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辻政信 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

辻政信[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
824位

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80位
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26期委員会出席(無役)TOP100
83位
26期委員会発言(非役職)TOP100
75位
27期委員会出席TOP100
58位
27期委員会出席(無役)TOP100
66位

このページでは辻政信衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。辻政信衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会 第9号(1952/12/18、25期、無所属倶楽部)

○辻(政)委員 ただいまの御説明はあまりにかけ足が早いので、私どもこの条文を対照しながらどこを改正されたかということを納得しかねるのでありますが、ちよつと二、三お尋ねしたいと思います。  それは第十四条の3のところで「事務官等には、超過勤務手当、休日給及び夜勤手当を支給する。」ということになつております。「事務官等」には保安官と警備官を含むのですか含まないのですか。
【次の発言】 今の説明によりますと、保安官とか警備官というものは、それじや超過勤務をやるということを建前にして、一般の事務官等よりも俸給をよくしてあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、その俸給表を対照するのが表の中にできてお……

第15回国会 内閣委員会 第12号(1952/12/22、25期、無所属倶楽部)

○辻(政)委員 この法案の第八條の第三項に、「自己の危難を顧みずに勇敢な行動をなし、功労のある者に対しては、前項の規定にかかわらず、特別の功労章を授与する。」と書いてあります。これは具体的にどういう功労章になるのですか。昔の金鶏勲章のようなことを考えておられるのですか。その点について承りたい。
【次の発言】 そうしますと、現在の保安隊あたりが大規模な内乱のときに任務のために身命を賭して戦う人に対してはどういうものが適用されますか。旭日章ですか。
【次の発言】 この文字の上では、著しい功労のある者には旭日章となつており、次に特別功労章は、自己の危険を顧みずに勇敢な行動をなしたという戦場行動のよう……

第15回国会 内閣委員会 第14号(1953/02/04、25期、無所属倶楽部)

○辻(政)委員 私は休会の間を利用しまして、内閣委員の職責に関係のある事項について多少調査して参りました。それは戦犯として処刑された人の――栄典制度に関係なくてよろしゆうございますか。
【次の発言】 それではこの次に…。
【次の発言】 栄典法案に関係したことを質問申し上げます。昨年の年末にも申し上げましたが、金鵄勲章を勲章として認めるかどうかという点でございます。今度も帰つていろいろ見ましたが、太平洋戦争では金鵄勲章は授与されていない。大部分の者が、しかも生きた者は全然ないわけであります。多くは太平洋戦争以前の戦死者もしくはその戦争に参加した者がもらつております。その遺族の気持なんかを聞いてみ……

第15回国会 内閣委員会 第17号(1953/02/27、25期、無所属会)

○辻(政)委員 ただいまの御質問に関連をしておるのですが、保安庁法の第四条の「保安庁は、わが国の平和と秩序を維持し、人命及び財産を保護するため、特別の必要がある場合において行動する部隊を管理し、運営し、及びこれに関する事務を行い、あわせて海上における警備救難の事務を行うことを任務とする。」、これに基いて保安庁長官がこの任務を遂行するためには、持つておられる計画を基礎にしていかなる編成をとり、配置をし、いかなる装備によつていかに訓練しておるか、この根本問題についてお伺いしたいのであります。これはおそらくきようお答えできる方はおいでにならぬと思いますから、この次の機会まで宿題としておきますから十分……

第15回国会 内閣委員会 第18号(1953/03/02、25期、無所属会)

○辻(政)委員 きようは首脳部がお見えになりませんからつつ込んだことは後日に延ばしまして、概略だけをお尋ねいたします。  第一には、御承知の通り保安庁法の第四に保安庁の任務を示されておるので、その最も特色とするところは、「保安庁は、わが国の平和と秩序を維持し、」という言葉があります。これは警察法にはないことであります。ちようど昔軍隊があつて、日本の平和と秩序を維持しておつたと同じような大きな使命をここにうたつております。しからば警察と近い、元の軍隊に似たような大きな使命を持つた保安庁というものが、この第四条の任務を遂行する上においては、当然任務遂行の基本的な計画というものがなければならぬと思い……

第15回国会 内閣委員会 第19号(1953/03/04、25期、無所属会)

○辻(政)委員 それでは保安庁長官にお伺いいたしたいと思います。日米安全保障条約に基きまして、日本を防衛することになつておると、政府はたびたび述べられておりますが、その際に政府のだれが、どの機関が、米国側との交渉に当つておるかを承りたいと思います。
【次の発言】 いえ、そうじやございません。日本の安全は、日米安全保障條約によつて保階されておるということが、政府の御答弁としてたびたび行われております。しかしこれは私は、おそらく外国の侵略に対して守る場合に、米軍のみでは守り得ないのであつて、日本が協力しなければならぬというふうに感ずるのでありますが、その際に、日本はいかに協力するかという点について……

第15回国会 内閣委員会 第20号(1953/03/05、25期、無所属会)

○辻(政)委員 この前官房長官が御出席ないときに申し上げておいたのでありますが、日清、日露戦争満州事変等において与えられました金鶏勲章、これを今回の規定には承認されないことになつており、それと併用された旭日章、瑞宝章、従軍記章等を効力をお認めになつておりますが、これでは国家として片手落ちではないかということについて承りたいのであります。
【次の発言】 この支給されました金鶏勲章は、四十数万のうちの大部分が戦死者に対する国家としての表彰でありました。現在みな仏壇に飾つて英霊として拝んでおる、こういう実情であります。これを国家が戦争放棄の憲法なるがゆえに好戦思想と誤解されることをおそれておやめにな……

第15回国会 内閣委員会 第21号(1953/03/07、25期、無所属会)

○辻(政)委員 ただいまの御説明の中で、すでに死刑になつた者の遺族に対しても普通通りやるということはたいへんけつこうな、いいことだと思いますが、問題は現在巣鴨あるいはマヌス島に拘禁されている千二百名の中に含まれております受給資格者に対してはなぜそれをやらないかという意見でございます。最近委員あるいは三橋さんの手元にも来ていると思いますが、巣鴨拘置所内の恩給有資格者の代表として内山英太郎、若林清作からの陳情書が来ている。私はその内容を見て、きわめて道理が通つていてもつともだという感じを受けたのでありますが、簡単に御紹介いたしますと、「大橋前々法務総裁は戦争犯罪の国内取扱いに関して、普通の国内犯罪……

第15回国会 内閣委員会 第22号(1953/03/09、25期、無所属倶楽部)

○辻(政)委員 ちよつと関連して。ただいまの山下委員の御所見と私はまつたく同感であり、それに対して恩給局長から、この際はこれでがまんをしてもらうという御答弁があつたのでありますが、しからば将来七項症及び第一款症――第四款症に対して考え直すという含みを持つている御答弁と解してよろしうございますか。この際はこの程度でとおつしやるそこを私は申し上げておるのです。将来は財政の許す場合においてはこの既得権益を復活なさる含みを持つての御答弁と解してよろしうございますか。
【次の発言】 これはまことに深刻な話になりますが、せんだつて私のところへ一項症、二項症の両手のない人あるいは両眼のない重い人たちが来られ……

第15回国会 内閣委員会 第23号(1953/03/13、25期、無所属会)

○辻(政)委員 この前田浦の警備隊を見学に参りましたところが、あそこの吉田総監の話によると、艦船の増加に伴つて、二千七百三十三人の増員では、はなはだ不十分であるというお話があつたのでありますが、長官はこれでいいとお考えでありますか、もつとふやす必要はないか。
【次の発言】 北海道に御旅行中に新聞記者に対する談話が発表されておりますが、あれによると、長官は、自分の在職中には保安隊を増員しないということをお述べになつておりますが、間違いございませんか。
【次の発言】 先ほどの井手委員の質問に対して、自衛力漸増計画はないという御答弁でありましたが、私はこれははなはだ心外である。野党にあげ足をとられぬ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会 第28号(1953/10/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 岡崎外務大臣に簡単にお尋ねいたします。私はごく最近李承晩ラインを見て参りましたが、現地の実情は、先ほど参考人から申されたより、もつとはげしいものがあるという感じであります。それで、国際公法を無視しました無法者の相手に対していくら外交的な辞令でおやりになつても、ちよつと解決の見通しはないのではないか。それに対しまして、私が御参考までに申し上げておきたいことは、向う側の方に対して、こちらも吉田ラインを宣言されたならどうか。そしてそこを越える向うの漁船をこちらの監視船で連れて来る。そうして向うとある時期において交換する。これくらいのことはやらぬと、相手が相手でございますから、ほんとう……

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はただいまの問題をめぐつて、昨日からいろいろ与党と野党の間の政争を見て参りましたのですが、そうしてたいへん心外に感じたことがあります。いやしくも国家活動の中には、事の性質によつて公開すべきものと公開すべからざるものがあることは、皆様御承知の通りであります。木村試案にしろ、あるいは保安局の試案にしろ、要するに日本の平和と秩序を維持するための責任者たるものが、その責任を遂行する意味において、きわめて重要な秘密事項である警備計画を持つのは当然なんです。その警備計画を政争の具に供して国会に出せということは、私ははなはだ適当ではない、こう考えるのであります。今日日本には軍隊がありません……

第16回国会 内閣委員会 第6号(1953/06/29、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 一昨日の本委員会における私の質問が東条時代そつくりの質問であり、国会を侮辱し委員会を侮辱するという発言が鈴木義男さんからあつたのであります。これがはたして国会を侮辱するものかどうかという点を、速記録によつて私は慎重に検討いたしましたが、断じてそういう理由はないということをお答え申し上げたいのであります。それにつき捜して若干説明を加えたいと思いますが、防衛五箇年計画といわゆる新聞に報道された、保安隊を三十万にふやし、艦艇を十四万にし、飛行機を手数百機持つというようなあの内容でありましたならば、これは当然予算を伴うものでありますから、国会の審議にかけるのは常識であります。古いことに……

第16回国会 内閣委員会 第10号(1953/07/07、26期、小会派クラブ)

○辻委員 去る六月二十七日の私の発言中、同僚議員を侮辱するような点がありましたならば、それは私の本意ではありませんから一言申し上げておきます。但しこの際一言つけ加えておきます。私の発言に関連しまして、軍閥とか軍国主義者というようなやじが盛んに飛びまして発言を妨害されておる。そういうこともまた同僚議員を侮辱するものでありますから、委員長において将来そういうことがないように御注意をお願いしておきたい。

第16回国会 内閣委員会 第15号(1953/07/15、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 緒方副総理に、総理大臣の代理としてお答えを願いたいと思うのであります。第一は、本法案の取扱いにおきまして、私ども生き残つておる軍人の立場から申し上げますと、まだ動ける者は若年停止をさらに繰上げられてもかまわない、われわれのものは辞退しても、われわれは、かつての戦場において殺した部下の遺族傷ついた傷病兵を少しでも厚く取扱つていただきたい、こういう気持であります。しかるに本法案に現われたところを見ますと、その遺族の取扱いにおいても、傷病兵の取扱いにおいても、文官との間にかなりの開きがあるのであります。この点もまた国家財政の現状において忍ぶものは忍んでおるわけでありますが、ただひとつ……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この問題と関連しておるのでありますが、最近、台湾の旧軍人で恩給をもらつておつた人たちから、復活してもらいたい、こういう請願が来ておるのであります。文官についても同様であろうと思います。私は、戦争には負けましたけれども、信義だけは永久に残しておきたいという見地から、政府とされましては、できるだけそれらの人にも、われわれ日本人同様に取扱いなさるということを希望したいのでありますが、本店であなたの御回答を得ることは困難かと思いますから、その点を政府にお伝えになりまして、十分御研究の上で、日本の国際信義を維持するという大所高所から、責任のある御回答をこの次にいただきたいと思います。

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連質問。ただいまの回答を聞きましてまことにがつかりした一人であります。塚田さんが新進気鋭でその地位につかれまして、悪い役人どもがふるえ上るだろうと実は私は喜んでおりました。蒋介石が辛亥革命であの腐り抜いた清朝を倒したのは、監察院というものが別個に独立しておりまして、ほんとうに役人の悪いところを仮借なくやつけたからであります。先ほどの御答弁の中に、あまりやると国民が迷惑するだろうというお言葉がありましたが、今日の国民はそれを期待しておる。昨年の会計検査院の報告におきましても、御承知の通り、三十億の国費の濫費が報告されておるのであります。その跡始末がどうなつたのかということについ……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 大蔵大臣にまずお伺いをいたします。今年度の国会運営のための予算が、昨年に比しまして四億二千五十五万円の増加になつておりますが、この増加を認めなければ、国会の運営ができないものとお考えになつたかどうか。  もう一つの質問は、あなたは自由党の議員として七月四日に本院を通過しましたこの増加予算に対する法律案の採決に御賛成なさつたか、反対なさつたかということを承りたいと思います。
【次の発言】 行政費を四十億円削除されておりますが、それはまだまだなまぬるいものであり、もつと断行しなければならない。断行できない理由は、国会みずからが自粛しないことにあるとお考えになりませんか。

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/11/02、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この提案と施行につきましては異存がございませんが、この機会に一言お願いしておきたいことかあります。それは私の郷里石川県におきましては湖の干拓事業をやつております。そのために昨年充てられた予算が約一千万円、その予算をどう使い、何の仕事をしておるかということを見て参りましたが、約二十人の役人か出て来まして、相当大きな事務所をつくり、自動車を三台買つて、そうして大した仕事はしていない。マージヤンと宴会を盛んにやりますので、かなり地方民から非難を受け、不満を持たれておる、こういう実情にあるのであります。準備期間でありますから、目に見えた工事はできておらぬだろうと思いますが、しかし一千万……

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は休会中二週間の予定で李承晩ラインと竹島を見て参りました。それは内閣委員といたしまして、海上保安庁の機構と運営について、はたして適当であるかどうかということを検討するのがおもな使命でありました。この間山口長官初め首脳部の皆様及び現地で勤務しておる船長以下に非常なごやつかいになりましたことを、あらためてお礼を申し上げます。  その視察の結果に基いて、二、三保安庁長官に質疑をいたしたいと思いますが、その第一は私が現場へ行つて感に打たれたことが一つあります。それは船長と船員というものが、相手の大砲や機関銃の前に、まる腰でもつて捨身で働いておるという点であります。過去の戦争で海軍の駆……

第17回国会 内閣委員会 第4号(1953/11/07、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 最近郷里をまわつてみまして感じたことは、せつかく政府が遺族と老齢軍人に恩給を支給しようとして、その予算が計上されておりながら、その交付される手続業務等が渋滞をしておりましていつもらえるかわからない、こういうことに非常な心配を持つておりますが、私が直接見ただけでも八十を過ぎた老齢軍人が病気でへたばつてしまいまして、恩給はまだかと言つて死んだ例があります。恩給はまだかというのが最後の言葉であつた。この実情をごらんになつて、事務当局としてはいかにしてこのような気の毒な人を国家の恩典に一日も早く浴させるかということについての事務進行の現況について伺いたいのであります。

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/04、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの冨吉委員の発言に私まつたく同感であります。一番ひどいのは、私の経験したところでは通産省関係で、十時ごろ行きましてもだれも出ておらない。そうして課長以上の者は高級自動車に乗つて出勤するのですから、交通の事情で遅れるという理由はないはずであります。そういうところから見ましても、思い切つて人員の整理をやられたい。実地にわかつております。だれがおそいかということもちやんとリストができておりますので、これは絶好の機会ですから、そのリストをもつて大なたを振つて官吏を半分ぐらいにして、そうしてまじめな者には俸給を二倍にしてやるというぐらいなことをする。そうすれば社会党の皆さん方も決……

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/05、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は九月の上旬に約十日ばかり北海道を視察して参りまして、その際に感じました点は、訓練、装備、配置、給与、各方面にわたりまして保安庁の皆様、外局の事務当局に御連絡申し上げておいたはずであります。非常に広汎でありますから、本日はそのうちの給与関係に限定をしてお伺いしたい。あのときに連絡いたしました事項で、皆さん御回意なさつたことで、その後給与関係において改善されたことがありましたならば、まず承つておきたい。
【次の発言】 そうしますと承り置く、聞いたことは聞いた、たいへん有益であつたが実行はしないということになるのですか。

第18回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/07、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は北海道の給与改善について、前回の委員会でその一部だけを申し上げましたが、この機会に附帯条件をつけまして、本案に賛成するものであります。  その附帯条件とは、政府は至急北海道の特殊性にかんがみ、該地域に勤めておる人たちの給与を根本的に改めて、安心してその任務につき得るような処置を講ずる。具体的に申しますと一般のほかの地域に住むよりも、給与を向上し、特に下級幹部に対する官舎、これを優先的に構築をする、また石炭の配給は少くも昨年よりも増さなければいけない、庁費節減のために、食料にひとしい燃料を欠くということは、とうていこれは忍び得ないことであります。これらの処置を大至急誠意をもつ……

第19回国会 懲罰委員会 第1号(1954/06/10、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの皆さんの御議論を拝聴いたしましたが、私は、この事件の処理について一つの大きな根本の問題が落ちておる、こういうふうに見るのであります。その理由は、今回の乱闘事件は明らかに両派社会党の計画的、組織的なものである、幹部が指導しておつた、少くも承知の上であります。その上にできた事犯であり、端的に申しますと、その幹部の意図のもとに踊らされた数名の陣笠議員、これだけが懲罰の対象になつておるのじやないかという感じを受けるのであります。それで、きわめて明瞭な暴力議員を国会から排除することは当然でありますが、私は、この事犯の根本的処理は、河上委員長、鈴木委員長を除名すべし。その理由は、……

第19回国会 懲罰委員会 第3号(1954/06/12、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は、いずれの政党にも属しないというきわめて公平な立場から、この事案を批判し得る立場に立つ者でありまするが、この前の事件を見まして、議会政治を守るという見地から二、三所見を申し上げまして、皆様の結論をお出しになる御参考に供したいと思うのであります。  その第一は、この事件は二・二六事件よりもある意味において悪質であるという点であります。その理由は、二・二六事件は、思慮の浅薄な、血気にはやる青年将校たちが義憤を感じてやつた越軌の行動であります。その手段において兵器をもつて人を殺したということはきわめて憎むべき暴力行為でありましたが、今度の事件はそれに比較いたしますと、きわめて知能……

第19回国会 懲罰委員会 第5号(1954/06/15、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 動議を提出いたします。  議員堤ツルヨ君懲罰事犯の件外四十五件の懲罰事犯の件は、いずれも懲罰を科すべきものとし、国会法第百二十二条第四号により、全員除名すべしとの動議を提出いたします。  その理由を申し上げます。  六月三日における国会内の暴力事件は 六十余年にわたるわが国憲政史上空前の大不祥事であり、全国会議員の連帯責任として、党派を越え、勇気と信念を持つて解決すべく、そのためには二つの観点から禍根を断つことが必要であると考えるものであります。  第一の観点は、理由と動機のいかんを問わず、暴力そのものを無条件に根絶することであります。これがためには、一切の政治的妥協を排し、峻……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの大村委員の御質問に対して私もまつたく同感であります。その具体的な例を一つ申し上げますが、私の郷里の統計調査事務所では今年の作柄を大体八二%と見ておるのです。ところがそれが県知事の方では七〇%以下、こうなつておりまして、すでに供出量をはるかに上まわつて、まだやみ米がだぶつておる、こういう実情があります。今年の供米につきましては知事公選というものが非常に災いいたしまして実際の収穫量よりもはるかに内輪に報告されておる。そのために国家として非常に大きな施策を誤つておるのではないか、これらのことが考えられるのです。これは一つの例ですが、そういうことがたくさんございますから、食糧……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はただいま自由党の三議員からきわめて良心的な御質問があつたことに、敬意を表するのであります。その立場としては、野党的な立場でなく、政府を攻撃するというような立場でなしに、ほんとうに健全な保安隊をつくろうという、その真心から出られた質問と考えるのであります。実は昨年の第十五国会におきまして、私もその点について、この部屋で申し上げた幾つかの例があるのであります。にもかかわらず、それから一年間悪質のデマのように取扱いを受けて、事件の処理をうやむやのうちに葬られたというような感じがいたしますので、その意味におきまして、一つの具体的な例をあげまして、今後の御参考に供したいと考えるのであ……

第19回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/23、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 練馬の第一管区において起りました。汚職事件は、吉田総監の引責辞職で一段落ついたものと考えてよろしゆうございますか、長官にお伺いいたします。
【次の発言】 それでは打切られたのではなくして、新しい総監を迎えてさらに徹底的に粛正するというお考えと解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 吉田総監の辞職は、犯罪の容疑があつての上でありますか、それとも監督上の責任でありますか。
【次の発言】 そういたしますと、部下監督の責任上からという立場からやめたものと解することができるのでありますが、この事件を調べてみますと、駐屯地部隊長は池野副総監ではないかと思うのでありますが、その点いかが……

第19回国会 内閣委員会 第4号(1953/12/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの下川委員の質問に関連いたしまして、伺いますが、この数寄屋橋事件と同じような事件が、終戦の翌々年の八月十五日に支那において行われました。支那におりましたアメリカの将兵は非常な優越感を持つて乱暴をやつたものであります。その典型的な一つの事件が八月十五日のお盆の日に起りました。南京の目抜きの場所に中和橋という橋がありますが、その橋の上で涼んでおつた中国の青年を、アメリカの憲兵が三人やつて来まして川の中へ落して殺した。この事件が全支の学生運動となりまして、蒋介石政権の打倒の運動になり、それが共産党に利用されたのであります。その際に私に蒋介石政府のやり方を見ておりましたが、ちよ……

第19回国会 内閣委員会 第5号(1953/12/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 最近北海道に汚職事件が生じまして、そうして毛布関係で今起訴された例がありますね。あれはたしか厚生課長であつたと思います。これはどこの毛布をどういうふうに仕入れてどう売つたのですか。
【次の発言】 ただいまの毛布のところでいわゆる丸紅から単価二千百八十円で化繊のものを入れておるが、それを入れなければならぬ理由はどうですか。
【次の発言】 試験的ですな。大体衛生学的に見ると化繊は保温の程度において純毛より悪い。現状においては試験的に使つているはずであります。それにしては数が少し多過ぎはしないか。また価格が非常に開き過ぎていはしないか。こういうところに一つの疑点がある。これは小さな問……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/02/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連して……。各委員から詳細を尽されておりますから、二点だけ伺います。  昨年の十月のこの委員会で、三橋局長にお伺いしたところ、事務処理能力は一日に約一万という御回答があつたのであります。本日は約四千、そうすると昨年の四月からの恩給は、来年にならなければもらえないという人が出て来る、国家は昨年においてすでに四百五十億という予算を出しておる、その根本原因は事務処理能力の緩漫というか、あるいは事務の複雑という点にあるのであります。私はこの休会中、徹底的に私の郷里だけにおいて調査してみたのですが、概括的に申し上げますと、傷病兵はほとんど大部分もらつております。老齢軍人は私の地方では約……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/02/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 二月二十日の朝、李ラインにおきまして海上保安庁の巡視船の「さど丸」が韓国の警備船金星号に拿捕された事件が起つておるのであります。新聞によつて見ただけでございますから、その様子は的確であるかどうかはわかりませんが、その新聞によつて知り得た状況を見ましてもこれはきわめて重大であり、日本の国家の権威を失墜した重大な問題と考えますので、以下それに関連しまして海上保安庁長官の山口さんと、また防衛に関して木村長官に若干御質問したいと思います。  山口長官は、昨年の九月以降今日に至るまで半年たつておりますが、その間あなたは直接現場においでになつて、李ラインの状況を御視察になつたことだろうと思……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/03、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 日本の敗戦の原因が科学技術の落伍にあつたということを私は痛感するのであります。将来の日本民族の運命を決するものもまたこの科学技術の振興いかんというふうに考えておるのであります。昔のように満州をとるとか、支那を武力で押えるとか、南方に進出するとかいうことで日本民族の再建はあり得ない。限られたこの領土を世界最高の科学技術国にするかいなかということによつて民族の運命はきまるのであります。そういう観点からごの案を拝見いたしますと、提案者は、腹の中においては非常に雄大な構想をお持ちになつておるようですが、国会の特殊性にかんがみられて少しじやない、大いに妥協されておる。何とかして通りやすい……

第19回国会 内閣委員会 第11号(1954/03/18、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ごく簡単に。この法案に伴う予算措置の説明が欠けておりますが、どうなつておりますか。

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 各委員が述べられました意見は私も養成でありますが、この案を見て実はがつかりいたしましたのは、泰山鳴動してねずみ一匹という感じを受けたのであります。人員整理につきましては、機構改革を伴わないでもやるという御趣旨にはあえて異存がありませんが、しかしこの案をそのまま実行なさるとしわ寄せが来る。それは第一線の現業において働いておる、比較的少い俸給をもらつておる下級者に整理のしわ寄せが行きまして、課長以上の、乗用車に乗つて宴会に出る人の頭数はなかなか減らない、こういうおそれがあるのであります。その最も極端な例を申し上げますと、この前委員長以下関東海運局を視察したのですが、これが最もいい例……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 簡単に一点だけ。この人員整理の案は塚田長官の信念が、官僚どもの組織的抵抗に破れた案だ、こう思うのであります。自由党も官僚の組織的抵抗に負けた。自由党の最大のスローガンは行政改革であります。そこで問題は、この人員整理を実行するときにまた負ける。というのは、課長以上がそのまま居すわりになつて、低い地位の人、現場の人、弱い者にしわ寄せが来まして、頭が大きくて手足の細つた人員整理になるということが非常に心配なのであります。そういうことがないように、各省ににらみをきかして、整理すべきポストを死守するというような御回答がこの前ありましたが、その資料をひとつ御提出願いたい。またそれに基いて各……

第19回国会 内閣委員会 第14号(1954/03/23、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 こういう相当厖大な資料をただいまいただいて、そうして次官から五分くらいの説明を聞いて、それに基いて適正な質問をせよということは無理であります。こういう資料はもう少し前もつてわれわれに研究する余裕を与えておかないと、ほんとうの質問にならない。けれども、その一部だけについて気のついたことを承りたい。最初にその前提として、この表にある内部部局の九百三十名の定員の中で、事務官以上、雇員、給仕、この三つに区分をして、九百三十名の内訳を承りたい。
【次の発言】 それで非常にはつきりいたしましたが、昭和二十九年度の整理人員を見ますと、内局だけですが、事務官において七名、雇員において十九名、給……

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 国立学校の六万六名の定員の内訳はどうなつておりますか。教授何名、助教授何名、事務何名、そしてそれに基いて二千二百六十六名の定員減の内訳はどこにしわよせをしているか。
【次の発言】 減員はそれでよろしゆうございますが、現在の定員の内訳をはつきりひとつ……。
【次の発言】 そういたしますと、助教授以下で四百九名を減すのですね。
【次の発言】 学年進行に伴う増三百九十九人というのはどういう内訳になつておりますか。
【次の発言】 これは助教授だけですか。
【次の発言】 その内訳は今どうなつているか。
【次の発言】 そういたしますと、助教授のクラスで四百九名を今度減員をして、学年進行に伴……

第19回国会 内閣委員会 第16号(1954/03/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この御説明と資料によりまして私の感じたところを一、二お伺いします。  第一点は財務局の五百六十名の件であります。関東財務局を内閣委員として視察をしました所見を申し上げますと、現場で働いておるあの人たちは仕事の量が多くて手が足りないために、やらなければならぬ仕事がそのまま放置されておる。その一つの例を申しますと、海外引揚者のおそらく数十万だろうと思いますが、その人たちの血の出るような貯金帳が数年間整理をされないで、箱に入れて倉庫の中に山のように積まれておるのであります。なぜ整理しないか、こう聞きますと、人手がない、こういう話なんです。それから国有財産の処分、これもまた人手が足りな……

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 本法案の総括的な質問といたしまして、二点お伺いいたします。  第一点は、この人員整理は根本的な機構改革をやらないところに大きな矛盾と不徹底さがあると思いますが、これにうたわれた通り、機構の簡素化と能率の増進に対する具体的な処置を今後さらに積極的に推進なさる意思があるかどうかという点が第一点。  第二点は、待命制度の適用についてでありますが、本案による整理人員の二十九年度分についてのみ待命の恩典を考えておられますけれども、三十年以降に延ばされる人たちの中には、自己の意思によらずして、官庁の要請によつて残る人も若干あるはずでありますから、これらの人々に対しては、政府は待遇の上におい……

第19回国会 内閣委員会 第20号(1954/04/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 質問したいことが非常に多く、与えられた時間が制限せられておりますので、簡単に聞きますから簡単に長官もお答え願いたい。  第一にお伺いしたいことは、日本防衛の根本方針をどこに置いておられるかという点であります。政府の計画は多分にアメリカに範をとつておられるように見受けるのでありますが、日本の置かれている国際的な立場はむしろスエーデン、フインランド、スイス等米ソ両陣営の間にみずからの力によつて中立を保つている諸国に近いものがある。日本の防衛はそれらの国に学ぶべき点がすこぶる多いのであります。はたして保安庁においては、今申しましたようなスエーデン、フィンランド、スイス等の防衛態勢につ……

第19回国会 内閣委員会 第22号(1954/04/09、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 現在保安隊の持つておる兵器の中に、アメリカのいわゆる秘密兵器はないというような御答弁でしたが、火炎放射器はどうですか。これは確かに秘密兵器であり、われわれにも参観させないはずであります。それでも、ないと言われますか。
【次の発言】 私は実は見せていただきたかつたのです、火炎放射器の性能を。そうしたら、これはアメリカ側が言つておるから見せられない、秘密であつて見せられないというのが、富士のすそ野の演習場における私に対する答弁でありました。どうですか、その点は。
【次の発言】 これは私が視察に行つたときに確かに拒まれたのです。ですからまさか間違いじやなかろう。保安隊の人が意地悪くて……

第19回国会 内閣委員会 第24号(1954/04/12、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連いたしましてお伺いしますが、アイゼンハウアー大統領は文民ですか、軍民ですか。
【次の発言】 憲法にははつきり書いております。憲法に基本的人権は人種あるいは宗教、経歴によつて差別されないということがはつきり書いてありますが、長官は差別されるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、憲法の基本的人権というものは、元の職業軍人に関する限りは除外するという重大な問題になるのです。これは政府の御見解を御統一なさらぬというと、憲法解釈上の悪例を残すと思いますから申し上げます。

第19回国会 内閣委員会 第25号(1954/04/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この前おもなことは質問いたしましたが、簡単に補足質問をいたします。  今度の自衛隊の任務は、国内の直接侵略と間接侵略に対する防衛になりますが、過去の日本の自衛は大陸に第一線を持つて、国内を戦場にしなかつたのであります。今度は狭義自衛でありますから、国内が間接侵略及び直接侵略の戦場になる可能性が非常に強い。しかるに国内の生産の中枢、交通の中枢、そういうものに対する防衛の施設、調査研究がほとんどなされていない。この現実であります。この現状をどう思うか。交通の要点をどうするか。産業の中枢をいかに守るか。この守る対象となるものが間接侵略、直接侵略であります。言いかえますならば、日本の国……

第19回国会 内閣委員会 第27号(1954/04/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの質問に関連いたしまして簡単に承ります。この表によりますと、越中島の統幕庁舎が四百五十五万で四十日間で完成しております。しかもそれが三月三十一日に完成することになつておりますが、統幕の庁舎の予算は二十八年度に計上されておつたのかどうか、それを承りたい。
【次の発言】 ただいま意外なことをお答えになりました。事務をしている人の数に比較して庁舎が非常に狭い。北海道のあの辺陬における古い庁舎に勤務しておる保安隊員の不自由さと、東京に住んでおられて机の上で仕事をなさつておるあなた方の不自由さを比較してごらんなさい。どつちが優先的にやられなければならないのか。ただいまの言葉は不謹……

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/04/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 議事進行。非常にさしでがましいような発言でございますが、ただいまの質問応答を通じて私の印象に残ることは、外務委員会へ出たような感じを受けるのであります。本委員会では防衛関係の重要な審議をやつておるのでありますから、どうか委員長も防衛法案に直接関係のある問題に議論をしぼつていただきたいと思います。まだやりたい方がたくさんあります。

第19回国会 内閣委員会 第31号(1954/05/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はこの法案をよりよくするという見地におきまして、質問の要点をごく簡潔に三点に限りまして、自衛隊の最高指揮官たる吉田総理大臣の御見解をお伺いしたいと思うのであります。その第一点は、指揮官と幕僚の本質に対する認識を誤つている点であります、指揮官とは任務に基いておのれの意思を決定し部隊に命令するものであり、幕僚とは指揮官の意思決定に必要な意見を述べてそれを補佐するものであります。直接部隊を指揮できないのが建前であります。卑近な例をとつてみますれば指揮官は一家における亭主であり、幕僚は女房であります。新憲法下において男女は同権でありますが、職権にはおのずから差がありまして、亭主は外に……

第19回国会 内閣委員会 第34号(1954/05/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 三橋恩給局長は、この旧軍人関係恩給権擁護全国連合会代表柴山兼四郎氏提出の恩給支給促進に関する請願を、この会に出られるのにお読みになつておいでになつたかどうか、それを承りたい。
【次の発言】 あまりたくさん来るので、あなた方はこの血の出るような叫びを、かえるの声のように聞いておられるのじやないかという感じがするのです。現にこれはわれわれのところにはずつと前から出ておる全部を代表して総合的な陳情なんです。しかるにただいま高瀬委員の質問に対して、ことに下級者の公務扶助料の額が援護法による遺族年金額よりも低額である、それをどうするかという質問に対して、そこでこそこそ相談しなければわから……

第19回国会 内閣委員会 第35号(1954/05/19、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はこの委員会におきまして、しばしば事務当局に、恩給交付の手続を迅速にして、わずかに二千円や三千円の恩給を旱天の慈雨のような気持で待ち焦がれておる遺族の人た知の心を心として、一日も早く支給されるということを強調して参りましたが、その答弁に政府は常に善処するとか考えるとかいう抽象論ばかりを述べて、現状の欠陥を具体的にいかに修正し改善するかということを一回も承つておらぬのであります。中央と地方を通じまして迅速に事務を処理するという点につきまして、加藤大臣から責任ある具体的な手段について御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 加藤新大臣から非常に真心のある御答弁をいただきまし……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 国防会議の問題につきまして二、三お伺いいたします。「内閣総理大臣は、左の事項については、国防会議にはからなければならない。」ということが防衛庁設置法案の第四十二条に書いてございますが、ただいま配付されました国防会議の構成等に関する件、保安庁案によりますと、国防会議は内閣総理大臣の諮問機関である、こう書いてあります。そうしますと、この四十二条に書いてある重要事項について国防会議にはからなければならないというこの文句は、単に手続上形式的にやらねばならぬというお気持でありますか、それとも内容について権威ある議決機関になさる意味か、それをちよつとお伺いいたします。

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/10/04、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私質問しようと思つたところが、吉田委員から質問なさいましたからほとんどお伺いすることがないのですが、一点だけ田中局長にお伺いすることは、一つラストボロフ事件と外務省との関係、その内容をお話申していただきたい。
【次の発言】 あなたの局には関係者はなかつたのですか。
【次の発言】 太平洋戦争の際に、外務省の暗号と海軍の暗号がその以前から完全にアメリカに抜かれていた。われわれの戦つたことはその以前に全部向うがキヤツチしておつた。あなた方は今国内の共産党の情報に苦心をなさつていらつしやるが、あなた方が苦労をして向うの情報をとるより以上に大きなものがこつちからとられている。そうすると、……

第19回国会 内閣委員会 第47号(1954/10/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの御説明を承つて私がまことにふしぎに感じますことは、国家全体の経済状況が昨年よりもはるかに悪く、中小企業がばたばた倒れようとしておる国家の現状にかかわらず、本年度の新規要求において百六十三億円を新たに増加されようというような態度は、これは本気でお考えになつたのかどうか。単に大蔵省に対する予算折衝上の技術として出されたものであるか。ほんとうの信念をもつてこれだけ増さなければ防衛庁長官としての任務が達成できないという決意に基かれたものかどうかということを。まず最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 それでは今から内容に入つてお伺いをいたします。まず陸上自衛隊二万の増強につ……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/02/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は憲法改正と、防衛問題につきましてお尋ねいたしたいと思います。政府は今般保安隊を自衛隊に改められまして、直接侵略に対しても国土を守るということを、御決意なさつたようでありますが、もし日本が外敵の侵略を受けた場合に、自衛隊といたしまして、これに打ちかつて撃退することを目標にしてお育てになるつもりであるか、それともまた勝てない程度に抵抗することを目標としてお育てになりますか、その点について木村長官からお伺いしたいのであります。
【次の発言】 当然の御答弁であろうと思います。国民もまた七百八十八億の予算を出すのでありますから、外敵の侵略を受けたときに、負けるような軍隊に出す道理がな……

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 竹島におきまして十一月二十一日の朝、海上保安庁の巡視船へくらが撃たれたという記事を新聞で見ましたが、このことについて山口海上保安庁長官からまずその景況を簡単に御説明願います。
【次の発言】 今の問題を木村保安庁長官は武力によつて日本の領土が侵犯をされて不法の侵略を受けたとお考えになりますかなりませんか、それを承ります。
【次の発言】 ただいまの説明を聞いておりますと、竹島が日本の領土であるかないかわからぬような感じを受けるのですが、竹島が日本の領土であるということは、あなたははつきりお認めになりますか。
【次の発言】 領土であるということを確信をもつて認めておりながらその手段方……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/06、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 この法案を通すかいなかを決定するに先だちまして、民主党を代表して対馬、壱岐等の不安な現状に対して、政府は将来どういう対策を講ぜられるかを結論的にお伺いいたしたいと思います。

第21回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 動議を提出いたします。理事は、その数を七人とし、委員長において御指名せられんことを望みます。

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 一言申し上げておきます。民主党の防衛に関する根本方針は、国力に相応する少数精鋭の自衛力を充実するという点でありまして、砕いて申しさすと、アメリカの傭兵的性格を一掃して、日本の自主的な自衛軍にするということであります。この点につきましては、過去の委員会において、私は無所属の立場でありましたが、編制、装備、訓練等の内容につきまして、かなりきびしい質問をいたしまして、それに対し前任長官は、大半を認めながら、この二年間ほとんど改善をせずにほおかぶりして来られたという事情にあるのであります。どうか新長官はその点をお考えになりまして、前長官においてできなかつたことを積極的に誠意を持つて迅速……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/05/24、27期、日本民主党)

○辻委員 関連。ただいま中馬委員から非常に適切なる御意見が出たのでありますが、私も黒川さんにお目にかかって話を聞きましたところが、その中に関連しましてこういうことがある。それは、ビルマでは赤と白の共産党がかなりはびこっている。またカレン族が北方の山中に武器を持って相当がんばっております。その共産党の人たちも日本の人が遺骨を収集に来るならば便宜を与えよう、ここまで来ているのであります。私は実は北ビルマでおもに九州の兵隊たちと一緒に一年間悪戦苦闘したのであります。拉孟、謄越は私の頭にこびりついて離れない。あのくらい勇敢に戦った例は過去の戦役においておそらくないと思います。これは、一つの小さな陣地に……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/02、27期、日本民主党)

○辻委員 一つだけ。これは最後の法律でありますから、お気の毒な人に漏れなく行き渡るような最終期日を決定する必要があると思います。これは請求権の確認の最終期日が今年の十二月三十一日までとなっておりますが、もう一年お延ばしになったらどうですか。提案者に伺います。
【次の発言】 これは別に予算を必要とするものでもないし、国が持っている債務で当然やるべきことでありますから、おそらく、こういう法律はある時期に打ち切らなければならないもので、これが最終のものじゃないかと思います。外務省の皆さんは、事務がいつまでも片づかなくて何でしょうけれども、これが国家として最後の期間でございますから、私は、各党の皆さん……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本民主党)

○辻委員 ちょっと関連して。社会党の諸君が第三国人の戦犯に対して非常にあたたかい取扱いをせよとおっしゃるのは、大へんありがたい御意見だと思います。ただ問題は、一般原則でなく、現実をよく見てもらいたいのであります。私の方へもたびたびやって参りましたが、その内容を詳細に検討すると、玉石混淆であります。まことに順良な気の毒な者がおると同時に、きわめて悪質であって、共産党の手先になって扇動しておる連中もあるのであります。ことに、ただいま川崎大臣がお答えになったように、引揚者の寮に入れてやると、きたないといって文句を言う。また生業資金三十万円をよこせと言う。三十万円やったら、それでどぶろく、密輸をやるに……

第22回国会 内閣委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本民主党)

○辻委員 呉市にあった海上保安訓練所を今度は舞鶴市に移すことになるのですが、それについての予算の関係はどうなっておりますか。

第22回国会 内閣委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本民主党)

○辻委員 私は今までの問答を聞いていまして、一つ考えついたことを参考に申し上げておきます。ただいままでの長官の答弁によりまして、非常に苦しい立場は十二分に了解できたのであります。あなたの前任長官の際に私の郷里の内灘で問題を起しまして、これが政府の不信行為から地元民を激高させまして、それが共産党の利用によって非常に拡大をして、悪化をしたこの事実は御承知の通りであります。ただいま堀内委員からの話を聞きますと、どうもそのケースに似たような空気を感ずるのであります。こういう問題をあざやかにさばくためには、主任者が現場に行かれまして十二分に住民の言うことをお聞きになって、そうしてただいま考えておられるコ……

第22回国会 内閣委員会 第6号(1955/05/14、27期、日本民主党)

○辻委員 ただいまの森君 の質問に関連して、一昨年私が内灘へ行ったときの状況がこれとよく似ておりますので、御参考までに申し上げておきます。内灘に参りまして私が一番驚いたことは、地元の人よりもむしろ地元と日本の警察及び米軍側と対立させるような意図のもとに、方々から左翼のオルグが入って来て、そうして地元の民衆をおだてて喧嘩をさせようという徴候がはっきり出ております。ただいまの新聞を見ますと、この負傷した人は全電通甲府支部山口俊明氏、甲府全食糧山梨支部高橋典明氏、山梨食品労組峡東支部長須田重一氏、山梨日教組前島昭吾氏、この四名が負傷したことになっておるのでありまして、おそらくこれは地元のこの演習場の……

第22回国会 内閣委員会 第17号(1955/06/04、27期、日本民主党)【議会役職】

○辻委員長代理 ただいま川島国務大臣が閣僚懇談会の席をはずして参りましたので、川島国務大臣に対する質疑の方をできるだけやっていただきたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 第18号(1955/06/06、27期、日本民主党)

○辻(政)委員 ちょっと関連して。今回恩給局に起った紛争を見ますと、昨年の今ごろ国会に起った乱闘事件によく似ております。実は土曜日の夕方、恩給局の臨時職員の青年二人が院内で私に会見を求めて参りました。その際に彼らが言ったことは、三橋局長はわれわれの交渉に一回も会ったことがない、どうかお願いをする、こういうことであります。そこで私は社会党の諸君よりもむしろその青年に同情を持って、直ちに三橋さんと総務課長に文句を言ったのであります。なぜ君たちは会わぬのか――冗談じゃありません、十三回会っております、二十八回会っております、こういう答弁を聞いたのであります。またこの席上において総務課長から詳しく状況……

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/09、27期、日本民主党)

○辻(政)委員 関連して。田原委員の質問に対しては、私もある程度は傾聴すべき点があると思います。私のところへも巣鴨に在監中の朝鮮人が、三十万円の金をよこせとか何とか陳情を持って参りました。いろいろその内情を探ってみますと、次のようなことが出てきている。それは巣鴨の戦犯の人たちは、大部分は非常にまじめな人たちですが、ごく少数の赤色グループもおりまして、それがかなり朝鮮人を扇動しておるという事実であります。朝鮮人のりっぱな人は、少しも差別をしないで、そうしてむしろ日本人よりもあたたかい気持でもって国がめんどうを見てやるということは、趣旨においては異存がありませんが、この運動の影に糸を引いておる者が……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/06/28、27期、日本民主党)【議会役職】

○辻委員長代理 暫時休憩いたします。午後は一時半から再開して質疑を続行いたします。     午後零時十二分休憩
【次の発言】 ただいま同僚の長谷川委員の御質問は、私元軍人として身につまされて感ずるのであります。今日生き残っておる将官で自分の恩給を値上げしてくれといった人はおそらくあるまいと思います。これは御承知の通り。それから大体この前の戦争で死んだ人の数を調べてみますと、兵の階級で大体百万人、下士官が五十万、士官以上が十万。国家予算から見ますと、下の方をわずかにふやすということが国家予算のワクにおいていかに強いものであるかということを痛感しております。私初めて国会に出て驚いたことがあるのです……

第22回国会 内閣委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○辻委員 ただいまの田中君並びに山下さんの質疑応答を通じまして、それに関連しまして一言申し上げたいと思います。  今度通りました軍人恩給は、その内容を見ますと、八四%が公務扶助料であります。戦死者の遺族に対するものであります。生きておる軍人でもらったのが全体の六%にすぎない。とかく軍人恩給といいますと、生きた職業軍人が老後を楽しむために国家の金を使うというふうに誤解をされておりますが、内容を分析すれば、八四%が八百万の遺族に対する国家の救いである、こういうことが明らかになるのであります。今度提出されました両派社会党の案を見ますと、まことにうれしく感じましたことは、民自両党の案よりも予算において……

第22回国会 内閣委員会 第44号(1955/07/20、27期、日本民主党)

○辻委員 ただいま議題となりました三つの法案に対し、民主党を代表して、防衛の根本問題数点について具体的に政府に要望し、現状の改善に努力されることを前提として、自民共同修正案、並びに修正部分を除く政府原案に賛成の意見を述べたいと存じます。  その第一点は、自主的な防衛計画を政府の責任においてすみやかに立てることを強く要望するものであります。年度の防衛計画は、原則的には国防の基本方針が確立し、それに基いて長期にわたる防衛計画の大綱が決定され、その一環としての具体的計画を、予算の裏づけとともに国会に提出すべきものであります。この点について、野党各派の熱心な質問が展開されたのは当然であるにかかわらず、……

第22回国会 内閣委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本民主党)【議会役職】

○辻委員長 代理石井長官はよそへ出なければならぬそうでありますが、まだございますか。――櫻井君。
【次の発言】 田中君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。     午後一時三十九分散会

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。重光外務大臣は引き揚げ問題は人道上の問題だと主張なさっておるが、これは正しい主張だと思います。しかし相手があることであります。相手は人道問題として扱わずに、政治問題、外交問題と関連させようとしておるのであります。従いまして、ロンドンにおいてそれが解決できなかったのは当然である。当然であるとするならば、最後に打つべき手は、外務大臣が外交の最高責任者としてみずからモスコーに乗り込んで行く、私は鳩山総理が行かれるのが至当であると思うが、それが健康上許さないとすれば、あなたが全責任を持って乗り込んで行く、そうして身をもって解決なさらぬと、赤十字に訴えたって聞く相手じゃない。国際連合……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1956/08/10、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。これは引揚課長に答弁を求めること自体が無理だと思います。公務員は国の規定というもので縛られておりますから、より高い政省的な見地において解決すべきものであろう。そうしてこの問題は、あまり議論しないで、与党も野党も同じ国民の立場におきまして、あたたかい気持で一つ処理していただきたい。その金額はきわめて少いものである。普通の家庭の常識からいっても、里帰りの嫁に対しては、里親が切符ぐらい買ってやるのが普通です。これは国家においても個人においても同様であります。ことに、ただいまの引揚者の方の御意見を聞きますと、現在は幸福なように見えますけれども、私はこの幸福というものは、進んで求めた……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1956/10/05、27期、自由民主党)

○辻委員 簡単に一言、山下次官にお伺いいたします。引き揚げ問題については、そこに引揚援護局長の田邊さんというりっぱな人がおいでになりますが、どうもこの問題は、受入局長がいないように思うのです。今度日ソ交渉が妥結しますと、少くも千四百名帰ってくる。中共からはたくさんの者が帰ってくる。これらに対して、厚生省、政府としてその受け入れをどうするかということが、引き揚げの問題に比較しますと、はなはだなまぬるい。就職の問題あるいは援護の問題等に不徹底だ。至急受入援護局等をお作りになるというくらいの決心なり、また厚生次官がそれを兼ねるというくらいの決心で、この問題と取っ組んでいただきたいと思います。先ほどの……

第24回国会 決算委員会 第30号(1956/04/30、27期、自由民主党)

○辻委員 吉田委員の質問に関連をいたしまして簡単にお伺いいたします。この委員会の審議を通じて、与党議員の私としても、公務員の皆さんのやられたことに対して、あまりのことに義憤を感じておる。それは国民から税金を取るときには情容赦なく取り上げておいて、それを使うときには無責任きわまる。まず渡辺さんにお伺いしたいことは、防衛庁から価格評定の依頼を受けて答申をなさるときに、この機械がいかなる経緯で民間に渡り、どういう商社をぐるぐる回って、そしてこういう価格になっているということを報告なさったのかどうか。単に千三百五十万円という答えだけをお出しになったのかということを承わりたい。

第24回国会 決算委員会 第32号(1956/05/08、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。塚元さんにお伺いしますが、あなたは防衛庁へ売り込みに行ったときにだれの紹介でだれに会ったのですか。
【次の発言】 三友からあなたに、防衛庁へごあいさつに行ってくれという依頼を受けたのですか。
【次の発言】 それでは三友から、防衛庁は多分買うだろうからあいさつに行くように言われたのですか。
【次の発言】 買うだろうということがわからずに、めくらめっぽう防衛庁にあいさつに行くというのはおかしいじゃありませんか。
【次の発言】 だれの紹介でだれに会いましたか。
【次の発言】 だれに会いましたか。
【次の発言】 どういうごあいさつをいたしましたか。

第24回国会 決算委員会 第34号(1956/05/14、27期、自由民主党)

○辻委員 先ほどの山本委員の質問に対して船田長官から、本件に関して、防衛庁の部内にほ一切の不正と不当はないという御答弁を承わったのであります。  それではお伺いしますが、三十一年度の予算において、これと同じような高速救命艇を、たしか海幕で一隻、空幕で二隻整備なさる計画があったと存じておりますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 それではそのときの、その救命艇に必要なエンジンは、やはりパッカード・エンジンの千二百五十万円というのを予算積算の基礎にされておりますか。
【次の発言】 引き続いて間組にある六基をこの予算でお買いになるお気持ですか。

第24回国会 決算委員会 第35号(1956/05/16、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。菊岡さんにお伺いしますが、先ほどのあなたの御証言で、二十七年の四月ころ砂田重政氏に会ったと言われた。二十七年の四月は間違いありませんか。
【次の発言】 四ですね。
【次の発言】 そのとき砂田さんは代議士ですか。
【次の発言】 砂田さんが代議士になられたのは二十七年の十月一日の選挙で代議士になられたのですよ。あなたの証言の二十七年四月中旬には代議士でないのです。そうするとあなたの証言というものは信感性がなくなるのです。
【次の発言】 代議士ではありません。
【次の発言】 こういう重大な問題についてあなたは、四月中旬と二回、三回念を押しておるのですが、それをはっきり言われる。砂……

第24回国会 決算委員会 第36号(1956/05/22、27期、自由民主党)

○辻委員 この前の問題に関連しまして、まだ若干問いただしたいことがありますので、事務当局にお伺いしたいと思います。  まず第一に、魚雷艇にパッカード・エンジンを使わなかったのはどういうわけでありますか。これは増原次長から伺いたい。
【次の発言】 それでは高速救命艇は第一線に使わない、後方であるから、そのような危険なガソリン・エンジンを使ってもいいという見解ですか。
【次の発言】 それじゃ、高速救命艇は戦争になったら安全な場所に隠しておくのですか。
【次の発言】 近代戦で、魚雷艇が第一線に立ち、高速救命艇が安全な場所にあるというような観念は根本的に間違っておる。任務は違うけれども、同じ海面に活動……

第24回国会 決算委員会 第38号(1956/05/28、27期、自由民主党)

○辻委員 久保さんにお伺いいたしますが、防衛庁のくつの発注数の各社割当のごく概略を最初に承わっておきたい。
【次の発言】 武内本部長に関連して承わりますが、大体井上は防衛庁に納めておるくつの最も大量のものを受注しておるものに間違いはございませんか。
【次の発言】 最大のメーカーでありますか。
【次の発言】 久保さんにお伺いいたしますが、あなたは検査課長として検査されるときに、井上の工場とくつの技術についてどういう認識を持っておられますか。
【次の発言】 武内本部長にお伺いしますが、今お聞きの通り技術的にには非常にまずい、仕様書すれすれの最低の品質のものであるということは久保課長の明言した通りで……

第24回国会 決算委員会 第40号(1956/06/01、27期、自由民主党)

○辻委員 ただいまの細田委員の質問に関連いたしまして承わりたいと思います。それは昭和二十三年十月十四日の不当財産取引調査特別委員会議録、これにはっきり書かれております。それを読みますから、証人はよくお聞きになって、それについての御答弁を伺いたい。「○小松委員 この機会に大口やみ取引調査小委員会におきまして、奈良県生駒郡安堵村東安堵井上信貴男に対しまして、本年八月十七日及び九月二十六日、同月三十日の二回にわたりまして委員が出張いたし、調査をいたしました結果を御報告申し上げたいと存じます。  第一に事案の概要を申し上げます。井上信貴男は昭和十三、四年ころより屑皮加工による靴の積上踵の製造業を営んで……

第24回国会 地方行政委員会 第20号(1956/03/09、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して……。当日私はその現場におって冷静に見ておりましたからそれを申し上げてみたいと思います。  それはあの職場大会が開かれる日の午後四時ごろ、私は大へん心配いたしまして、当時運輸委員の資格で、この行動が運輸関係にいかなる影響を及ぼすかという意味から見に行ったのであります。四時半になりますと各所から情報が入って参りまして――駅長室に社会党の坂本君も来ておりましたし、またわが党の濱野清吾君も来ておりました。そういう意味で私の申し上げることは絶対に正確だと信じておりますが、四時半ごろになりますと、駅長のところに集まった情報では、約千名の者が田端駅に集団で押しかけてくる、田端駅の警戒が厳……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、自由民主党)

○辻委員 第二十二国会で防衛関係法案が、七月二十日の当委員会において採決されましたときに、私は当時の民主党を代表しまして、八項目の希望を付して政府原案に賛成したものであります。船田長官も当時内閣委員として列席されたことでもあり、その内容は十分御承知のことと存じますが、御参考までにその大要を申しますと、第一に、長期防衛計画は、経済六ヵ年計画と世界情勢の推移、米軍との関係、科学の進歩等を考えあわせ、すみやかに自主的に決定されたいこと、第二は、国力に即応した空軍を主体とする少数精鋭の自衛軍を作ることを防衛の根本方針となすことであり、第三は、防衛生産の自立についてであり、第四は、米軍のまねをした現在の……

第24回国会 内閣委員会 第31号(1956/04/04、27期、自由民主党)

○辻委員 防衛関係二法案の審議の際に質問をしようと思っておりましたが、時間の関係でそれができませんでしたので、国防会議法案に関連をさせて若干長官及び当局の所信をただしたいと思います。  第一に長官にお伺いしたいことは、国防会議法案にかけられる日本の国防の基本方針について長官はどういうお考えを持っておられるかを承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、国力と国情に相応して自主的な防衛体制を整備し、駐留軍の撤退を早めるというふうに述べられております。これは一つの見方ではございますが、私は、国防の基本方針は、さらに突っ込んでその根本目的をどこに置くかということを明確にしておく必要があ……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/17、27期、自由民主党)

○辻委員 関連……。ただいまの井手君の質問に関連しまして一言大臣にお伺いしたいのでございます。それは金鵄勲章は戦場におきまして、功績の最も抜群であったものがもらっております。それに付随して、金鵄勲章をもらった者は、必ず例外なしに旭日が併用されておるのであります。それから旭日だけをもらった軍人というのは、功績はあまりなかった、金鵄勲章をもらう程度ではないが、第二位の者に対して旭日章をやっておる。それから瑞宝章は、第三位の功労の者に対してやっておる。これは軍人に対して与えられた勲章の根本精神であります。もちろん旭日と瑞宝章は軍人以外の者ももらっております。もらっておりますが、大多数の軍人はそういう……

第24回国会 内閣委員会 第50号(1956/05/21、27期、自由民主党)

○辻委員 私は法案の提出者の一人として、質問ではなくて、この法律を適用される解釈を統一する意味におきまして、一言発言しておきます。それは第二条に「当該旧軍人等で営内に居住すべき者が、」と適用範囲をしぼっております。この営内に居住すべき者ということがいろいろの場合に解釈されます。昔のことを申しますと、陸軍では営内居住というものは、新任の曹長以下兵を営内居住として、給与上の差別をつけておったのであります。それから上の准士官、将校及び古参の下士官は営外居住の給与を受けておったのでございます。ここに書いてある「営内に再任すべき者」というのは、われわれ立案者の気持は、そういう給与上の区分ではないのであり……

第24回国会 内閣委員会 第52号(1956/05/23、27期、自由民主党)

○辻委員 関連。一つはっきりさせておきたいと思います。それは新潟県の遺族から私のところにひんぱんに手紙が来ておりますが、その一人息子を海軍兵学校に入れて、江田島で爆撃を受けて即死しております。こういう者はこの法令の適用に当然入るべきものと思うが、あなたの方はどういうふうに御解釈になりますか。職務に関連して……。
【次の発言】 われわれ立案した者の精神は、当然そういうものは含むという解釈で立案しておるのであります。というのは、戦務という解釈は大体日清戦争、日露戦争当時の観念から出ております。戒厳とか戦務というのは古い。この太平洋戦争というのは、国内ももちろん戦場になっておるのであります。職務とい……

第24回国会 内閣委員会 第56号(1956/09/05、27期、自由民主党)

○辻委員 ただいまの茜ケ久保君の質問に対する答弁に関連をしてお伺いをいたします。田中副長官の先ほどの御答弁を聞いておりますと、もしこれをやるとそれに類似する二千余件の問題が起ってくる、それに波及してはたまらぬということをおっしゃった。非常に心外に思うのですが、なぜ類似の問題に波及してはいけないのか。国家が責任を負うべきものなら、二千件あろうが三千件あろうが責任を負うのは当然じゃないか。これを例外としてネコババをきめていこうという根性がいけない。それに類似するものはたくさんある。その結果が、やるべきことをやらないからよけいな反米運動に利用されておる。国民に与えた損害は、二千件であろうが三千件であ……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。基地問題の根本については次会に質問をいたしますが、十月の四日測量予定日第一日に、長官の命令を実行するために、現場に行った東京調達局の局員が、現場においてだれかになぐられてけがをしたということを聞いておりますが、そういう事実があったかどうか。あったならば、だれがだれになぐられて、いかなるけがをしたか、はっきりお答え願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明を聞きますと、十月の四日に国家の公務員が防衛庁長官の命令を受けて公務に従事しようというのに対して、国会議員ともあろうものが手帳を取り上げる、あるいはぶんなぐっておる、そうして目に裂傷を負わしておるという事実がある。し……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○辻委員 長い間外交畑に活躍されて正しい国際情勢の見通しを持っておられる新長官に対して、私が心から期待しておるのは、今までの古い頭で立案された既定の防衛計画に、根本的な修正検討を加えられるという点であります。その前提をなしますものは、国際情勢の正しい見通しでございますが、小滝長官にまずお伺いしたいのは、第三次大戦が近く起るとお考えになっておりますか。また朝鮮事変のような局地戦争が、日本の近くに近く起る可能性があるというふうにお考えになっているかどうか、それをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 明快な御答弁です。第三次大戦が近く起らないということを前提にいたしますと、日本の防衛は数年先を……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/03/22、27期、自由民主党)

○辻委員 飛鳥田君の質問に関連してちょっと伺いますが、もし公開でできないなら非公開にしてもけっこうです。  昨年の夏でありましたか、アメリカが極東の戦略体制を根本的に変えておるはずであります。極東空軍司令部を交代し、極東軍司令部を朝鮮に出す、市ケ谷を今年の七月にあける、こういうことをたしかアメリカの当局が発表したように記憶しておりますが、それは事実どうなっておるか、もし公開でできないなら非公開で示してもらいたい。
【次の発言】 それに関連して、東京の堀ばたにあった米極東空軍司令部が交代しておるはずであります。この東京にあったアメリカの空軍司令部というものは、極東全域の防衛を担任しておった中枢機……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/04/23、27期、自由民主党)

○辻委員 簡単に二、三伺います。  この前の戦争で、新聞社関係の報道班員が軍に徴用されまして、その俸給は新聞社からもらって、そして、かなり戦死をしております。それから、鉄道、船舶、航空等でも同様な人が相当あるのでありますが、これらは無給嘱託というので、残念ながら現行法の援護の対象になっておらぬ。それを今度の法令ではぜひ一つ是正をしていただきたいと思いますが、いかがですか。   〔山木(正)委員長代理退席、委員   長着席〕
【次の発言】 私はしばしばその現場に立ち会った一人であります。報道班員、船舶、鉄道員、航空等第一線の将兵に劣らぬ勇敢な行動で倒れている。今日これらの遺族はどこからも救われな……

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、自由民主党)

○辻委員 国防の基本方針というきわめて重大な問題が五月二十日の国防会議において決定されておるのであります。これは当院のこれに関係する者はほとんど知らないうちに、新聞に発表されて初めてわかったような次第であります。「国際連合の活動を支持し、国際間の協調を図り、世界平和の実現を期する。」ということが国防基本方針の第一項になっております。これは藤山さんがやられる外交の根本方針じゃありませんか、どうです。
【次の発言】 国のいろいろな活動はそれぞれの分野においてはっきりしておるのであります。この第一項の方針は、これは外務大臣がやるべきである。国防大臣といいますか、防衛庁長官のやることは、これはむしろ侵……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、自由民主党)

○辻委員 防衛庁長官にお伺いいたします。御新任間もないことでありますから、こまかい数字がございましたら、それは関係幕僚に答弁さしていただいてけっこうでございますから、根本問題は長官からお答えを願いたいと思います。  きのうの内閣委員会におきまして、私は総理大臣にお伺いしたのは、八月十六日の参議院において、核兵器を持たなくて負けても仕方がないということを一国の総理大臣が言明されておる。これは大へんな言明でありまして、あなたは防衛庁長官としてその総理の言明というものが自衛隊を統率される上において、ことに自衛隊の士気を維持される上において非常にお困りだろうと思いますが、その点について率直な御意見を承……

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、自由民主党)

○辻委員 長官にお伺いをいたします。けさの読売新聞を見ますと、F86Fジェット機が機体の設計に欠陥がありまして、相当重大な障害になっておるような記事が出ております。これを私が調査をいたしましたところを簡単に申し上げますと、この故障は読売新聞によってけさ初めて発表されましたが、時期的に相当古いものだと思う。いつごろからこの事故に防衛庁として感づかれておったか、そのことを小山装備局長にまずお伺いいたします。
【次の発言】 五月の二十七、八日ごろ、それは空幕の第一線から報告を受けて内局が取り上げたのか、どういう経緯でそれを取り上げられたか。

第26回国会 文教委員会 第26号(1957/05/16、27期、自由民主党)

○辻委員 ただいまの御質問でございますが、これは文部省の提案ではなくて、議員提案になっておりますが、私どものところへ署名で請願してきた者が約三百名でございます。それを上回るにいたしましてもごくわずかであり、下回るにしても数名という程度でございます。調査が徹底的に進んでおらない関係上、数名の前後はすると思いますが、大体三百名とお考えいただきまして大した誤まりはございません。その内訳を申し上げますと、陸軍の学校を卒業した者が約二百名、海軍の学校を卒業した者が約百名でございます。
【次の発言】 一年以上とここに書きましたが、実際に調べてみますと、三年以上もしくは二年以上の方が多いのであります。現在の……

第27回国会 内閣委員会 第11号(1957/12/13、27期、自由民主党)

○辻委員 関連して。今の茜ケ久保君の質問に関連しまして、一つの具体的な例をお示しいたします。それは石川県の小松にある飛行場であります。小松飛行場は米軍が使っておりましたが、今度要らなくなって返還をすることになった。一昨年私はこの問題について米軍の空軍司令官に直接話をしまして、約二十万坪使用しないところの土地の農耕を許してもらったのであります。そうして現にそこでタバコを作り、イモを作っております。それが返還になるときには原状復帰というので、今までせっかく耕作を許しておったのを取り上げて許さないことにして、大蔵省に返還をすることになった。これは事務上の手続だそうであります。そこで地元の農民は二年間……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/04/17、27期、自由民主党)

○辻委員 大臣にお伺いいたします。終戦後の現地復員処理につきまして、非常に不合理があるというふうに考えますが、政府から出されました資料を見ますと、現地復員の手続上の区分としましては、「現地軍司令官が、復員に関する軍令の規定に基き、本人の申し出に応じて召集を解除した者」、これが一つ。そのほとんど全部は内地に帰りました。もう一つは、「復員局が、現地部隊長の報告とみずからの調査に基き、昭和二十四年八月十五日付をもって未復員者たるの身分を解除した者」、これらはすべて自己の意思により残留した者と認めておる。この二つになっておるのであります。そこでお伺いしたいことは、最初の現地軍司令官がやったことはいいと……

第28回国会 決算委員会 第9号(1958/02/25、27期、自由民主党)

○辻委員 井上工業のくつについては一昨年の六月、この委員会で私がただしました。そのとき検査二課長の久保君――元海軍の将校出身で、非常に正義感の強い人でしたが、井上工業は従来の実績から見て指定商に適しない、こういう発言をしたはずであります。その結果間もなく久保課長は第二課長の地位を去ってしまいました。今の課長はだれですか。今ここに来ておりますか。
【次の発言】 私がただいまの質疑を通じて感ずることは、上田課長が自分の下に使っておった契約の主任事務官を、一番大きな利害関係を持っておる白木興業に就職をさせておる、この点が一点。その次は納期の問題といい、品質の問題といい、明らかに間違いを犯しておるもの……

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/04、27期、自由民主党)

○辻委員 私は昨年の一月から約二ヵ月にわたってアジア・アフリカ十四ヵ国を見て参りましたが、出先の公館では大へんお世話になった。その間に感じました二、三の点をただしたいと思います。大臣に質問したいと思いますが、欠席ですから次官から大臣にかわって御答弁をお願いいたします。  その第一点は、アジア・アフリカにおける新興国家と日本を結ぶためにおいて一番着眼をしなければならぬことは、新しい国ほどその出先に勤めておる人に対する信用、その対人信用というものが非常に偉大だということを痛感をして参りました。ところでその対人信用を深めるためには、小さな国の語学というものが非常に重要な価値を持つものであります。外交……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/07、27期、自由民主党)

○辻委員 私は政府の提案をなさった防衛に関する話法案につきまして、その根本問題は他日あらためて岸総理大臣にお伺いいたしたいと思いますが、きょうは山川総理大臣に対する内容も含んでおりますから、本日の問答の要点は、どうか防衛庁長官から総理にも連絡をなさって、他日あらためて私の質問の内容に対しての総理の所信を伺いたいと思います。そのつもりでお願いいたします。  最初にお伺いすることは、長官は最近問題になっておりますイギリスの国防白書をお読みなさったかどうか。お読みなさったとすればその特徴はどこにあり、その結果日本の現在の防衛体制において検討を加え反省をするものがあったかどうか、これをまずお伺いいたし……

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/13、27期、自由民主党)

○辻委員 きょうは国防のきわめて重要な根本問題について、真剣に質問いたしますから、総理も信念を持って明確にお答えをお願いいたします。  その第一は、第二十七国会で十一月の五日、社会党の河野密委員の質問、すなわち岸総理はどういう基本的な考え方で日本の政治を行われるかと質問いたしました際に、総理は、「私は御承知の通り東条内閣の一員でありました理由をもって、戦後三年余にわたって戦犯容疑者として拘置されたのであります。私が再び釈放せられ、政治家として復活するに当りまして、私の信条は、この私の経歴を通じて二つのことを強く私の頭に印したのであります。それは、一つは日本をして再び絶対に戦争に巻き入れしめない……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○辻委員 ただいまの問答を聞いておりまして、一言長官にお伺いしたいことがあります。この事件の根本の原因はどこにあるとお考えになるか。それを承わりたいと思います。
【次の発言】 私は別の感じを持つのであります。戦力の無形的なものは何かと申しますと、これは精神的な団結であります。その団結には上下の関係と左右の関係があります。上下の関係は命令服従というきわめてきびしい、冷たいものであり、左右の関係は戦友愛というきわめてなごやかなあたたかいものである。この二つのものがしつくりしないと、幾ら形だけの重隊を作っても精神的な団結はない。精神的な団締がないところに戦力がわくはずがないと考えるのであります。現在……

第28回国会 内閣委員会 第26号(1958/04/03、27期、自由民主党)

○辻委員 簡単に二、三の点をお尋ねいたします。今度の法律案で定員内に繰り入れた数と、それから常勤として残された数は、全体を通じましてどのくらいになりますか。
【次の発言】 そこで、だれを取り入れ、だれを残すという選考はだれがやるのですか。
【次の発言】 それを特にお伺いしたのは、どうも選定を誤りますと、まじめに働いておる連中が、おべっかを言う連中よりばかを見る。やっぱり上役の門をたたく者がその選に入って、誠心誠意第一線の現場で地下だびをはいて作業服を着て、泥まみれでやっている技能者あたりは軽視され、ともすれば世渡りのうまい者で、机の上の仕事をしている者が、現場でやっておるほんとうの人たちよりも……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 まず、援護局長に一言ただしたいと思います。それは、この前の国会のこの委員会におきまして、軍艦「陸奥」が瀬戸内海に沈んでおる。その中には、海軍将兵の遺体がまだ二百三十数体残されておる。それを政府は知らぬ顔をしておる。民間のサルベージ会社に手をつけさしたが、完全にとってこない。この二百三十体の英霊をどうするかという質問に対して、局長は、海軍というものは海の底へ沈むのが海軍の任務であって、揚げない方がいいだろうなんということを言って、この委員会でだいぶ問題を起しておる。それを私が追及して、堀木厚生大臣に、それはけしからぬ話だ、何とか政府において予算と責任を持ってやれということを申し上……

第29回国会 決算委員会 第10号(1958/09/16、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 関連して簡単に二、三点。これを整備するには大体一千億円かかる。これは長官も御承知でしょうが、きわめて膨大な国民の税金を一千億かけて、そうして非常に進歩の早いものを見通して将来決定しなければならぬ。にもかかわらず、私が不審に思うのは、先ほどの問答を通じてみて、F11Fという種類のものが論議に上ったのはまだ今年の初めであって、内定までに二、三カ月しかかかっておらない。これはきわめて重大な問題である。こういう一千億の税金を使うものを二、三カ月の短期間で急いで決定しなければならぬ理由は、これは前長官の時代ではございますが、あなたは公平に今までの議論を聞かれて、責任のある立場で、やはり急……

第29回国会 法務委員会 第7号(1958/07/08、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 法務について全くしろうとの私が、自分の希望によらないで、党の指名で法務委員に任命をされたのであります。これはおそらく厳正公平な立場で法の権威を守るようにという意味があるように解しまして、つつしんでお受けいたしました。その意味におきまして、きょうは、党派を越えて、国民の聞きたいことを国民にかわって御質問いたしたいと思います。  さきに岸総理大臣に対して質問の通告をしておきましたが、きょうは御出席にならぬとのことであります。きょうで国会が幕を終ろうとするときに、この選挙違反に対する質問に総理大臣がなぜ御出席なさらないか、そのことをまず委員長から承わりたい。単に忙しいという意味じゃな……

第30回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/11/04、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 軍艦「陸奥」の引き揚げにつきましては、過去の国会において数回質問をいたしておりますが、どうも、政府は本気であれを引き揚げてやろうという熱意が足りないように思うのであります。最近引揚援護局から関係遺族に渡された書類を点検いたしてみますと、どうも技術的に引き揚げがむずかしい、また、訴訟事件等に妨げられてなかなかはかどらないから、まあ、がまんをして、今まで引き揚げた遺骨を分骨したらどうか、というようなことであったようであります。まだあの軍艦の中には十数年間にわたって眠っている遺体が二百七十一体ある。それなのに、今まで揚げられた人の骨を分けてもらってがまんをしておれというような意味の書……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1959/03/24、28期、無所属)

○辻(政)委員 一言お伺いしますが、そのたまは、水牛のみけんから、どのくらいの深さのところにとまっておったか。
【次の発言】 そこが非常に不確実な調査と言わざるを得ない。ほんとうに真剣に調査するならば、どこに命中してどの深さのところにそのたまがとまっておったか、それによって火薬の力だとか、使った鉄砲だとかがわかる。たまだけではわかりません。ともするとそのたまが、日本軍の正式のたまではないかというような判断から、当局は、これは日本兵ではない、フィリピンの匪賊かもしれないというので、その救出をおろそかにするというか、熱意が薄らぐというような心配を私は持つのです。絶対にそういうことではいけません。 ……

第31回国会 法務委員会 第3号(1959/02/05、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 関連して――ただいまの大貫委員の質問は、私も全く同感であります。この法律案を見ておりまして、これは一体法務省の皆さんが大蔵省に負けた法律で、はなはだ不満足ながらお出しになつたものと思う。この提案理由の説明を見ておると、こういう大きな提案理由を掲げながら、出された処置というものは、わずかに二十名の増員でこういう大きな根本問題が解決できるというような印象を受けるのですが、これはとてつもない法案です。私はまだ与党議員ですから社会党に同調するわけではないのですが、正しいものは正しいのですから……。  それで、この裁判渋滞の問題がいかに社会的な影響を及ぼしておるかという一つの例を御参考ま……

第31回国会 法務委員会 第8号(1959/02/24、28期、自由民主党)

○辻(政)委員 専門家でありませんから、簡単に常識論を御質問申し上げます。  私は、高裁の裁判官一同、地方裁の裁判官一同から出された要望を読みまして、きわめて不可解に感ずるわけであります。この中に書いてありますことを読んでみましたら、地裁から出たものはこう書いてあります。「裁判官の待遇も、検察官の待遇と同等でよい。」という考え方から出発しているこの考え方は「強く反対せざるを得ない。なぜならそれは、憲法の精神を無視し、この精神に従って確立された裁判制度そのものの基礎を危うくする虞れがあると考えられるからである。」こういうことが冒頭に書かれておる。憲法の精神のどこに、裁判官と検察官の俸給の差が確保……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの神近さんの御意見に対しましては、まことに私も心から敬意を表するものであります。実は戦犯の留守家族をまわつて見ましたが、いずれもさんたんたる状態でございまして、前会の国会で在監者のいわゆる自由行動と申しますか、休暇日取りを増加された旨を承つたことがございます。五日のものを十五日でございますか、それでさぞかし留守家族がお喜びになるだろうと思つてそのことを申しましたところが、ある方はいわく、どうか主人を十五日も帰さないでおいてもらいたい。もし十五日も帰つてただ飯を食われたなら、あと子供の弁当をどうするか考えなければいけない。そこまで窮迫しておるのであります。在監者に対しまし……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ちよつと近藤さんにひとつお伺いしたいのでありますが、あなたの御説明を承つておりますと、今度の軍人恩給の上に階級差を認めるのは適当でないというお話がありましたが、私はこの案を見まして感ずることは階級差が認めてない、元のいわゆる大将から二等兵までの俸給を基礎にされて、それから案出されたものではなくて、この階級差というものは退職年における俸給というものを一応算定の基準にしたのであつて、軍隊のない今日、大将とか二等兵とかいう名前を使つて立案されたものではないのであります。しかも今度のこの改正案の内容をごらんになつたと思いますが、いわゆる文官の恩給に比較いたしますと、文官は、下の方におい……

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私の質問は岡崎外務大臣に対して本条約が海外派兵の義務を伴うかどうかという点でありますが、それに関連いたしまして、木村長官に簡単に一点だけお尋ねいたします。  長官の監督されておる十二万の保安隊員が本協定に対して抱く最大の関心は、海外派兵の義務を負わされるかどうかという点にあると思います。これをはつきりすることが、長官の保安隊全員に対する一番大きな政治的な任務であるというふうに考えるのであります。もちろん長官のお気持はそれには反対であることはかねがね承つてわかつておりますが、この協定をごらんになりまして、このような心配がまつたくないというような印象をお受けになつたか。あるいは、事……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1954/04/13、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は二十二年前、上海の公園で爆弾を受けて野村さんが倒れたときに、その壇の下におりまして犯人をつかまえた者でございます。(笑中、拍手)二十二年ぶりでお目にかかりまして非常になつかしく感じましたが、その大先輩から民族の前途を憂えられる御意見を拝聴いたしまして、非常に感激したのであります。その大先輩に対しまして、まことに小さな問題でございますが、一点お伺いいたしたい。  それは教育の問題であります。御承知の通り陸軍の教育は陸軍総監部でやり、これは相当厖大な機構を持つておりました。海軍はたしか海軍省に教育局があつて、これもまたかなりの規模を持つておつたと考えるのであります。今度の案にお……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第2号(1954/04/14、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 遠藤さんとは私はマレーの戦場でおわかれしてから初めてお会いするのでありまして、シンガポール作戦のときに遠藤さんは飛行兵団長とされまして、あの作戦の終始を通じて最も積極的に、最も勇敢に、常に部下の先頭に立たれ、われわれが地上で占領した飛行場にまつ先に着陸されまして、シンガポール攻略にちよつと戦史に例のないような勇敢なお働きをなさつた閣下であります。それが終つてから軍需省にお帰りになつて、陸軍の飛行機をつくるために国内を歩かれまして、至るところで全力をもつて飛行機をつくれということを国民に説かれ、また国民の零細な航空献金を集めるために最も活動なさつた閣下が、ただいま承りますと、敵が……

第19回国会 内閣委員会人事委員会連合審査会 第1号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は今の受田委員の質問にはまつたく同感であります。この待命制度を二十九年度だけに適用して三十年度以降に適用しないということははつきりいつて間違つておる。同じ法律のもとに立てられた臨時計画でありますから、第一年度だけに恩典を与えられて、第二年度以降はその都度きめるということは適当じやない。そういうことをあなたがおつしやるならば、この政府の原案は根本的にかえて、二十九年度のみの人員整理、それに伴う待命制度、こうおやりになつて、三十年度以降は別途にお立てになるのが筋道が通つております。これはこれから研究してきめるというのではなくして、数年度にわたつて人員整理をやろうとするなら出発点が……

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1954/03/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 今の成田委員の発言に関しまして、内閣委員の一人として議事進行についてちよつと意見を述べたいと思います。ただいまの書類は内閣委員長あて出された電通委員長の公文でありますから、委員長としては十分尊重されると思いますが、私は内閣委員の一人といたしまして、この郵政委員長あるいは電通委員長から寄せられましたものは、それを審議するのが内閣委員でありますから、それを全面的に受入れることはできない、ここでその可否を十分に判定をして参考にするのが内閣委員としての建前だと思います。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/05/26、27期、日本民主党)【議会役職】

○辻(政)委員長代理 片島港君。

第22回国会 内閣委員会地域給に関する小委員会 第6号(1955/07/01、27期、日本民主党)

○辻小委員 田中教授にちょっとお伺いします。先生のお話の中に都市手当というお言葉がありましたが、これは五大市とか生計指数の高いところに対しての考慮だと思うのです。これも一つの考え方ですが、私はむしろ北海道とかそれから東北地方の僻地、雪の降る、文化に恵まれない、そういうところに勤務する人に、それは物価指数はどうあろうとも、むしろ手当を増加して、東京なんかに住む役人は、あまり上げない方がいいと思う。それが一つ。  もう一つは、これは皆さん反対するかもしれぬが、小学校の先生と下級の警官、この給与をほかの職域の公務員よりも何とか優先的に――教育と治安関係ですが、そういうように感じておりますが、諸外国の……

第24回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、自由民主党)

○辻委員 私は眞崎委員の質疑に関連をいたしまして、中村先生にちょっとお尋ねいたしたいと思います。  中村先生け、戦争中約十年にわたって台湾の大学で憲法の講義をなさっていらっしゃったそうでございますが、そのときに、旧憲法というものはあなたの学者的良心に一致したというお考えのもとに学生に講義をなさいましたか、それとも、旧憲法は、あなたの思想に合わぬというようなお考えを持っていらっしゃいましたかをまず承わりたいと思います。
【次の発言】 台湾大学の教授をなさっていらっしゃるときに、その当時の憲法は必ずしも適当でないというお考えを持っていらっしゃったというように承わりました。  そこで次にお伺いします……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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