心眼目になつているようでございますが、私どもをして言わしむるならば、ただ家畜が伝染病にかかつた場合、これを防ぐというような消極的な面においてのみこの法案を使つておつたのでは、非常に心細い。要はいかにすれば家畜の伝染病が発生しないかということで、ここに大きな問題があるのではないかと思います。人間の保健にいたしましても、伝染病が起つた場合にこれを防ぐのではいけません。伝染病が起る情勢をば防ぐというところに根本の理念があると思います。家畜はわれわれが指導いたしましても朝……

第7回国会 農林委員会 第7号(1950/02/21、24期、民主自由党)

○渕委員 まず農産種苗法の一部改正法案につきまして質問をいたしたいと思います。 この法案はなるほど日本の現段階におきましてもちろんりつぱな法案であるとは存じますけれども法案の全体をながめてみまするときに、提案理由にも誓いてあります通り、新品種種苗奨励助長と書いてありますけれども、私どもをして言わしむるならば、この法案の大きなねらいは、奨励助長ということもあるでしようけれども、一歩つき進んで、農産種苗業者に対するところの政府機関の指導という点に相当の重きを置かなければならぬのではないかと考えております。何となれば、種苗業者は商売人でございますから、なるほど商売人の自治にまかせて置けばいいものを出……

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/02/24、24期、民主自由党)

○渕委員 農業改良助長につきまして、最も重要な問題を一点だけ質問いたしたいと思います。それは根本的な問題にさかのぼりますが、日本の農業研究機関をながめ、また研究者の今日までのあり方をながめてみますと、どうも研究方法に大きな誤りがあるのではないかということを、私は指摘せざるを得ないのであります。と申しますのは、外地のいろいろな方面の研究機関をつぶさに調査して参りますと、そこに大きなものを私は見出すのであります。すなわち研究の方法についても、たとえばスマトラにおきますところの有名なオイル・パールの研究機関でございますが、このオイル・パールの研究機関に参りますと、最も優秀なる技術者が、たとえば核の研……

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/02/28、24期、民主自由党)

○渕委員 ごく簡單に大臣にお伺いいたします。  ただいま河野委員より、肥料問題につきましてあらゆる角度から質問をせられたのでございますが、実は私も日本の肥料行政につきまして、過去十何年間研究を続けて来たのでございます。かつて十二、三年も前でありましたが、大学の研究室におりました当時、代議士のある人がお見えになりまして、どうも日本の肥料生産状況はおもしろくないというようなことを聞かれたのです。当時近藤康男博士とともに、研究を続けて、掘り下げてみたのでございます。ところが、当時肥料会社というものは、ある程度生産量がオーバーすると肥料価格が下るというような、当時の経済情勢からいえば、独占資本による独……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/01、24期、自由党)

○渕委員 共済保険の問題につきまして一言質疑をいたしたいと思います。それは共済保險にかかりまして、共済の被害を決定されました、それに対しますところの政府の税金の問題で断ります。これは地方におきましては、どうもはつきりしていないようであります。その点政府は共済制度で認めた額だけは、はつきり減税の方に向けるかどうか、その点に対する最近までの動き方を伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁によりますと、地区によつて、あるところは同情的である。これが実は聞きたかつた。それではぼくはきのうも農林大臣とやつたのですが、農林省は一体だれの味方をしているか、その点をはつきりしてもらいたい。大蔵省のた……

第7回国会 農林委員会 第13号(1950/03/06、24期、自由党)

○渕委員 それでは少し内部に触れまして、簡單な質問をいたしたいと思います。現在農業助長法が施行されまして一年余になるのでありますが、その間この助長法の大きなねらいであつたものが、おそらく司令部の指令と申しますか、例のPL制度が相当大きな問題として取上げられたものであると信ずるのでありますが、現在この制度がはたしてうまく運営され、相互の連絡がとれているかいないかという点について、一点お伺いしたいのであります。
【次の発言】 なお十分とは言えないかということでございますが、この前いただきました研究資料を見ますと、たとえば秋落ちの研究にしましても、かなり複雑した、重なり合つたような研究が行われている……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/22、24期、自由党)

○渕委員 井上委員の質問に関連しまして、四億万貫の問題について少し掘り下げて質問したいと思います。政府は四億万貫買い入れるということを発表いたしたのでありますが、これは現在予算にどの程度計上されているか。予算の範囲内において操作するということになつておりますが、私ども想像するところでは、十貫をかりに五百円と仮定するならば、約八十億円の金がいる。その費用はどこの予算面に織り込んであるかという問題、もしあるとしても、普通の場合、赤字が一割出るということは常識であります。ところがこのたびのを見ますと、赤字は現われていない。しからば赤字が出た場合どうするか。黒字の予算でありますが、赤字が出た場合どうす……

第7回国会 農林委員会 第22号(1950/03/31、24期、自由党)

○渕委員 牧野問題はまことに重大な問題だと思いますので、基本的の問題について一、二お伺いしてみたいと思います。  地方公共団体の牧野の管理の点でございますけれども、この牧野と国有林との関係、すなわち国有林野にして牧野に相当し得べき土地というものは、相当量あるとわわれは信じておるのであります。これに対してこれをば牧野として取扱う方面に持つて行く積極的施策を、この中に織り込むように、現在政府は考えられておるかということを承りたいと思います。
【次の発言】 この牧野の改良は最も重大な問題であります。従つて今後国有林野の一定量の牧野に対する開放という問題につきましては、相当御努力になつたことを聞きまし……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/03、24期、自由党)

○渕委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして質疑を行いたいと思います。  御承知のように、戦後日本の農業の自主的な発達のために、農業協同組合が農民自身の手によつてできまして以来、今日までの跡をたどつて見ますとき、はたしてこれが完全に運営されておつたかどうかということに、疑問を抱かざるを得ないのであります。特に農民の自由意思によつて決定せらるべき農業協同組合の現段階における結果をながめて見ますとき、各種多様な農協が生れて参りまして、その結果農業協同組合が負担するところのいろいろな方面における重荷というものは、耐えられないような状態になつておるのであります。こういつたことが農協が問題……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、自由党)

○渕委員 農業協同組合の問題につきまして、ごく簡単に重要な点を農林大臣にお伺いいたしたいと思います。御承知のように今日農協の問題は、報奨物資の問題をめぐりつつ、農協の経営自体が大きな危機に襲われておるような状態でございまして、このまま農協を放置するならば、農村の経済は一体どうなるであろうかということが、浮び上つておりますわれわれは毎晩のごとく戸を叩かれて、電報集配人に起される問題は何かと申しますと、この農村の実態の窮迫した報告でございます。従いまして、こういつた農村の窮迫したる事態に対しまして、このたび提案されました農協法を見ますと、兼業禁止という問題が提案されておるのございます。われわれは兼……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/10、24期、自由党)

○渕委員 農業協同組合が今日の悲境に陷つておることにつきましては、先般来農林大臣ともいろいろ質疑をかわしたのでございますが、一点だけ農政局長に伺つておきたいと思うのでございます。  農業協同組合がこの苦境に陷るというのは何ゆえであるかという、その根本にさかのぼつてみますと、農協自体の資本の蓄積というものが少ない結果、いろいろな問題が起つて来るのではないかということを考えざるを得ないのでございますが、農協の健全な発達をはかるために、理想的な形態の資本はどの程度をもつて標準とされるのか。この点を承つておきたいと思います。

第7回国会 農林委員会 第38号(1950/04/29、24期、自由党)

○渕委員 この法案は、われわれがかつて望んでおりました補助が法制化するという点につきまして、一段の効果をあらしめようといたしました、まことに貴重な法案で、むしろおそきに失した感があるのでありますが、一応この法案につきまして、質問いたしたい点が一、二ございますので、その一、二点を質問いたしたいと思います。
【次の発言】 簡單にやります。この法条によりますと、この災害対策国庫補助の比率というものが、あらかじめ決定されているのでございますが、この決定された比率以外に、最後の末尾の方に、特に附則の二といたしまして、南海震災並びに新潟県の地すべり、こういつたものにつきまして、一応の特別の比率が規定せられ……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 経済安定委員会 第2号(1950/07/18、24期、自由党)

○渕委員 周東長官にお尋ねしたいのでございますが、先ほどのお話を承つておりますと、このたびの朝鮮事変というものが、日本の経済に対してどういう影響をするかという問題については、相当愼重な態度をとつておられることはまことにけつこうでございます。しかし私をして言わしむるならば、朝鮮事変というものは、ただ朝鮮半島の一角に起つたできごとにあらずして、大きく申しますならば、北はアリユーシヤン半島から、西はドーバー海峡に至る、その長い間に横たわるところの冷たい戰争が、ぽつぽつ熱せられる状況にある。こういう考え方のもとに、この朝鮮牛島の事件というものをながめて、日本経済の行方をば考えなければ、少くともこの日本……

第8回国会 経済安定委員会 第6号(1950/07/29、24期、自由党)

○渕委員 一萬田参考人に御質問いたしたいのであります。それはただいま深澤君が申されました農業金融の問題であります。私が今一万田総裁の話を聞いておりますと、日本農政が確立していない、こう申されます。そういう面がなきにしもあらず。しかしながらわれわれが農政学徒といたしまして研究いたしました中心課題は、各党各派を超越して、日本農業の生産性を高めるということが、農政の中心課題であるとするのです従いまして、労働の生産性を高める方向に、各種の農業団体の機構を動員して行く、その方向に資金をまわして行くというのが農政の基盤である。これが、自由党たると、社会党たると、民主党たると、ちよつともかわりはない。その方……

第8回国会 電気通信委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)

○渕通義君 貴重な時間を拝借いたしまして、委員外発言をさせていただくことにつきまして、心からお礼を申し上げます。まことに事は小さな地方問題の一つでございますけれども、日本の民主的な国家建設の途上にあるそのときにおきまして、最も必要なのは山村僻地に電信電話を普及するということが、根本的な問題であると信じます。従いまして、宮崎県におきます九州で一番大きいと称せられる椎葉ダムの発電地点、この椎葉ダムの発電地点に諸塚という村が隣接いたしておりますが、その間約七里に及びます場所に電話線を架設願いたいという要望が、宮崎県より出ているのでございます。この必要性につきましては、すでに熊本電通局におきましても痛……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 経済安定委員会 第6号(1951/02/09、24期、自由党)

○渕委員 ただいま西川政務次官のお話を聞いておりますと、完全民営と不完全民営――不完全民営の場合においては農家の経済のみならず、また国家の財政収入の面から推して、不完全民営が強いという意見もあるということですが、そこは少し理論的に合わないのじやないか、と申しますのはタバコ専売で一番もうけているのはどこかということが結論的に出される、今のような不完全民営をすることにおいて、国家の財政収入がふえるということであるならば、耕作者を徹底的にいじめるという結論が生れて来るのではないか、でき上つたものを販売する面においてはあまりもうからないが、耕作者のつくつているタバコをば、安く買い上げるということに、大……

第10回国会 決算委員会 第1号(1951/01/31、24期、自由党)

○渕委員 私も延期します。
【次の発言】 私の延期いたしました理由の一点だけ申し上げておきたいと思います。私は実は本日の決算委員会に出まして、特に警察問題自治警察、こういつた問題にからむところの寄付行為あるいは懲罰、こういつた問題をいろいろ聽取しておりますと、非常に重大な問題でありまして、これは特に大橋法務総裁、あるいは国警の齋藤長官なり、こういつた責任ある方の出席を求めて、これに対して一々事項をあげて質問しなければ、日本の今日の警察が、これじやボス的政治の道具に使われるということは、共産党の諸君が申すのみならず、私自身もそれを深く考えている一人でございまして、各地方をまわりますと、「暴力の街……

第10回国会 決算委員会 第3号(1951/02/05、24期、自由党)【議会役職】

○渕委員長代理 本事項に対し、検査院の意見をお願いいたします。会計検査院小峰第四局長。
【次の発言】 本件に関し質疑を許します。
【次の発言】 他に質疑はありませんか。――では質疑を打切りまして次に移ります。  次に報告書七十二ページの批難事項三〇九、国有財産の使用料が低価に失したもの――本件に関し説明を願います。吉田管財局長。
【次の発言】 本件に関し検査院の意見を願います。会計検査院小峰第四局長。
【次の発言】 次に移ります。七十三ページ、批難番号三一〇から三一四、国有財産の売渡し価格が低価に失したもの――本事項に関し一括説明を求めます。吉田管財局長。

第10回国会 決算委員会 第4号(1951/02/07、24期、自由党)

○渕委員 この滯納の金額の問題にからみまして、この前から井之口さんが申されておりました通り、内容を明らかにしてもらいたい。ただ内容を明らかにすることは、なかなか困難でしようから、たとえば十万円以上の滯納者だとかいうようなものをパーセンテージで出しまして、そういう方がたとえば三〇%、あるいは五百万円以上が五%、こういうものくらいは、簡單に即座に現われると思いますから、これを一応はつきり国民に知らせてもらいたい。それによつて、いかに滯納状態というものが、零細な者と高額所得者との間に、不均衡があるかという問題の解決点になるかと思いますから、そういうものは即座に発表できると思いますので、一応やつていた……

第10回国会 決算委員会 第5号(1951/02/09、24期、自由党)【議会役職】

○渕委員長代理 本件に関する検査院側の意見を求めます。山名検査第三局長。
【次の発言】 質疑がございます。
【次の発言】 次に報告書百四十六ページ、専売庁特別会計、歳入、報告  番号四四一、放出たばこを著しく低価に売り渡したもの、同一般会計歳出、報告番号四四二、経費の年度区分をみだつたものの説明を求めます。日本専売公社経理局原価計算課長山口説明員。
【次の発言】 本件に対する検査院側の意見を求めます。山名説明員。
【次の発言】 質疑はありませんか。
【次の発言】 次に、報告番号四四三、工事の設計当を得ないもの及び四四四、過大な既済部分拂をしたもの、以上二件を便宜一括して説明を願います。江ケ崎建……

第10回国会 決算委員会 第8号(1951/02/16、24期、自由党)【議会役職】

○渕委員長代理 これより会議を開きます。  この際理事の補欠選任につきお諮りいたします。理事早稻田柳右エ門君が、去る十四日委員を辞任いたされました。ついては理事の補欠をいたさねばなりません。この際委員長より指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、橋本金一君に理事をお願いいたします。
【次の発言】 本日は昭和二十三年度一般会計歳入歳出決算及び特別会計歳入歳出決算中、文部省並びに厚生省所管について審議を進めます。  まず報告書百五十二ページ、報告番号四四八、病院収入の徴収に当り処置当を得ないもの、ないし報告書百六十一ページ報告番号四六四、国有財産の管理当を得ないもの、以上十七……

第10回国会 決算委員会 第12号(1951/03/01、24期、自由党)

○渕委員 少し遅れて参りましたので、はなはだ恐縮でございますが、ただいま三宅委員の質問の要旨の概略はわかるのでございますが、私は一点この決算制度のよつて来たるゆえんから考えてみまして、ふに落ちなとことがあるのです。これは過去決算委員会におきまして、絶えず論議の的となりましたところの、俗に三月相場という言葉が使われておるそうですが、相かわらず今日も三月相場があると承つております。たとえば、地方に参りますると、二月から三月になりますと、不必要な――不必要ではございませんけれども、予定しなかつたものを、金が余るので自動車を買つてみたり、その他のいろいろなものを買い上げるといつたようなことがよく行われ……

第10回国会 決算委員会 第18号(1951/03/29、24期、自由党)

○渕委員 ただ今討論に付せられました昭和二十三年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十三年度特別会計歳入歳出決算(未確認となつていた既往年度分を含む)につき、委員長まで提出いたしました決議内容案のごとく議決されんことを動議として提出いたします。  すなわち議決の内容五項目について申し上げます。  第一、一般会計歳入   一般会計租税及び印紙収入(財産税等収入金特別会計、租税を含む)において    取扱いの過誤により、所得税その他の徴収過不足を来したもの、及び源泉徴収所得税の未払込みに対する徴収処置当を得ないもの百九十八件(六〇、六二――七二、七四――一八一、一八三――二五八)、「一八九、一九〇」登録……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/03/30、24期、自由党)

○渕通義君 私は農産物検査法と日本農業の品種改良とのコンビネーシヨンの関係について、御質問をいたしたいと存じます。従いまして質問範囲がかなり広範囲にわたるので、答弁される当局者に、おそらくその問題につきまして適当な人はないかと存じますが、日本の食糧増産というものが至上問題である以上、この農産物検査と食糧増産の関係は重大であると考えますので、一言質問をいたします。食糧増産の根本条件は、何と申しましても品種の改良でありますが、品種改良と申しましても、増産さるべき品種は、そこに必然的に生まれるものは劣等品種であるということが、当然科学的に立証されるのであります。そこで劣等品種をば、日本の食糧増産とい……

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/24、24期、自由党)

○渕通義君 発言を御許可になつたのでありますが、三十分以内に限られますと、非常に重大な問題を控えておりますので――いわば私にとつては十三年来研究し、今日あるを予期して参つた重大な問題でありますので、三十分や一日や二日ではなかなか要点を盡せないのでありまして、その点あらかじめ賢明なる委員諸君には、十分御了解いただけると思うのであります。価格の問題はことに重大であります。また遠藤君の言われるように単純な問題ではありません。ことに提案者が参議院である以上は、衆議院はこれに対してはよほど腰をすえてやらなければいかぬと思います。林業議員懇話会で十分意見は盡されたという議論もありますが、林業議員懇話会の議……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 経済安定委員会 第3号(1951/10/31、24期、自由党)

○渕委員 関連して……。ただいまの根本農林大臣の御答弁の米価の問題につきまして一点だけお聞きいたしたいのであります。と申しますのは事務当局の案と称せられる百十円説、この内容は特に私の聞くところによりますと、百十円説の根拠となるものは、日本人が非常に米をとうとぶという食習慣の立場から、米と麦との価値説、この価値の問題から判断して来る米価の算定というものが、百十円見当になるというようなことを聞いているのでございます。このことにつきまして安孫子長官は、かなり詳しくこの価値論の面から来るところの研究をしておられると存じ上げているのでありますが、ひとつ具体的に示していただきたいと思います。

第12回国会 経済安定委員会 第6号(1951/11/09、24期、自由党)

○渕委員 まず最初に、電力需給計画に基きます政府の電力開発五箇年計画というふうなものが新聞に発表され、また経済安定本部におきましては、着着と立案中であるとの報に接するのでございますが、電力五箇年計画もけつこうでありますけれども、この電力開発のためのダム築造による地元町村のこうむる災害が、非常に倍加しておるという現実をば直視しなければならないのでございます。この問題に対しまして、今までの電力開発の方法によりましても、何ら電力開発によつて損害をこうむる者に対する防除対策なるものの法案があることを聞かないのでございます。私は、この点は電力五箇年計画をやられる上におきまして、まことに重大な欠陷ではない……

第12回国会 経済安定委員会 第10号(1951/11/22、24期、自由党)

○渕委員 いろいろと国土総合開発につきましては質疑がかわされたことと存じますが、ダブる点があるかもしれません。私はこの国土総合開発法で事足りる、このたび指定されましたすべての問題を科学的に検討してみまするときに、何かしらん名前と反対の方向に行つているような気がいたします。が、政府当局はこの国土総合開発の名前と一致しておるかどうか、この点をまず承りたい。
【次の発言】 それでは煙幕を張るとわからぬから率直に申し上げます。まず極端な例をあげますならば、総合開発ですから、少くとも積極的の面が大きく取上げられなければならないと存ずるのに、いかにも消極的な方法のごとく考えられるのであります。たとえば宮崎……

第12回国会 経済安定委員会 第11号(1951/11/27、24期、自由党)

○渕委員 紹介議員の御出席がありませんので、私がかわつて請願の要旨を御説明申し上げます。石油の統制撤廃に関する請願、第三四〇号、本請願の要旨は、石油に対する統制は、現在も戦時中の統制と少しもかわることのない厳重かつ複雑なる官僚統制である。こういつた石油の統制は現状に即しないと思いますので、一日もすみやかに石油の統制を撤廃あらんことを請願するものであります。
【次の発言】 印度洋及び東南アジア地域に関する政治経済研究所設置の請願につきまして御説明申し上げます。  講和条約締結後における日本の経済的自立と平和的発展のためには、ますます印度洋及び東南アジア諸国家諸領域との友好提携の関係を深めて行かね……

第12回国会 決算委員会 第6号(1951/11/02、24期、自由党)

○渕委員 ちよつと関連して――ただいまの言葉を聞いておりますと、終戰後に採用された方が、えてしてそういつたことをやつた。昔は訓練されておつたから、われわれはそういうことは絶対なかつたというふうに聞えますが、大体ここに出ている事案の担当者というものは、すべて終戰後採用された人たちですか、その点ひとつ。
【次の発言】 してみると、先ほどの言葉は、終戰後に採用された善良な職員に対しましては、非常に耳痛い言葉でございまして、その点は訂正願いたいと思います。こういう事件の起る原因は、そういつた終戰後に採用したとかしないとかいうような問題にあらずして、そういつた不正ができるような方向に事務自体が置かれてお……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 経済安定委員会 第30号(1952/06/09、24期、自由党)

○渕委員 福田委員の質問に関連して一言申し上げます。福田委員がきわめて適切に、専門的分野から掘り下げて質問されたので、私は主として現在の日本の経済社会をながめた場合における概括的な問題を質問いたしたいと思います。と申しますのはこの独禁法ができまして以来、なるほどある面におきましては相当成功した面もありましようけれども、今福田委員が指摘いたしましたように、法律の中をくぐりまして、いわゆる脱法行為によつて現在相当な独占的な事業が行われておることは、国民ひとしく認めておるところでございます。しかるにいまだにその問題に対しての的確なる手段が講じられないということは、法律はつくつてみたが、実際はどうでも……

第13回国会 決算委員会 第16号(1952/05/21、24期、自由党)

○渕委員 ただいま議題に付せられました昭和二十四年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十四年度特別会計歳入歳出決算及び昭和二十四年度政府関係機関収入支出決算(未確認となつていた既往年度分を含む)につき、委員長まで提出いたした決議内容案のごとく議決されんことを動議として提出いたします。  すなわち議決の内容を項目順に申し上げます。 第一 一般会計歳入、歳出  一、歳入  (一)租税及び印紙収入(財産税等収入金特別会計の租税を含む)において      取扱いの過誤により所得税その他の徴収につき処置当を得ないもの、その他二百七十八件(二九―二八七)      登録税の賦課当を得ないもの二件(五、六)  (……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会農林委員会運輸委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1950/03/27、24期、自由党)

○渕委員 私は農林委員といたしまして、国有林野に対する見返り資金の使用についてお尋ねいたしたいのでございます。先ほど来各委員から見返り資金の性質の問題につきまして、いろいろと掘り下げた質問がございましたが、私はもう一歩つつ込んで見返り資金の性質の根源をきわめたいと思うのであります。何となれば昨年は借入れであつて、今年は資本の充当ということになつたという原因を聞いて見ますと、拂わなくてよいような状況になつたから、資本充当という形をとつたのであるということをば、小澤大臣が申されたのでございますが、私はこの見返り資金なるものが、はたしてそういうような簡單な方向で行くかどうかということを考えてみなけれ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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