国会議員白書トップ衆議院議員岡沢完治>委員会発言一覧(全期間)

岡沢完治 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

岡沢完治[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
643位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
453位

31期委員会出席TOP50
35位
31期委員会発言TOP100
66位
31期委員会出席(無役)TOP50
41位
31期委員会発言(非役職)TOP100
51位
32期委員会出席TOP100
75位
32期委員会発言TOP100
57位
32期委員会発言(非役職)TOP50
43位

このページでは岡沢完治衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岡沢完治衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1967/07/12、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、すでに各員から御質問があったかもしれませんが、あらためて民社党の立場から今度の改正案を政府がお出しになりました背景といいますか、提案理由の最も骨子となる事情を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大臣の御答弁にもございましたが、今度の改正案の背景に黒い霧があり、そしてまた国民の政治不信がある。それを取り除くのが一つの大きな目標であるということでございます。それに関連いたしまして、自民党のほうで昨年の黒い霧が問題化されました後に、綱紀粛正調査会というのをお設けになり、なくなられました清瀬一郎先輩が議長になられまして、やはりただいま問題になっております公職選挙……

第55回国会 法務委員会 第2号(1967/03/24、31期、民主社会党)

○岡沢委員 きのうの予算委員会等を私、傍聴しておったのでございますが、それに関連しまして、当法務委員会の主管大臣の法務大臣に関連した選挙違反のはがきの問題がございますが、そういう問題、それからもう一つ、共和製糖の事件捜査に関連いたしまして、主として新聞報道等によりましても、社会党の相澤議員の事件を中心とした捜査が中心になっておるようでございますけれども、むしろ本質はそうでなく、糖価安定法に関連した相当多額な金銭の動き等が捜査の対象になるべきであるというふうに考えます。本質が逸脱されて、枝葉のほうが検察の捜査の中心になっているという感じがいたします。これは法務省としても、そういう方向での捜査につ……

第55回国会 法務委員会 第11号(1967/05/19、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、先ほど横山委員から御質問になりましたこととも関連いたしますけれども、金東希兵長の問題についてお尋ねしたいと思います。  この問題に関しまして、金東希本人から強制退去処分に対する異議申し立てという申し立て事件が法務大臣にあったはずでございますけれども、ございましたでしょうか。
【次の発言】 いま審議中とおっしゃいましたが、その申し立てについては、本年二月十六日に申し立て棄却があったと聞いておりますが、違うのでございますか。
【次の発言】 私が最初に聞きましたのは、裁判ではなしに、法務大臣に対する強制退去処分に対する異議申し立て事件があったかどうかということです。

第55回国会 法務委員会 第13号(1967/05/26、31期、民主社会党)

○岡沢委員 これから質問いたしますけれども、最高裁のほらから御出席の政府委員の方々大部分が、私の法曹界の先輩でございまして、非常に失礼なことになるかもしれませんが、お許しをいただきますように。  最初に、百日裁判に関連した質問をいたしたいと思います。  去る五月二十日に大阪の地裁で、昭和三十七年の参議院選挙に関連いたしまして、全国区の豊田雅孝氏に関連した出納責任者あるいは総括主宰者を含む事件の第一審の判決がございましたが、この判決がすでに三年十カ月を経過した後に行なわれておるという事実がございますし、また最高裁判所におかれましては、五月の二十二日に刑事裁判官の会同を持ちまして、百日裁判を中心と……

第55回国会 法務委員会 第19号(1967/06/09、31期、民主社会党)

○岡沢委員 関連して。いまの山本人事局長の御答弁に関連してお尋ねするのですけれども、ことに、大阪郵便局で起こりました板倉人事部長に対するいやがらせ、内容が「殺すぞ」とか「今日限りの命」「火をつける」こういう事実を摘示して、文書をもってするいわば脅迫的なもので、これは刑事犯罪にもなろうと思いますが、こういう事実があるのにこれを放置する。法務省とか警察庁の取り扱いは別といたしまして、郵政省としては何もしない、自分の上司に対して刑事犯罪に該当するような事案を示す職員がおるのに、何らの処置を取らないということは、法律的にも常識的にも考えられないと思うわけでございます。ほんとうにこれは、たとえば人事権あ……

第55回国会 法務委員会 第27号(1967/06/29、31期、民主社会党)

○岡沢委員 主として刑法の二百十一条の改正に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  すでに御質問になりました大竹委員の質問と重なる点があるかもしれませんが、それだけ重要だと思ってお許し願いたいのであります。  最初にお尋ね申し上げたいのは、自動車以外のたとえば鉄道とか船舶、飛行機その他の交通関係の者が当事者である事件で、二百十一条の法定刑の最高限の禁錮三年の刑が科せられた例があるかどうか、またそれに近い例があるかどうかお尋ねします。
【次の発言】 今度の二百十一条の改正の趣旨は、やはり一般予防ということも無視できないと思うのでございますが、かつて昭和三十九年に道交法の改正がございまして、例の……

第56回国会 法務委員会 第3号(1967/11/01、31期、民主社会党)

○岡沢委員 時間がないようですし、ほかにも質問者があるようですけれども、大臣は、帰還協定を打ち切られる根拠は閣議決定だということをたびたびおっしゃいますが、それ以外に、何か日本の国益が害されるという事実があるのですか。それ以外の理由はあるのですか。
【次の発言】 閣議決定の権威を守りたいということに尽きるわけですね。
【次の発言】 わかりました。この帰還協定が実現して以来約八年間、大体日本の側の財政的な負担はどれぐらいになりますか。
【次の発言】 私はここで論戦をかわすつもりはありませんけれども、わずか一億円ぐらいの負担でかりに北鮮の皆さん方との国交が友好的に進む、そしてまた、申し上げるまでも……

第57回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1967/12/20、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私も、いま堀委員が御質問になりました公職選挙法の改正案の提出と政治資金規正法の改正案の提出について、まずお尋ねしたいと思うのです。  自治大臣は両方とも提出するという答えがございましたが、ただ、この選挙法関係の法律案につきましては、前国会、前々国会以来、総理以下そういうことばがありましたけれども、一向出されていないということだけに重ねてお尋ねをするわけであります。  十三日の委員会で大臣がお述べになりました所信表明の中で、字句にとらわれるようでございますけれども、「政府といたしましては、この答申の趣旨を尊重しつつ、さしあたって現行選挙制度に関し改善すべき事項についての改正法案を次の……

第57回国会 法務委員会 第2号(1967/12/14、31期、民主社会党)

○岡沢委員 時間もおそうございますし、私のあとに松本委員も御質問になるようでございますから、四点だけ御質問申し上げます。  最初に、ただいま問題になりました検察庁法第十四条に関連してでございますけれども、先ほど川井刑事局長は横山委員の御質問に答えられまして、いわゆる国会議員の逮捕許諾制限について、法務大臣は単に報告を受けるだけで指揮監督権はないような御趣旨の御答弁があったと思います。しかし、検察庁法第十四条の規定は、まさにかつての昭和二十九年の指揮権発動とも関連いたしますけれども、私は、個々の事件については法務大臣は検事総長を指揮できるし、その検察庁法第十四条にいう処分の中には逮捕状の許諾制限……

第57回国会 法務委員会 第3号(1967/12/15、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、昨日大竹委員から御質問になったことと関連をするのでございますけれども、裁判所の職員あるいは刑務官を含む法務省関係の職員の超過勤務の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。  法務省、裁判所それぞれ別個にお答えいただきたいのでございますけれども、職員の超過勤務の状況について実態調査等をなさったことがございますか、あるいは実態について、その内容を把握しておられますか。
【次の発言】 私はある意味では政府に協力的な、あるいは裁判所、検察庁の裁判官、検察官を除く職員には非常に情けのない御答弁だと思うのです。私自身が裁判所につとめたこともございます。最近、法務省の刑務官と話したこと……

第57回国会 法務委員会 第4号(1967/12/19、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、両法案に反対の意を申し述べます。  二つの法案が、人事院勧告の趣旨にかんがみまして、一般の政府職員の給与を改善する法律案と関連して、その例に準じて提出されたことは明らかでございますけれども、私は、この人事院勧告の完全実施というのは最低限の要求である。ことに司法官、検察官の職務の特殊性、独立性、また他の一般の公務員と違いまして、他に付随収入その他が一切ないというようなことも考え合わせましたときに、ことに過日の法務委員会における質問でも述べましたけれども、日本が法律による行政、法治主義ということを戦後の一つの大きな特色として、力にかわるに法律による支……

第57回国会 法務委員会 第5号(1967/12/22、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、日本一忙しいといわれる官房長官にお越しいただきまして、しかも与えられました時間が二十分、それを厳守するつもりでございます。十一時四分まで、三点についてお聞かせいただきたいと思います。  その三点を最初に申し上げますが、昨日衆議院で公開されました原爆被爆記録映画に関する件が一点、それから東京大学、京都大学等でその大学院に自衛官を入学させることについての拒否問題がございます。それともう一点、宮城前の建築物の制限についての、俗にいわれる美観論争ということに関連してお聞かせをいただきたいと思うのです。  簡単なものから先に聞かしていただくことにいたしまして、原爆被爆の記録映画につきま……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1968/02/28、31期、民主社会党)

○岡沢委員 政府が提出を予定されております政治資金規正法改正案、ただいまの島上委員の野党のとは違った政府公約の改正案の提出時期だけにしぼって御質問いたしたいと思います。  佐藤総理は、二月二十四日の予算委員会におきまして、野党委員の質問に対しまして、ただいま申し上げました法律案について今月中に提出したいというお答えをなされました。ところで、きのう自治大臣は、閣議後の記者会見で、政治資金規正法の改正案を国会に提出する時期について、三月中旬以降になろうというふうに述べられたという新聞記事がございました。明らかに総理と自治大臣のこの問題についてのお答えが違うわけでございますが、一方は、総理の予算委員……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1968/03/06、31期、民主社会党)

○岡沢委員 政府は、佐藤総理の行政簡素化に関連する一省一局削減に関連して、今度の国会に行政機構の簡素化等のための総理府設置法等の一部を改正する法律案をお出しになって、自治省関係では選挙局を廃止しようという方向にあるようでございますけれども、これに関連してお伺いいたしたいと思います。  最初に、現在の選挙局の現状について、その人員、機構、主たる仕事等をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 主たる仕事について御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 いま選挙局には二課あるとおっしゃいましたが、御答弁の中の仕事のうちで、政治団体、政治資金関係はどの課が担当しておられるか。

第58回国会 大蔵委員会 第2号(1968/02/27、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、昨年の十月から米の消費者価格の値上がりがございました。この一四・四%の値上げ実施に関連して新旧の差益金が生まれるはずでございますが、その差益金についてお尋ねいたします。  大体どのくらいの金額が差益金として出ますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 長官は私の質問に対して答えておられない。私はその十月一日実施の時点において差益金はどれくらい生じておると推定されるかと聞いておるので、幾ら徴収したかと聞いていないのです。まずその問いに対して答えていただきたい。
【次の発言】 その数字に間違いございませんか。何を根処にしてそういう数字を出しておられるか。

第58回国会 大蔵委員会 第13号(1968/03/22、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、約四十分ほどいただきまして、最初に税体系の問題、それから所得税の税率の問題それからサラリーマン減税の問題、住宅減税の問題、最後に徴税機構の一元化あるいは税制機構の一元化、合理化の問題等についてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、税体系の問題でございますけれども、申し上げるまでもなしに、いかなる税目によって税体系を構成するかということは、きわめて重要な問題でございます。その構成が、個々の納税者の間に配分される税負担に異同を生ずることはもちろんでございますけれども、一国の、日本の経済一般に対しても、大きな影響を与えると私は考えます。税体系の問題につきましては、従来から直接税……

第58回国会 大蔵委員会 第19号(1968/04/03、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、約一時間いただきまして、たばこと酒に関連する質問をいたしたいと思います。  最初に、たばこ関係の質問をさせていただきます。これはやぶへびになるかもしれないのでございますけれども、製造たばこの小売り定価を昭和二十六年以来据え置いてこられた理由はどこにあるのか。その十七年間も据え置いたたばこの値段を、いま佐藤内閣として、国内政治の上で一番取り組むべき物価抑制という問題と反対の結果をもたらすであろう、また国民世論にも逆行してこの際あえて値上げに踏み切られる理由はどこにあるのか。特に間接税がいわゆる逆進性の強い税だといわれる観点からいたしましても、いささか納得できないのでございますが……

第58回国会 大蔵委員会 第28号(1968/04/24、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私、約三十分という約束でございますので、六時四十五分が参りましたら、途中でもう質問をやめるということを前提にして三、四点の問題をお尋ねしたいと思います。  いま武藤委員から、超過負担の問題について質問がございましたが、最初にこの超過負担についてお尋ねいたします。  自治省のほうに、超過負担に対する基本的な態度をどういうふうにとっておられるかということと、それから、地方財政計画上のこの超過負担の取り扱いについて御説明いただきたい。
【次の発言】 大蔵省のほうに聞きたいと思うけれども、いま自治省の財政局長としての、超過負担に対する基本的な態度の表明があったわけですが、大蔵省も同じだと考……

第58回国会 法務委員会 第2号(1968/02/29、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、法務省の刑事局長にお尋ねいたします。  過日の委員会で配付いただきました、昭和四十三年一月第五十八国会用の刑法の一部を改正する法律案についての資料、それから最近における人災事故例等を見ますと、特に人災事故例のほうは、すべてでございますけれども、いわゆる自動車による以外の業務上過失の事故例だと思います。列車とか、電車とか、飛行機、船舶、あるいは炭鉱事故、あるいはホテルの従業員とか警備員の過失等、私は最初にお聞きいたしたいのは、自動車による以外のものの人身事故について、量刑を中心に最近の実情をお答えをいただきたいと思います。

第58回国会 法務委員会 第3号(1968/03/01、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私も、きょう第一次、第二次羽田事件、佐世保事件、それから成田事件に関連して質問をさせていただく予定でございましたが、午前中の佐藤委員または猪俣委員、午後の中谷委員、ただいま神近先生の御質問が長くなりました。私もできましたら二、三時間いただいて本格的な質問をしたいと思いますので、質問そのものは次回に譲りたいと思いますけれども、この際御出席の政府委員の方々に、お願いといいますか、質問を予告させていただきまして、準備をしておいていただけば時間的に能率的にいくのじゃないかと思いますので、特に警察庁とそれから公安調査庁の方々に、いま申し上げました羽田事件、佐世保事件、成田事件の事実関係、たと……

第58回国会 法務委員会 第6号(1968/03/08、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、きょうは最初に佐世保事件を中心にした全学連関係の問題で約一時間、そして後半約三十分いただきまして、防衛庁関係の質問をさせていただきたいと思います。  最初に警察庁にお尋ねをいたしたいわけでありますけれども、第一次、第二次羽田事件及び佐世保事件並びに成田事件等の全学連を中心にした事実の概要について、参加した学生の数、年齢、その学生が装備しておりました内容、それに要しました警備側の人員、経費、またその結果生じました物損、人損の概要について、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明で、私のお尋ねしたうちで、学生の装備の問題について全然お答えになっておりませんが……

第58回国会 法務委員会 第8号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、理事会でお約束しました時間は二十分でございますので、その範囲でお答えをいただくように簡潔にお願いいたします。  最初に、裁判事務の合理化に関連してでございますが、私から申し上げるまでもなしに、裁判の迅速化ということは憲法上の要請でもございます。ところが一方で、かつて裁判官は化石化しているというようなことわざも流行したこともございますし、実際に裁判所の建物等を見ましても、赤れんがで明治調ふんぷんたるものがございます。裁判官本来の事務であります裁判事務については、かなりきびしい責務意識をお持ちで、優秀な裁判官が多数おられることは認めますけれども、一方で司法行政事務と申しますか、特……

第58回国会 法務委員会 第9号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○岡沢委員 せっかく文部大臣がおられますので、中谷委員の質問に関連して、私が八日に質問したときに大臣がおりませんでしたので、二、三点だけお尋ねいたしたいと思います。  それは三派系全学連のような学生が生まれた背景につきまして、もちろんいろいろな原因は考えられますけれども、具体的に私が指摘する点についてお答えいただきたいと思います。たとえば、最近新聞紙上等で報じられます高校の卒業式に答辞を読みかえるというような学生の存在でもわかりますように、いわゆる高校における偏向教育と申しますか、高校教育の影響とこの三派系学生の存在との結びつきについて、大臣はいかがお考えになりますか。  それからもう一つ、日……

第58回国会 法務委員会 第10号(1968/03/19、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、二月二十九日の質問に引き続いて、続行させてもらいたいと思います。  最初に、法務省の刑事局長さんと最高裁の刑事局長さんと両方にお尋ねしたいと思いますけれども、二百十一条の「業務上過失」の「業務」の解釈でございます。専門家の両局長に申し上げるのは恐縮でございますけれども、ほかの法律では、業務というのは反復継続を重視するように解釈するのが通常だと思います。二百十一条の「業務上過失」、特に自動車運転者の関係の適用については、この反復継続ということがあまり重視されないで、いわゆるオーナードライバー、一年に一回くらいしか乗らない人、場合によったら無免運転者も業務上過失で起訴し、処罰せら……

第58回国会 法務委員会 第14号(1968/03/28、31期、民主社会党)

○岡沢委員 瀧川先生にお願いいたしますが、先ほど古西先生が刑法百十七条ノ二と今度の二百十一条とのアンバランスについて御指摘がございましたが、この辺について先生はどういうふうな御見解をお持ちであるか、お伺いいたします。
【次の発言】 私の質問時間が、御答弁も含めて七分しかございませんので、かってでございますが……。もう一点、瀧川先生に。他の委員もちょっとお聞きになったことではございますが、先生の御意見で、軽いものが重くなるのではないという御解釈、いま御指摘がございました。しかし、われわれ実務家としましては、一番心配なのは、上限が上がることによって業過事件として全体がやはり引き上げられるのではない……

第58回国会 法務委員会 第15号(1968/03/29、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、一点だけお尋ねしたいのでございますけれども、すでにこの問題について論じ尽くされた論点ではあるわけですが、本改正案が通りました場合に、特に交通労働者として心配しておりますのは、提案理由におっしゃるように、重大悪質な事犯に対する上限の引き上げではなしに、業務上過失致死事件で一般の求刑なり科刑が引き上げられる結果をもたらすのではないかという点でございます。昨日来のずっと引き続いての質問に対しても、その点については大臣、刑事局長はじめすべての答弁者の方々から、そういうことはないという趣旨の御答弁をいただいております。しかし、やはりまだその懸念はわれわれの脳裏から去りませんし、交通労働……

第58回国会 法務委員会 第21号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私がこれから質問する問題につきましては、分科会等でも質問させてもらった問題と関連するわけでございますけれども、御承知のとおり、執行官汚職が全国的に続発をいたしております。私が分科会で質問した以後においても、新しい汚職も報ぜられております。私が申し上げるまでもなしに、ほかの汚職以上に、裁判所に関連する汚職というのは、法の番人であるだけに、与える影響はあまりにも大きいのではないか。どんな汚職でもいい汚職はありませんし、影響の少ない汚職はないとは思いますけれども、しかし、事裁判所に関する汚職となりますと、一般人に与える影響、あるいは法の権威に対する国民の失望、その他はかり知れ互い影響があ……

第58回国会 法務委員会 第26号(1968/04/26、31期、民主社会党)

○岡沢委員 ただいまの猪俣委員の質問とも関連させてもらい、また柳文卿事件の背景ということも考えて、これから二、三の問題について質問したいと思います。  第一点は、在日台湾人の法的地位の問題。外務省としてもお答えをいただきたいと思うのでございますけれども、柳文卿事件が起こったのもやはりそれと結びつくと思うのでございますが、御承知のとおり、在日韓国人につきましては、日韓基本条約、またそれに付属する協定等で特別の地位が与えられておるわけでございます。ところが、台湾と朝鮮はいずれも過去の日本の歴史において悲しい過去を持っているわけでございますけれども、朝鮮の場合は三十五年間の統治、台湾はむしろそれより……

第58回国会 法務委員会 第33号(1968/05/24、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に五月の十日に横浜市の横浜入国管理事務所前で、韓国から密入国してきた少年が朝鮮総連の人々に連れ去られた事件についてお尋ねをいたしたいと思いますけれども、この事件の真相といいますか、事実について最初にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 いま警察のほうでお調べ中ということでございますが、法務省の刑事局長、もしその事情わかりましたら、どういう容疑で、その取り調べの進行状況について、ひとつかまわない範囲でお答えいただきたい。
【次の発言】 だれかわかる方おられませんか。――事は小さいような感じもいたしますし、結果としては翌日に弁護士が付き添って柳少年を収容したということではご……

第59回国会 大蔵委員会 第4号(1968/10/18、31期、民主社会党)

○岡沢委員 あとで御質問になる田中委員がお急ぎのようでございますので、できるだけ簡単に二、三点質問いたしたいと思います。  最初に、本年度初めて総合予算主義がとられまして、上半期が経過したわけでございますが、この時点で、いわゆる総合予算主義の功罪について大蔵省としてどういうようにお考えになっておられるか。現時点での功罪あるいは今後予想される功罪についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 いまの次長のお答えですと、気分的な財政硬直化の解消の機運――主計局のお立場から見て数字と全く縁のないようなお答えで、いささか不満なので、もっと具体的に、たとえば米価の問題その他と結びつけて、やはり率直にこの際、……

第59回国会 大蔵委員会 第5号(1968/11/06、31期、民主社会党)

○岡澤委員 私は、与えられました時間が十分でございますので、ノーベル賞課税問題を中心にして、もし時間があれば他の質問を続けていたします。  川端康成先生のノーベル文学賞受賞に関連して課税の問題が論議されたことは、お互いに承知いたしておるところでございますが、結論的には、去る十月二十二日の国税庁長官の見解で課税されないということになったわけでございます。私はその結論に必ずしも異議があるわけではございませんけれども、所得税法の九条十八項を見てまいりますと、「学術に関する顕著な貢献を表彰するものとして又は顕著な価値がある学術に関する研究を奨励するものとして国、地方公共団体、外国、国際機関、国際団体又……

第59回国会 法務委員会 第2号(1968/08/09、31期、民主社会党)

○岡沢委員 時間がおそうございますので、二、三の問題につきまして、日通事件に関連して質問いたしたいと思います。  ただいまの刑事局長の松本委員に対する御答弁の中で、検察の流動性というお話がございました。日通に関連した四十七名の国会議員、名前が明らかにされていない国会議員につきまして、最初からいわゆる参考人であったのか、あるいは最初は被疑者であって参考人に変わったのか、事件処理につきましても、もちろんいずれも不起訴でありましょうが、参考人で問題はないと思いますけれども、中には嫌疑なし――これは起訴猶予の人があったのかどうか、その辺についてお答えをいただきたいと思います。

第59回国会 法務委員会 第3号(1968/10/14、31期、民主社会党)

○岡沢委員 すでに昼食時間を一時間以上経過しているわけでございますけれども、すでに質問されました三人の質問とも関連いたしますので、引き続いて会食問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど松本委員に対する答弁の中で、刑事局長のほうでたった一人しかない検事総長だからという意味のことばがございました。文字どおりに解しますればそうでございますけれども、検察庁法第七条によりましても、検事総長は「すべての検察庁の職員を指揮監督する。」という立場におられます。また、刑事訴訟法第二百四十七条によりますと、「公訴は、検察官がこれを行う。」検察官だけが公訴権を持っておるのが日本の法律上の規定であります。……

第59回国会 法務委員会 第4号(1968/10/31、31期、民主社会党)

○岡澤委員 最初に、私に与えられました時間がわずか二十分でございます。私のあとに山田委員、松本委員の質問もあるわけでございますが、私は、月に一回の法務委員会に所管の大臣がわずか午前中しか出席できないという御態度に対してはなはだ遺憾に思います。特別の理由がありまして、われわれも納得できるような、国会の法務委員会以上の要務がある場合は、われわれももちろん納得いたしますけれども、先ほどの理事会におきましても、委員長から、きょうの法務大臣の所用についての具体的な説明は別にございませんでした。そういたしますと、やはり国会の法務委員会に所管大臣としては何をおいても御出席いただくのが当然だと思いますが、そう……

第60回国会 法務委員会 第1号(1968/12/17、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最高裁にお尋ねいたしますが、司法修習生は、修習を終わりますと、判検事、弁護士にそれぞれ分かれるわけでございますけれども、最近の修習生の志望別状況、特に判事補志望者の趨勢について、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その七十七名というのは、志望者なのですか、即採用者ですか。
【次の発言】 志望者は何名くらいあったのですか。
【次の発言】 そうすると、簡易裁判所の判事か判事補かは別として、志望者は全員裁判官に採用されたということなんですか。
【次の発言】 もしおわかりになれば、検察官、弁護士の実際の志望者数をお伺いいたします。

第60回国会 法務委員会 第2号(1968/12/18、31期、民主社会党)

○岡沢委員 昨日最高裁関係の給与に関する質問をさせていただきましたので、きょうは法務省関係につきまして若干お尋ねいたします。  現在検察庁における検事、副検事、検察事務官の定員とその充員、現在員ですね。その実情はどうなっているかお尋ねをいたします。
【次の発言】 大阪、東京、名古屋等の大都市におきましては、特に顕著だと思うのですけれども、非常に検察庁は多忙なような感じを私自身実感として持っております。また特に告訴事件等の処理、身柄でない場合は非常におくれておるという実情もございます。また交通事件の処理につきましては、反則金制度の採用によって幾らか楽になったようでございますけれども、いまでも、一……

第60回国会 法務委員会 第3号(1968/12/19、31期、民主社会党)

○岡沢委員 それでは、入管局長はお急ぎのようでございますから、先ほど松本委員が質問したことと関連するわけでございますけれども、昨日東京高裁で判決のありました朝鮮民主主義人民共和国よりの再入国の問題についてお尋ねをいたします。  最初に、もうすでに上告をなされたという新聞報道がございましたが、なされましたか。
【次の発言】 その上告の判断は局長がなさったのか、大臣がなさったのか、あるいは政府の意思としてなさったのか、どちらですか。
【次の発言】 先ほどの松本委員に対する御答弁で、上告の理由の主たるものとして、建国記念行事に参加するというのは政治的な性格があるという意味のことをおっしゃいました。東……

第61回国会 運輸委員会 第7号(1969/02/28、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、新国際空港の必要性は十分に認めるという立場からではございますけれども、二、三の問題についてお尋ねをいたします。  先ほど小川委員の御質問にも出ましたけれども、高根沢の御料牧場を建設中でありますけれども、その進捗状況、その移転の時期はいつごろであるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 よくわかりましたけれども、総裁のことばの中で、きわめて事務的なことですが、二百五十町歩、これはやはり新しいアールの言い方に統一されたほうが、やはり国会で模範を示すという必要があろうと思います。  先ほど来、小川委員との問答を聞いておりますと、用地の買収、まだまだ難問があるようでございますけれども、……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第17号(1969/06/26、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私はきょうは、交通事故を中心とした応急措置、救急措置につきまして、お尋ねをいたしたいと思います。  冒頭、質問の機会を与えていただきましたことを、委員長、理事並びに委員の先生方にお礼を申し上げます。  交通事故は、御承知のとおり、激増の一途をたどっておりますし、ことしも一般の予想では、死傷者が百万人をこえる、死者も二万人をこえるのではないかという悲しい、史上最悪の事態が予想されているわけであります。事故の形態につきましても、従来の車対人の、いわゆる凶器型から、高速道路の開通等によりまして、車対車、あるいは車対物の棺おけ型の事故の急増等が予想されるわけであります。一九六五年のWHOの……

第61回国会 大蔵委員会 第8号(1969/03/05、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に文部省にお尋ねいたしますけれども、学生暴力によって国有財産がいま各地で多数被害を受けていると思いますが、その実態を文部省として把握しておられるか、あるいは調査しておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 私が聞いたのは、その被害の実態についての調査なり額なり態様です。お尋ねします。
【次の発言】 非常に無責任だと思うのですよ。私はもっと詳しい実態を聞いているのです。どこで幾らあったか、わかってないところはわかってないでいいのです。東京大学で幾ら、大阪大学で幾ら、それをお尋ねします。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますけれども、いま課長は国立大学の中で十五校は現実に国有財……

第61回国会 大蔵委員会 第12号(1969/03/18、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、社会保険診療報酬課税の特例制度にしぼって質問を申し上げたいと思います。  現在、医師及び歯科医師の受ける社会保険診療報酬につきましては、もう大臣も十分御承知のとおり、実際の経費が幾らであるかにかかわりなく、収入金額の七二%に相当する金額を必要経費とみなして所得計算をすることが認められておるわけであります。  私は、あとの質問との関係もございますので、この制度の沿革を簡単に述べてみますと、昭和二十六年に社会保険診療報酬の一点単価が、医師及び歯科医師の満足を得られるだけの引き上げが行なわれなかった点を補うために、閣議了解に基づきまして、昭和二十六年分の所得税に限って、行政措置とし……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1969/04/03、31期、民主社会党)

○岡沢委員 きょうは、私はタクシー料金の値上げ問題を中心にしてお尋ねいたしたいと思いますが、最初に、現在出ておりますタクシー料金の値上げの申請の実態について、ことに、公共料金抑制という大方針に反して、この三月一日には滋賀ではすでに二〇%をこえる値上げをお認めになったようでございますけれども、そういう事情も含めて御説明いただきます。
【次の発言】 いま、百二十九ブロックあって、九十七ブロックまで値上げの申請が出ているということでございましたが、その申請の特色ですね、地域別にあるいは業種別に、正確でなくてもけっこうです、もし傾向について特色的なものがありましたらお答えいただきたいと思います。

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1969/07/03、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は去る四月三日にも、タクシーの問題を取り上げさせてもらって、本委員会で質問の機会を与えてもらったわけでございますけれども、本日も重ねまして、この問題を中心に質疑をさせてもらいたいと思います。タクシーの利用につきましては、正確な数字ではありませんけれども、一日に全国では七百万人ないし八百万人がタクシーを利用する。東京だけでも一日約三百万人の利用が予想される機関であります。都市交通体系の中でタクシーの演ずる役割りというものはきわめて大きい、むしろ国民の足だということを率直に認めてよい段階に来ておるのであります。  ところが、このタクシーの実態につきまして、ことに利用する立場の私たちか……

第61回国会 文教委員会 第7号(1969/03/19、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に文部大臣にお尋ねいたしますけれども、現在の時点において、大学の正常化に関して、文部大臣としてとるべき処置あるいはとろうとしておる処置、具体的にお尋ねいたします。
【次の発言】 文部大臣として詳しくいろいろ所信をお述べになりましたが、尽きるところは、各大学において正常な教育環境を回復して、学生は教育を受け得るような環境に、教授は研究と教育ができ得るような環境に戻すということに尽きるかと思うわけでございますが、それと関連して、大学一般に風靡している警官、警察アレルギーの問題あるいは自衛官、自衛隊に対するアレルギーの問題等を中心にお聞きしたいと思いますけれども、最初に文部省以外でお……

第61回国会 文教委員会 第14号(1969/04/25、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、いま斉藤委員からも質問がありましたけれども、今回の措置による住宅並びに施設の建設は、日本住宅公団としては業務の特例に当たるのだろうと思うのですが、これは予算上は別ワクでなさるのか、それとも住宅公団の本来の予算内でなさるのかということをお聞きしたい。そのために本来の住宅建設が阻害されるといいますか、圧迫される心配はないのかという点をお尋ねいたします。
【次の発言】 私は札幌の地理に詳しくないので、愚問かもしれませんが、いま予定しておられまする建設地は、札幌の住民にとって住宅地として適地なのか、やはりオリンピックとの関係で、本来ならばお選びになるべきところでないところを無理をし……

第61回国会 文教委員会 第15号(1969/05/07、31期、民主社会党)

○岡沢委員 質問いたします前に、私、けさの理事会では二時間時間を与えてもらうという約束でございますが、四時には文部大臣は退席されるということで、三十分しかございませんので、できなかった質問については次回に私の質問を許していただきたいということを委員長にお願いして質問を始めたいと思います。
【次の発言】 最初に文部大臣に、現在の時点における大学紛争の実態、紛争校の現状等についてお尋ねいたします。
【次の発言】 その紛争校の全大学に対する比率については、国立は七十五校でございますから三十二校ということで出てまいりますけれども、公立あるいは私立と比較して考える意味で、紛争校と存在校との比率をまずお尋……

第61回国会 文教委員会 第17号(1969/05/14、31期、民主社会党)

○岡沢委員 この前の委員会に引き続いて質問をさせていただきたいと思います。坂田文部大臣の顔を見ますと、先週は非常にお元気そうに見えたのです。ところが、きょうは朝からだいぶお疲れであったようで、一回り小さくなられたような感じで、御心労のほどは察しますけれども、私の御質問に誠意のあるお答えを願いたいと思います。  最初に、中教審の答申を受けての大学立法の問題でございますけれども、御承知のとおり今国会の会期は二十五日で終わるわけであります。きょうから約十日間しかございません。また本委員会も、きょうを含めまして定例日はあと四回であります。しかも明後日の十六日は天皇の園遊会の予定等もございまして、やはり……

第61回国会 文教委員会 第19号(1969/05/28、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に著作権制度の改正の基本的な方針についてお尋ねいたします。  これは大臣と長官の両方にお尋ねいたしますけれども……
【次の発言】 それじゃ質問を続けます。  重ねてお尋ねいたしますけれども、著作権制度改正の基本的な方針について、端的に申し上げまして、この法律が権利者保護を重点に考えられる法律であるか、あるいは利用者のための法律であるか、この両者の関係等を中心にして、著作権制度改正の基本的な姿勢を最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 特に大臣の御答弁ではその両方を保護するという御答弁がございました。しかし、大臣も十分御承知のとおり、この著作権者と利用者とはむしろ利害が対立する、……

第61回国会 文教委員会 第24号(1969/06/18、31期、民主社会党)

○岡沢委員 ただいまの専門家的な小林委員の御質問と清水総務部長の問答を聞いておりますと、きょうまでのこの私学共済関係の査閲の総仕上げになったようで、特に問題点と思われる未加入校の問題とか、長期給付についての国庫の補助率を百分の十六から二十に上げる問題等、大きな問題にすでにお触れになりました。まあ落穂拾いの気持ちで若干民社党の立場から質問さしていただきたいと思います。すべて清水部長という意味じゃなしに、政府のほうにも聞かしていただきます。  最初に、私学共済に対する昭和四十四年度の予算措置はどういうようになっておりますか、政府のほうから答弁を願います。

第61回国会 文教委員会 第26号(1969/06/25、31期、民主社会党)

○岡沢議員 ただいま議題となりました大学基本法案の提案理由を説明いたします。  まず、本法案の基礎になっている根本的な考え方について申し述べます。  現在、日本及び世界の各所に起きている大学紛争は、表面の現象としては、個々の学生集団の大学並びに現体制に対する反抗であり、形態としては通常の集団暴力行為と異なるところはありませんが、その本質は近世以来人類が築き上げてきた近代文明の根底に対する挑戦であり、同時に新しい文明の生みの悩みであり、したがってその本質に対する認識を誤っては事態の処理が不可能であることはもとより、かえって人類の不幸を招くおそれがあります。ゆえにわれわれはまず次の二つの政策には反……

第61回国会 文教委員会 第33号(1969/07/10、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、この月曜日七日以来の文教委員会の姿を見まして、大学の紛争を解決するための方策を国権の最高機関において模索をしておる委員会が、逆に紛争状態とまではいかないにいたしましても、あるいは大学紛争と似たような形の姿があらわれんとしたことにつきましてははなはだ遺憾でありますし、また、この委員会における混乱が、ある意味では大学における紛争と相通ずるものがあるということを直観的に感ぜざるを得ないわけでございまして、大学紛争の背景につきましては本委員会においてもあらゆる角度から検討されましたし、政治的に社会的に深く広い原因があるということは従来も指摘されたとおりでございますけれども、いまさらな……

第61回国会 法務委員会 第5号(1969/03/07、31期、民主社会党)

○岡沢委員 裁判、特に刑事被告人の場合は、憲法三十七条によりましても、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受けるというのが国民の権利であることは、言うまでもありません。これが実際には民事、刑事ともきわめて長期の裁判が、残念ながらはなはだ多い。八海事件等もしばしば問題になりましたけれども、今度学生諸君が大量に起訴されました公安事件の場合なんかは、いまから新聞等では十年裁判ということが予測されているわけです。おそらくそうなりますと、学生諸君も、三十をこえた人生の半ば過ぎまで被告人としての扱いを受けるおそれもあるわけです。そういうこともあわせまして、私は、この委員会でも、裁判の迅速化ということについてはし……

第61回国会 法務委員会 第14号(1969/04/18、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、与えられた時間四十分で、一時半に次の山田委員にバトンタッチするということでありまして、時間を守らさせてもらいます。  最初に、私も過日当委員会で質問したことがございますけれども、大学の自衛官の入学拒否に関連いたしまして、本日東京法務局長から東京都立大学の学長あてに勧告が出されたようでございます。内容については、すでに御承知のとおり、東京都立大学は受験拒否の評議会の決定はこれを取り消すこと、可能な限り受験の機会を与えるよう措置すること――もちろんこれは当該三名に対してだと思います。第三点として、憲法、教育基本法に違反するような差別的取り扱いをすることのないよう配慮すること、とい……

第61回国会 法務委員会 第19号(1969/06/06、31期、民主社会党)

○岡沢委員 それではいま五十五分でございますから、二十五分まで三十分間質問を許していただきたいと思います。  最初に、大学紛争による学生検挙の実態について――きょうは対策等は時間の関係で後日に譲りまして、事実を明らかにしたいと思いますので、実態についてお尋ねいたします。本日現在までの学生騒動による学生の逮捕、勾留、起訴その他の処分、これは少年に対する保護処分等を含めまして、されたものの実態についてお尋ねいたします。その延べ人員、現に逮捕、勾留あるいは公判を受けておるもの等の数、それからその学生の国立、私立、公立等の学校別、ことにその中に高校生が含まれる場合は、その高校生の数、年齢別、性別等を最……

第61回国会 法務委員会 第24号(1969/06/27、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私も、それに関連しまして二、三質問申し上げたいと思います。いま畑委員の質問に対する総長の答えの中で出てまいりました、事務総長名の日弁連会長あての文書を拝見いたしました。その中に「戦後に最高裁判所がとった前例および本年度における各省庁の取扱い方針等をも参酌し、」ということばがございます。この中身は、そういう先例がいつどういうふうにあったかというふうな点も含めて、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 前者の終戦直後のことについてはよくわかりましたけれども、各省庁の場合、上級職は原則として卒業が条件でございますけれども、御承知のとおり、修習生は必ずしも大学卒業が条件でないわけでご……

第61回国会 法務委員会 第26号(1969/07/04、31期、民主社会党)

○岡沢委員 私は、与えられました時間が三十分間でございますが、横浜市に起こりました水道誤接事件、それから千葉大学で起こりました採血ミス事件とあわせまして、最近の学生騒動等を中心とする暴動事件による一般市民の被害の求償問題、この三点についてお尋ねをいたしたいと思いますが、申し上げましたように、御答弁の時間も含めて三十分でございますので、できるだけ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  日本の社会、経済がすばらしい発展を遂げたこと自体は非常に喜ばしいことではありますけれども、その反面、いわゆる公害問題あるいは交通事故の問題等、先進国に必然的と考えられるかどうかは別といたしまして、つきものの新しい……

第61回国会 法務委員会 第31号(1969/10/09、31期、民主社会党)

○岡沢委員 ただいま畑委員のほうからお尋ねのありました平賀書簡の問題と飯守判事の寄稿の問題に関連してお尋ねを申し上げたいと思います。  これは私も非常に傾聴しておることばでありますけれども、一国で政治が乱れても、政変があっても国が滅びることはない、しかし、裁判と教育が乱れるときは国の滅亡に通ずるということばがございます。幸か不幸か裁判所も荒れておりますし、裁判所の権威が、ここ半年くらいの間に、いろいろな観点から批判される事態を起こしているわけでございまして、何とかこれを、国民の信頼を取り戻し、裁判所本来の公正にして厳正、しかも法の番人としての、憲法で与えられました機能を果たしてもらえる裁判所に……

第62回国会 法務委員会 第1号(1969/12/01、31期、民社党)

○岡沢委員 本法律案の提案理由の説明に、「人事院勧告の趣旨にかんがみ」というのがございましたし、すでにもうこの法案の性質等については、質問する側もまた受けていただく側も十分承知の上でございますが、本日、与党の田中委員からも完全実施についての指摘がございましたし、また第六十国会におきましても本委員会の決議として完全実施を超党派で要望しているわけでございます。また人事院勧告の趣旨ということになれば、完全実施がむしろ当然であろうと思いますし、また本法律案の趣旨が、一般政府職員の給与を改善するのに準じてとありますけれども、一般政府職員の地位と裁判官あるいは検察官の職責とは、憲法上もあるいは関係法律上も……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1970/06/11、32期、民社党)

○岡沢委員 私は最初に、棄権の問題につきまして若干質問させていただきたいと思います。  昨年暮れに行なわれました第三十二回の総選挙で、御承知のとおり二千万以上の棄権がございました。投票率は六八・五一%というわけでございますから、十人のうちの三人以上が棄権をしておるということであります。ここで初歩的な議論をする気持ちはありませんけれども、国民の最大の権利であり、義務であるといわれている参政権、その棄権の率が三〇%をこえるという問題はやはり等閑に付せられない問題点を含んでおるのではないかと感ずるわけです。この棄権の原因をどういうふうに分析しておられるか、事務当局でもけっこうでございますが、大臣から……

第63回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1970/07/02、32期、民社党)

○岡沢委員 「それがどんなにむずかしいことであっても、改正するのが政治家の義務である」というのは、グラッドストンが選挙法と政治資金規正法に関連して言われた有名なことばであります。先ほど来、堀委員からも伏木委員からも御指摘のございました政治資金規正法の問題につきまして、大臣も苦渋の姿を顔にもいまあらわしておられますけれども、大臣自身もまた堀委員もみずからきびしく律するという立場の御発言がございました。もしそれがほんとうであるならば、この改正案を出す手続におきましても秋田自治大臣は所管大臣としてやはり政治的な決断が必要ではないか。またそれが正しい政治資金規正法に対する姿勢でもあるんじゃないか。私は……

第63回国会 大蔵委員会 第25号(1970/04/14、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、一年ぶりで大蔵委員会で質問する機会、ことに総理御出席の場で質問する機会を与えていただきましたことを、先輩、同僚の議員に厚くお礼申し上げたいと思います。  実は、きょうはわが党の大会でございまして、春日一幸前書記長、竹本政審会長あるいは先輩の永末さん、いずれも大会に出ておられまして、私がピンチヒッターでいささか心苦しいのでございますけれども、質問をさせていただきたいと思います。主として土地税制を中心にして質問をいたします。  きょうは、総理と大蔵大臣お並びでございますが、私たち野党の一員としての民社党も、率直にいって、自民党政府の政治の成果について、たとえば日韓問題、沖繩問題あ……

第63回国会 地方行政委員会 第5号(1970/03/10、32期、民社党)

○岡沢委員 午前中からずっと質疑が続いておりますので、府政委員のほうで生理的な現象のある方は、どうぞ途中で御遠慮なく行っていただきたいと思いますが、与えられた時間内で二、三点質問さしてもらいたいと思います。  この法案につきましては、すでに首都圏近畿圏の実績があるわけでございますが、その実績に照らして、この法案のメリットあるいはデメリットあるいは改善を要する点、全部あげることはたいへんだと思いますが、特にこの際指摘しておきたいという点がありましたら、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 もう少し突っ込んで聞きたいような気もいたしますが、時間の関係で、法案の中身に入らせていただきまして、……

第63回国会 地方行政委員会 第8号(1970/03/19、32期、民社党)

○岡沢委員 私に与えられました時間は二十分でございますので、その範囲内で数点お尋ねしたいと思います。  この法案の通ることを予定して、おそらく千葉県知事は整備計画の案をおつくりになっていると思いますし、また自治大臣は、その内示を受けておられるあるいは主務大臣等とも協議を進めておられると思うのでございますけれども、この法案が成立、施行された場合、この法の適用期間である十年間に、国が通常の負担割合と比較してどれくらい財政上、金融上負担増になるのか。同じことは、逆に関係市町村からすれば、どれだけ実益を受けるのか、受益割合がどれくらいになるのか。いまの桑名委員の質問にもありましたが、たとえば学校の防音……

第63回国会 地方行政委員会 第11号(1970/03/27、32期、民社党)

○岡沢委員 地方税法の一部改正に関連して、最大の問題の一つと思われます大都市財政の実態に対応した財源確保の問題、いわゆる都市税源の充実の問題でございますが、こういう問題や、住民税の課税最低限の問題、特に所得税のそれとの格差の問題、あるいは道府県民税の所得割りの税率の問題、あるいは徴税経費の節減の問題等につきましては、もう本委員会でもたびたび論議されましたし、税調の第三部会等でも慎重に検討されているようでもございますし、特に本法案の附帯決議としても用意されるようでございますから、あえてちょうちょうすることは避けますけれども、やはりこれらが大きな問題であるということを最初に指摘させていただきまして……

第63回国会 地方行政委員会 第13号(1970/04/02、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、地方公営競技に対する政府の基本方針、大きな問題でございますが、大臣に聞きたいと思いますが、おられませんので、政務次官に、大臣にかわった立場で、根本方針をお伺いいたします。
【次の発言】 このギャンブルに関連いたしまして、政務次官もよく御存じのアレックス・ラブナーが「ギャンブルは適度に楽しむことが望ましく、また適度に楽しむことができるものだ。そして悪を制しても善を生ずるとは限らず、法律によって悪を制すれば、自由社会の人間は別な悪を生み出す。」と言っておりますが、なかなか味のあることばだと思います。大体この考え方が、いま次官の御指摘の、三十六年七月二十五日の公営競技調査会の答申……

第63回国会 地方行政委員会 第16号(1970/04/08、32期、民社党)

○岡沢委員 私が大蔵大臣に質問することは、横綱に対して幕下が質問するようなことでいささか気がひけますが、そこは小さいながらも党の代表ということで、お許しをいただきたいと思います。  先ほど大蔵大臣は、地方財政は非常によくなった、隔世の感があるとおっしゃいました。貸し借りの問題を考えれば、そうお答えにならざるを得ないと思うのですけれども、しかし、それは比較の問題であって、同じ大蔵大臣がいまこの席で、社会資本の蓄積、これは先進諸国に比べて、非常にというところにウエートを置かれて、立ちおくれておるということを御自認なさいました。私は、日本の政治の一番課題というのは、大政治家に説教するわけではありませ……

第63回国会 地方行政委員会 第17号(1970/04/10、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、いまの御報告とも関連してちょっとお聞きしたいと思いますので、消防庁長官、できたらおっていただきたいと思います。  いま御報告のありましたガス爆発事故は、指摘するまでもなしに、大阪市の市営の地下鉄工事に関連して起こったわけでございます。この事故はいわゆる人災だという立場から責任追及が行なわれている向きもございます。私は、必ずしも人災でないとは、もちろん申し上げるわけではございませんけれども、しかし、大きな観点からした場合に、今度のような大事故が大都市においていつでもどこでも起こり得る可能性があるという見方は否定できないのではないか。ある報道は、大都市はガス火山帯の中に存在して……

第63回国会 地方行政委員会 第19号(1970/04/17、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、民社党を代表して、本法律案に反対の意見を申し述べたいと思います。  佐藤総理は、一九七〇年代は内政の時代だと強調されております。そして本年度はその一九七〇年代の幕明けの年であることは言うまでもございません。内政の充実を考えますときに、国民生活に直接密接した関係にございます生活環境の整備が、その出発点であることも異論のないところだと思います。わが国が、このような経済成長、経済発展にかかわらず、いわゆる社会資本の蓄積が欧米先進諸国に比して著しく立ちおくれていることも、しばしば指摘したところであります。生活環境の整備と社会資本の充実が不可分の関係にあることも、論ずるまでもございませ……

第63回国会 地方行政委員会 第20号(1970/04/23、32期、民社党)

○岡沢委員 私は約一時間の持ち時間を与えられておりますが、主として自動車運転者教育を中心にして所信をただしたいと思います。  最近の道路交通事情特に交通事故の激増につきましては、ここでちょうちょうする必要はありませんけれども、しかしながら、現在の国内政治問題の最大の課題の一つがやはりこの交通事故問題だと断言しても間違いないと私は思います。昨年は一万六千人の死者を出したといわれますけれども、それは事故後二十四時間以内の死者の数でありまして、実質は約二万人といわれております。また負傷者につきましては九十六万人、合計いたしまして約百万近い死傷者。これは人口一億の国民の中で、百人に一人に近い数字であり……

第63回国会 地方行政委員会 第26号(1970/05/16、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、残り時間二十分しか民社党に与えられておりませんので、できるだけ答えを簡単にしていただきたいと思います。  十三日の九時五十二分に加川巡査部長が狙撃をしたねらいの焦点がどこであったかということにつきまして、昨日の広島県議会の警察商工委員会におきまして、広島県警の須藤本部長は、「右腕をねらって撃った」「「犯人は錯乱状態であり、このまま放置すれば一般市民らにさらに被害が拡大する恐れもあり、暴走によって航行中の他の船舶にも危険を及ぼす恐れがある」と判断、そ撃以外に手段なしと考え、ライフル銃撃隊員に、犯人の急所をはずし、右腕をねらって撃ち、犯人が抵抗できないようにせよ、と命じた。」「射……

第63回国会 地方行政委員会 第28号(1970/07/10、32期、民社党)

○岡沢委員 沖繩の本土復帰に伴う一体化あるいは格差是正の問題につきましては、経済上の問題あるいは行財政上の問題ももちろん必要でございますが、われわれ地方行政委員会の守備範囲といたしましては、法令及び制度が全く違う、これについて暫定措置、特別措置あるいは経過措置等が必要なことは言うまでもありませんし、激変緩和の措置につきましても、いろいろ考慮していただいていると思いますけれども、これを運営するのはやはり人であります。そういう関係から、われわれ現地に参りましたときも、市長、村長さんの代表の方から、沖繩に公務員の研修所を設置してほしい、これは復帰に先立ってあらかじめ設置してほしいという要望がございま……

第63回国会 地方行政委員会 第30号(1970/09/11、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、当委員会の守備範囲内で、公害対策についてお尋ねをしたかったわけでありますけれども、残念ながら山中長官もお見えにならないようでございます。私のあと林委員も御質問の予定でございますので、時間をしぼらせていただきまして、次回、先ほどの門司委員の御要求で総理大臣が出られるなりあるいは山中長官のおられるところで、きょう質問し残した点はお尋ねすることにして、時間的には二十分くらいで質問を終わりたいと思います。  最初に、公害対策の限界と申しますか、最近のここ数カ月間、新聞、テレビ、マスコミ等を通じましてよくいわれますように、カラスの鳴かない日はあっても公害問題が取り上げられない日はないと……

第63回国会 地方行政委員会 第31号(1970/10/15、32期、民社党)

○岡沢委員 私の党に与えられました範囲内で、あと五分で、せっかく山中長官お見えでございますので、地方自治行政の守備範囲内で、担当大臣としての総務長官にお尋ねしたいと思います。  私は実は山中総務長官に質問するのは初めてでございます。八月までは公害に対する大臣の姿勢、勇気あるいは情熱を非常に高く買っておりました。ところが、先月の九月十一日の当委員会に大臣の御出席をお願いしましたのに、在京しておられながら、産業公害対策委員会なら別として、地方行政に出るということは、時間の関係その他で遠慮したいという御返答があったということが委員長から話がありました。それから、きょうの御答弁でも、公害関係担当大臣の……

第63回国会 法務委員会 第7号(1970/03/18、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、刑事法廷における原告官を、現在は検事が専任で担当されておりますけれども、弁護士に担当させる制度の採用に関連した質問をいたしたいと思います。  財団法人法曹会が出しております「法曹」という雑誌がございます。その二三三号、ことしの三月号に現職の検事総長であります井本臺吉さんが「検察庁を去るに当って」という一文をものにしておられます。この中で検事総長は「刑事法廷における原告官としての行動等は、在職者の法曹でなくても、在野の弁護士でも十分果し得るのである。刑事訴訟法準起訴手続の原告弁護士の実績が数々存するのである。刑事法廷における原告弁護士の制度の開設は、検事欠員の現状に鑑み目下の喫……

第63回国会 法務委員会 第8号(1970/03/20、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に最高裁のほうに、この三月十二日、十三日、俗にいわれる公害担当裁判官会同というのがなされたことを新聞等で承知しているわけでございますが、この会同のときに出た意見の中で、特に今後の裁判上あるいは法制上参考になると思われるようなものを、簡単でけっこうですが御報告を願います。
【次の発言】 いまの第一点の問題は、私の解釈が誤りでなければ、挙証責任の転換の問題だと思うのでございますけれども、これはそのときの意見でもけっこうですし、最高裁の御見解でもけっこうなんですが、現行法を変えなくても解釈でまかなえるという御趣旨かどうかということが一点。  それから、第二点の差しとめ請求の問題、これ……

第63回国会 法務委員会 第10号(1970/03/25、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、いま林委員のお尋ねでありました公害罪の問題、関連がございますのでお尋ねをいたします。  先ほど刑事局長の御答弁では、公害罪は刑法の全面改正と結びつけて検討しているというお話がございました。それではその刑法の全面改正、いつごろ法案として御提出になる予定か、見通しについてお尋ねいたします。
【次の発言】 いまの局長の御答弁ですと、早くても来年の暮れ。そうすると、提案は一番早い場合でも四十七年度ということになろうかと思います。もちろん法制審議会刑事法特別部会、いろいろな問題を検討しておることはわかりますけれども、それでは、この刑法の全面改正、法制審議会で検討されましてからいままで……

第63回国会 法務委員会 第11号(1970/03/27、32期、民社党)

○岡沢委員 関連して。今度の改正、私はしごくごもっともだし、むしろおそきに失したという感じがするわけです。いただきました資料によりましても、昭和四十二年十月、全国連合戸籍事務協議会の要望事項、四十三年にも四十四年にもなされているわけですね。いまの局長さんを責めるわけではございませんけれども、これだけいい改正をなぜいままでほっておかれたかという感じがするので、その辺、理由があれば伺いたい。

第63回国会 法務委員会 第12号(1970/03/31、32期、民社党)

○岡沢委員 石田機長との連絡はどの程度に現在とれているのか。最初に連絡がとれたのは板付へつく前かどうか、その辺のところをちょっとお伺いいたします。
【次の発言】 現在も機内と外部とが十分な連絡がとれているのか、これは一番大事なことですから……。
【次の発言】 乗客及び操縦士あるいはスチュワーデス以外の外部の者が機内に入っているのですか、入れないのですか。
【次の発言】 時間の関係があると思いますので、最後に一点だけ、法務省からお答えいただいてもけっこうなんですけれども、この事件の犯罪としての適用法令と申しますか、それは刑法上の脅迫罪とか監禁罪あるいは航空法違反とかいろいろあると思いますけれども……

第63回国会 法務委員会 第13号(1970/04/01、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に委員長にお願いしておきたいのですが、昨日の話では一時間質問時間を与えられているということでございました。私はほかの質問を一切放棄いたしますので、この問題で若干の、二十分という制限あるいは二十五分という制限にはこだわらないで少し超過することをお許しいただきたい。どんな場合でも一時間オーバーすることはいたしません。
【次の発言】 良識でもちろん判断いたします。  昨日来のこの事件につきましては、いろいろ批判もあろうと思います。警察の手落ちを責めたい気持ちもいたします。しかし、ここは法務委員会でございますので、それ以上に法的な不備がなかったかという点を中心にして私は質問をいたしたい……

第63回国会 法務委員会 第14号(1970/04/03、32期、民社党)

○岡沢委員 政府がこの法案をお出しになるまでにいろいろないきさつがあっただろうと思います。  かつては昭和二十一年の法律第十一号によって問題が取り上げられましたように、戦争に負けた結果、朝鮮弁護士令によって弁護士の資格をお持ちであった方の資格をどうするかという措置、あるいは近いところでは奄美群島復帰のときの措置等もありますし、また、本法案に対するいろいろな質問でも出ましたように、沖繩法曹界の希望とかいう問題あるいはまた日弁連の意向、いろいろ利害錯綜する点もありますし、一方で、資格を取得された以後は本土におけると同じ判検事、弁護士の資格をおとりになるということで、水準の問題等、諸般のむずかしい要……

第63回国会 法務委員会 第16号(1970/04/08、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、川島警備局長が何か部内のハイジャックの検討会をお持ちだそうですから、川島さんにお尋ねします。  今度の事件で、私は、いろいろ教訓があったと思いますが、将来の対策のために真実を明らかにするということも一つの方法でございます。何と申しましても大切なことは、今後この種の事犯を再発させないというところにあろうかと思います。ハイジャックではございませんけれども、いわゆる外交官の誘拐事件、わが国のブラジル総領事も誘拐されましたし、近いところでは、グアテマラ駐在の西ドイツ大使が殺害されました。ハイジャックも中南米で起こって全世界に波及したわけでありますが、同じく外交官誘拐事件も、日本にお……

第63回国会 法務委員会 第19号(1970/04/15、32期、民社党)

○岡沢委員 御承知のとおり、私の党は昨日から定期大会を開催中でありまして、慣例によりまして、定期大会の開催中、委員会への欠席を黙認をしていただいている立場から、本日の理事会に欠席をいたしました。私の発言時間は与えられていなかったわけでございますが、同僚委員の御了解を得まして、畑委員の持ち時間をわずかいただくということで、若干の発言をさしていただきたいと思います。  言論・出版の自由なくして民主主義はないといわれます。この言論・出版の自由問題につきましては、あるいはまた妨害問題につきましては、本国会におきまして、予算委員会等でも取り上げられましたけれども、十分な論議が尽くされてはおりません。そし……

第63回国会 法務委員会 第20号(1970/04/17、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、昨日まで、属します民社党の大会がありまして、実はこの法案に対する質疑応答をほとんど聞いておりませんので、申しわけないことでございますけれども、同僚議員の質問と重複する場所があるかもしれませんが、お許しをいただきまして、私の党の立場から若干の疑問点をたださしていただきたいと思います。  私自身も実は弁護士でございますし、日弁連の会員でもあり、大阪弁護士会の会員でもございます。この法案の中身と申しますよりも、この法案の成立過程を通じあるいは成立後を通じまして、私個人として一番心配いたしますのは、日本の法曹三者の中で、ことにこの法案を通じまして明らかにされましたように、最高裁判所と……

第63回国会 法務委員会 第22号(1970/04/28、32期、民社党)

○岡沢委員 この法案の提出に至るまでの経過と、特に法制審議会の審議との関連性についてお尋ねいたします。
【次の発言】 三月三十一日に「よど号」の乗っ取り事件が起こって、きょうは四月の二十八日であります。法案審議に入って、しかもあと松本委員の質問を含めて午後二時までには終わるようにという与党の理事からの指示がございました。この法案は、私から指摘するまでもなしに、刑事立法の基本に関する法案であります。私も何回か指摘いたしましたように、刑法の改正作業は昭和三十八年から引き続き行なわれておるわけであります。来年の秋に草案ができるという予定だという御答弁をこの席でもいただいております。日航機の「よど号」……

第63回国会 法務委員会 第23号(1970/05/06、32期、民社党)

○岡沢委員 この金嬉老の問題につきましては、大臣も矯正局長も非常に恐縮の意を表しておられますし、私たちも必ずしも深入りをするという気持ちはございませんけれども、しかし、どうしても国民の立場から考えまして、二、三の問題について大臣自身の御意見をお聞かせいただきたいやむを得ない感じがございます。  それは、法の番人といわれる法務省の直接の管下で起こった事件である。それから大臣には言いにくいですけれども、大臣の御出身地の静岡県の刑務所で起こった事件であるということも含めまして、法の執行者に、大臣自身の表現をかりましても、考えられないような不正事件が起こった。しかもこの事件が起こっただけではなしに、こ……

第63回国会 法務委員会 第24号(1970/05/08、32期、民社党)

○岡沢委員 法務省の刑事局長と、この事件の調査に当たられました平井検事がおられますので、率直にお尋ねをしたいと思うのですが、現時点で、ほうちょう、やすり、粉末の入手経路、だれが、いつ、どういう方法で、どういう目的で持ち込んだかということがわかっておりましたら、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 いま刑事局長の御答弁がございましたが、先ほど矯正局長から、静岡地検の二人の検事を専任に当てて事件の捜査に当たっているということでございますが、どういう被疑事件で――この捜査は、いま刑事局長は二十三日からとおっしゃいましたが、私がきのう平井検事から聞いた範囲では、五月四日までは矯正局の調査……

第63回国会 法務委員会 第26号(1970/05/13、32期、民社党)

○岡沢委員 自席から三点ほど質問したいと思います。  最初に、海上保安庁と警察おそろいでございますので、海上の刑事犯罪についてのいわゆる守備範囲といいますか、法律上の犯罪捜査の責任範囲、あるいはその協力関係、また次長を前にして非常に言いにくいわけですけれども、田村一課長のおられる警察でしたら、凶悪犯人に対する逮捕とか捜査については専門でございますけれども、海上保安庁はそういう点では幾らか不安といいますか、専門的には経験の未熟さというものがあり得るのじゃないか。その辺の問題を今度の犯罪と結びつけまして、法的にどういうふうに守備範囲がなっておるか、それから協力関係が十分にできておるかどうか、あるい……

第63回国会 法務委員会 第27号(1970/06/10、32期、民社党)

○岡沢委員 時間がおそくなりましたし、この問題で松本委員の質問もあるようでございますから、簡単に二、三の点、最高裁の御見解をただしたいと思います。  法務大臣の発言につきましては、新聞等でしか承知していないという人事局長の御答弁がございました。法務大臣はけさの御発言で、現在の法曹養成制度がいい姿とは思われないという御発言がありました。法曹一元は理想ではあっても、実現性に乏しいという発言もありました。最高裁の事務総長として、また司法試験管理委員会のメンバーでもあられますし、またこの法曹制度については御見識の深い事務総長自身、この法曹一元の制度についてどういうふうにお考えになっておられるか、お尋ね……

第63回国会 法務委員会 第28号(1970/07/13、32期、民社党)

○岡沢委員 法務大臣は十二時に退席されるということで、あと松本委員も質問があるようでございますから、私は約三十分足らず、いま畑委員の御質問になりました分離修習の問題を中心にして、ひとつ大臣にお尋ねしたいと思います。  最初に、六月十日の当委員会における私の質問に対する小林法務大臣の答弁の中で、日弁連の成富会長のおことばに関することで事実に反することがあるということで、成富会長から私のほうに電話がございまして、ぜひ法務委員会でもその点について明らかにしてほしいという希望がございましたので、その点について最初にお尋ねをいたします。  六月十日の法務委員会で小林法務大臣は、「実は最近日弁連の会長が私……

第63回国会 法務委員会 第31号(1970/10/13、32期、民社党)

○岡沢委員 人権擁護をたてまえとする法務委員会で、昼めしを抜きにしてがんばっていただくということについては、いささか問題があるような気もいたしますけれども、十分以内ということで……。  ただいままでの同僚議員の質問とは全く違います。FM東海の告訴事件で、法務大臣が郵政大臣当時、みずから告発人となられました、例の電波法四条違反の処分に関連して若干御質問いたしたいと思います。  四十三年七月九日、郵政省がみずから告発人となりまして、電波法四条違反で東京地検に東海大学を被告発人として告発された事件の処理が最近なされたように聞いておりますけれども、その処分がどうなったか、お尋ねいたします。

第63回国会 法務委員会 第32号(1970/11/13、32期、民社党)

○岡沢委員 委員長、きょう理事会できょうの時間制限をされた理由は、川島副総裁のお葬式だということですね。ところが、自民党の議員は一人もおりません。差しつかえがあるのは委員長だけです。国会における委員の発言というものは、私は最大限に尊重されるべきだと思います。もちろん川島副総裁に対する冥福の気持ちには変わりありませんけれども、やはりそれと国政審議とは違うと思うのです。われわれの質問に対して一分とか二分とかいう制限をつけられるということについては非常な疑問を感じます。しかし、理事会の約束ですから、できるだけ協力はいたします。
【次の発言】 約束は守るように努力いたします。  私も司法の独立、裁判の……

第63回国会 予算委員会 第11号(1970/03/06、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、きょう、三つないし四つの課題について質問を申し上げたいと思います。  最初に道州制の問題、そして地価対策、大学問題、行政改革、時間によりまして若干つけ加えさしていただくことを御了解願いまして、最初に地方制度の根幹に触れます道州制の問題からお尋ねをいたしたいと思います。  ただ、冒頭、いささか不満を申し上げたいのは、私はこの道州制の問題を取り上げるにつきまして、過日の予算委員会でも社会党の細谷議員の質問に関連して、総理が、道州制の問題をお取り上げになったときに、
【次の発言】 ここで大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、私の理解が誤りでなければ、福田大蔵大臣は、かつては道州……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1970/12/16、32期、民社党)

○岡沢委員 私は最初に、宮澤行政局長が二時までしかこっちにおっていただけないということでございますので……。  局長はこの夏たしかヨーロッパにお行きになりまして、それだけが目的ではございませんでしたが、十八歳選挙権の問題等につきましても御調査になり、見聞を広めてこられたというふうに仄聞をいたしております。この十八歳選挙権の問題は、当委員会でも何回か議論の対象になりました。アメリカ、西ドイツ、イギリス等新しくこの制度を採用した国もございます。それぞれ国情の違いもあり、またその採用の理由につきましても個別的な事情があろうかと思いますが、日本におきましても十八歳の諸君の現状を考えました場合、りっぱに……

第64回国会 地方行政委員会 第4号(1970/12/08、32期、民社党)

○岡沢委員 今度の国会はいわゆる公害国会というわけで、はなばなしく公害罪等が脚光を浴びておりますけれども、公害の被害者――私は決して公害問題一般を軽視するわけじゃございませんが、たとえば水俣病にいたしましても死者は四十六名、あるいは三重県の四日市の四日市ぜんそくにいたしましても合計で四十数名の死者にすぎない、ということばを使ったらおこられるかもしれませんが、でございます。しかしながら、交通公害と申しますか、交通事故による死亡者は、御承知のとおり、昨年度だけで一万六千人をこえております。これも十分御承知のとおり、一万六千という数字は、事故後二十四時間以内の死亡者でございますから、実質的には二万人……

第64回国会 地方行政委員会 第6号(1970/12/10、32期、民社党)

○岡沢委員 持ち時間の範囲内で一つの問題だけやらしてもらいたいと思います。  国家のあり方としていわゆる高福祉高負担ということをいわれます。私は、公務員のあり方と申しますか、行政機関のあり方として、いわゆる高給与高能率ということが正しい姿ではないかというふうに感ずるわけでございます。最近、私の選挙区にございます高槻市と茨木市という二つの市が、高槻市のほうは、市長が背任容疑で検察庁の臨床尋問を受けるという事態が発生いたしておりますし、隣接する茨木市では、すでに市長が選挙違反と背任で有罪の判決を受けました。いま控訴中でございますが、市民からリコール運動が行なわれております。これはいずれも二十万都市……

第64回国会 地方行政委員会 第8号(1970/12/16、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、私は、自衛隊あるいは防衛庁内部における安全と秩序の維持、具体的には個人の生命、身体、財産を守る責任は警察がお持ちであるのか、防衛庁自身あるいは自衛隊自身がお持ちであるのか、守備範囲の問題をお尋ねいたします。
【次の発言】 私はその答弁が当然だと思いますけれども、現実には自衛隊の内部、特に方面総監という最高指揮官の一人の部屋で起こった事件に、自衛隊から警察に一一〇番される。私は国民の一人としても納得できない感じがいたします。警察が手に負えない治安の維持等で自衛隊に応援を求められる、これは自衛隊法上も認められておりますし、当然だと思いますけれども、国の安全の責任を負う自衛隊がみ……

第64回国会 法務委員会 第2号(1970/12/04、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、去る五月の法務大臣の分離修習の発想、発言と結びつけまして、この裁判官、検察官の初任給が妥当であるかということを中心に若干の質問をさせていただきたいと思います。  あの五月の発言がたいへんな波紋を呼んだということは御承知のとおりでございますし、日弁連はじめ単位弁護士会でも分離修習問題が一つの大きな課題としてたいへんな騒ぎを起こしております。この問題の本質をついた質疑は別の機会にさせていただくといたしまして、なぜ裁判官並びに検察官志望者が少ないか。法務大臣の発言の裏にも、せっかく修習を終えた修習生の大半が任官をしないで弁護士のほうに進むということの背景があったことは、御発言でも明……

第64回国会 法務委員会 第4号(1970/12/08、32期、民社党)

○岡沢委員 いわゆる無過失損害賠償責任につきまして、私も提案者の一人でございますけれども、ただいまの中谷委員の質問と関連いたしまして、提案理由に明らかにされました具体的内容をさらに詳細に国民に知っていただくという趣旨から、私の所見を述べ、それに対する畑議員の御意見を聞かしていただきたいと思います。  ただいまの中谷委員の指摘にもございましたとおり、イタイイタイ病、水俣病、四日市ぜんそく等、いわゆる四大公害裁判の実態を見ましても、被害者である原告側が、いわゆる過失責任主義の原則に従って、みずから加害者側である会社側の故意、過失を立証するためにたいへんな苦労をなさっておる。現実に長期裁判、そして過……

第64回国会 法務委員会 第5号(1970/12/09、32期、民社党)

○岡沢委員 稲川先生に、関田参考人のおっしゃいました行政犯処罰の強化整備のほうが公害犯罪の特殊性からしてより必要ではないかということについての御意見、もう一点は、食品公害及び薬品公害につきまして、先生は食品衛生法あるいは業過でまかなえるのではないかとおっしゃって、政府案のように取り入れないほうに御賛成のような感じがいたしました。そして藤木先生はその反対意見であったと思います。この二つの問題につきまして、特に稲川先生の御意見をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 関田先生がおっしゃいましたように、公害犯罪の特殊性からしてむしろ行政犯処罰の整備強化が必要であろうということ……。

第64回国会 法務委員会 第6号(1970/12/10、32期、民社党)

○岡沢委員 昨日の午前中の参考人の意見聴取の際に、法務大臣はお見えになりませんでしたが、立案者の刑事局長はお見えでございました。お聞きになりましたとおり、いわゆる公害罪法案に食品公害、薬品公害を入れるのが是であるか非であるかについては、稲川参考人と藤木参考人の意見はまっこうから対決をいたしました。対立した御意見でございました。法務大臣は、この委員会におきましても、将来食品公害等をこの法案に加味することも前向きで検討するという御趣旨の御答弁がございました。刑事局長からでけっこうでございますけれども、この二つの対立する意見の相違、また法務大臣が当委員会でお述べになりました方向と結びつけて、この食品……

第64回国会 法務委員会 第8号(1970/12/17、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、法曹養成にからんだ修習分離の問題と、欠陥車捜査に関連する東京地検の態度の問題と、そして福島判事の論文の問題の三点について聞きたいと思いますけれども、前二者の質問が簡単でございますので、先にその二つの質問を終わらしていただいて、最後に福島裁判官の発言の問題についてお伺いいたしたいと思います。  最初に、法務大臣がお見えでございませんので政務次官に。政務次官も弁護士御出身でもございますのでよく御存じのとおり、五月に法務大臣の分離修習に関する発言がございました。それ以後日本弁護士連合会あるいは単位弁護士会あるいは個々の法曹人が――この委員会にきょう提出がございました陳情書等によりま……

第65回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1971/02/24、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、きょう門司委員がよんどころない用事で欠席されましたので、門司委員にかわって、本法案と沖繩における選挙との関係を中心に二点ほどお尋ねさしていただきたいと思います。  沖繩における選挙の執行費用と本法案との関係、この六月に参議院選挙がございまして、あとでお尋ねいたしますが、当然沖繩におきましても少なくとも地方区の選挙が行なわれるわけでございます。この経費につきましても、やはり国がこの基準に従って負担される御用意があるかどうか、その辺のところをお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、この法律がストレートには適用されないけれども、実質的には、日本国内における地方自治体に対する執……

第65回国会 大蔵委員会 第35号(1971/05/19、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております自動車重量税法案に対して、以下述べます理由から反対の意思を表明いたします。  われわれは、今日の道路をめぐる社会的な諸問題を考えるとき、交通施設の整備をはかり、道路環境の改善を進めることが、国民福祉の増大に不可欠のものであり、行政上緊急を要する課題であることに、あえて異論を差しはさむものではありません。しかしながら、国が課税等国民の負担と犠牲において資金を調達し、それを一定の事業に投入する場合、その規模や内容が国民にとって納得できるものであり、それによって得られる国民の福利が、国民の負担と犠牲を償って余りあるものでなくては……

第65回国会 法務委員会 第1号(1971/02/16、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、お許しを得まして、きょうは国有農地の売り戻し問題に関連して、この発想の基礎が、今年一月二十日の最高裁判決の趣旨を尊重してということを政府は申しておられますので最高裁にこの判決の趣旨あるいは法意を明かにした上、関連して若干の質問をさしていただきたいと思います。  最初に、最高裁にお尋ねいたしますけれども、昭和四十二年行ツ第五二号、四十六年一月二十日大法廷の判決、特にこの判決が含んでいる法意の中で法律上問題になる点、特に今度の政府の農地法施行令改正措置と結びつけて問題になる点を、この際明らかにしていただきたいと思います。  私は決して裁判の当否をここで問題にしようという気持ちはさ……

第65回国会 法務委員会 第4号(1971/02/23、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、昨年の六十三国会で裁判所法の一部改正、事物管轄の簡裁移行の問題がございました。その際、附帯決議をわれわれ当委員会でもつけさしていただきました。御承知のとおり、日弁連の強い反対のままにこの法案が成立したわけでございますし、七月一日から施行されているわけでございますが、その事物管轄改正後の民事事件の一審裁判における地裁、簡裁の状況、対応措置、特に附帯決議はどのように生かされているかということについてお尋ねいたします。
【次の発言】 附帯決議の中で、特に簡裁の質的あるいは人的、物的充実の問題がございました。  それから、時間がありませんので続いて聞きますけれども、たとえば即日和解……

第65回国会 法務委員会 第8号(1971/03/05、32期、民社党)

○岡沢委員 もうすでに畑委員のほうからお尋ねしたい大部分をお尋ねになりましたし、詳細なお答えもございましたので、ダブらない範囲で二、三お尋ねいたします。  現在の執行の中身、家の明け渡しとかあるいは不動産の執行とか、その中身は大体どういうふうになっておるか、それだけお知らせいただきたい。
【次の発言】 わかりました。  執行官への不満といいますか苦情というのは、わりと弁護士仲間では常にぶつぶつ言われているわけですが、どういう苦情が一番多いか、監督官庁としてお調べのついている範囲でお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 執行官の汚職がここ二、三年前まではかなり大きく新聞等をにぎわしたわけで……

第65回国会 法務委員会 第11号(1971/03/12、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、きわめて小さいことから質問に入らせてもらいたいと思います。  それは、今度の法案の中に「通事」ということばがあります。通訳という意味だと思いますが、一般には「通事」ということばはあまり使わないと思います。あえて「通事」ということばを使われた理由ですね。やはり国民に簡単にすなおに受け入れられるような通訳ということばでいいのではないかと思いますが、通訳と「通事」とではどこか違うところがあるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 これも小さい点でございますが、「財産権上の請求でない請求に係る訴えについては、訴訟の目的の価額は、三十五万円とみなす。」これは法第四条でそうなさっておら……

第65回国会 法務委員会 第13号(1971/03/19、32期、民社党)

○岡沢委員 私がここで指摘するまでも存しに、司法の適正な運用のためには、法曹三者と申しますか、いわゆる裁判所あるいは法務省、そして在野法曹といわれる日本弁護士連合会、法曹三者の意思疎通と申しますか、相互信頼関係というのはきわめて重要だと思うわけでございます。  私がいまから質問いたしますことにつきましては、すでにさきの委員会で小澤委員からも質問がございました。小澤委員は与党でございますし、私は野党の一人でございますし、また日本弁護士連合会の一員でもございますので、重複することは避けながら、しかし、同じ問題について質問してみたいと思うわけでございます。  この法案の中身そのものは、昨年の通常国会……

第65回国会 法務委員会 第15号(1971/03/26、32期、民社党)

○岡沢委員 根抵当につきましては、十分御承知のとおり、実際の商取引においても重要な機能を現に果たしておりますし、明治三十五年の大審院の判例以来、その有効性が認められておりますし、学説も一致してその有効性を肯定しているわけですね。それをこの段階であえて法制化される理由、あるいは逆に明治三十五年の大審院の判例で認められた根抵当が、いままで七十年間も法制化されなかった理由、その両面から考えられると思うのですが、その辺の事情を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それはよくわかるのです。が、法律関係の明確化ということは、当然従来からも要請されておったわけです。それが七十年間も放置されて、……

第65回国会 法務委員会 第16号(1971/04/13、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、植木法務大臣にお尋ねをいたしますが、先ほど森山委員が青法協をどう評価するかという質問をいたしました場合に、植木法務大臣は、政府委員の答弁のとおりという御答弁がございました。法務大臣は最高裁判所の人事局長を政府委員とお考えでございますか。
【次の発言】 私は、この問題は、この発言は単なる食言では済まないと思うのです。きょうのこの裁判所の司法行政に対する質問の中心も、最高裁判所あるいは一般の裁判所が政治に従属しておるのではないかという国民の疑念を晴らすために、われわれは国会議員として政府並びに最高裁判所に意見を求めておるわけなんです。この場所で法務大臣が裁判所の人事局長をあたか……

第65回国会 法務委員会 第20号(1971/05/18、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律、この法律の基礎になっておる下級裁判所の設置基準の時点ですが、法律を見ますとこれは昭和二十二年の法律第六十三号、そうしますとこの法律の成立した二十二年が一応の基準だと思いますが、そう考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 この法案の審議に関連して与党の羽田野委員、ただいま社会党の横路委員から質問がありましたが、そのお二人に共通した点で、下級裁判所の統廃合について非常に重要な指摘がございました。私も何回かこの問題について質問をさせていただきました。今度提案されました法律案の中身も、結局は名称の変更とか区域の変更とか、形だけの変更で……

第65回国会 法務委員会 第21号(1971/05/19、32期、民社党)

○岡沢委員 田上先生にお尋ねいたします。  先ほど鍛冶委員の質問にお答えになった点で大体わかったのでございますが、確認の意味で、七十六条三項の職務の中に、いわゆる裁判官の独立が保障された職務の中に、裁判以外に、いわゆる憲法に根拠を有する司法権の行使についてはやはり独立が保障されると解していいのかどうか。そういたしますと、人事権の中でも、たとえば裁判官に対する人事については、司法の、いわゆる具体的には最高裁の独立が厳重に確保される。書記官あるいは事務官、調査官等については若干のニュアンスが違うと解していいのかどうか。いわゆる七十六条三項の職務の範囲についてお尋ねいたしたいと思います。

第65回国会 法務委員会 第22号(1971/05/21、32期、民社党)

○岡沢委員 最初に、宮本判事補の再採用と、申しますかについてお尋ねいたします。  前回の四月十三日の法務委員会、昨日の参議院の法務委員会におきまして、罷免された阪口元修習生については、法理論上採来修習生に採用するのについて障害はないという御答弁がございました。宮本裁判官、現在の簡易裁判所判事につきましても、裁判所法第四十二条第一項の資格を備えておられると思いますので、将来判事に採用するということは法律的には当然可能だと思いますが、その辺についての見解を聞きます。
【次の発言】 憲法七十六条三項のいわゆる裁判官の独立に関連いたしまして、前回の法務委員会におきましていわゆる七十六条三項の職権行使と……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/02/02、32期、民社党)

○岡沢委員 二十一世紀の共通の戦い、これは日本だけでなしに、人類の共通の戦いというのは、貧困との戦い、あるいは疾病との戦い、無知との戦い、偏見との戦いといわれます。私はその中できょうは三つの戦いを取り上げて、総理を中心にお聞きしたいと思うわけでございますけれども、自由を守り平和に徹するとおっしゃる総理に対してでございますから、もちろん熱い戦争ではございません。佐藤内閣が成立されて以来六年余、おそらく勝利を得られなかった戦争、あるいはまた将来もなかなかむつかしいと思われる戦争を取り上げさしていただきまして、具体的には公害戦争、そして物価の中の地価を中心にした地価征伐といいますか、土地戦争、そして……

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、民社党を代表いたしまして、昭和四十五年度補正予算三案に対し、反対の意見を申し述べます。  政府は、一昨々年以来強く主張しておられました総合予算主義を完全に撤回され、当然の任務であるかのように二千六百億円規模の補正予算案を提案されたのでありますが、政府は、財政法に規定する補正予算の編成について、明らかに編成権の乱用におちいっておられるのではないかと私は思います。本案には、歳出補正に七百三十億円の食管会計繰り入れ、すなわち米の買い入れ増加経費が計上されております。これは、当初の見込み以上に米の増産があったから、食管制度のたてまえとして当然に補正すべきであるというのが政府の意見であ……

第65回国会 予算委員会 第16号(1971/02/26、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、持ち時間が十五分でございますので、尋ねるほうも簡潔にいたしますから、御答弁も要点だけで簡潔にお答えいただきたいと思います。  最初に、最高裁判所にお尋ねをいたします。問題になっております国有農地の売り戻し問題に関連する判決として、きわめて有名になりました四十六年一月二十日の大法廷の判決の判示内容につきましては、私が先般法務委員会でお尋ねをいたしました場合に、その判示内容は農地法八十条と農地法施行令第十六条四号との関係につき判示しておる、売り戻し価格が幾らであるべきかについては何ら判示するところではないという御答弁がございました。この点につきましては重ねてお尋ねをいたしませんけ……

第65回国会 予算委員会 第18号(1971/03/01、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、民社党を代表し、政府提案の昭和四十六年度予算案三案に反対し、社会、公明、民社三党のこれに対する撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成の態度を明らかにしたいと存じます。  すでに、社会党の細谷治嘉委員より、われわれの編成替え動議の趣旨については詳細に説明されておりますので、私はまず政府案の欠陥を概括して申し述べ、次いでわれわれの動議の内容に触れたいと存じます。  本日までの連日の予算委員会審議の最大の特徴は、佐藤総理が逃げの答弁しかされなくなったことであります。慎重に検討します、前向きに善処しますという趣旨の総理の答弁が、本日までに何回繰り返されたことでありましょうか。国民が最……

第66回国会 法務委員会 第2号(1971/07/23、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、最高裁の事務総長がお見えになりましたら、その問は同僚議員に質問を譲ることにいたしまして、お見えになるまでの間、主として法務大臣に対して所信表明とも結びつけて質問さしていただきたいと思います。  前尾法務大臣はこの五日に御就任になりまして、その直後の記者会見で訴訟遅延にお触れになりました。裁判が十年もかかるということは、その裁判のよしあしにかかわらず問題であるということを御指摘になりました。また、その訴訟遅延の原因が予算の不足にあるのか、あるいは訴訟技術にあるのか、その辺の原因も確かめてみたい、そうして、必要であれば石田最高裁長官とも話し合ってみたいという御発言がございました。……

第67回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1971/10/29、32期、民社党)

○岡沢委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、岡崎英城君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。

第67回国会 法務委員会 第3号(1971/11/17、32期、民社党)

○岡沢委員 関連して。すでに赤松委員、畑委員から質問がありましたけれども、私はこの件は、政府が国民の基本的人権である表現の自由をどのように評価しているかという問題もう一つは三権分立の立場から、きわめて重要な課題を含んでおると思いますので、重ねて質問をいたします。  憲法の十一条は、「この憲法が國民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の國民に与へられる。」という規定がございます。また、憲法十三条には、この基本的人権に関連いたしまして、「公共の福祉に反しない限り、立法その他の國政の上で、最大の尊重を必要とする。」という規定がございます。さらにこれを受けまして、本……

第67回国会 法務委員会 第4号(1971/12/01、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、三権の分立あるいは司法権の独立に関連することでございますので、もう一度確認をいたしたいと思いますけれども、川口長官は、古市調査官の今回の行動は、調査官としての権限を逸脱していない、調査の権限を逸脱してない、勇み足でないという解釈を確認されますか。
【次の発言】 川口長官ももちろん法曹界のわれわれの先輩でございますので、ここで論議をちょうちょうすることは避けたいと思いますけれども、司法権の独立が日本国憲法の基本的な精神の一つであること、また憲法七十八条はそれに関連して、裁判官の身分保障を特に規定いたしておりまして、「裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができな……

第67回国会 法務委員会 第7号(1971/12/15、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案の審議と関連をいたしまして、この機会に主として家庭裁判所の問題につきまして、制度上あるいは待遇等の問題も含めてお尋ねをいたしたいと思います。  家庭裁判所といいますと、一般の地方裁判所あるいは簡易裁判所、高等裁判所に比べまして、何か裁判所でないような印象を、国民も法曹界一般も持っておるのではないか、ことばに言い過ぎがありましたらおわびをいたしますが、ちょっとそういう感じがいたします。しかし、よく考えてみますと、最近の親子の断絶、あるいは新しい相続制度、あるいは国民全般の権利の主張、特に妻の権利の主張等を考えてみたり、老人問題を考……

第67回国会 予算委員会 第3号(1971/10/26、32期、民社党)

○岡沢委員 人の命は地球よりも重いということばがございます。きのうはたまたま殺人鬼大久保清の第一回公判がございました。しかし、今度の事故は、その大久保の犠牲になった人命よりもはるかに多くの人命、そしてまた負傷者を一瞬にして出したわけでございます。私は、なくなられました方々の御冥福を民社党を代表して心からお祈りを申し上げ、そして負傷された方々の一口も早い快癒を祈りながら、この犠牲者に対する報いは、何としてもこういう事故を二度と繰り返さないというところにあるという観点から、二、三の問題につきましてお尋ねいたしたいと思います。  先ほど川崎委員から、この事故の原因は安全問題その他よりも、より大きな背……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/10/30、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、民社党を代表し、ただいま提案されております昭和四十六年度一般会計補正予算、特別会計補正予算並びに政府関係機関補正予算の三案に対し、一括して反対の討論を行ないます。  現在のわが国を取り巻く情勢は、内外ともに非常に激しく流動いたしております。戦後二十五年間にわたって続いてまいりました世界の外交並びに国際経済情勢は、中国の国連加盟、ニクソン声明によるIMF体制の崩壊、日米関係の再調整などを契機に大きな転換期に直面しております。この転換期にあたり、そのよって来たる諸因を明らかにし、将来の展望を持つことが、現在のわが国政府並びに立法府に課せられた緊急の課題かと存じます。にもかかわらず……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 最初に、最高裁判所にお尋ねをいたします。  最近、全国各地で執行官の汚職が続発しておるようでございますが、その実態につきまして、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま局長から御説明がございましたけれども、たしか、静岡地裁の沼津支部の場合は、四人の執行官全員が汚職、刑事事件に引き込まれておる。また、岡山地裁の津山支部も、たしか二名の執行官、これも全員、全滅であります。現に係属中の事件だけでも、ただいま御説明のとおり、静岡、和歌山、浦和、岡山、東京、大津と、中国から関東まで、裁判所関係の汚職が続発しておる。これは、普通の官庁の汚職とはいささか趣を異にして、法の番人で……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 最初に、交通局長がお見えでございますから、交通局関係の質問をさせてもらいたいと思います。時間が三十分でございますので、私も簡単に聞きたいと思いますが、お答えも質問に対する答えだけ簡略にお答えいただいてけっこうです。  もうすでに新聞等でも報じられましたけれども、昨年度、四十二年度の交通事故の概要について簡単にお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 局長もそこにおって聞いていただいたほうが時間的にロスがなくなると思います。  いまお答えいただきました事故のうちで、無免許運転による事故の件数はどれくらいございますか。
【次の発言】 それでは免許所有者の事故につきまして、免許取得……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 それでは国務大臣としての宮澤長官にお尋ねしたいと思うのでございますけれども、最初に暫定予算の関係でございますが、一部新聞の報ずるところでは、政府は三月九日の閣議で暫定予算約二週間程度の編成方針を内定されたというふうにお聞きしているわけでございます。もしそれが事実だとした場合に、暫定予算の国民生活に及ぼす影響、あるいはまた国民経済に及ぼす影響、景気に及ぼす影響、特に物価の問題への影響、あるいは国民の暮らしの中で、御承知のように生活保護世帯の生活保護基準も、四月一日から一三%アップの予定でございますので、こういうものについての影響、あるいはどういう措置をおとりになろうとお考えになって……

第59回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1968/09/17、31期、民主社会党)

○岡沢小委員 昼めし抜きの審議でありますので、これ以上長く質問すると人権侵害のおそれがありますので、十分で二時には終わりたいと思います。三問ございますので、その意味で要点だけ簡単にお答えしていただければけっこうです。  最初に、七月の税調の答申、特に「長期税制のあり方についての答申」は多方面にわたっておりますけれども、さしあたって来年度にぜひこれだけは実現したと大蔵省で考えておられることがありましたら、具体的にお答えいただきたい。
【次の発言】 この七月の「税制簡素化についての第三次答申」先ほどすでに質問ございましたが、中身は別としてこの答申自体に、答申の実現にあたっては事務的に相当の準備期間……

第61回国会 文教委員会公聴会 第1号(1969/07/14、31期、民主社会党)

○岡沢委員 最初に、加藤先生と長洲先生にお尋ねといいますか、お聞かせいただきたいと思います。  非常に歯に衣を着せない言い方をさせていただきますと、私自身もそうでございますし、国民も、いまの大学の先生方が非常に憶病で、ひきょうで、無責任だ。これは東京工業大学の桶谷先生が公言をなさいましたし、率直な気持ちはそういう感じがございます。ところで、きょう、お忙しい加藤先生と長洲先生が、進んで公述人に御出席いただいたということ自体、非常に勇気ある行動として、これは非常にうれしい、責任感にあふれる行動として高く評価させていただきたい。最初に、そういう率直な感じでございます。  大学というところは、申し上げ……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1969/02/25、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 与えられました時間がわずかに三十分でございますので、端的に最初からお尋ねをいたします。  最初に、法務大臣に、いわゆる学生にはスト権があるのかないのか、団結権があるのかないのか、団体交渉権があるのかないのか、お答えを願います。
【次の発言】 じゃ、いまのお答えは、スト権はもちろん、団結権も団体交渉権もないという見解と理解してよろしゅうございますね。  ところで、現在の日本国内において、七十校近い大学において紛争があり、そのうち五十数校をこえる大学において、いわば治外法権的な無法状態が続出しておる現状は肯定になりますか。
【次の発言】 私が聞きましたのは、学生紛争のことを聞いている……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1969/02/26、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 私はきょうは主として大学紛争と法律関係、そうしてまた特に警察との関係についてお尋ねをいたします。時間が三十分でございますので問題点の提起だけに終わるかもしれませんけれども、もし聞き漏らした点あるいは深い突っ込みにつきましては別の機会に質問することをお許しいただきたいと思います。  最初に、お忙しい中を法制局長官お見えでございますので、学生には、いわゆるスト権というのがあるのかないのか、あるいは団体交渉権、団結権あるいは団体行動権というようなものについても明確な御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま法制局長官から、一応私が質問した権利は本来はないという御答弁がございま……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1969/02/24、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 私は、片町線にしぼって御質問したいと思います。  大臣と同じ地元でございますので、よく事情を御承知だと思いますが、片町線、おそらく総裁のほうは御存じないかと思いますが、長浜常務理事さんがお詳しいはずでございますから、御答弁は長浜常務理事さんでけっこうでございますが、ぜひ私は総裁にも御記憶にとめておいていただきたいと思います。  片町線というのは、明治の二十七年に開通をした関西でも最も早く建設された路線でございますが、その路線は、いまだにほとんどが単線でございまして、私はその沿線に住んでおりまして、三十年前、中学時代にその路線を通って中学に通ったわけでございますが、三十年前と現在と……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、民主社会党)

○岡沢分科員 私は、きょうは主として進行性筋ジストロフィーについてお尋ねいたしますけれども、その前に一般論として、重症心身障害児の問題と結びつけて、大臣には釈迦に説法でございますけれども、憲法第二十五条というのがございます。「すべて國民は、健康で文化的な最低限度の生活を營む権利を有する。」私の解釈では、この憲法二十五条の一番大事な意味は、「すべて」というところにあるのじゃないかと思います。いわゆる恵まれた者、健康な者、お金のある者、そういう者が健康で文化的な生活が保障される、これは当然なことだと思いますけれども、そうではなしに、恵まれない人、不幸な人、ことに精神薄弱者あるいは身体障害者、こうい……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会外務委員会連合審査会 第1号(1970/04/13、32期、民社党)

○岡沢委員 私は、この事件につきまして、政治家としてあるいは政治の立場から何を考えるべきか、また何を論ずべきかという観点に立ちますときに、やはり申すまでもなしに、こういう同種の事犯を再び起こさないということが一番の眼目だろうと思います。その再発を防止するためにはいろいろ考えられます。具体的にこの日航機乗っ取り事件の真相を究明するということも一つの方法でありましょう。しかし、私はこういう九名の犯人たちを考えました場合、日航機の石田機長も申しておりますように、いわば気違いであります。こういう気違いを防止する方法として、法律を改正し、厳罰に処するということをもってしても、これがきめ手であるとは思えな……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1970/03/12、32期、民社党)

○岡沢分科員 私は、主として大阪近郊で、福知山線と並んで最も長い間単線で放置された片町線の問題、昨年の分科会でも長浜常務理事から御答弁がありましたが、お尋ねしたいと思う。  片町線につきましては、大臣新しゅうございますので、ぜひ耳に入れていただきたいという意味から、簡単に申し上げますと、明治二十七年に開通しているわけでございます。七十五年の歴史を持っております。大阪では通勤、通学あるいは地域開発、特に住宅対策として取り残された唯一と言ってもよい、先ほど申し上げました福知山線とともに、最も忘れられた路線ではないかと思います。この路線は明治二十七年に開通したということで知っていただけますように、地……

第65回国会 予算委員会公聴会 第2号(1971/02/12、32期、民社党)

○岡沢委員 時間の制約がないけれども、できるだけ簡単にという委員長の御要望でございますので、質問点を最初に列挙させていただきますので、両方の公述人から簡潔にお答えいただければありがたいと思います。きょうの午後は偶然に、先ほど辻原委員もおっしゃいましたが、消費者運動のリーダーあるいは権威者がお集まりでございますので、私もその点にしぼって質問させてもらいます。  具体的に、不良商品あるいはうそつき商品の追放に効果的な方法につきまして、先ほど岩田公述人のほうから若干お触れになりました。つけ加えることがありましたら、岩田公述人からも中林公述人からもお教えいただければありがたいと思います。特に政治的な立……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1971/02/19、32期、民社党)

○岡沢分科員 ことしの一月二十七日に、御存じのとり、葉山御用邸の火災がございました。これは精神異常者による放火ということで、万やむを得なかった点もあるかと思いますけれども、やはり御用邸の維持管理に欠点がなかったのかどうかという点をわれわれとしても心配するわけです。精神異常者だからといって簡単に中に入って放火ができるという状態については、いささか管理上の不備という点につきまして懸念をするわけです。あわせまして、この火災による被害総額等につきましてもお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 前に、内閣委員会の御答弁で、葉山御用邸の付近は環境がだいぶ悪化して御用邸にはふさわしくないというような御……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1971/02/22、32期、民社党)

○岡沢分科員 私は、新しく法務大臣に御就任になりました植木さんに四、五点の問題について、御就任早々でございますから詳しい御答弁というよりも、新法務大臣の姿勢を中心にした御答弁でけっこうでございますけれども、当面の課題を取り上げさしてもらって質問いたしたいと思います。  最初に、この四月ごろにいわゆる裁判官の新任、再任の問題がございます。元法務大臣としての御経験もございますし、中身についてはすでに御承知だと思いますけれども、いわゆる青年法律家協会に所属する裁判官の中で、司法修習生第十三期出身の方々は、十年目の再任期をこの四月に迎えるわけでございます。また、新しく裁判官に任官する予定の二十三期の司……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1971/02/24、32期、民社党)【議会役職】

○岡沢主査代理 和田春生君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次回は明二十五日午前十時から開会し、裁判所、内閣、防衛庁及び経済企画庁を除く総理府所管を審査することとし、本日はこれにて散会いたします。     午後四時四十五分散会

第65回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1971/02/25、32期、民社党)

○岡沢分科員 私は、今度の予算分科会の第一分科会ではラストバッターを仰せつかったわけでございます。お疲れだと思いますけれども約一時間、主として免許行政を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  免許行政といいますと、国民にはあまり耳なれないことばかもしれませんけれども、私は、現下における交通事故、特にその死傷者の激増ということを考えました場合、ことに三年間、死者も負傷者も歴史的にその数を更新しているという実態を考えました場合、ことに一年間に二万人の死者、九十六、七万人の負傷者という実数は、総括質問でも指摘いたしましたけれども、公害罪における被害者とは、数においては全く比較にならないほどの国民に対……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1971/02/19、32期、民社党)

○岡沢分科員 郵政大臣には御迷惑かもしれませんが、同じFM東京の問題。私はこの電波行政というのは、私から申し上げるまでもございませんけれども、放送、電波というのは、民主社会において、世論の形成にきわめて大きな影響を持つ部分を持っておりますし、これが不正にあるいは個人の恣意でもてあそばれた場合の影響力というものは、きわめて大きいといえると思いますし、一方でまた放送というのは、電波が割り当てられた限りは、よほどのへまをしない限りはもうかる企業であるというように一般にいわれております。国民の電波という立場からいたしましても、これはきわめて重大な問題であるだけに、本院におきましても、すでに御承知のとお……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1971/02/20、32期、民社党)

○岡沢分科員 お昼抜きでお疲れだと思いますけれども、私の持ち時間の範囲内で、国鉄の片町線を中心にお尋ねをしたいと思います。  私の隣に安井議員がおられますが、北海道に白糠線というのがございます。四十四年の十月に延長工事が完成をし、レールも敷かれておりながら、一年以上も列車が走っていないという路線が現実にある反面、きょう私が取り上げます片町線、これはもし複線化が実現した場合、その日から営業成績は間違いなしに黒字になる。東京と並んで大阪近郊の過密の典型的な地区でございまして、人口は日本全体でも伸び率の最も高い地域であります。そしてまた住宅や工場がすばらしい進出をいたしておりまして、通勤、通学路線と……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、民社党)

○岡沢分科員 時間の制約がありますので、いま問題になっております国有農地の売り戻し問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。  国有財産を管理される大蔵省のお立場から、また大臣の立場から、世論の強い要請でありますこの売り戻し農地を時価相当額あるいは時価で売り戻すことができないのかどうか、それは法律的に不可能なのか。もしできないとするとどこに隘路があるのか、お尋ねします。
【次の発言】 私の質問は、時価で売り戻すことができないのか、違法なのか、その点だけ答えてください。
【次の発言】 大蔵大臣の御答弁の御趣旨は、最高裁の判決を根拠にし一般的な法の解釈論から来るのだと思いますけれども、私が二月十六日……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、民社党)

○岡沢委員 佐藤総理に最初にお尋ねいたします。  きょうは十二月十日でございますけれども、どういう日か御存じでございますか。
【次の発言】 このただいまの御答弁で、ぼくは、総理の国連に対する考え方、人権に対する考え方がわかろうかと思うのでございますが、きょうは世界人権デーでございます。二十三年前の国連の第三回総会で世界人権宣言が発せられた記念すべき日でございます。あえて、これで総理に一本取った気持ちはございませんが、西村防衛庁長官は、国連軽視の発言でその職をおやめになりました。人間尊重をおっしゃり、国連中心の外交をおっしゃる佐藤総理が、世界人権デーをお忘れであったということにつきましては、いさ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

岡沢完治[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。