天野久 衆議院議員
24期国会発言一覧

天野久[衆]在籍期 : 23期-|24期|
天野久[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは天野久衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

天野久[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第33号(1949/05/19、24期、民主党(第十控室))

○天野久君 私は、ここに各党提案にかかる消防機構強化に関する決議案に対しまして、決議及びその理由を申し述べたいと存じます。  まず第一に決議案を朗読いたします。    消防機構強化に関する決議   最近大火災頻発の実情に鑑み、政府はこれが対策を愼重に考究し、消防機構を整備し、一般の防火並びに消火につき最善の策を講ずべきであるが、現下緊急の措置として、とりあえず次の事項を速やかに実施すべきである。一、市町村消防組織を強化拡充すること  二、防火消火に関し中央地方を通じて緊密なる連繋を図るべき組織網を確立すること  三、防火消火施設の科学的整備を図ること  四、一般國民の防火消火思想の普及徹底を図……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第21号(1950/03/04、24期、民主党(第九控室))

○天野久君 私は、共産党を除く野党各派を代表いたしまして、大蔵大臣兼通商産業大臣に対する不信任決議案の趣旨弁明を行わんとするものであります。(拍手)私は池田大蔵大臣とは旧知の間でありまして、本日この席において大蔵大臣兼通産大臣の不信任決議案の理由を述べることは、情において忍びがたい感があるのであります。しかし、わが国の再建を双肩に担う中小企業の現状を見るとき、わが国の前途を思い、中小企業の窮状を見るときに、ただ私情や情実によつて黙視し得ず、あえて大蔵大臣兼通産大臣の不信任決議案の趣旨を弁明するものであります。(拍手)  最初に決議案を朗読いたします。    決 議   衆議院は、池田大蔵大臣兼……

天野久[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|

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委員会発言一覧(衆議院24期)

天野久[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/04/05、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 この引揚げ問題についてわれわれが一番苦慮しておりますのは、中共地区に残つておられる人たちの引揚げ問題でありまして、これがいまだに目鼻がつかないでおるわけですが、先ほどの御説明によると中共、あの方面との和平ができれば、政府に要求するというお話がございましたが、それに対しましていま少し詳細な御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 今御説明を承つて大体わかりましたが、現在におきまして支那の和平交渉を期待しており、こういう状態から政府がそこにでき上つたということもうかがい知るわけですから、どうかひとつ政府においてはあらゆる機会をとらえてこれを折衝して、引揚げが促進できるようにお願……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/04/14、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 私は農政局長に二、三お尋ねいたしたい。それは現在各地方におきまして農地をめぐつての問題が幾多起つております。しかし帰還者、引揚者等はやはり力足らざるために、あるいは部分的に相当悩んでいる人たちが幾多あるのでありますが、それらのことを総合いたしまして二、三点についてお尋ねいたしたいと思います。小作人がその借地に地主に無断で家を建てたり、あるいは水田、畑等を果樹園にしたり、使用目的を変更するようなことを勝手にしていいかどうか。それから地主はその場合にこれをやめさせることができるかどうか。いま一つは小作耕地者が地主の耕地の二倍も三倍も多く持つておる。そうして果樹園にしたり、あるいは……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1949/06/25、24期、民主党(第十控室))

○天野委員 それはたいへんよいことですが、社会の何万という数の新聞、雑誌を一々取上げて、この委員会が証人を呼んで、委員長として締りかつきますか。
【次の発言】 私はとてもできないと思う。山梨縣だけでも何十とあります。それが思い思いに書いて來るのを一々取上げては、やり切れましようかしら。
【次の発言】 議事進行について、私はきよう緊急招集に應して國から参つたのであります。休会中はそれぞれ各議員も私用があります。しかし引揚げ問題なるがゆえに急遽参つたのでありますが、私は本日の会議ではさだめし今後の引揚げに対して重要なる御相談があると心して参りました。少し遅れましたから、あるいは聞き漏らしたことがあ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 われわれの同僚若松先生が死去されたということですが、まことにお気の毒のきわみであります。これについて何か御慰問をいたしたいというお話でありますが、委員長に何か御腹案がありましたら、ひとつ御発表願いたいと思います。
【次の発言】 それは形だけですか、何か御香料等を差上げるようなお考えはございませんか。

第5回国会 建設委員会 第3号(1949/03/31、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 簡單に申し上げます。私ちよつと遅れて参りまして御説明を聞き漏らしておりますから、あるいは重複するところがあるかと思いますが、お許しを願います。  実はこの前の委員会におきまして江崎真澄委員が発言されました通り、本年の公共事業費、しかも建設省に関する予算があまりにも僅少である。しかも要求と決定の予算を拝見すると、あまりにも差額がひどすぎるのであります。しかしわが國の現状は、建設省に関する事業、すなわち災害の復旧、あるいは庶民住宅、あるいは道路の修理その他、この事業が國民に及ぼす影響の莫大なることは申し上げるまでもありません。わが國は戰爭のために山森を非常に過伐、濫伐いたしまして……

第5回国会 建設委員会 第6号(1949/04/12、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 ただいまいろいろ御報告を承りまして、委員長の御労苦に対して感謝いたしますが、幸いに今日は大臣もお見えになつておりますので、大臣の御所見を承りたいと思います。このいろいろの表を拜見いたしますと、いまだ四百十六億に及ぶ國庫補助の未拂いがある。これに対してわずか百億の予算しか今年は組めない、こういうような状態であると承つておりまするが、わが國が今一番困つておりますものは食糧問題でございまして、この食糧問題の確保には、どうしても災害の復旧を完備いたさなければならないことは、私が申し上げるまでもないのでありまして、この僅少な予算で、大臣はこの災害復旧に対してどんな御覚悟を持つておられる……

第5回国会 建設委員会 第7号(1949/04/18、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 坂出市は古くから天然の良港として知られ、昨年開港場として指定せられましたので、終戰後の日本産業再建のために重大なる國家的使命を帶び、四國と本土との最短連絡地点とし、また新興都市と相まつて海陸枢要の地であることはすでに御承知の通りでありますが、明日への一大飛躍が期待されているとき、本市を中心とした主要交通網は四國の動脈的幹線鉄道である予讃本線と、これにほとんど並行する國道二十三号線がありまして、この國道より分岐し坂出港に通ずる路線としては、府縣道中央臨港線及び西埠頭には府縣道西臨港線、東埠頭には市道東臨港線があり、また坂出市の後背地に通ずる路線としては、府縣道坂出貞光線がありま……

第5回国会 建設委員会 第8号(1949/04/26、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 先ほど來建設省の機構改革について強い御意見を拝聽して、たいへん私うれしく感じております。そこでさつき岩澤次官から、これまで來たが、この後は政治的解決にまちたい、こういうようなお話がありました。もつとも以前建設院が建設省に昇格いたしますときに、やはり時間的いろいろの関係から余儀なくああいう形で建設省になりました。その際に田中委員などからは強い御要望がありまして、こんな形でもまだ建設省にしたいのか、こういうようなお話で、実はどういう形でもこの際省にいたしたい、次に大建設省にいたしたいというようなことで、いろいろ話があつたと思いますが、私は今後電源開発等の問題につきましては、これは……

第5回国会 建設委員会 第16号(1949/05/11、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 村瀬君及び池田君から、各條にわたつて詳細なる御質問がありましたので、大体了承いたしましたが、一、二お尋ねいたしておきます。  この建設業法をこしらえる根本の骨子は、私は建築、業者の不正を除去いたし、そうしてとうとい國費をもつてつくるその建設物が健全にでき得る、こういうことが目的ではないかと思つております。そこで率直にお尋ねいたしたいのは、この二十二條の一括した請負の禁止ということであります。「建設業者は、その請け負つた建設工事を、如何なる方法をもつてするを問わず、一括して他の一の建設業者に請け負わせてはならない。」こういうことになつておりますが、一括は悪いが個々にわけて渡すと……

第5回国会 建設委員会 第17号(1949/05/12、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 私民主党を代表いたしまして希望條件を付して本案に賛成いたします。この希望條件につきましては、どうかひとつ委員長におかれましては本会議上程までは手続が完了いたすならば御提出願いたいと思います。  先ず第一に第二十二條の一括下請の禁止の條文でありますが、この條文にこのままでありますならば、今まで社会においていろいろボス的存在として非難を受けております者の跳梁にまかせることになつて参りはしないか。今請負業が各所に置きまして名義を出して、そうして一括請負をいたしまして二割くらいの頭をはねて下請に渡す。こういうようなことが非常に社会で非難を受け、建築業のがんとなつておりますので、いま少……

第5回国会 建設委員会 第22号(1949/07/11、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 ちよつと大臣にお尋ねいたします。本年のデラ台風は損害復旧費いかんにかかわらず起つたものだということは、これは大臣のおつしやる通り、ごもつともと思いますが、しかしその他に、この際應急に措置をしておかなければ、必ずや被害が起るという箇所が日本全國に多々あります。そこで大臣は、この面について、予算的処置にいろいろと御考慮されている面がはつきりうかがわれますが、それに対して、この災害復旧費に対してどのくらいの予算を獲得されようとしておられるか。またどういう手を打つて、どういうふうにされているか。この点を参考のために伺つておきたいと思います。

第5回国会 建設委員会 第24号(1949/08/25、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 今回衆議院規則第五十五條により、衆議院議長の承認を得まして、北陸震災の復旧状況及び近畿、北陸地方の災害諸河川、道路の調査のため、松井豊吉委員、田中角榮委員、不肖天野の三名が現地調査に派遣せられました。これに内藤隆委員が参加いたし、專門員室より西畑專門員、早川調査員、建設省から久保田技官が同行いたしました。一行は六月六日より十日間にわたり、つぶさに現地すなわち富山、石川、福井、滋賀、大阪の五府縣を調査いたして参りましたので、ここにその結果を簡單に御報告申し上げたいと思います。  今回の現地調査にあたり、特に重点を置きました点は、第一に北陸地方の急流河川の災害対策、第二に北陸震災……

第5回国会 建設委員会 第25号(1949/08/26、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 補正予算に対し御質問いたしたいと思います。実は昨日も各派遣委員が各所を視察いたしましてその報告は一々各所において急を要する工事がある。そしてその事業をしつかりやらなければならない。こういうような報告でありました。そこで補正予算という話をちらほら聞いておりまするが、この補正予算に対して、建設省といたしましてはどんな程度に、どんなふうに折衝されておりまするか。その点をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 大臣の御答弁まだはつきりしておらぬとこうようお話でありまするが、今われわれが各地をまわりまして、災害復旧の急を要することは言語に絶しております。そこでもしこの災害復旧が完全に……

第5回国会 建設委員会 第26号(1949/08/27、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 都市計画についてちよつとお聞きしたいのです。國家としまして、最初は厖大な計画をし、それを勧奬しておりますが、しかしその勧奬した部分でも、今では実行が不可能であるやに見受けられる都市がたくさんあります。そのために市民は非常な迷惑をしておる。都市計画が施行されるまでは本建築もできないとか、あるいは道路はそのままほつて置くとか、こういう形で非常に迷惑を感じておる。政府としては、都市計画に対して今後どんな方針でこれを片ずけようとするか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体了承しましたが、今都市計画施行中の所で、各都市においては非常に住民が迷惑をしております。この際政府……

第5回国会 建設委員会 第28号(1949/09/15、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 ちよつと建設省にお尋ねしておきますが、わが國の領土の関係、人口の関係上、総合開発の必要であることはよく認めておりまするが、この総合開発の問題はよほど前から叫ばれておりますが、現在建設省でこの総合開発に対してどんなふうに事業が進められておりますか、参考に承つておきたいと思います。
【次の発言】 今のお答えを聞きますると、きわめてわれわれ悲観せざるを得ない御答弁でありまするが、今までは予算的関係上余儀ないといたしましても、今後においてこの総合開発に対するお考えはどんなふうか承りたいと思います。
【次の発言】 事務当局の御答弁及び次官の御答弁、今の國の予算関係からいえばもつともかと……

第5回国会 建設委員会 第30号(1949/10/19、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 昭和二十四年九月十九日、衆議院規則第五十五條により、衆議院議長の承認を得まして、キティ台風による災害の実状調査のため、内藤隆君、並びに不肖天野が現地に派遣され、專門員室より井上調査主事、及び建設省より齋藤事務官が同行いたしまして九月二十七日より十日間にわたり、山梨、長野、新潟、富山の諸県を詳細に調査いたして参りましたので、ここにその概要を各県別に御報告申し上げます。  まず山梨県より申し上げます。本県はデラ台風により四千五百万円、キティ台風により二億三千万円、さらに九月二十二、二十三日の豪雨により一億円、計三億八千万円の土木被害をこうむつております。本県の災害は、金額の上では……

第5回国会 法務委員会 第26号(1949/05/22、24期、民主党(第十控室))

○天野久君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條のの災害及び同條の規定を適用する地区を定める法律案の提案理由を説明いたします。  本年の五月十三日に、山梨縣の南都留郡谷村町におきまして火災が起り、その町の約三分の一を燒失いたしました。しかして谷村町は山梨縣において非常に古い町で、甲府に次ぐ町であつたのであります。古い町であるがゆえに、借地借家の関係が非常に多く、しかもその古い契約に基いてへはつきりとした借地の登記とか、借家に対するしつかりした法的根拠を持たない契約がたくさんありました。しかもその燒失した町には映画館が二つありまして、その土地の非常な繁華街であつたのであり……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/11/11、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 話がかわりますが、未復員者給予法の改正が出ております。清鉄もしくは華北交通等において、ロシヤ語あるいは中国語が上手のために、現地で軍に雇い上げられたというか、頼まれて軍に従事して、そのまま帰還しない者がある。これに対して、現在の法では給与を与えられないことになつておりますが、これはやはり軍属同様に与えられることが当然ではないかと考えます。政府の御意見を承りたいと思います。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/03/02、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 ちよつと援護庁の方にお尋ねいたします。引揚げもだんだん進捗いたしまして、引揚げ終了と申しましようか、最後の終止符を打たなければならぬという時期に到達しておると思います。まだ数においては三十数万の人が残つているということになつておりますが、この引揚げが終了いたしますと、いわゆる帰らない人がはつきりして来る。そこで引揚げて来る方々は、その家の柱石となる人が帰つて来ても、政府の援護を要し、社会の協力がなければ、生活の能力がない。しかもその柱石になる人が永久に帰らないという家族が、はつきり出て来るわけでございますが、これらの人たちが、現在きようかあすかと帰るのを待ちわびて、しかもその……

第7回国会 建設委員会 第6号(1950/02/08、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 ちよつと……。ここに同じような案が二つできて、これを質問せよと、こういうのですが、どちらの案を見てもなかなかよくできていると思いますが、しかし建設事業は一体どこが主となつてやるのか、こういうことが私は根本問題じやないかと思う。そこでここに二つ、あるいはまたこの委員会からまた一つ、同じような法案が三つも四つも出て来たときには、非常にわれわれとして審議に迷うわけです。そこで貴重な時間をこんなことで潰すよりも、私は建設事業というものは一体国としては、建設省が中心となつてやることが当然の行く道ではないかと思いますが、従つて総合国土開発審議会ができましても、やはりこれに対する相当の審議……

第7回国会 建設委員会 第17号(1950/03/25、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 私は民主党を代表いたしまして本法案に賛成の意を表したいと存じます。  申し上げるまでもなく、東京都は日本全国の代表都市である、こういう見地から賛成をいたしたいのであります。今の東京都の現状は、平和文化国家の首都として今の施設が必ずしもふさわしいものでない。むしろ現状を見まするときに、わが国の首都としては万事が事欠いておるのではないか、いわゆる交通に、通信に、運輸に、その他政治部面におきましても、それぞれ非常な欠陥がありまして、不便を感じておりますので、この際首都法案を通して、平和文化国家の首都としてふさわしい都市にいたして行くということは、わが国の前途に対して最もとるべき策で……

第7回国会 建設委員会 第19号(1950/03/28、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 議題となつております連合国軍人等住宅公社法案について賛成をいたすものであります。ただここに一言つけ加えておきたいことは、第九條におきまして公社のこの費用が国から支出される。こういうことになつておりますが、この点については他の公社等がこれに対して影響を及ぼすことのないように考慮を願いたいという意見をつけ加えて賛成をいたします。

第7回国会 建設委員会 第22号(1950/04/06、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 本法案に対して一、二御質問を申し上げたいと存じます。まずこの法案は第一條に掲げてあります通り、庶民、いわゆる銀行の窓口をたたくことのできない人及び財産のない人に金を貸して住宅を建てさせる、こういう趣旨であると存じますが、まず第一にお伺いいたしたいことは、貸付方法をどんなふうになされるか、貸付の対象となる人を選定する方法についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大体資格についてはわかりましたが、その貸付けの対象となる人の決定、いわゆる第十八條の條文に対して、どんな形に実際行われるのか、ひとつ詳細な御説明を願いたいと思います。

第7回国会 建設委員会 第26号(1950/04/12、24期、民主党(第九控室))

○天野(久)委員 念のために二、三お伺いいたしておきたいと思います。第一條の條文から申しますと、これは住宅に非常に因つておる、いわゆろ細民と申しましようか、高額所得者でない人が非常に助かるようにできておるので、たいへんにいいと思います。しかしあとの條文その他を見ますると、いろいろの拘束があつて、この第一條のりつぱな候文にぴつたり合うかどうか、われわれはこういうような気がいたしまするが、局長はこれに対してどんな考えを持つておられるか、ひとつ伺つておきたいと思います。
【次の発言】 この法案を拜見すると、銀行その他、一般金融機関が融通することを困難とするものと書いてある。こういうようなことが特に書……

第7回国会 建設委員会 第36号(1950/06/16、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 今の御説明に対してちよつと御質問いたします。本格的の災害は九月というお話でありますが、どこにそういうことがきまつておるか、われわれはその発見に苦しむのであります。災害が起つて初めて災害があるので、災害のために予備費をとつておいた。それを、本格的な災害が今に来るから、それまでとつておくというような説明は、われわれとしては実に解釈に苦しむのであります。ここにりつぱな災害が起つて、そして災害のために使うべき予備金を、今に来る本格的な災害のためにとつておくというのは、はなはだ民意を忖度しない、つまりお役人仕事の現われじやないかと思いますが、ここにすでにきようあたりも、長野県から来て、……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ちよつとお尋ねしますが、この特別未帰還者給与法の範囲の広がつた法案が通過いたしたのは、先国会でありますが、そこで法の精神は、いわゆる特別未帰還者であろうとも、国のために向うに残された者で、ひとしくこの恩典に浴さしめんとしてこしらえた法案であります。しかるに今のところ外務省の管理局引揚課におきまして、あるいはその他の課におきまして、細則をみずから制定されて、そして現に帰還しておらない、主人があちらに残つておる、しかしどこにおるかわからないという名目のもとに、これに給与を与えない、こういう結果になつております。そこでその内容を聞きますと、拉致されてどこにおるということがわかつた人……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/10/04、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ただいまいろいろ御視察願つた御報告を伺いまして、その中に未復員者給与法に対する要望があつたように承つたのであります。われわれとしましては、この報告を承るまでもなく、この未復員者給与法に対しては、ただちに修正いたして、未復員者を慰めなければならぬ義務がわれわれにあると思いますが、これに対してはひとつ委員長において、未復員者給与法を時宜に即した修正をいたすべく御準備願うとともに、援護局長もここにおられまするが、それに対する御意見を承つておきたいと思います。
【次の発言】 今援護局長からいろいろ御説明を聞いて、われわれたいへん安心いたしました。そのお考えには敬意を表しますが、この問……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/10/19、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 先ほど聞いておりますと、帰国の許可が出ても旅費がないために帰れないとか、あるいは帰る人は自分で旅費を出し、便船を求めて帰つて来た。それで集団引揚げということのみに非常に力を入れておられるようですが、そういう道が少しでもあるならば、集団引揚げのみならず、個々に帰れる方法も努力してやるべきだと思うが、その点についてはどんな方法でやられておりますか、どんな考えでおられますか。
【次の発言】 集団引揚げに主力を注ぐことは最も妥当なことであると思います。そこでとにかくすでに五年になんなんとしておる中共地区におる人を、われわれがどうして引揚げさせるか、どうして呼び出そうかということについ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1950/10/31、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 今の質問を聞いているといこれは心配されることで、質問されることもごもつともですか、しかしここにおいでの参考人の方々に、幾ら死んでおるか、幾らどうかと、あの広いソ連地区の地域に対して御質問されることが、私はちよつとむりじやないかと思います。それからまたここでそれを争つたところでしようがないと思う。それよりもむしろこの方々は向うの実際の体験を積んでおられるから、あとに残つている方がどうして引揚げるかということを調べることが問題なんです。どうか貴重な時間ですから、死んだか生きたかということについて、きよう実際証言のしようもなし、聞いたところでむりだから、どうかそれをやめて、どうした……

第8回国会 建設委員会 第1号(1950/07/15、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 河川局次長、その他がおられますので、ちよつとお聞きしたいのですが、この六月十四日までの災害で、河川局の方で約七十億、それから全部を総合しますと二百五十億以上の災害がある。そこで本年はかようなことがあるだろうという想定のもとに予備費をとつて、この急場に充てようということであると思います。今伺いますと、安本では二十六億二千万円を出そうというが、政府案では四十億出したらどうか、こういうようなことを、まだ政府部内で争つておるように先ほど来聞いておりますが、すでに五月以前の災害あるいは六月十四日以前の災害等に対して、一体どういう処置を河川局では、あるいは建設局ではとつておられるか、その……

第8回国会 建設委員会 第2号(1950/07/19、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ただいま田中委員からの御質問によつて大体盡きておると思いますが、補足的にちよつとお伺いしておきたいと思います。  本法案を審議いたしますときに、委員会といたしましてこういう問題が起きやしないかということは実は予測をいたしておりました。しかし修正は時間が間に合わないということで、そのまま通したのでありますが、今田中委員は借りる人たちからの話でありますが、私は今ここにいろいろな細則の書類をいただきましたが、まだよく目を通すひまもありせんし、貸付に当るその人たちが言われるのに、非常に條件がむずかしくて困る。そこで戰災都市などで実際市営住宅などに入つておられて、ほんとうに人間が住むよ……

第8回国会 建設委員会 第4号(1950/07/22、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ちよつと大蔵省の方に伺つておきたいのでありますが、奈良及び京都が観光地であることは非常に望ましいことであります。そこでこれから見ると、国の財産を譲与することができると、こうしてありますが、そこで奈良、京都においてかようなことがあるとは考えませんが、この種の法案があるいはまた他に出ないとも限らないのでありますが、その譲与した財産について、その後の保護ということと、完全に目的通り使われておるやいなや、こういうことに対しての監督が何か法定されておるかどうか、こういうことを承りたいと思います。
【次の発言】 こういう大きい都市であればそういうことはないでしようが、やはり自治体において……

第8回国会 建設委員会 第6号(1950/07/25、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 この際大臣にお伺いしておきたいことは、先ほど来各委員がお話になるように、全額国庫負担の可否が論じられております。そこできよう大臣ははつきり言われるかどうかわかりませんが、大臣としてのお考え、いわゆる全額国庫負担を廃止して、前に戻つて三分の一負担にするようにしようというお考えか、あるいはまた全額国庫負担をいま少しく見きわめるまでやつて行こうというお考えか。特に大臣のお考えを承つておきたいと思います。
【次の発言】 さすがは名大臣として国民が敬慕の念を払うだけありまして、われわれのほんとうに念願しておる施策を持たれて、敬意を表しますが、私は最初から国が全額負担をすることには反対を……

第8回国会 建設委員会 第16号(1950/11/20、24期、国民民主党)【議会役職】

○天野(久)委員長代理 それではこれより会議を開きます。  委員長不在のため、私が委員長の職務を代行いたします。  日程によりまして、派遣委員より報告聽取の件を議題といたします。まず熊野川班の報告を求めます。西村英一君。
【次の発言】 この際熊野川班西村君の報告に対する政府の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 次に只見川班の報告を求めます。砂間一良君。
【次の発言】 只見川班報告に対する政府側の説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に四国班の報告を求めます。前田榮之助君。
【次の発言】 前田君の四国班報告に対して政府の御意見を求めます。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ちよつとお尋ねしたいのですが、この末復員者給与法のうち、いわゆる留守家族に渡す給与なんですが、扶養家族のうち六十歳以上と六十歳以下とは何か相違があるように思いますが、その点はどういうふうになつておりますか、ちよつとお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 これはほかの法案との関係もありますので、法文から申しますとそういうことになるかもしれませんが、この未復員者給与法による家族に対する手当は、これは私はどうしても特別な考えを持つて行かなければならぬ、給与する額も少いし、それから根本的にその玉人公が戦地に行つて帰らないということ、これは他の普通の給与と別問題であつて、特にこの問……

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/12/08、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 この前の委員会で、給与を受ける資格のあるものが一万九百九十四名、そのうち支払つたものが二千七百二十件、こういうお話を伺つたのでありますが、われわれとしてはどうもそこにふに落ちないところがあるのであります。今社会の現状は、給与をもらいたいが資格がないので困つている。そしていろいろな申請をするが、なかなか給与がもらえない。こういう人が数多いのでありまするが、未復員者、あるいは特別未帰還者と申しますか、こういう人の数が現在どのくらいあるのか、それからこれに対して給与を与える資絡は、どういう人を選定して、どういう方法、こういう形のものに給与を与えることになつているかということを、まず……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 密造対策についていろいろ御協議を承つたのでありますが、これは密造対策が最も必要であることはよくわかつております、そこで今政務次官の答弁を聞きましても、対策を立てよう、こういうこと――一体いかなる法律をもつてしても、人間の食欲を押え得られないということを、まず根本から考えなければならぬ。そこで人間のこの食欲、しかも勤労者においては酒というものは欠くべからざるものであるということをよく考えなければならぬ。しかし生活するには收入が根源となつて行かなければならぬ。そこで現在の酒の値段、これは今回値下げをしましても、農家は一俵の米をもつてして酒五升とか買えないという状態である。そこで私……

第9回国会 大蔵委員会 第6号(1950/12/01、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 それについて関連質問をいたしたいと思うのでありますが、実は私は建設省におるときに、この塩田の関係で親しく視察をいたしまして、今の塩田の災害は、ただ單なる津波だけではなく、地盤沈下という一つの特異な災害を受けておる。そこでここに新しく塩田災害復旧事業費補助、こういう法案が出されるということは、政府当局に対して私は敬意を表しまするが、今の説明を伺つておると、いわゆる普通の災害と同じように、原形復旧が原則である。しかもそれに六割五分ないしは五割の補助を出すのだ。こういうことは、まことに矛盾した話である。こんな法案を出されるならば、あの地盤沈下による災害は今までに例のないことであつて……

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/07、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 民主党を代表して本案に賛成をするものであります。しかして日本の食糧事情から申しまして、農家の保護ということは最も重要なことでありまして、補填金を今回増額されるということでありますが、なお一層この法案に対して、農民に対する遺憾なきを期していただく希望を申し上げて、賛成といたします。
【次の発言】 私は民主党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。  先ほど川島君からもお話がありましたが、食糧管理に対してはとやかくのうわさがありますが、そういうことのないようにすることとともに、また一方において今の世界情勢から見まして、日本の食糧問題というものは非常に重要なものでありまし……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/01/30、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 私ちよつと留守しましてよく事情がわかりませんので、あるいは間違うかもわかわませんが、今議題となりました調査のことは、私は佐々木君の言われることがもつともだと思います。そこで共産党の方の言われることも今承りましたが、共産党の方が言われるがごとくであればあるほど、私は本委員会において調査する必要がある。これは決してわれわれはその人たちを糾弾しようとか、あるいは政治的にこれを持つて行こうとか、そういうものではない。  それからまた中山さん外二名の言つたことはデマであるというようなお話であるが、われわれはこれはデマであるとは考えておりません。実際において現実にあちらまで行つて来られた……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1951/03/08、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 私は本案に対しては反対の意を表します。ただいまの社会党の代表堤氏のお話は、あるいはそこにお考え違いがありはしないかと思う。今参考人を呼ばんとすることは、ただいま動議を提出されて委員長は初めてそれを聞いて決したのであつて、これを事前に委員会にはかる時間とその考えをお持ちにならぬと思う。従つてきよう突発的に出たものであるから、理事会を招集するいとまがないことは当然な話であつて、決して私は委員長のとられておる策は違つておらぬ、よつて私はこの委員長不信任案に対しては反対をいたします。
【次の発言】 われわれはあの傍聴される方々、また全国における何百万という遺家族が日々に涙を流してわが……

第10回国会 大蔵委員会 第4号(1951/01/30、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 委員会の構成ですが、奥村氏の言うことがもつともで、私も賛成いたします。そこでこれは理事に一任したらどうか、こういうお話でありますが、理事に一任もけつこうでありますが、理事がまたその党内の、最もその法案に精通した方にまた委任することを、ひとつ認めていただきたいと思います。

第10回国会 大蔵委員会 第6号(1951/02/02、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ただいま聞いておりますと、川野さんのお考えまことに当を得たお考えだと思つております。そこで御答弁の中に、時間を延長すると時間外に費用がかかる。これもごもつともの話であります。そこで私は当局に考えていただきたいことは、郵便切手売りさばきということに対しては、やはり商人が物を売る心構えで売らせれば、これはもつと売れ行きがふえることも、火を見るよりも明らかであります。そこで一体当局はこういうことを考えられぬかどうか。以前特定局いわゆる三等局長制度の時代には、郵便局長が切手の請負制度と申しましようか、歩合制度によつて販売をいたしておつたのである。歩合がありますので、同じ一枚のはがきを……

第10回国会 大蔵委員会 第11号(1951/02/08、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 私は民主党を代表いたしまして、アルコール専売法及び厚生保険事業特別会計法案に対して賛成するものでありますが、まずアルコール問題につきまして一言付言いたしたいと思います。  このアルコール専売法に対する原案に対しては賛成はいたしまするが、これに対して今までいろいろな操作の面におきましては、ただいま三宅君が言われた通りでありますが、私はこれにもう一つつけ加えたいのであります。わが国の租税の大半をなす酒税法はいわゆるアルコール飲料によるのでありまして、そこで今このアルコールが通産省の所管になつておりまするために、操作上非常なる支障を来しているのであります。アルコールは自然これに対し……

第10回国会 大蔵委員会 第15号(1951/02/14、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 二、三点お尋ねしたいのですが、まず第一に今非常に滞納が多いと聞いておりますが、間税と直税とをわけて、滞納の額がおわかりでしたらちよつとお知らせ願いたい。
【次の発言】 間税につきましても相当な滞納があるようですが、おそらく現状におきまして民間の人たちの経済面から参りまして、直税は滞納もやむを得ないと思いまするが、間税は一応人の金を預かつてお取次をするという性質の税金であると考えております。これに滞納があるということは、非常におもしろくない実情であると思います。しかしこれは売掛というようなことがありまして、余儀ない場合もありましようが、酒造税の十二億幾らというものについては、聞……

第10回国会 大蔵委員会 第19号(1951/02/21、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 この国民金融公庫は非常にいい制度でありますが、貸付等の手続は現在どんなふうにされておるか。また国民は現在のこの不況の中にあつて一体どのくらいの貸付金額を要望しておるか、ちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 二億あるいは三億ということになつておりますが、われわれが普通聞くと、この金融公庫に借入れを申し込んでもなかなか借りられない、こういう事実がたくさんあるのでありますが、幾らぐらいあつたらこの申込みに対して貸付に応ずることができますか。その額を承りたい。
【次の発言】 現在貸しております金で、回收状態はどんなふうになつておりますか。

第10回国会 大蔵委員会 第20号(1951/02/22、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ただいま議題となりました法案に対して、民主党を代表して賛成いたすものでありまするが、これに対して二、三條件をつけて申し上げたいと思います。実は先日、私はこの問題に対して質問をいたしておりましたが、農林省の方々が見えないので、質疑を途中中止いたしたのであります。そこでこの條件を質疑にかえて申し上げて賛成いたしたいと思います。  食糧が絶対不足をいたしておりまするわが国におきましては、開拓が必要であることは論をまたないのであります。従つて開拓に十分力を入れた政策が行われなければならないことは申すまでもありません。そこで考えなければならないことは、開拓地に入植する者は、国民のうちで……

第10回国会 大蔵委員会 第29号(1951/03/06、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 ちよつと一、二点お尋ねしたいと思いますが、政府は国民所得三兆八千億といわれておるようでありますが、その算定の基礎はどんなところを基準としてやつておられるか。どういう調査によつて国民所得を三兆八千億ということに見たのですか。その点をちよつと承りたい。
【次の発言】 国民所得を念頭に置かないということですが、しかし予算を立てるという建前から、やはり国民所得を基礎といたさなければならぬと思います。それはあるいはあなたの方で基礎としないということも一応認めますが、そこでもし国民所得が三兆八千億円といたしまして、今の税率をかけて参りますと、非常にたいへんな収入になりはしないかと考えます……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会建設委員会連合審査会 第1号(1949/05/04、24期、民主党(第十控室))

○天野(久)委員 私お尋ねしようとしましたことは、先同僚議員からそれぞれお尋ねがありましたので、いろいろ御回答を承りました。まことにその御回答を遺憾に存ずるのでありますが、やむを得ないといたしまして、一、二ここにお尋ねいたしたいと思うのは、今回行政整理を行わなければならない。これは國の事情から余儀ないことだと思いますが、しかしその行政整理の状況が、この建設省設置法案の上から見ますると、まことに國の再建のために、あるいは國の事情によつて行政整理を実行しておるかどうかと、その点疑わなければならないような状態であります。先に同僚議員から言われました通り、この建設省を大建設省あるいは公共事業省として、……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/11/29、24期、国民民主党)

○天野(久)委員 私は第一番に稻川公述人にお尋ねいたしたい。中小企業者が税率を下げられても、税務署のいわゆる査定と申しましようか、手かげんによつて何ら恩恵をこうむらない。これはまことにごもつともな話であります。この一般社会にあつて税の決定ということに対しては、中小企業者ほど不遇な立場のものはなく、またそこに何とも言われない混乱と申しましようか、税の基礎のつかみにくい商売をしております。そこで稻川君の言われる通り、中小企業者の課税に対して非常なむずかじさがある。これに対していかなる方法をとつたらよいかというん、何かほかに腹案がありましたら承りたいと思います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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