国会議員白書トップ衆議院議員奥村又十郎>委員会発言一覧(全期間)

奥村又十郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

奥村又十郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
785位
委員会発言歴代TOP500(衆)
389位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
467位
委員会発言(議会)歴代TOP500
171位
委員会発言(政府)歴代TOP500
385位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
402位
各種会議発言歴代TOP250
237位

24期委員会出席TOP50
16位
24期委員会発言TOP50
42位
24期委員会出席(幹部)TOP50
11位
24期委員会出席(無役)TOP100
77位
24期委員会発言(議会)TOP50
41位
24期委員会発言(非役職)TOP50
37位
24期各種会議出席TOP25
15位
24期各種会議発言TOP25
15位
24期各種会議出席(無役)TOP25
17位
24期各種会議発言(非役職)TOP25
12位
25期委員会出席TOP50
29位
25期委員会出席(幹部)TOP10
5位
25期委員会発言(議会)TOP10
7位
27期委員会発言TOP100
51位
27期委員会発言(非役職)TOP50
40位
28期委員会発言TOP50
45位
28期委員会発言(政府)TOP25
15位
28期各種会議出席TOP10
7位
28期各種会議発言TOP5
3位
28期各種会議出席(無役)TOP10
7位
28期各種会議発言(議会)TOP10
8位
28期各種会議発言(政府)TOP10
10位
28期各種会議発言(非役職)TOP10
6位

このページでは奥村又十郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。奥村又十郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 今日の委員会は主として水産金融の問題を取扱つておるわけですが、各委員がいろいろ御質問になり、また政府筋から各関係方面の方々がお出になつていろいろ御答弁になりましたが、結局においてのれんと腕押しで何ら得るところはなかつたように思うのであります。次の機会において安本当局、あるいは復金の方に來ていただいて、もつと責任のある答弁を求むるという話であります、しかし次の機会にお越しになつて答弁があつても、結局また今日とあまりかわらぬことになるのではないかと思うのであります。しかしわれわれ常任委員会としては、何とか水産金融に打開の道を見出さなければならぬ。この意味から一つの目標を立てたらどうか。……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 たびたび水産常任委員会で水産金融について会議を催しておりますが、どうも結論に近ずかないように考えられます。問題が多岐にわたつて、水産金融以外の問題に話がそれますと、何べん集つても、今後あくまでも結論に到達しないと思いますので、どうかひとつ問題を水産金融のみに限つて御質疑をしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま河村君から御意見が出ましたが、すでに前会に引続き水産金融に関してこの会議が続行されておるのでありますから、いまさらそれを元にもどして理事会を開いて、議題を新たに審議するということは不可能であろうと思います。一應水産金融の結論を得るまでは、この問題に限つて質疑を進め……

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま砂間君から御質問がありましたが、砂間君の言われました株式会社なんかの漁業資本家が組合をつくつて、漁業労働者を組合の中へ入れない、こういう実情があるということを言われましたが、水産協同組合法にはその逆のことをすでにわれわれきめて来たのであります。すなわち漁業資本家は入れずに、漁業労働者が二十名以上組織することができるのであります。むしろ私は水産廳などが全國沿岸漁村に配つた協同組合のいろは、あのいろはに書かれてある言葉には、砂間君とは正反対の意見を持つものであります。すなわち従来の漁業会の会長その地役員は、あたかもすべて漁村のボスであるがごとく書いてありますが、あれは今後の漁業……

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの政府委員のお話によりますと、輸入補給金の八百三十三億は、これをなお減額したいという空氣が強いのだ。こういうお話でありますが、先般三百六十円にレートが決定しましてから直後、予算総会で同じ物價廳の谷口政府委員の御説明と多少食い違いがあるように思うのであります。そのときの御説明では、八百三十三億にもちろん絶対減らされない。これでは足りないので千二百億近くの價格調整金の方から千二百億円ほどどうしてもゆり出して、そうして物價を上げないというふうにいたすということのお話があつたのであります。それは昨日の水産委員会で民自党の西村委員からも、特にその話が出て、結局その点を突き詰めてお話を……

第5回国会 水産委員会 第13号(1949/05/14、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 本委員会としては、漁業法及び同施行法案の審議は、國会閉会後も継続審議する予定であります。なお閉会後においては、全國的に漁業法実施に対する調査も行うことになつております。ついてはこの國会の閉会までに漁業法、漁業法施行法案のいろいろな疑義について、一通り質疑を終了して、政府のこの法実施に対する明確な方針を承つておきませんと、継続審議の場合において非常に支障があろうと思うのであります。それでこの國会中に一通りの審議が済みますように、委員長の方で委員会の開催をおとりはからい願いたいと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 もしさような御方針でありすならば、この両法案は非常に重……

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいままでの鈴木委員と政府委員との質問應答を承つておりますと、まことに不快な感じがいたします。すなわち官僚のなわ張り争い根情ということが、非常に露骨に現われておるように感じられるのです。これについて、二、三お尋ねをいたしたいと思います。ただいま政府委員のお言葉によりますと、造船法案を國会に提出するに際して、なぜ水産廳と事前に話合いをしなかつたかという質問に対しては、從來話合いはしたこともあるが、どうせこの法案に話合いをしても話合いはつかぬと思う。從つてこれは運輸省の方でまず法案として出す。つまり水産廳の方には何ら相談をかけずに出しておいて、そうして法律を通してからあとに、漁船のこ……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 農林大臣にも質問があるのです。
【次の発言】 農林大臣に漁業法及び同施行法に対する政府の根本的な方針について承りたいと思います。  申すまでもなく、漁業法はわが水産行政についての憲法とも言うべきものと思うのであります。旧漁業法はこの法施行によつて改正される。この漁業法の精神について、一つは民主化を促進する、一つは生産力を向上させる、こういうふうに言われておるのであります。しかし民主化と生産力増進とは、必ずしも両立はしないと思うのであります。この法を作成するにあたつて政府としてはいたずらに机上のプランに堕しておるのではないかという疑念を持つのであります。その一つの具体的な問題として、……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまお答えの中にあつたように、つまり市中銀行はひもつきで融資される場合に、たとえ水産を甲にいたしましても、市中銀行としては、まずその担保力その他を非常に考えるだろうと思うのであります。実際問題としては、一般市中銀行は非常に水産をあぶながつておりますので、たとえ甲にしても、担保力その他で市中銀行がこれを断わる、こういつた場合、これに対してどうお考えになりますか。
【次の発言】 ただいまのそこが問題でございます。いままでの融資準則は、銀行に対してはあまり大した強制力は持つておらぬ、持つておらぬどころではない、非常に有名無実な場合が多い。特に水産の場合そういう事情が多い。そこでただい……

第5回国会 水産委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 水産業に関する税制の不備の問題については多々あると思います。しかしこのシヤウプ博士の來朝を待つて根本的に改正をいたしたい、こう考えて、われわれはこれに対する問題は一時保留にしておつたのでありますが、その問題をここで御協議するということになれば、相当時間がいると思うのですが、時間の関係もありますけれども、それを思い切つてここで長時間にわたつてお坂上げになりますか、そうであればそのつもりで審議をいたしたいと思います。
【次の発言】 それはまことにけつこうでありますが、せつかくのきようの会議でありますから、一應案ができておるようでしたら、その案だけをお示し願いまして、それに足らざる点はつ……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 漁業権の総有の問題でありますが、私も鈴木委員の御発言と同じように考えております。内容は幾分違いますが、この漁業法案は漁業権は沿岸漁民の総有であるとしているが、これの考え方のよしあしは別として、その総有であるという気持が、この法案に実事際においては一貫して現われていない。この考えを持つものでありまして、この考えのもとに修正をいたすべきものであると思うのであります。以下具体的に私の意見を申し上げ、御質問いたしたいと思うのであります。  少し御当局においてはイデオロギーにとらわれており過ぎはせぬかと思う。すなわち御当局の御答弁によりますと、定置漁業権において漁業協同組合の自営を第一順位に……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 先ほど田口委員の御質問に対する久宗説明員の誤答弁はまことに不満足であります。久宗説明員は非常御熱心に、また御丁寧に御説明になつておりすすか、御質問の要点にはお答えになつておりません。これはおそらくも田口委員も不満足であろうと思います。私も今まで各種法案の審議に携わつて來ましたが、こんな御答弁では法案の審議は進められません。すすなわち一つは免許料、許可料において行政費及び漁業調整委員会の経費を、特にこの水産において負担するという理由、ふれは久宗説明員においてもその理由が明らかになつておらね。説明員のお言葉によつても、これを免許料、許可料に含ませることは不当であるかのごとき口吻である。……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 昨日から審議継続の二・四半期漁網チケットのメーカーによる拒否問題について、私の調べました点を御報告して、なお御当局に御質問をいたしたいと思います。  この二・四半期のチケットがメーカーによつて全國的に拒否されておるということの原因を調べてみますと、これは非常に奥深い事情がありまして第三・四半期からは受注生産制をとる、從つて根本的に制度がかわる。そこで二・四半期までの各メーカーの保有綿糸を二・四半期までのチケットによつて清算するというやり方が業者に徹底されておらぬ。また通産省と水産廰との間に十分な連絡がとれておらぬ。そういう根本的な事情からこういうことになつておりまするので、この委員……

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主党(第十控室))

○奧村(又)委員 議事進行について……。先ほどの統制撤廃についての砂間君の発言について、委員長いささか不親切なところがあつたように私には感ぜられます。それと差引するつもりかもしれませんが、私の緊急動議についてこれまた不親切でありましたのは遺憾でありますから、今後御注意を願います。この漁業法の審議についてだんだんと日が延びておりますが、委員長のお考えを一言承つておきたいと思います。現在國会は閉会中であつて、われわれ継続審議であるから、こうして出ておるのでありますが、災害委員会とか、いろいろほかにも委員会ができて來たり、あるいはまた家庭の事情上から近いうちに帰らなければならぬ人も出て來ると思うので……

第5回国会 水産委員会 第28号(1949/09/13、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 施行法の第五條の規定は経過規定ですか。
【次の発言】 了解しました。  第六條の規定であります。第六條においては、旧法の規定に基いた許可、これは新法においてもその規定に基いて許可したものとみなすということになるのでありますが、別に命令で特別の定をすることができるという、この命令で特別の定、これはどういう御用意を持つておられますか。
【次の発言】 それからまた別に具体的に処分の有効期間についての計画を持つておられるかどうか、それから特に許可の期限については、各府縣において非常に実情が違つております。從つてこの点明らかにしておいていただかぬと審議ができないと思います。

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの大藏大臣のお話にもありましたように、最近各財務局で、査察に非常に有能な方が活動せられまして、ちよいちよい告発などをやつておられます。こうなつて参りますと、われわれ所得税法を十分読み直して参りますと、いまだに解釈がはつきりしない点が多いのであります。この際お尋ねいたしたいと思います。すなわち財務局における所得の更正決定額と、それから納税者の申告額と開きがある場合、つまり納税者のいわゆる過小申告であつた場合、これが所得税法第六十九條の、「詐偽その他不正の行為」による違反とみなすことができるかどうか、こういうことが最近においてたびたび疑問になつておるように思いますので、この際承……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/14、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 中小商工業者に対する徴税と金融の問題について、大藏大臣並びに安本長官に御質問をいたしたいと思います。同僚委員より中小商工業の金融について御質疑があつたのでありますが、いまだ満足な御答弁を得ておらないように思いますので、重ねて二、三御質問いたしたいと思います。今や中小商工業者が徴税の苛酷と金詰まりによつて、全國的破産に瀕しつつあり、なおまた現実に破産しつつあるということは御存じの通りであります。ところが先般來、昭和二十四年度の総合資金需給の概算を見ますと、中小商工業に対するところの昭和二十四年度の融資につきましては、金融機関よりの二千五百億のうちからわずかの金融がなされるという程度の……

第5回国会 予算委員会 第12号(1949/04/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は民主党を代表いたしまして、このたび政府提出の予算案全部に対しまして、希望條件を付して賛成するものであります。  この予算案は、今後國政の全般にわたつて重大なる変革をもたらすはもちろん、國民経済に対しましても、いまだかつてなき重い負担と、深刻な影響を與えるものであります。すなわち均衡予算の原則を守つて、近來になき緊縮予算を実行するものであります。教育六・三制、土地改良、災害復旧等の公共事業費が非常に削減をされ、また地方分與金等の大幅なる削減があります。行政整理をも実施を予算しておるのであります。しかも一方において、これまたかつてなき重大な負担を国民に課するものであります。これに加……

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この際、漁業法案及び同施行法案の審議について私の意見を申し上げ、委員会としての態度をお諮り願いたい、と思います。  今回五名の新たな方も参加してくださいましたので、われわれ非常に心強く、この臨時国会で両法案をどうしても審議し盡して、結論を出すかどうか、十月十四日には水産業団体法によつてそれぞれ協同組合が結成され、連合会が結成されておりますから、そういう関係から、相当今回この臨時国会で結論を出すべく、いろいろな方面から要請されるものと思う。また現実の事態も、せつぱ詰まつたものがあると思う。しかし、この一箇月間の会期ではたして十分な審議ができるか。どうしても審議を終了させ、結論を出そう……

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 参考人に対して、ただいま御発言の漁民組合についてお尋ねをいたしたいと思います。決して言葉じりをつかまえてお尋ねするのじやありません。全国的にこの漁民組合という名称が使われておりますので、その観念についてつつ込んでお尋ねしておきたいと思います。すでに実施になつておる水産業協同組合法によつて漁業協同組合ができておる。この漁業協同組合なるものは、私の見方から言えば、はなはだ民主的な―今日の漁村の現状から言えば民主的過ぎるとも言えると思う。すなわち一年を通じて何十日以上出漁する者、つまり真の漁民という者に特に重点を置いて、これのみを正会員とする、こういうふうな規定となつておる。また役員の選……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 議事進行について――私もただいまの夏堀委員からの御発言に関連して申し上げてみたいと思います。もちろん短時日に追つた間にこれを審議せんければなりませんので、われわれも非常に苦慮するわけでありますが、しかしまた考えてみると、この修正案はこの法案の根本的な性格に相当影響する重要な修正を含んでおりますので、この修正に対する質疑なしにこれをやるわけには行きません。もう時間もありませんから、そうお互いにけんか腰でなしに、ここである程度のわずかの時間を制限して、質問を受ける。そこまでひとつおはからいを願うて、理事の間ででもどうか話合いをして、少々時間を割いていただくよう、私も一、二御質問がありま……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は、民主党を代表いたしまして、ただいま提案の各法案に対しまして、條件を付して賛成の意を表するものであります。この法案はわれわれは漁業憲法と呼んでおります。われわれ水産常任委員は、水産日本百年のわれ大計を立てる覚悟をもちまして、第五国会以来あらゆる力を拂つて審議を盡し、今日に至つたのであります。ところが日本の沿岸漁業が漁種漁法から経営形態に至りますまで、地方により、時期により多種多様、複雑多岐なること、まことに世界にその例をみないのであります。その経営形態におきましても、一本づりの零細漁民あり、また漁民団体である大敷組合、漁業生産組合があり、また太洋漁業のごとき大資本経営もあり、こ……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 綿業課長にお尋ねを申し上げます。先般われわれの委員会において課長にお越しを願いたいと思いまして、前日に電話でお願いをし、なおまた重ねて私も綿業課へ出まして、係の方におことずけを願つておきましたのですが、当日はお越しにならなかつたのであります。なぜお越しになれないかという理由も明らかにされなかつたのであります。われわれはこの委員会にお越しになる場合については、衆議院の規則によつて、議長の許可を得、国政調査の許可を得て、法的手続をもつてお願いしてあるのであります。従つてもしお越しになれぬとするならば、これはよほどのことであつて、たとえて申すならば、渉外関係以外ならば当然お越しになるべき……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 昭和二十四年度の第一期分の申告納税の滞納額の内訳もお知らせ願いたいと思います。

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は総理大臣に一点お尋ねいたしたいと思います。最近講和條約の問題を中心にして、国会でいろいろ論議がされておりますが、私はこの講和に対する日本の準備といたしまして、一番大切なことは経済の自立である。もつて今後なるべく外国の御援助を受けないようにする。これが講和の最も大事な準備であると考えるのであります。この経済の自立に対しては、内閣が一貫した強力な経済財政政策を立てて国民の信頼を得る。これが根本であろうと思うのであります。ところが吉田総理大臣は、この財政経済政策に関して一貫した御信念を持つておられないやに、不安を持たれておるように感じられるのであります。すなわち吉田総理大臣は、終戰後……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は主として大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。大蔵大臣に対して、酒税の問題、金利の問題、滞納処理の問題などについてお伺いをいたしたいと思います。  まず酒税の問題でありますが、今回の補正予算で酒税は百二億の増徴を予定しておりますが、これの数字的の根拠をお伺いしたい。すなわち年度内の酒類別の庫出、数量及び昭和二十四酒造年度の酒類別の造石数量、かねて政府委員に資料の提出を求めてあつたのでありますが、その数量をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私は大体の数字をお伺いしておるのでありますが、もうこの年度も十一月、十二月に入りますから、大体数字はおわかりのことと思いますが、これ……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま提出されている本案に賛成の意見を申し述べたいと思います。  講和条約を控えまして、日本が経済自立を急速に達成いたしますがためには、九原則を忠実にいたしまして、政府が今春断固実施されました均衡財政を根幹とする財政経済政策を、強硬に実行する以外に方法はないと私は信ずるのであります。その政府の基本政策に基き、その後における諸般の情勢の変化に応じまして、かつまた減税の公約実行のために、幾分の補正をいたしまして、今回の補正予算を提出いたされましたことは、まことに時宜に適したことであると考えるのであります。われわれは慎重にその内容を検討いたしました結果、大……

第7回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/03/13、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまお述べになりました災害の未復旧の金額、昭和二十三年度の分が、四百七十億のうち三百五十億が今年度に繰越されるというお話ですが、これは全額国庫負担の関係もあつてお尋ねしておきたいか、この三百五十億が府県において、あるいは市町村において、全然手をつけずにそのままに放置されているわけではないので、何らかの方法で工事は進められて  いる。その関係を承りたいのですが、府県市町村でこの三百五十億のうち、どの程度工事が進められておるか。結局国庫からあとから穴埋めをするということになるのか、それがどの程度であるかということを承りたい。それから全額国庫負担の場合、それがどういうふうに穴埋めされ……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 水産庁の資材課長及び関係係官がお見えでありますから過般来われわれ委員会で取上げて問題になつておりまする綿糸チケツトの現物化問題について、水産庁の側としての事情を承つてみたいと思います。第六国会中において、われわれ水産委員会において、通産省の綿業課長に来ていたがいて、第二・四半期以前の綿糸の現物化についていろいろ調査いたしました結果、チケツトの回収数量とそれから現物化の数量とが非常に食い違つております。その間いろいろの疑惑も持たれております。またオーバーしたチケツトの現物化についても、補給金とからんで非常に困難な情勢にあると思います。これらの点について、水産庁の資材課においてその後お……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この漁港法の必要は、第五国会からわれわれ力説して、それがため漁港法案に関する小委員会を特別につくつて、そうしてその小委員会において、今までいろいろ努力して来られたものであります。小委員長の手においてまた司令部との関係の交渉もなさつておられたはずであります。われわれは水産庁に話を持ちかけるよりも、むしろ議員自体として、この法律を出すということが既定の方針である。それで、その以前の漁港小委員長が、司令部とどこまでの交渉をなさつたか、この議案提出にどこまでの準備をなさつたか、これをまず一応承つておきたい。すでにこれは議員提出としてこの国会に出しておるべきはずである。この点についていろいろ……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この国会には終戰後初めて規定の通りの予算も提出されて、終戦後初めて国会としての面目をとりもどせると思うのであります。それで落着いた審議がこの国会を通じて行われる、特に水産委員長より、この国会における水産委員会の議事運営についての御方針を承り、私御要望を申し上げたいのでありますが、従来の水産委員会の運営では、ややもすると散漫に陷つて、十分の効果を発揮できなかつたというきらいがあつたように思うのであります。それで、委員長もそう考えておられるでしようが、なるべくその日の議題あるいは審議の範囲を区切つて、委員長において議事を適当にある程度制限せられて、重点的にやつていただきたい。今までは水……

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま大蔵大臣は、見返り資金から十数億の各債券発行銀行に金を貸して、数百億の債券を発行する。これは国会で債券発行の法律が出ましても、どうやら関係筋などの関係もあつて、実現がはなはだ困難で遅れるようであります。特に水産金融に関係の深い農林中金、それから北海道拓殖銀行、これの増資及び債券発行は、実際いつごろになるか、今のところのお見通しをお伺いいたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 先ほどの農林中金の件ですが、もう一つお尋ねしておきたいと思います。農林中金の増資は、農林中金が現在四億、それを倍額の八億に増資してそれから見返り資金が二十億入る。こういう……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 井之口委員にちよつとお願いしますが、この問題は昨日も論議されており、あとの質問もありますから、なるべくひとつ簡単に願います。
【次の発言】 井之口委員に御注意いたしますが、ひとつ議論はやめて、お尋ねしたいことだけ簡単にお願いします。
【次の発言】 時間の関係もありますから……
【次の発言】 私は、ただいまの議題に関しまして、財政課長にお尋ねをいたしたいと思います。先般の水産委員会、大蔵委員会、地方行政委員会の連合委員会において、お尋ねいたしたのでありますが、その際において、あいまいな御答弁もありましたし、なおつつ込んで政府の御見解を承つて、われわれ水産委員会における、この地方……

第7回国会 大蔵委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま食糧庁長官の田中委員に対する御答弁の中で、明年度は超過供出は三百万石と言われましたが、これは昭和二十五年度の超過供出ですか。
【次の発言】 私は田中委員と同じように、相当買上げ価格と消費者へ配給する価格との間にもつと圧縮し、しまつのできる経費があると思う。これは予算委員会においても申し上げましたが、約九百億ほどの経費のうちでかなり圧縮する部分がある、こういう考えを持つておるのでありますが、ただいまの田中委員に対する長官の御答弁によると、実際考えてみると圧縮する部分はない、こういうお言葉でありますが、これはひとつこまかく予算書、あるいは前年度、前々年度の決算書を参照して申し上……

第7回国会 大蔵委員会 第14号(1950/02/14、24期、民主自由党)

○奧村委員 私は食管の特別会計と食糧公団の経費の予算の中に、かなり切り詰められる部分があると考えられますので、これらの点についてかなり微細にわたつてお伺いいたしたいと思います。特にこの食管及び食糧公団は、ほかの特別会計及び公団と比較して、経費が今年またふえている。国鉄なり郵政関係の経費がかなり切り詰まつているのに、この面の経費がふえておる。この点についてどうしても納得の行かぬ点があるので、この九百億円の厖大な経費ついて、一つお尋ねをしてみたいと思います。  まず食管特別会計が輸入食糧を買い入れるについては、これはどの機関からこの輸入食糧を買い入れるのであるか。どこ渡しで買い入れるのであるか。そ……

第7回国会 大蔵委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○奧村委員 あらかじめ委員長にお願いいたしますが、不審なと申しますか、重要な点が多々ありますので、なるべく簡潔に行きたいとは思いますが、明らかになるまではひとつ質問をお許し願いたいと思います。それからなお審議に先だつて、先ほど三宅委員から議事進行に関して御要求になりました点でありますが、食糧公団の予算の明細書はまだお配りでないようですが、この予算の明細書によつて昨日から問題が出ているのですから、これをお配りいただかないと話ができないのです。これはどうなつておりますか。
【次の発言】 昨日から不審な点をお伺いしているのは予算の明細書に基いてやつているのです。それで昨日三宅委員から特に念を押して、……

第7回国会 大蔵委員会 第16号(1950/02/16、24期、民主自由党)

○奧村委員 こまかい点について二、三お尋ねいたします。公団の方にお尋ねしますが、先日問題になりました代位配給所、これは先日こまかい御答弁がなかつたので、全国で何箇所あつて、この代位配給所でどれだけ取扱わして、単価どれだけで、どれだけの金額になるか。それはこの説明書の中のどの項目からその金が出されるかお伺いします。
【次の発言】 先ほどお尋ねしましたように、数量はどの程度ですか。パン、めんなどを除いて、主として米麦は代位配給所の取扱いの数量及び一俵当りの手数、その金額がどれだけになるかお伺いします。
【次の発言】 この点につきまして先日も問題になりましたが、一俵の配給手数料を四十五円から八十五円……

第7回国会 大蔵委員会 第24号(1950/03/03、24期、自由党)

○奧村委員 専売公社のことしの予算を見ますと、昨年は塩だけの計算を見ると四十六億円の赤字を出しておつたのが、ことしはわずかながらも黒字になつている。これはどういうわけですか。
【次の発言】 それではかなりの値上げになつているということは事実でありますが、そういたしますとただいま問題になつております工業用の塩の価格、おもにソーダの方面へ使われるものですが、しかし肥料の補給金は大体七月までには切れる。こういう意味から言つて工業用の塩の価格も七月ごろには一応引上げるべきじやないか、こういう考えは当然わくのでありますが、二十五年度の予算は、この年一ぱい三千円に売られる予定であるかお伺いしたい。

第7回国会 大蔵委員会 第26号(1950/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 国税局の間税関係についてお伺いしたいと思います。ごく最近に酒造の原料米が約六万石ほど増配になつたようであります。それによつてかなり酒税が増徴されるはずであると思いますが、その点はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そこで清酒はかなり昨年度より増石になる。それからしようちゆう等がこれまた増石になる。非常に供給がふえたわけでありますが、こうなつて参りますと、密造防止の対策がよほどしつかり行きませんと、これだけの酒の消化がことしは相当難儀ではなかろうかと思います。特にただいまお話の農村方面こそは非常に疲弊し、金詰まりでありますから、今の価格ではおそらく消化は困難であろうと思う……

第7回国会 大蔵委員会 第27号(1950/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 昨日お尋ねしたことについて、大臣の時間の都合で中途半端になりましたので、一点だけ希望を申し上げておき、それに関連してお尋ね申したいと思います。公団でも、特に食糧公団の今度の予算がかなりずさんであつたということは、政府委員の方も認めておられます。しかしこれは最近こういう制度になりましたのですから、ある程度やむを得ないと思うのであります。しかしまた考えてみますと、この公団が来年の三月で解散する。もうすでに解散の準備をやつておるので、よほど政府が監督を十分にいたしませんと、單に予算だけで行きますと、いわゆるわけどりというような観念が実現しないとも限らぬと、私は非常に不安を持つのであります……

第7回国会 大蔵委員会 第28号(1950/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 今回の改正案を見ますと、予定申告の規定が現行法と比べると非常にきつく書かれてあります。前年度の総所得金額よりも予定申告の見積り所得が減る場合は、税務署長の承認を経なければならぬ、こういうことになつておるのでありますが、承認を得るという義務を持たすと、その予定申告ごとにその承認申請書を認めるか、あるいは却下するかは、全部税務署長がそれを処理するということになるのでありますか。
【次の発言】 これは昨日か一昨日に、たしか西村委員からもお話がありましたが御当局にやわらかなご気分がありましても、末端の税務署の方に参りますと、この法律の條文通り読んで條文通りに仕事をやる。この條文を読んでみま……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/09、24期、自由党)

○奧村委員 もう午前の審議はすぐ終ることと思うのですが、議事進行についてちよつと申し上げます。  先ほどたびたびお話が出ておりますように、所得税法はおそらく日本の国始まつていまだかつてないほど冗漫と申しますか、わかりにくい法律でありまして、これを逐條的に審議するということはなかなか困難でありまして、今日までの経過を見ましても十分逐條の審議が行われておらぬと思います。しかしわれわれ国会議員として十分この国会において審議し盡したいと思う。そこでどうやら近いうちにこの委員会で討論採決を行われるようでありますが、質疑の時間の予定について委員長の方針をまずお伺いいたしておきます。

第7回国会 大蔵委員会 第32号(1950/03/14、24期、自由党)

○奧村委員 本日提出された議案にからんで、三特別銀行、農林中金、商工中金の現在までの貸借対照表、預金高及びおもな株主というような資料を提出願いたいと思います。

第7回国会 大蔵委員会 第35号(1950/03/17、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの宮腰委員の御質問に対して、債券に対しては何ら補償しないということでありますが、今回非常に債券額が多くなりしかも無担篠でやる。そういたしますと、普通の社債券よりもつと薄弱な危険なものになる。しかもこれを政府が今後国債にかわるべきものとして日銀あたりで取扱わせようとしているということに、非常に私は不安があり矛盾があると思いますが、この点いかがでしようか。
【次の発言】 しかしその点については先ほどもお話のように、特別な監査は債券発行銀行に対しては、していないというお話でありますが、それではこの債券発行銀行には、銀行監査の面において何か特別に政府として監督をなさるのでしようか。

第7回国会 大蔵委員会 第38号(1950/03/23、24期、自由党)

○奧村委員 大体の金額をひとつ……。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、この薪炭特別会計整理状況の四の、政府手持薪炭処理状況の二十五年の三月一日現在の手持におきましても、まだ一億七百万円の手持木炭その他の商品があるわけです。これは貸借対照表に出ておりませんが、どういうことになつておりますか。
【次の発言】 二月末の貸借対照表にも載つておりませんか。
【次の発言】 それはつまり売り拂い見込額でもつて欠損を出した金額ですね。
【次の発言】 それからいま一つ現物不足の薪炭処理状況において六億三千万円余りが処理された。そのうち二億四、五千万円はすでに入つて来る見込みがついた、こういうことであります……

第7回国会 大蔵委員会 第39号(1950/03/24、24期、自由党)

○奧村委員 私遅れて参りましたので、質問が重複するかもしれませんので、その点は御注意をお願いいたします。  すでに衆議院を通過しました所得税の改正案に、災害の場合の規定があります。それからまた今度災害の法律が出ておる。この両方の規定に食い合う、あるいは食い違うことがないか。所得税法の第十一條の三の災害または盗難による資産の損失の点と、今度の災害に対する法案の第二條の規定の相違についてお伺いいたします。
【次の発言】 両者の場合には、納税者がこれを自由意思で選択してやるということで大体わかりましたが、現在提案されている災害の方の第三條における災害による損失というのは、住宅または家財、その以外にど……

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/03/29、24期、自由党)

○奧村委員 私は災害法に関連して二、三お尋ねいたしたいと思います。主税局長は先だつての御答弁において、災害の場合に所得税法の災害規定で行くか、今回の災害規定で行くかということは、納税者の選択にまかせるということを答弁せられたのでありますが、この災害法の第一條には「他の法律に特別の定のある場合を除く外、この法律の定めるところによる。」こういうことになつておりますが、他の法律の特別の定めというのは、所得税法における災害の規定であらうと思うのであります。そうであるとすればまず所得税法の災害の規定を適用して、それでない場合に初めてこの災害法が適用される。所得税法の災害規定がまず先に優先して適用せられる……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は日本経済の自立発展のためにはドツジ・ラインを基調とする現吉田内閣の政策を遂行するよりほかに道がないと考えておるのであります。従つて基本的には吉田財政政策を支持するものであります。しかし全幅的ではありません。前国会でも申し上げましたが、金融政策は大蔵大臣の努力にもかかわらずまだ十分でないと思うのであります。今回の税制改革についても、かなり懸念を持つておるものでありますから、まずこれらの点についてお伺いいたしたいのであります。私は明るい面を知つておる。しかもお尋ねするととは暗い面である。その点はなるべく国会を通じて、国民協力してこの暗い面を早く取除こうという意味においてお尋ねするの……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣に対して、公団、特に食糧公団の予算に関して、お伺いをいたしたいと思います。  配炭公団がかなり赤字を出しております。その他の解散公団も赤字を出しております。食糧公団も来年三月で解散するのでありますが、これもこのままで行つたら、赤字を出すのではないかという不安を持つておるのであります。そこで、公団の経理について欠陷があるのではないか、法規の面からいつても欠陷があるのではないかと思いますので、この点を伺いたい。  次に、今提出されております二十五年度の公団の予算は、かなり不備な点と申しますか、まことに粗雑なつくり方になつておるので、ぜひ訂正していただかなければならぬ点がかなりあ……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、自由党)

○奧村委員 先ほど安本の方からの御説明では、総合して全部の金額が百五十九億と言われました。最初閣議に出されたときは百三十何億で、多少数字がふえておるようですが、この百五十九億の数字、このうちの一部は資料をいただきましたが、全部にわたつておりませんので、大づかみでよろしいから、この百五十九億円の内訳をひとつお示し願いたい。
【次の発言】 ただいま河川の方は八十五億と言われましたが、河川局長からの資料によりますと、合計で六十六億ですが、あとからまた追加したのですか。ただいまいただいた資料のほかに追加しておるのですか。
【次の発言】 私のお尋ねいたしましたのは、ただいまわれわれのいただいた河川局の国……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○奧村又十郎君 昨年の第三・四半期から初めて綿漁網の受注リンク制を実施せられたのでありますが、この受注リンク制は、直接消費者たる漁業者の注文によつて資材が割当てられるということになるので、まことにこれは適切な制度であると考えておりますが、聞き及ぶところによりますと、通産省の方では、せつかく行われた受注リンク制度を、一部廃止または変更しようとする意思があるやに承つておりますが、そういう御意思があるかどうか、この点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは、せつかくの受注リンク制を一部変更なさるという御意思があるということがはつきりいたしましたが、それは一体いつから、おやりになる御計画……

第8回国会 大蔵委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○奧村委員 両局長の御説明によりましても、申告所得税の問題が一番大きな問題であると思います。收入歩合が申告納税で八〇%という非常に成績が悪い、しかしこれは昨年たしか補正予算でもつて、最初の予算千九百億であつたものを二百億減らして千七百億に減らす。減らしたにもかかわらず八〇%でありますから、当初予算額に比べると七〇%、これは非常に少い。これはわれわれ大蔵委員会で、今回特に調べてみなければならぬ点が多々あろうと思います。適正な課税をしているかどうか、あるいはその他いろいろな問題があります。  そこで資料としてお願いいたしたいのは、特にこの成績が悪いということに関連しまして、滯納が千二百億もある。こ……

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま提案の御説明がありましたが、この船舶公団の処理についての復金債務の処理、それから政府出資の減少について、もう少し数字についてこまかく御説明願いたい。御配付になりました資料の貸借対照表に基いて、御説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 船舶共有契約の共有の開始の日はいつでありましたか。それから甲乙の持分はどういう比率でどういう内容でありますか。
【次の発言】 それではこの貸借対照表にある船舶の数字は、すでに共有契約のできた分であるということになると思いますが、そこでなおお尋ねいたします。貸借対照表のこの百二十一億なるものは、公団の持分である。これを政府が引継ぐという……

第8回国会 大蔵委員会 第4号(1950/07/20、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま御提案の船舶共有の法律案は、船舶公団の解散の最も中心的な問題であつて、事実上船舶公共の解散の仕事を、われわれ今この委員会で審議することになるので、はなはだ重大な責任があると思います。なぜならば共有持分を政府が引継ぐといいますが、船舶公団の財産のほとんど全部が共有持分でございます。そこで今度政府が引継ぐとすれば、共有持分の公団の権利義務は一切政府が引継ぐ。そこで二、三お尋ねがあります。第一、一番大きな問題は金利であります。公団の金利と称するものは、一体これは復金から借入れたもののみを言うのか、あるいは政府出資の金も含めて金利と言うのか。この点をまずお伺いいたします。

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して……。そういたしますと、特派官吏に対して毎月増減がある。従つて月ぎめで給料を払う、こういうふうなことになるのですか。
【次の発言】 どうも少しはつきりしないと思うのですが、四百八十名は常時国から給料を支払い、なお特派した場合に、特別にまた七千円ずつ払うような御答弁のようですが、そういうことになるのですか。
【次の発言】 それではやはり四百八十名は常時この税関におる政府職員でありますから、取立てて定員外にするという理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 私この定員法を詳しくは知らないのですが、定員外になると、たとえば退職金その他の待遇がかわるじやないかと思うのですが……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御答弁によりますと、従来の共有契約というものは、船主にとつては非常に有利にできているという御答弁でありますが、まことにその通りに條文の一つ一つがなつております。さて、そこでいよいよ清算が結了して、政府があとを引継ぐということでありますが、これからあとの、政府として船主に対する態度はどういう態度で行くか、この点をひとつ明らかにしておきたいと思うのであります。すなわち船舶公団は一応任務を終了して解散するとすれば、今後国が船主に対する態度としては、共有契約書に書いてある約束に違反せぬ限り、なるべく国の財産を有利に管理し、またもう一つはなるべく早くこの共有契約を解消するということ……

第8回国会 大蔵委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  徴税状況に関する件を議題として質疑を続行いたします。竹村奈良一君。
【次の発言】 三宅則義君。
【次の発言】 三宅委員の御質疑に関連して、委員長からちよつと簡單に質問をいたしたいと思います。三宅委員の御質疑は、いわゆる割当額というふうな制度がいまだにあるやに思うが、あるかないか、そういう御質問のように感じましたが、その御答弁に対して、政府委員からはそういうことはないというふうな、否定的な御答弁でありましたが、この際お伺いしたいことは、本年の四月に大蔵委員が各地方に対して国政調査をやりましたときに、各税務署長から大蔵委員長あてに報告書が参つております……

第8回国会 大蔵委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○奧村委員 私は特にこの際五月末現在におきまする過年度の帶納千二百億余に関して、これはいまだかつてない多額な帶納であるが、その原因及び今後の見通し、これは今後の補正予算編成にも関連して非常に重大な問題でありますので、これを十分こまかい資料に基いてお尋ねいたしたいと思うのでありますが、まだ国税庁の方でこまかい資料の御準備ができておらぬようでありますので、これは午後にまわしまして、舟山銀行局長が来ておられますので、局長に預金部資金の運用に関して簡單に二、三お尋ねを申し上げたいと思う。
【次の発言】 銀行局長にお伺いいたします。金融政策の中で、預金部資金の運用の問題が非常に重大であると思いますので、……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/26、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御発言に私は賛成するものであります。昨日の委員会における参考人招致の決議は、公社の浮貸しに関する調査ということでありますから、なるべく大蔵委員会としての、そういう金融上の問題について、それに限つての御質問を願う、こういうことにいたしていただきたいと思います。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、交通公社は口マンス社からは雑誌だけを買い入れておるのか。どういう雑誌を毎月何部程度買い入れておるのか。それからその販売は交通公社の各支店、出張所ですか。その店だけに限られておるはずで、交通公社から鉄道の売店その他へ元卸から取次いで、またほかの売店にも売つておるのか。交通公社だけの……

第8回国会 大蔵委員会 第10号(1950/07/27、24期、自由党)

○奧村委員 この五月末現在の滯納が約千二百億、特に申告納税の滯納がひどい。言いかえれば昭和二十四年度の徴收歩合が非常に悪い。これが今度シヤウプ博士が来られての一番検討を要する問題でなかろうか。シヤウプ税制では所得税に非常に重点を置いておる。その所得税で昨年千九百五十億の課税をして、実は千二百億余りしかとつておらない。そうであるならば、第一に税の公平ということが欠けておるということなんです。そこで国税庁の方にいろいろお伺いしておるが、なぜこの滯納がふえたかということについての原因がはつきりいたしません。シヤウプ博士がお越しになるについて大蔵省も十分御検討になつたはずですが、私どもがどうも納得行く……

第8回国会 大蔵委員会 第11号(1950/07/28、24期、自由党)

○奧村委員 これをもつて質疑を終了せられんことを望みます。
【次の発言】 討論を省略して採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 私は、酒税請願の審査につきましては、議事進行の便宜上、日程順によらずに、紹介議員の御出席になつている請願より審査を行つて行きたいと存じます。引下げに関する請願に関して本院に総計百六件提出されているのでありますが、この紹介議員を代表いたしまして一括して趣旨を述べたいと思います。  この趣旨は、酒税率を五割引下げられたい。清酒第二級は特に大幅に引下げられたい。第三に強力な密造対策を実施せられたい。こういうことになつております。昨日の予算委員会における大蔵大臣の答弁に……

第8回国会 大蔵委員会 第13号(1950/07/31、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際、ただいま本委員会に提案されました今澄勇君外二十名提出の法律案に対する修正案を提出いたしたいと思います。すなわち、   協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。  「法令の規定に違反する」を「法令の規定に違反し又は政令の定める基準に適合しない」に改める。  その理由といたしましては、原案提出者は、協同組合による金融事業に対する免許を、大蔵大臣の自由裁量にまかせることなく、法令の規定に違反しない限り免許することという趣旨のもとに、原案を提案せられたのでありますが、現在の金融事情、経済事情、その他各般の事情を参酌いたしまするのに、今……

第8回国会 大蔵委員会 第15号(1950/08/31、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま三宅委員のわれわれ大蔵委員会の国税調査に関する質問に対して、長官は全然別個の問題を持ち出されて、あたかも大蔵委員に教育をせられるような話をなさつたが、まことに意外千万であります。もちろん納税者の祕密ということはわれわれよく知つている。しかしそれとは全然別個に、徴税の成績、申告の状況、そういうことを税務署について調べるのに、納税者の祕密と混同して、あたかも今回の税務署の態度を肯定せられるがごとき御答弁はまことに意外であります。長官はそういうふうに言われるが、五十万円以上の所得者は明らかに公告することになつているし、また閲覧に行く場合には、税務署は閲覧させるという義務もあります……

第8回国会 大蔵委員会 第17号(1950/09/15、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御答弁にもありますように、二十三年度から二十五年度二箇年に、預金は約六十億ほどふえておるということですが、しかし貸出しの方はもつとふえておる。従つて手元資金はだんだんきゆうくつになつておる、こういうふうに思うのであります。あとから問題になると思いますが、淺香委員からも発言がありましたように、今度の台風災害の金融の手当をどうするか。政府としては農林、水産金融については、おもに農林中金の金を充てるが、はたして農林中金にそういう余裕があるかどうか。この点をお伺いしてみたいと思います。ただいまの御答弁によりますと、ただいま預金は百七十億、貸付が三百二十億ということで、これは非常に……

第8回国会 大蔵委員会 第18号(1950/11/20、24期、自由党)

○奧村委員 税制に関する調査小委員会は去る八月一日に発足し、宮幡靖君を小委員長に選定し、主として税制の調査を行つたのでありまするが、正式の会議の形式はとらずに、主として中央地方の官庁その他団体等を中心とした国政調査に重点を置いたのであります。国政調査は去る七月二十日より九月四日に至るまで、各地方を実地調査したのであります。その間去る八月三日に、来朝中のシヤウプ博士から税制の調査に関する報告を求められておりましたので、九月二日に税制小委員会の懇談会を開いて、これらの調査の結果をとりまとめまして、九月五日に各委員の意見を総合いたしまして、ただいま皆様のお手元にありますような報告書を提出しておいたの……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣は昨日の本委員会における御答弁で、来年度は米価を大幅に上げて国際価格にさや寄せをしたい、こういうことでありました。これはわれわれも大賛成であります。それでは米価の価格算定方式のパリテイー計算の方式を変更なさるのであるか。これは昨年の夏の今ごろ大蔵大臣は、米価は五千円以上にしたい、こういうことを言つておられたが、実際はパリテイー計算などで非常に安くなつた、今度もパリテイー計算などでやればまたぞろ同じことになる、この計算方法をかえて相当大幅に上げる御意思があるかどうか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 大蔵大臣は来年度七百億の減税を実行なさる、こういうお話でありますが、その……

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)

○奧村委員 国民金融公庫法について二、三お尋ねを申し上げたいと思います。  ただいまの法案の提案理由説明の中にも、国民金融公庫の資金の供給を非常に望んでおる。それでこの公庫の増資の必要が認められておるわけでありますが、最近における金融公庫に対する融資の申込み状況及び資付状況、つまり申込み状況に対して資付が大体どの程度の率になつておるか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、四月の場合十二億の申込みに対して貸付が一億九千万円、五月が十二億の申込みに対して貸付が二億ということになつておりますが、これは資金がなくて貸せなかつたのか、あるいは事務上の手続が遅れて貸せなかつたのか……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○奧村委員 昨日主税局長に対して、この密造対策に関して質疑が行われたのでありますが、本日はここに国税庁の間税部長がお見えでありますから、当の責任者として、今後の密造対策についてその御方針を承つておきたいと思うのであります。  密造が全国に氾濫し、その害毒ははかり知れないものがあるのでありますが、これに対する対策はわれわれも十分問題にし、当局に迫つておつたのであります。しかしいかにせん正規の酒類の価格があまり高かつたために、密造対策は効果を現わすことができなかつた。しかるに今回この法律案によりまして、十二月一日から相当程度酒価が引下るのでありますから、これと符節を合わせて、密造対策はこの際うんと……

第9回国会 大蔵委員会 第4号(1950/11/29、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 三宅君。

第9回国会 大蔵委員会 第5号(1950/11/30、24期、自由党)

○奧村委員 塩田等災害復旧事業費の法案審議に関連いたしまして、資料を要求いたします。この災害復旧事業費四億八千万円も、一応塩事業費の中から支出されるわけでありますが、それにもかかわらず、今回の補正予算では塩事業の方で約十九億の利益を見込んでおります。一方、塩の輸入価格あるいは収納価格と比べると、塩の販売価格は不当に高いという輿論が多いので予算書に書いてありますだけでは十分わかりませんから、塩のトン当りの、粉砕料、それから保管料、輸送費、これらのトン当りの経費の内訳を見たい。なお輸入の塩の原価それから小売価格の見通しなどについて、できるだけの資料をお願いいたしたいと思います。  いま一つ資料をお……

第9回国会 大蔵委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)

○奧村委員 今回の災害復旧費は、專売公社の塩事業費の中から支出しているのですが、これは従来の災害復旧もこういうふうな塩田の災害復旧をやつておつたのですか。
【次の発言】 先ほど竹村委員からお尋ねになりました、塩の消費者の価格が高い。これに対して、特に内地塩の高いことは、設備あるいは塩田等に非常な資金がいるからとか、その他いろいろな事情を述べられたけれども、私は別にこういうことをお尋ねしたい。内地塩の收納価格は九千七百円、これの高いことは、ただいまの御説明でわかりますが、この九千七百円で收納して、これを消費者に販売する価格が、従来はトン一万六千円、そういたしますと六千円のさやがある。一体この内地……

第9回国会 大蔵委員会 第7号(1950/12/02、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの申告納税の税収見込みについて、徴収歩合が総合して七五%であつて、これは確実である。この御説明としては、本年度は特に誤謬訂正などの内容にかたいところを見込んでおる、こういう御説明でありますが、昭和二十四年度の徴収歩合は六三%であります。今の見込みは七五%で、一二%よけいに見込んでおる、誤謬訂正は見てあるという御説明でありますが、この予算の見積りの中には私は見てないと思う。なぜならば、申告所得税の今度の見積りの基本は七月の予定申告であります。七月予定申告というものは、昨年の税務署の更正決定を一応土台にして申告をさせておるのであります。これに対しては減額承認の制度はありますが、……

第9回国会 大蔵委員会 第8号(1950/12/04、24期、自由党)

○奧村委員 国税庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。補正予算の中の本年度申告納税の税收見込みに問題するお尋ねでありますが、この税收見積りは、かなり甘いんじやないかということが考えられるのであります。その原因として、本年度の七月の予定申告に対する徴收歩合が、問題になつて来ると思うのであります。すなわち本年度の補正予算の申告納税の徴收の見積りは、本年七月の予定申告を土台して見積りをやつております。ところが七月予定申告の徴收歩合は、国税庁からの資料によりますと、十一月でもちまして申告額に対して收入歩合は、わずかに四四・五%であります。これはあなたの方から来ておる資料ですから間違いないと思います。昨……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/08、24期、自由党)

○奧村委員 これより請願及び陳情書審査小委員会の、請願及び陳情書の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本小委員会に審査を付託されました請願は総計五十五件、陳情は二十三件でありますが、小委員各位の熱心なる審査の結果、左の結論を得た次第であります。  すなわち請願につきましては、日程第四、第一五、第二四、第三四、第三五、第三八、第四三、第四五、乃至第五〇の各請願計十三件はいずれも留保すべきものとし、日程第一四は採択すべきものとし、日程第一ないし第三、第五ないし第一三、日程第一六ないし第二三、日程第二五ないし第三三、日程第三六、第三七、日程第三九ないし第四二、日程第四四及び日程第五一ないし……

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)

○奧村委員 農林大臣に漁業権証劵金融に関する点について、なお補足してお尋ねいたしたいと思うのであります。これは申すまでもなく、極東委員会で決定された日本漁村及び漁業の民主化のための漁業法の実施に関連いたすことでありますが、すでに各沿岸に漁業調整委員会ができまして、現実に旧漁業権者から漁業権を取上げて、新たに零細漁民の団体である民主的な漁業団体に漁業権を與えるということを着々進めておりまして、来年の八月を期していよいよこれが実行に移る。ところでその沿岸漁民が一番不安に思つておりますのは、従来の資本家である漁業権者から漁業権を取上げて、零細漁民の団体である漁業協同組合あたりに漁業権が與えられても、……

第10回国会 大蔵委員会 第4号(1951/01/30、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま委員長のお話では、各予想される法律案ごとに小委員会をつくるというお話でありますが、これは正式な小委員会になりますと、支障を生ずるのじやないかと思うのであります。すなわちこの大蔵委員会に、この国会中に非常にたくさんな法律案がかかつて参りますから、そのほかに小委員会という正式なものをつくりますと、審議に支障を及ぼすのではないか、こういうふうに思いますので、正式なものでなく、何か提案者のグループをつくつて、四、五人がそれを担当する。そういうふうに、つまり正式なものではなしに、四、五人のグループをつくるというふうな行き方で行つてもらいたい。そういうことについては、理事がお世話をやく……

第10回国会 大蔵委員会 第5号(1951/01/31、24期、自由党)

○奧村委員 食糧配給公団関係の政府説明員のお名前を承りたいと思います。
【次の発言】 まず佐藤政府委員にお尋ねいたしたいと思います。この提案理由の説明を見ますと、目下のところ十四億五百五十一万円の剩余金が出ると推定される。この食糧配給公団の清算にあたつて、この剩余金全額を清算勘定に使う、こういう意味になつておりますが、この清算経費なるものはどういうものをさすのであるか、お伺いいたします。
【次の発言】 それでは、昨年度の予算審議の際には、各公団の各目明細書が国会に御提出になられておるのでありますが、今回はその明細書が出ておりません。ただいま御説明のそれぞれの金額の明細書をまずお出し願いたいと思……

第10回国会 大蔵委員会 第6号(1951/02/02、24期、自由党)

○奧村委員 質疑に先だつて動議を提出いたしたいと思います。本委員会に提案されておりますところの食糧配給公団の清算に関する法律案及び食糧管理特別会計に繰入れの法律案、この法律案に関連しまして数日間審議を進めておりまするが、経理にわたりますので、審議が非常に微細な点にわたりますと、この委員会全体の審議がはかどりにくいと存じますので、これは別に切離して小委員会を設置して、この小委員会において十分審議を進められたいと思いますので、この二法案に関する審議は、小委員会でいたすようにお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 資料の要求をいたします。郵政事業特別会計の赤字は今年度に始まつたことでなしに、今まで……

第10回国会 大蔵委員会 第7号(1951/02/03、24期、自由党)

○奧村委員 まずお尋ねしたいのは、予算書を見ますと、アルコールの売払代が昨年と比べますと約十億ほど減少しております。ところがアルコールの需給計画書を見ますと、昨年度が二万六千キロ、本年度は三万四、五千キロ、非常にふえておる。この数量が本年度は非常にふえて、予算の方は非常に減つておる。この点はどういうわけでありましようか。
【次の発言】 一通りはそれでわかりましたが、売上げの單価は大して減少しておらぬと思うのですが、それでは特別定価売りの單価は、昨年と比べてどれだけ減少しておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 單価の減少でもつてこういう数字の狂いは来ぬはずだと思うのです。やはり昨年度大体……

第10回国会 大蔵委員会 第8号(1951/02/05、24期、自由党)

○奧村委員 審議に先だちまして、西川政務次官が見えておられますから、お伺いいたしたいことがあります。本国会も審議が着々進んで参つております。なお選挙等の関係から実質審議は三月一ばいで大体終るものと考えます。予算も三月中ごろには通過する見込みで、衆議院としてはやつておるわけであります。ところがそれらに関連しての大蔵省関係の政府提出予定の法律案が、この委員会にまだあまり出ておりません。従いまして大蔵委員会としては、国会の中で最も多数の法律案の審議しなければならぬ立場でありまする以上、政府提出の議案の出がおそいので、審議の上から非常に困つておるわけであります。いつものように、会期が切迫してから固めて……

第10回国会 大蔵委員会 第16号(1951/02/16、24期、自由党)

○奧村委員 先ほどの小山委員の御質問に関連して、私もお尋ねをいたしたいと思うのであります。小山委員の御質問によりますと、銀行預金の調査については、これこれこういう條件のそろつた場合のみ銀行預金を調査し得る、こういうふうな條件をつけるようにして指令を出したらどうか、こういうような御質問のように承つたのでありますが、しかし税法上でははつきりとほとんどあらゆるものは調査し得る。これは所得税法の、何條の何号ということまでは私覚えませんが、ほとんどあらゆるものは調べ得るという規定がしてあるにもかかわらず、行政上の処置としてそういうことはできないと思うのでありますが、その点は平田局長はどうお考になりますか……

第10回国会 大蔵委員会 第24号(1951/02/28、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る二十六日本委員会に付託に相なりました商品券取締法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 ただいまの西村君の動議のごとく決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありまするから、西村君の動議のごとく小委員会を設置することに決定いたしました。  なおこの際、小委員及び小委員長の指名を行いたいと存じます。  相互銀行設置に関する小委員会委員       小山 長規君    西村 直己君       奧村又十郎君    佐久間 徹君       苫米地英俊君 ……

第10回国会 大蔵委員会 第25号(1951/03/01、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際動議を提出いたしたいと思います。  すなわち信用金庫法案について検討の都合上、信用金庫設置に関する小委員会を設置せられんことを望みます。なお、その委員会の小委員会並びに小委員長は、委員長において指名せられんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/02、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨一日本委員会に付託に相なりました農林漁業資金融通特別会計法案、及び関税定率法の一部を改正する法律案の両法案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 間もなく大蔵大臣も御出席になることと思いますが、ただいま西川大蔵政務次官、平田主税局長、舟山銀行局長がお見えでありますから、これらの政府委員に御質疑があれば質疑を許します。
【次の発言】 宮幡靖君。
【次の発言】 宮幡君の御発言に対しましては、委員長はこれを了承いたしました。後日善処いたします。内藤友明君。

第10回国会 大蔵委員会 第27号(1951/03/03、24期、自由党)

○奧村委員 農地証券の償還金の一部を一般会計の負担とすることに関する法律案及び公団等の予算、及び決算の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、この一案につきましては、この際討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま本委員会において審査中の農林漁業資金融通特別会計法案と、同じく農林委員会におきまして審査中の農林漁業資金融通法案とは密接な関連にありますので、右両案に関し、本委員会と農林委員会と連合審査会を開会する必要があると存じますので、右両案に関し、農林委員会に連合審査会開会の申入れをいたしたいと存じますが、この点動議として提出いたします。

第10回国会 大蔵委員会 第28号(1951/03/05、24期、自由党)

○奧村委員 先刻まで質疑を続行いたしました商品券取締法の一部を改正する法律案、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案、及び国家公務員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案の三法律案につきましては、すでに審議も尽されたことと思いますので、この際右三案に対する質疑を打切り、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第29号(1951/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました鉱工品貿易公団に関する小委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  鉱工品貿易公団の経理調査等に関しましては、二月六日、さきに設置されました食糧配給公団の経理調査等に関する小委員会に併合されて、爾来昨五日に至るまで、小委員会を開くこと四回にわたり、その間通産省振興局経理部長石井由太郎君、同じく通産省監査第一課長馬郡巖君、鉱工品貿易会団総裁斎藤大助君、副総裁仙波健君、総務課長佐藤節夫君、鉱工品貿易公団経理部次長大脇章君等に対しまして、質疑を続行して参つたのであります。  本公団の損失金見込みは、保有輸出物資及び国産資材売買差損十四億九千百五十七……

第10回国会 大蔵委員会 第30号(1951/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 関連して……。ただいまの御説明ではちよつと不満足に思います。すなわち法第五條、その五條の表現は、「資金の貸付、元利金の回收その他貸付及び回收に関する業務を委託することができる。但し、貸付の決定については、この限りでない。」こういう表現で行けば、これは例外として貸付の決定は政府がやることはあるが、大体農林中金に貸付をやらせる、そういう表現になつている。しかし貸付は政府がやるのだという今の御答弁ならば、なぜもつと表現をその通りになさらないか。表現が全然ただいまの御答弁と食い違つているが、その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それならばこれは表現をかえなければならぬと思う。な……

第10回国会 大蔵委員会 第31号(1951/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 私はただいま提案されております農林漁業融通特別会計法に関連いたしまして、農林中金の理事長に二、三お尋ねをいたしたいと思います。今回のこの法案をかりに実施するとすれば、農林中金の今後の運営などについて相当重大な変化を来すだろう、こういうふうに考えるのであります。ついてはまず農林中金の将来の資金運用についてのお見通しについて、まずお伺いいたしたいと思うのであります。申すまでもなく農林中金は、特に預り金が季節的にその増減の変動が非常に多い。供米代金の入つた年末年始が非常に多くて、春夏が非常に少い。たとえば昨年度などは年間二百億くらいも幅がある。しかし一方貸付の方はそれほどの増減にはなつて……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/10、24期、自由党)

○奧村委員 これで三日間私がお尋ねしておりますが、やはりどうもはつきりせぬので、煮詰まつた点だがお尋ねしておきます。  法第五條の審査であります。この審査は受託者に委託するということになつておりますが、普通の商業金融ではありませんから、この審査ということが非常に重大なものであると思うのであります。この審査の責任と申しますか、善良な注意を怠つた、あるいは重大な過失によつて審査が十分に行われておらなんだ、あるいは間違つた審査をした、そういう場合の政府に対する損害、それを受託者が受ける。その点の規定がこの法には全然載せてない。第八條は第六條の規定違反だけである。ほかにはどこにも規定がない。そこでつつ……

第10回国会 大蔵委員会 第33号(1951/03/12、24期、自由党)

○奧村委員 この修正案について提案者にお尋ねいたしたいと思います。この修正案ははなはだ妥当なものと思うのでありますが、政府案と比べますと、退職金の率がそれぞれ多少上つておりますし、また勤続期間四年以上の者の規定もつくつてあるわけです。それで政府案実施の場合と、この修正案実施の場合と、予算で大体どのくらい増額することになるのであるか。それだけは政府の予算の範囲内でやりくりができるということでありますが、増額は大体どれくらいになるのか。その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして、政府案並びに修正案に対して賛成の意見を述べるものであります。  国家公務員等に対する退……

第10回国会 大蔵委員会 第36号(1951/03/17、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 ただいまより会議を開きます。  昨十六日、本委員会に付託に相なりました復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律の一部を改正する法律案、関税法の一部を改正する法律案、及びたばこ專売法の一部を改正する法律案の三案を一括議題として、政府より提案趣旨の説明を求めます。西川政務次官
【次の発言】 次に農林漁業資金融通特別会計法案、外国為替資金特別会計法案、緊要物資輸入基金特別会計法案、保税倉庫法及び保税工場法の一部を改正する法律案、関税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案を一括議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。三宅君。

第10回国会 大蔵委員会 第37号(1951/03/19、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  ただいま農林委員会に付託されておりまする農林漁業資金融通法案につきまして、本大蔵委員会において左の通り修正いたしたいと思いまするので、御異議なければ委員長の手において農林委員会に諮りたいと思います。すなわち同法案の第三條の利率の表のうち三項の「林道の開発又は復旧に必要な資金」そのイ「公共事業費による補助事業に係るもの」の「年一割五厘」を「年一割」に、「年九分五厘」を「年九分」に、五項の「塩田の改良、造成又は復旧に必要な資金」のイ「塩田等災害復旧事業費補助法による補助事業に係るもの」の「年一割五厘」を「年一割」に、「年九分五厘」を「年九分」、以上のよ……

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/03/20、24期、自由党)

○奧村委員 小委員会におきまして、食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための剰余金の使用に関する法律案、及び食管の歳入不足補填のための一般会計から繰入れするための法律案、この二案を審議して参つたのでありまして、三回小委員会を開き、食糧配給公団等の政府委員についていろいろ質疑を行つたのであります。この小委員会としては、主としてこの食糧配給公団の今までの経理内容並びに今後の清算勘定に対する見通しということに重点を置いて調査したのであります。この食糧配給公団の今回の法律案は、十四億五百八十一万九千円の剰余金を清算経費に充てるということになつておるのでありますが、昨年の国会においてわが大蔵委員会で特に……

第10回国会 大蔵委員会 第40号(1951/03/23、24期、自由党)

○奧村委員 高橋国税庁長官にお尋ねしたいと思います。  まずこの昭和二十五年度の申告所得税の收入歩合が最近非常に悪い。三月一旬末で七百億余りの徴収実績になつております。予算額と比較しますと收入歩合はわずかに六割、前年同期と比べましても約一割以上收入歩合が悪い。この收入歩合の悪い理由をまずお尋ねいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 高橋長官は、申告期限を一箇月延ばしたから、それで現在の歩合は悪い、こういうことでありますが、しかしすでに三月一旬分で九十億入つております。これは二月の期限が済んで、その收入分が全部計算されて九十億というものになつておるはずです。従つて申告期限を一箇月延ばしたこ……

第10回国会 大蔵委員会 第41号(1951/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長代理 会議を開きます。  昨日付託になりました農林中央金庫法の一部を改正する法律案を議題として、まず提案者より提案趣旨の説明を求めます。内藤友明君。
【次の発言】 これより昨日質疑を打切りました公認会計士法の一部を改正する法律案を議題として討論採決に入ります。
【次の発言】 三宅君の動議のごとく決定するに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、本案に関しては討論を省略して、これよりただちに採決に入ります。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よつて本案は原案の通り可決いたしました。

第10回国会 大蔵委員会 第46号(1951/03/30、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  日本開発銀行法案を議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。三宅則義君。
【次の発言】 ただいまの竹村君の御発言並びに宮幡君の御発言に関しましては、産業その他あらゆる面に非常に微妙な影響を與える点もありますので、これは理事会に諮りまして適当に善処いたしたいと思います。
【次の発言】 さようとりはからいます。
【次の発言】 ただいま議題となりました納税貯蓄組合法案につきまして、その提案の理由を説明いたします。  租税制度に関しましては、国民負担の軽減合理化をはかるために、昨年以来引続き改正が行われているところでありますが、現在なお巨額の滞……

第10回国会 大蔵委員会 第48号(1951/05/08、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  議案の察査に入ります前にちよつとお諮りいたします。実は理事田中織之進君が去る三月五日、同じく理事西村直己君が同月十日委員辞任に伴い、また理事天野久君が議員辞職に伴いまして、理事が三名欠員となつておりますが、本日は都合により二名だけの補欠選任を行いたいと存じます。慣例によりまして委員長において理事二名の指名をいたすに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議がなければ、田中織之進君並びに西村直己君が去る三月三十一日再び本委員となられましたので、右両君を理事に指名いたします。

第10回国会 大蔵委員会 第49号(1951/05/10、24期、自由党)

○奧村委員 本案につきましては十分に質疑も尽されたことと存じますので、質疑を打切りまして、なお討論省略の上、ただちに採決に入られんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第50号(1951/05/16、24期、自由党)

○奧村委員 原間税部長にお尋ねいたしたいと思うのであります。最近税の懇談会において政府に、所得税その他約八百億の減税案を答申しております。その減税の財源は、主として酒類の増石による増収ということに重点を置いておるようであります。従つて昭和二十七年度の予算編成については、まずこの酒類の増石による増徴、これがどのくらい見込めるかということが、相当大きな問題になろうと思うのであります。  そこで私のお尋ねしたいことは、消費面から考えて、一体この上酒はどのくらい増石されて、無理なく消費されるかという点のお見通しをお尋ねして見たいと思うのであります。現在の市価、つまり現在の酒税の率で行つて、昭和二十六酒……

第10回国会 大蔵委員会 第51号(1951/05/18、24期、自由党)

○奧村委員 この租税特別措置法の一部改正法律案は、主として漁業権の補償金に対する取扱いの規定を書いてあるわけでありますが、これを審議するにつきましては、どうしても漁業権証券の交付及び将来のこれの取扱いということがまずはつきりしなければ、十分の審議ができないと思うので、この点を簡単にお伺いいたしたいと思うのであります。  漁業権証券は漁業法の規定に従つて交付されるわけてありますが、もうすでに政府におかれても、証券の交付の具体的な計画はお立てになつておられることと思うのであります。それでどれだけの金額をお出しになるのか、その証券の利率は幾らであるか、償還の期間はどういうことになつているか、それから……

第10回国会 大蔵委員会 第52号(1951/05/21、24期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長代理 これより会議を開きます。  去る十八日、本委員会に付託されました地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所並びに支署の出張所及び監親署の設置に関し承認を求めるの件、及び一昨十九日付託されました有価証券の処分の調整等に関する法律の廃止に関する法律案の両案を一括議題として、まず政府自局より提案の趣旨説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 泉政府委員がおりますので、何か御質問がありましたら許します。
【次の発言】 次に船主相互保険組合法の一部を改正する法律案、外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案、保険業法の一部を改正する法律案の三法律案を一括議……

第10回国会 大蔵委員会 第53号(1951/05/22、24期、自由党)

○奥村委員 ただいま議題となつております地方自治法第百五十六条第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所並びに支署の出張所及び監視署の設置に関し承認を求めるの件につきましては、すでに質疑も尽されたと思いますので、本件につきましては質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 同僚委員各位からいろいろ御質疑がありまして、それによつて次第に政府の方針も明らかになつて来たのでありますが、私は同じような質問でありますが、なおつつ込んでお尋ねをいたしたいと思うのであります。  ただいま提案の租税特別措置法改正案の問題は、これは主として漁業権証券の問題でありますが、この漁……

第10回国会 大蔵委員会 第54号(1951/05/24、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨二十三日本委員会に付託に相なりました商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に関する法律案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。大蔵政務次官西川甚五郎君。
【次の発言】 これより本法案並びに昨二十三日に本委員会に付託となりました船主相互保險組合法の一部を改正する法律案、外国保險事業者に関する法律の一部を改正する法律案、及び保險法の一部を改正する法律案の四法案を一括議題といたしまして質疑に入ります。
【次の発言】 それでは、本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十四分散会

第10回国会 大蔵委員会 第60号(1951/06/25、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  御承知のごとく本委員会におきましては、閉会中審査事件として、農林中央金庫法の一部を改正する法律案の継続審査を申し出ておりましたが、去る六月五日院議をもつて本委員会に付託されましたので、本日はまず農林中央金庫法の一部を改正する法律案を議題として審査いたしたいと存じます。  御質疑があれば許します。説明員、農林中央金庫理事更級学君、農林中央金庫総務部長杉野精一郎君、農林大臣官房農林金融課長富谷彰介君、農林省大臣官房農林金融課事務官遠藤彌豊治君が御出席になつておられます。
【次の発言】 幸い農林中金の関係の方もおられるので、ちよつとお尋ねいたしますが、こ……

第10回国会 大蔵委員会 第63号(1951/08/01、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  前会に引続き金融状況に関する件を議題として質疑を続行いたします。ただいま来ておられる政府説明員は、通商産業省通商機械局長玉置敬三君、同じく車両課長畔蒜嘉一郎君、中小企業庁金融課長谷敷寛君、大蔵省主計局主計官柏木雄介君であります。なお後ほど国民金融公庫総裁櫛田光男君、中小企業庁長官小笠公韶君、経済安定本部財政金融局次長前野直定君、大蔵省銀行局長河野通一君、同じく大蔵省銀行局特殊金融課長有吉正君が見えることになつております。
【次の発言】 三宅則義君。
【次の発言】 委員長から三宅君にお答えいたします。前回の委員会において、ただいま御発言同様の意味をも……

第12回国会 大蔵委員会 第1号(1951/10/22、24期、自由党)

○奧村委員 日本輸出銀行の業務方法書を資料として出していただきたい。
【次の発言】 いずれ復金の融資残高は、開発銀行へ肩がわりされることになるわけでしようが、現在融資なさつた貸付先に対して、今までにもすでに復金から相当に貸し付けてあるのがあるだろうと思うのです。復金の貸付の整理がつかないものに貸すということはないだろうと思う。たとえば農林水産について、水産関係の三社に融資してあるが、この三社はすでに復金から相当多額の借入れをしておるはずであります。その従前の復金の借入れの整理はついておるかどうか伺いたい。
【次の発言】 同じく農林水産関係で申込みが八件あるうち、三件は南洋の捕鯨関係、あとの五件……

第12回国会 大蔵委員会 第5号(1951/10/27、24期、自由党)

○奧村委員 理財局長に、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案のもう少し計数的な御説明を、お願いしたいと思います。一つ一つお尋ねすればいいようなことでありますが、しかしそれでは時間がかかるから、政府で進めて来られた確認事務のその確認の総額、それが関東州、満州その他の地区別に確認がどうなり、件数、金額がどのくらいになるか。それから五万円に打切つたというが、その五万円に打切つた数字上の説明がなければ、資料でも出していただきたいが、ここでひとつ計数的な御説明をお願いいたします。
【次の発言】 大体このくらいの数字の資料、われわれが要求せずとも、一応説明書の付録としてでも提出してもらうべきであると……

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/10/29、24期、自由党)

○奧村委員 所得税法の臨時特例に関する法律案について一点だけお尋ねいたしたいと存じます。  要綱には、退職所得に対しては、特別のとりはからいをなさるように出ておるのであります。条文を見ると、その規定が十八条に出ておるのでありますが、これは単に別表に掲げてあるのであつて、要綱に出ておるような趣旨は条文には出ていないのでありますが、これはどういうわけなのでありますか。
【次の発言】 この要綱によりますと、退職所得に対しては画期的な処置をなさるのであつて、しかもこれは来るべき通常国会においての所得税改正の方向を、はつきり示しておることと思うのであります。従つていずれ来るべき通常国会においては、要綱に……

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。時間がありませんので、多少私の意見が多くなりますが、意見を申し上げて、大臣のお心構えを承りたいと思います。  それは、大蔵大臣は最近税制度の確立について、御熱意を失われたのじやないかという疑いを持たれる節がありますので、伺つてみたいと思うのであります。講和に伴いまして国家の財政負担が重くなる。しかも一方経済再建はますます進めて行く。これがためには資本の蓄積も進めねばならぬ。かつまたインフレを抑制して行かなければな”らぬ。これがためには税制度をあくまでも確立して行くということが、財政政策の基本でなければならぬと思うのであります。ところが大蔵大臣はこれに対し……

第12回国会 大蔵委員会 第8号(1951/10/31、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする法人税法の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際本案につきましては質疑を打切られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/02、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る三十日本委員会に付託に相なりました、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたじまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます、西川政務次官。
【次の発言】 次に、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案を議題といたします。質疑を継続いたします。塚田十一郎君。
【次の発言】 御質疑ありませんか。  これにて休憩いたします。     午後零時二十八分休憩

第12回国会 大蔵委員会 第10号(1951/11/05、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして質疑に入ります。深澤義守君。
【次の発言】 ただいま国民金融金庫法の一部を改正する法律案について質疑を継続中でありますが、本委員会に提案された未復員者給與法等の一部を改正する法律案の提案者がお見えになつておられますので、提案者の提案趣旨の説明を聽取いたしたいと存じます。参議院議員紅露みつ君。
【次の発言】 次に国民金融公庫法の一部を改正する法律案の質疑を継続いたします。深澤君。
【次の発言】 銀行局長は御答弁ないそうです。有田君。
【次の発言】 次に在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案を……

第12回国会 大蔵委員会 第11号(1951/11/07、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。

第12回国会 大蔵委員会 第12号(1951/11/08、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  一般会計の歳出の財源に充てるための資金運用部特別会計からする繰入金に関する法律案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、及び米国対日援助物資等処理特別会計法の一部を改正する法律案、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案、右四法律案を一括議題といたしまして質疑に入ります。  ただいまお見えの政府委員は、法制意見第二局長林修三君、外国為替管理委員会委員大久保太三郎君、大蔵省理財局長石田正君、通商産業省臨時通商業務局経理第一課長羽柴忠雄君、主計局法規課長佐藤一郎君であります。質疑を許します。内藤君。

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/09、24期、自由党)

○奧村委員 この提案の繰入金ですが、この積立金はどういうふうにしてできたか。この内容の御説明がありましたか。私ちよつと委員会を欠席しておりましたので何ですが、その内容を御説明願います。
【次の発言】 なおこの資金運用部に関連してお尋ねいたしますが、地方公共団体に対する起債に関連して、これらの団体に対する起債の未回収金と申しますか、滞りというものがあるか。またこれに対してそういう未回収の不安のある場合には、どういう方法をとつておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 なおもう一つお尋ねしますが、先ほどの御答弁にありました余裕金の積立て、これはそれでは現存今年度の余裕金については、どういうふう……

第12回国会 大蔵委員会 第14号(1951/11/12、24期、自由党)

○奧村委員 内藤委員の質問に関連してお尋ねいたしますが、この乳牛の結核、それから牛の流行性感冒、馬の伝染性貧血、これが異常な事故と言われる。そうすると異常でない事故、つまり要支払額で補填できる事故というのはどういうことなんですか。結核病だとか流行性感冒というのは、通常毎年起るはずです。これが異常であつて、異常でない普通の保険の病気というのはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうすると要するに病気の種類でなしに、被害がよけいに出過ぎた。これをもう一度言いかえるならば、被害の見積りが今年は特に過小であつた。ところがその御説明によりますと、最初の要支払額の見積りが千四百万円であつた。そうし……

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/13、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題に供されました各法案のうち、会社利益配当等臨時措置法を廃止する法律案は、質疑も盡されたことと存じますので、この際質疑を打切り、討論省略の上採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 農林省の農政局長、農業保険課長がお見えでありますから、昨日配付された資料に基いて二、三お尋ねいたしたいと思います。  昨日配付された農業災害補償制度に関する件についての資料でありますが、全国各府県の農業共済組合連合会の不足金が、総額で約二十億に近い赤字を出しておるということでありますが、この赤字は今どうなつておるか。おもにこれは農林中央金庫から借り入れておると聞いておるのでありますが、どう……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/14、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました二法律案につきましては、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/15、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする四法律案のうち、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際右案につきましては質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/16、24期、自由党)

○奧村委員 食糧庁長官にお尋ねしますが、われわれ大蔵委員会でことしの夏全国を国政調査して歩いたのであります。特に税収状況の調査で歩いたのでありますが、酒税の徴収に関連して密造の状況が大体把握された。特に東北地方や四国においては高知県、それから九州では宮崎県で、非常に密造が猖獗をきわめておるわけです。それでほとんどこの密造は米を利用しております。東北地方のごときは一箇村、村長初め全部密造をやつておつたという事例が現にあるわけであります。また九州宮崎県地方では、一部落全部密造を生業として行つておるという事例があるのであります。そこでこの密造が相当供米に悪い影響を及ぼしておると思うのでありますが、長……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/17、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨十六日本委員会に付託に相なりました、昭和二十六年度における給与の改訂に伴う国家公務員共済組合法の宙定による年金の額の改定に関する法律案、旧令による共済組合等からの年会受給者のための特別措置法の規定による年金の額の改定に関する法律案の二法律案を一括議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます。なお租税特別措置法の一部を所正する法律案につきましては、国会法上正式の議題とはいたされないのでありますが、議案審査を促進する意味において、この際参考のため政府当局より説明を聴取しておきたいと存じます。西川大蔵政務次官。

第12回国会 大蔵委員会 第20号(1951/11/20、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これをもつて休憩いたします。午後は二時から開会いたします。     午後零時五十七分休憩
【次の発言】 ただいま議題となつておりまする未復員者給與法等の一部を改正する法律案、昭和二十六年度における給與の改訂に伴う国家公務員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案、及び旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の規定による年金の額の改定に関する法律案、以上三案につきましては質疑も十分行われたことと存じますから、この際質疑打切りをいたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました未復員者給與法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案趣……

第12回国会 大蔵委員会 第21号(1951/11/21、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際本年度の申告所得税の非常な不振の状態について、その原因をただして、なお国税庁のこれに対する今後の対策についてお伺いしてみたいと思うのであります。所得税においても、源泉徴収が非常に予算よりもふえて収入しておるし、また法、人税が未曽有の増収を期待せられるのであるが、申告所得税は遺憾ながらおそらく終戦後予算と比較して、今年ほど成績の悪い年はないと私は承知しておる。昨年も申告所得税の成績が悪いということが問題になつたが、昨年よりなお歩合が悪い。現在最も新しい資料に基いて、申告所得税の収入額及びその歩合、昨年度との比較、これをお伺いいたします。

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/26、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております二法律案のうち、物品税法の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際本案について質疑を打切り討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 これは泉政府委員にお尋ねしたいのでありますが、けさの日本経済の記事を見ると、泉さんの御説明に、今度の配当所得に対する源泉課税これに関連して、申告所得税の申告の中に配当所得の申告が非常に少い。つまり法人の内容を調べると、配当金額が総計で百六十五億円あるうち、申告所得税で申告されているものは三十数億円だ、こういう御説明が出ておるわけです。これは国税庁において正確……

第12回国会 大蔵委員会 第25号(1951/11/28、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、質疑を継続いたします。三宅則義君。
【次の発言】 三宅君にお諮りいたしますが、あとは午後にしていただきたいと思うのですが……。
【次の発言】 次二理事辞任の件についてお諮りいたします。実は本日理事西村直己君より理事辞任の申出がありましたので、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、西村直己君の理事辞任を許可することといたします。  次に理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。ただいま理事辞任を許可されました西村直己君の補欠として、理事一名の補欠選任をいたした……

第13回国会 決算委員会 第2号(1952/02/01、24期、自由党)

○奧村委員 私は初めて決算委員会に出たのですが、これからうんと勉強させていただきたいと思います。  それで、ただいま大上委員のお尋ねしたことについて、補足してお尋ねしたいのですが、六五三の事件は、すでに司令部の方からやつちやいかぬという指令が出て、その指令は国鉄の方の報告によると、昭和二十二年の十二月二十六日に工事中止の指令が出ておる。ところが二十三年、あくる年に買い入れて、二十四年に売つた。しかも六百万円で買い入れて、十七万円に売つた。この具体的な事項の説明は、どうも納得が行かぬ。そこで会計検査院にお尋ねいたしますが、この六五三の事例は、昭和二十三年度に京三製作所から買い入れ、二十四年に売つ……

第13回国会 決算委員会 第3号(1952/02/06、24期、自由党)

○奧村委員 発注は二十三年の四月でありますか。
【次の発言】 そうしますと、中止命令が二十二年の十二月に出ておるのでありますから、中止命令が出てから五箇月間経過後に発注した、その間の事情をどういうふうにお調べになりましたか。それを詳細にひとつ……。
【次の発言】 国鉄の関係の方にお尋ねいたしますが、こういう品物の発注は、最高の責任者はどなたになるのですか。それでこれは中止命令が出て約五箇月間たつてから発注しておるとすれば、やはりこれは何と申しますか、国有鉄道の最高幹部の方で、中止命令かあるにもかかわらず、これは必ずやるのだということが既定方針となつて、それをかえずにこの発注が出た。私どもの調べ……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、自由党)

○奧村又十郎君 私は委員長の許可をいただきまして、ただいま議題に供されております遺族一時金に関連いたしまして、特に上海事変、日華事変当時の遺族は、この一時金が交付されない、この事情についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。昭和十二年七月七日以後、太平洋戦争までの約四年間に、十九万人余り戦死しております。人数で行きますと、太平洋戦争後の戦没者と比較すると、約一割であります。この一割の遺族の方に交付せられないということについては、全国的に非常に不満があるように承つております。特に元の金沢にあつた九師団管下などは、これは日華事変当時非常に勇名をとどろかした師団でありますが、この師団管下などにおい……

第13回国会 大蔵委員会 第1号(1951/12/11、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  まず理事辞任の件についてお諮りいたします。実は理事佐久間徹君より理事辞任の申出がありましたが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、佐久間徹君の理事辞任を許可することにいたします。  次に理事補欠選任の件についてお諮りいたします。ただいま理事辞任を許可されました佐久間徹君のかわりに、理事一名を補欠選任する必要があると存じますが、前例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、西村直己君を理事に指名いたします。

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1952/01/29、24期、自由党)

○奧村委員 資料を要求いたしておきます。まず第一に復興金融金庫の貸出残と申しますか、開発銀行に移管される貸出残の明細、及びそれに関連して、復金の今日までの経理内容を明らかにした書類を出していただきたい。これはすでにこの国会に提出された予算案の中にも、開発銀行の今年度末の資本金として、復金の貸出残が繰入れられることになつて、金額が明白に記載されておる。従つてその根拠となる貸出残は、もう政府においてはつきり確かめられておるはずである。この資料を早く出していただきたい。これはこの委員会で、前国会以来たびたび請求しておつたことでありますから、この際特に早く出していただきたい。  それからこの委員会とし……

第13回国会 大蔵委員会 第4号(1952/02/01、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの内藤委員の御発言、まことにわれわれも同感でありまして、本委員会では毎国会この要望が強いのであります。ところが政府の方におかれては、われわれのこの委員会の意見が十分徹底していない。よつてこの際ひとつ内藤委員の御発言を動議として取上げて、委員会一致の決議として、この際政府に申し入れるというふうにいたしたいと思います。委員長、動議としてお取上げを願います。
【次の発言】 先ほどの私の動議の件は一応取下げておきます。そこでお尋ねいたしておきますが、ただいま配付された第十三回国会提出予定法律案のうち、ただいま御説明になつた税制改正要綱の中の法律案、これはいつごろこの委員会に提出され……

第13回国会 大蔵委員会 第6号(1952/02/04、24期、自由党)

○奧村委員 こまかい質疑は本法案が提案されてからいたしたいのでありますが、先般の主税局長の御説明に関連して、大まかな御質問をしてみたいと思います。  御説明の要綱の二ページの(3)の「自家用住宅及び自作農地」、これは新たに制度を今度なさるというわけでありますが、自作農地の場合は、これは農地の交換分合に際して、譲渡所得の免税の措置をとろうというので、まことにけつこうと思います。自家用住宅の場合も同じように取入れる。そこで一年以内に新たにこれら同種の資産を取得したというのは、自家用住宅を売つた日から一年以内に新たに取得した場合、自家用住宅というのは同一人で三つもあるというようなこともありますが、そ……

第13回国会 大蔵委員会 第7号(1952/02/05、24期、自由党)

○奧村委員 近来いろいろな金融機関において、この種の事件が頻発しておりまして、われわれは商工中央金庫においても、非常に乱脈をきわめているというようなことを、新聞報道で承つているので、国民金融公庫においては、ただいま総裁の言われるように、その性格と使命からして、かようなことがあつたのでは、これほど遺憾なことはないと思つておつたところ、実は新聞記事を見て、われわれも非常に遺憾に存じたのであります。しかしただいまの総裁の心からの反省と真心をくみとつて、われわれも了とするのでありますけれども、もう一歩進めて、今後かようなことのないようにぜひしていただかなければならぬが、それについては、なぜさような事件……

第13回国会 大蔵委員会 第8号(1952/02/07、24期、自由党)

○奧村委員 私は今問題になつておる農村における匿名供出制度、あるいは株式の譲渡所得税、あるいは無記名定期預金の制度などに関連して、なおまたこの二月確定申告に際しての国税庁の御方針などを、お尋ねしたいと思うのであります。  この匿名供出について課税をどうするか。本日の新聞に出ておりますのを見ますると、農林省としては、匿名供出については免税をするということを、はつきり発表しておりますが、これについてお尋ねしたい。ついては、これは農林当局にもここに来ていただいて農林大臣の明確なる答弁を承りたいと思います。いずれ同僚議員からも、この点は御質問があろうと思うのであります。まだ農林大臣はお見えになりません……

第13回国会 大蔵委員会 第15号(1952/02/18、24期、自由党)

○奧村委員 平田主税局長にお尋ねいたしたいと思います。この国会におきましては、独立達成を前にして、占領中つくられた法律全般について、占領下という特殊の事態を一度御破算にし、白紙に返して、すべてこれらの法律をやりかえるといいますか出直す、そういう機運があるわけであります。この税法においても、シヤウプ勧告に従いまして根本的に税法が改正されましたが、この際このシヤウプ勧告に従つてつくられた税法全体について、これをこの際において一度改めて、従来のシヤウプ勧告の考え方を白紙に返して税法を出直す、そういうふうな考え方もある。それには税制審議会など、新たにそういう一つの税法審議の機関をつくつて出直す、そうい……

第13回国会 大蔵委員会 第16号(1952/02/19、24期、自由党)

○奧村委員 関連して……。ただいま小山委員の御質問になつておられた株式配当に対する源泉徴收の問題でありますが、これは前国会以来問題になつております。そこで今株式の名義書きかえの励行がされていない。それから百株以下で名義を幾つにもわけることもできる。そういう方法をまず考えてみると、この源泉徴收をやめた場合、現在の状態ではほとんど株式配当所得を捕捉するのに困難である。そういう建前から、それに対する適切な方法を見つけ得るまでは、この源泉徴收をやめることはできない。たとい少額の株式でもできない。何か適当な方法の見つかるまではと、こういうふうに私は考えるのでありまして、これは小山委員にお尋ねするのが適当……

第13回国会 大蔵委員会 第17号(1952/02/20、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております財政法、会計法等の財政関係法律の一部を改正する等の法律案につきましては、先ほど委員長から言われましたように、十二国会末に本委員会に付託され、全会一致をもつて可決された後、参議院の継続審査を経た後、参議院より送付された法律案であり、修正点についての質疑は大体尽されたことと思われますので、この際、本案に対する質疑は以上をもつて打切られんことを望みます。

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/02/26、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。政府は二十五年度からとつて来た現行税制度を確立して行こうとする熱意を失いつつある、現行税制度の特に強調しておるところの公平原則を、ぼつぼつくずして来ておるというふうな感じを、一般に持たされておるというふうに思いますので、この点についてお尋ねいたしたいと思うのであります。特に私は各地における税務官吏の方々が、そういう不安を持つて、税務行政の上においてかなり志気をくずして行くのではないかということを案じまするので、特にこの税務行政に長年苦労された大臣のこの画におけるお考えを、承つてみたいと思うのであります。  申すまでもなく現行税制は、シヤウプ勧告に基いてあ……

第13回国会 大蔵委員会 第22号(1952/02/27、24期、自由党)

○奧村委員 私は一点だけお尋ねします。しかもこれは昨日の大蔵大臣に対する質問に関連するのであります。実は昨日お尋ねするつもりでありましたが、かなり微妙な点でありましたので、一晩考えてもう一ぺんお尋ねをし直す、こういうことであります。つまり言葉の言いまわしかどうかと思うのでありますが、きのうの大蔵大臣の御答弁ではこういうことでありました。いろいろな税の今回の軽減措置からして、また将来譲渡所得税などを免税するということになると、その振合い上勤労所得の免税の限度が今三万円であるが、それを六万円程度まで引上げなければならぬ、こういうふうに考えるが、そういう振合いを考えて株式譲渡所得税などを廃止する場合……

第13回国会 大蔵委員会 第23号(1952/02/28、24期、自由党)

○奧村委員 川野委員の御質問に関連して、お尋ねしたいと思うのでありますが、ただいま川野委員の質問を承つておりまして、私は漂然とした。宮崎税務署間税課が密造酒白書を発表した。その発表によると、宮崎県の一部落大島部落で、年間一万石の密造酒があり、二億六千万円の脱税がある、こういうことを税務署みずから発表している。これは何を意味するか。なおまた税務署以外にも、宮崎の大島部落内の相当の公的機関では、税務署の発表は半分である、その倍額の脱税があるということを言うておる。これは今に始まつたことではない。昨年からも問題になり、この大蔵委員会でも、川野委員初めたびたび取上げた。そこでまずこういう事実を確めてみ……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/01、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする税法四案のうち、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、及び相続税法の一部を改正する法律案の主税法案につきましては、すでに質疑も尽されたと思われますので、この際右三税法案については質疑を打切り、ただちに討論に入られんことを望みます。
【次の発言】 私はただいま提案の税法三法案について、自由党を代表して賛成の意を表するものであります。  われわれは、今国会に独立第一年度の予算を審議したのでありますが、独立に伴うところの新たなる経費の計上、その他内政費の増額をいたしたのでありますが、一方税法上においては、調整あるいは減税を行いまして……

第13回国会 大蔵委員会 第27号(1952/03/05、24期、自由党)

○奧村委員 私はまず農林漁業資金融通特別会計法改正についてお尋ねいたしたいと思います。この農林漁業資金融通特別会計の制度は、去年の四月一日から発足したのでありますが、これは今後恒常的に存置して行くものでありますか。そこでこの大蔵委員会では、国民金融公庫及び住宅金融公庫、こういう政府金融機関の経理の規定も、ここで改正するということでありますが、農林漁業資金融通特別会計の経理の行き方について、これで今後いいものであるかどうか。下手をすると復興金融金庫の二の舞いをしはしないかというような不安が、かなり濃厚にありますので、その点を中心にして私は少しお尋ねをしてみたいと思います。政府資金を流す金融機関は……

第13回国会 大蔵委員会 第28号(1952/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 私はおとといに引続いて、農林漁業特別会計についてお尋ねいたしたいと思います。特に銀行局長にお尋ねいたしますが、この農林漁業資金融通特別会計によつて、この年度末には累計で三百二十億の政府資金が流されるのでありますが、一体農林漁業特別会計というものは、金融機関であるかどうかということから、ひとつきわめて行かぬといけないと思う。今の特別会計というのは、はなはだ中途半端な制度であつて、これが今後恒常的に行われるとするならば、もうここらで制度としてもはつきりしたものを、つくつて行かなければならぬと思うのであります。おととい農林金融課長にお尋ねしたのでありますが、今度はひとつ、金融機関であると……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 住宅金融公庫の関係の方にお尋ねいたしたいと思います。予算書を見ますると、昭和二十七年度の年度末になると、貸付金が四百五十六億になる見込みになつておりますが、個人及び住宅組合に対する一般住宅の貸付と、住宅を建設して賃貸するのを業とする法人に対する融資は、大体どのくらいの振りわけになりますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 賃貸を業とするものに対する貸付は、どういうふうにして貸付を決定するのですか。いわゆる個人と同じように抽籤でやるのか、いろいろ条件がありましようが、その貸付はどういうふうにされるのでありますか。
【次の発言】 賃貸を業とする法人もかなり希望者と申しますか、申込みが多……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/12、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 次に農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、農林漁業資金融通特別会計法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として、質疑を続行いたします。松尾トシ子君。
【次の発言】 ただいまの武藤君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案については、この際質疑を打切り討論を省略し、ただちに採決に入ることにいたします。  これより農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/03/25、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して――葉タバコの収納代金に対する所得の把握については、必ずしも苛酷ではないということでありますが、実情は私はこういうことではないかと思うのです。農家の所得、たとえば米の場合でも必ずしも供出代金をもとにしておらずに、反収をもとにしております。従いまして保有米その他かなり余裕がある。ところが葉タバコの場合は、葉タバコというものは専売公社以外には葉一枚もよそには流されぬ。もうことごとく専売公社に納めて、その専売公社の支払つた代金を税務署が押えて、それを一定の標準率で所得として見る。おそらく含みがないというか、これほど正確に把握されるものはほかにはあるまい。その意味において苛……

第13回国会 大蔵委員会 第39号(1952/03/26、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る二十四日付託に相なりました国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案、及び当せん金附証票法の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。西村大蔵政務次官。
【次の発言】 次に同じく二十四日、本委員会に付託に相なりました議員提出法律案の信用金庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、まず提出者より提案趣旨の説明を求めます。佐久間徹君。
【次の発言】 次に同じく二十四日、本委員会に付託に相なりました議員提出法律案の信用金庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、まず提出者より提案趣旨の……

第13回国会 大蔵委員会 第41号(1952/03/28、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております六法案中、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案、当せん金附証票法の一部を改正する法律案、及び国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案の四法案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際右四法案につきましては、質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 修正案の案文につきましては、お手元に配付いたしてありますので、これをごらん願うことといたしまして、朗読を省略させていただきます。……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/03/29、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案、特定道路整備事業特別会計法案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、農業共済再保険特別会計法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案、及び国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案の六法案につきましては、質疑も大体盡されたと思われますので、この際右六法案につきましては、質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま質疑を打切りました六法案中、特定道路整備事業特別会計法案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、農業共済再保険特別会計法の一部を改正する法律案、国家公務員共済……

第13回国会 大蔵委員会 第57号(1952/04/24、24期、自由党)

○奧村委員 今の点に関連して割増金の点はどうなるんですか。これは相当利回りに関係するほどの金額を出すのか出さぬのか、それの政府の考え方を伺いたい。

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/04/26、24期、自由党)

○奧村委員 時間が経過したので、同僚諸君に非常に恐縮でありますが、一点だけ国民貯蓄債券に関してお尋ねいたします。この規定を読み、また政府の腹案をお尋ねしてみますると、国民貯蓄債券が案外に利用者にとつて有利でないという感じが強い。つまり五年のすえ置きで、五年間最終まで持つて、その最終の利回りが六分九厘六毛、そこで途中でこれを政府が買い上げるという場合は、まず半年はすえ置き、一年間は発行価格で買い上げる。つまり一年間に売り渡すという場合には全然利子がつかぬ。それからあとだんだん買上げ価格は多少は有利になるでしようが、最も有利なもので五年すえ置きで六分九厘大毛、しかも法律の規定によると、抽籤によつて……

第13回国会 大蔵委員会 第63号(1952/05/10、24期、自由党)

○奧村委員 国民金融公庫の関係の方にお尋ねいたします。国民金融公庫法の一部を改正する法律案によつて、公庫の役員及び職員を国家公務員でないものとするというのが目的でありまして、これは給與及び旅費などは、公務員の例に基かないということになるのでありますが、そのほかに、何か身分上かわつた点ができて来るのでありますか、
【次の発言】 国民金融公庫の役員、職員の待遇については、たとえば商工中央金庫、農林中金などの役職員の待遇と比べて、はなはだしい差異があるということで、大蔵委員会においても、議員提案でもつて法律といたしたいということで、かねてからわれわれ用意しておつたところでありますが、実はいろいろな事……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/05/13、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して……。ただいまの五億数千万円と三億数千万円の金というものは、この一月十六日の引継ぎの時点のときには、すでに償却済みになつておるわけですか。
【次の発言】 それでは経理上の償却というのはどういう処分をなさることですか。
【次の発言】 しかしそれは貸倒れ準備金の意味とは違うと思う。貸倒れがどれだけあろう、あるまいにかかわらず、融資残高に対して一定の割合で積み立てるのです。そうすると、その処分は経理上はどうなるのですか。これだけはとれないということにするのだが、切り捨ててはしまわないのだ。そうするとあつさりいつて、貸借対照表の上からは落すというわけですか。貸借対照表の上か……

第13回国会 大蔵委員会 第66号(1952/05/14、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 夏堀源三郎君。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 長代理午前中はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。     午後零時三十五分休憩

第13回国会 大蔵委員会 第82号(1952/06/03、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御説明によりますと、外貨の手持ちが非常にふえておるということでありますが、われわれは貿易外收入による外貨が非常にふえておるように聞いております。今のところどの程度貿易外收入でドル及びポンドがふえておるのか。なおつけ加えてお尋ねしたいと思いますが、特に駐留軍関係が個人で国内に支拂う米ドルがわれわれの予想に国内に流されるというふうに聞いておるのでありますが、これはしかし確実な政府筋からの話は聞いておりませんので、政府の筋でお話できるだけ、なるべく詳しくお話を願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、輸出入の貿易、特需、そういうもののほかに、米ドルを年間六億二千万……

第13回国会 大蔵委員会 第83号(1952/06/04、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  閉鎖機関令の一部を改正する法律案、緊要物資輸入基金特別会計法の一部を改正する法律案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、接收貴金属等の数量等の報告に関する法律案の四法案を一括議題として、質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。中野四郎君。
【次の発言】 ただいま御要求になりました資料は、委員長の方において至急とりそろえたいと存じます。  暫時休憩いたします。     午後二時二十六分休憩
【次の発言】 会議を再会いたします。――武藤嘉一君。

第13回国会 大蔵委員会 第84号(1952/06/05、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま審議中の両法案は、かねて別に郵政委員会で審議されたところの、簡保及び郵便年金の積立金の運用に関する法律案に付随するものであります。従つて私はまず郵政大臣に、簡保及び郵便年金の積立金運用を変更する法律案を提案された理由を承つておきたいと思うのであります。現在資金運用部において政府資金を統一的、効率的に運用しておりますが、今回簡保及び郵便年金の積立金運用を分離することは、資金運用部の運用を根底からくつがえすものであつて、ひいては国の財政経済の方針を非常に阻害するものがあると思う。そういう問題があるにもかかわらず、なぜことさらにこの法律案を提案されることになつたかという、その理由……

第13回国会 大蔵委員会 第86号(1952/06/07、24期、自由党)

○奧村委員 私は郵政政務次官並びに郵政関係の政府委員の方にお尋ねをいたしたいと思います。前会当委員会におきまして、佐藤郵政大臣にお尋ねしたことでありますが、いまだに明確にされておりませんので、重ねてお尋ねをいたしたいと思います。  それは簡保及び郵便年金の運用に関する法律案、この法律案の提案の理由であります。この理由は何であるかということであります。この法律案は、要するに従来簡保及び郵便年金の積立金は、大蔵大臣の管理及び運用にまかせられておつたのでありますが、これをひとつ郵政大臣の管理及び運用にまかせよう、こういうことであります。これはなぜそういうふうになさるのか、その提案の理由を明確にお尋ね……

第13回国会 大蔵委員会 第88号(1952/06/12、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま参考人がお話になりましたが、全国九ブロツクのうちで、大多数のブロツクは従来通りやるべきであつて、郵政省の方へ移管して窓口を二つもこしらえるのは困るという御意見だそうでありますが、市町村の方が大多数その立場で一致して、郵政省移管に反対されるのは当然だろうと思う。ところがそのうちで一ブロツクが強硬に反対したということでありますが、これはどういう理由で反対したのか。そのブロツクだけが強烈に反対しなければならぬ理由はどういう理由であつたのか。その反対した理由を詳しく申していただきたいと思います。
【次の発言】 そこのところはかんじんなことですが、聞き取れないというのは、われわれも非……

第13回国会 大蔵委員会 第89号(1952/06/13、24期、自由党)

○奧村委員 今の御質問に関連して銀行局長にお尋ねいたします。この法律施行になりまして資金運用部の方の運用計画を立てる場合に、簡保の積立金の分は郵政省の方で計画をお立てになる。その間、資金運用部の方の運用計画を立てる場合心、簡保積立金の方では、地方債にどれだけ出るかということを、あらかじめその大体の数字がわからなければ資金運用計画は立たぬわけです。その事前の打合せというか、政府一体になつてこれを立てて行かなければならぬが、その間の調節は事前にとらなければならぬと思う。この法律が施行されても、その点円満に従来通り行くかどうか不安に思うのですが、その点はどう考えておられますか。

第13回国会 大蔵委員会 第93号(1952/06/19、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする五法案のうち、閉鎖機関令の一部を改正する法律案につきましては、質疑も大体盡されたと思われますので、この際質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 本案につきましては、原案及び修正案ともに、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 本案の目的とする事柄につきましては、本国会の当初において、すでに政府の方針が明らかにされておつたのでありまして、この点は提案理由説明にも述べられたところでありますし、また当委員会においても、それに関してかねてから十分質疑も行われておつたことでありますから、この際質疑はとりやめ、討論を省略してただ……

第13回国会 大蔵委員会 第97号(1952/06/25、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする法律案のうち、連合国財産の返還等に関する政令等の一部を改正する法律案につきましては、質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 私も提案者の一人でありますが、大事な事柄は、やはり国会の審議を経て会議録にも載せておいた方がよかろうと思いますので、お尋ねしておきたいと思います。  本院の農林委員会で飼料需給調整法を審議しておつたと思いますが、その飼料需給調整法の目的も、今回のこの食管会計の一部改正の目的も同じようなものであると思うのでありまして、同じようなものであるにかかわらず、この食管特別会計法の一部改正というような……

第13回国会 大蔵委員会 第105号(1952/07/26、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、まず本委員会の国政調査の一環として、税制に関する件を議題として質疑を行います。質疑は通告順によつてこれを許します。宮幡靖君。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げます。不官私がこのたびはからずも大蔵委員長に選任されまして、この重責をお受けすることになりました。まことにふなれでありまして、皆さんの御指導と御協力をお願い申し上げることが多々あることと思いますが、皆さんのおかげで円満な運営をいたしたいと思いますから、どうかよろしくお願いを申し上げます。  これより理事の互選をいたします。
【次の発言】 ただいまの小山君の動議のごとく決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、委員長において指名することにいたします。  それでは    淺香 忠雄君  川野 芳滿君  ……

第15回国会 大蔵委員会 第2号(1952/11/24、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  まず理事追加選任の件についてお諮りいたします。前回の委員会におきまして理事四名を選任したのでありますが、なお理事一名の選任が保留になつておりましたので、前会通り委員長において理事一名を指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、佐藤觀次郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。本委員会におきましては、従来より税制及び金融制度について調査をいたして参りましたが、今会期におきましても、調査を進めて参りたいと存じます。なおそのほかに専売事業に関する事項及び国有財産の管理状況に関……

第15回国会 大蔵委員会 第3号(1952/11/25、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず昨二十四日本委員会に付託されました、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案及び国民金融公庫法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として、政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。向井大蔵大臣。
【次の発言】 ただいま説明を聽取いたしました両案に対する質疑は次会に譲ることとして、次に、国政調査の一環として、税制及び金融制度に関する件を議題といたします。本件に関しましては、質疑の通告順にこれを許します。宮幡靖君。
【次の発言】 内藤友明君。
【次の発言】 ちよつと中途でありますが、お諮りいたします。国民金融公庫法の一部を改正する法律……

第15回国会 大蔵委員会 第4号(1952/11/26、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は昨日説明を聴取いたしました、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案を議題といたします。この際租税及び印紙収入補正予算の説明について、政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 愛知政務次官が出席されましたので、税法の質疑に入ります前に、二十四日本委員会に付託されました漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案を議題として、政府当局より提案理由の説明を聴取いたします。愛知政務次官。
【次の発言】 この法律案に関して資料を御要求の方はお申出願います。

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/11/27、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案を議題として質疑を続行いたします。吉田正君。
【次の発言】 松尾トシ子君。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。ほかに御質疑もないようでございますから、本日はこれをもつて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせ申し上げます。     午前十一時二十分散会

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/11/28、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  御出席になりました政府委員は、水産庁漁政部長伊東正義君、同じく水産庁生産部長永野正二君、農林事務官上田忠造君、国民金融公庫総裁櫛田光男君、大蔵省主計局法規課長白石正雄君、銀行局長河野通一君、銀行局特殊金融課長有吉正君であります。  質疑は、通告の順にこれを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 委員長からお答えいたしておきます。ただいまの御発言しごく……

第15回国会 大蔵委員会 第7号(1952/11/29、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、国民金融公庫法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として質疑を続行いたします。  別に御質疑もないようでありまするから、本日はこれをもつて散会いたします。     午前十一時十八分散会

第15回国会 大蔵委員会 第8号(1952/12/02、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案及び国民金融公庫法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として、質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。大泉寛三君
【次の発言】 了承いたしました。さつそくさようとりはからいます。宮幡靖君。
【次の発言】 内藤友明君。
【次の発言】 本日はこれをもつて散会いたします。  次会は公報をもつてお知らせいたします。     午後三時八分散会

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/04、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず一昨二日本委員会に付託されました漁船再保険特別会計法の一部を改正する法律案を議題として、政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 次に、国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題として、前会に引続き質疑を継続いたします。
【次の発言】 ただいまの淺香君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、国民金融公庫法の一部を改正する法律案につきましては、以上をもつて質疑を打切ることといたします。  これより本案の討論に入ります。討論は通告順によつてこれを許します。宮幡靖君。

第15回国会 大蔵委員会 第10号(1952/12/06、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  一昨四日本委員会に付託に相なりました食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案及び食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案の両法律案を一括議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。大蔵政務次官愛知揆一君。
【次の発言】 次に、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案及び漁船再保険特別会計法の一部を改正する法律案の三法律案を一括議題といたしまして、前会に……

第15回国会 大蔵委員会 第11号(1952/12/09、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案及び漁船再保険特別会計法の一部を改正する法律案、次に食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案の五法律案を一括議題といたしまして前会に引続き質疑を継続いたします。質疑は通告順に許します。坊秀男君。
【次の発言】 本日はこれをもつて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせします。     午後零時……

第15回国会 大蔵委員会 第12号(1952/12/11、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案及び食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案の三法律案を一括議題といたしまして、質疑を継続いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。吉田正君。
【次の発言】 小川豊明君。
【次の発言】 御答弁はありませんか。――小川君、御答弁はありません。もうあと御質疑はありませんか。――松尾トシ子君。
【次の発言】 次会は来る十三日午前十時から開くこととし、本日はこれをもつて散会いたします。     午後零時二十五分散会

第15回国会 大蔵委員会 第13号(1952/12/13、25期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長 これより会議を開きます。  昨十二日本委員会に付託に相なりました日本国有鉄道に対する政府貸付金の償還期限の延期に関する法律案及び中小漁業融資保証保険特別会計法案の両案を一括議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。大蔵政務次官愛知揆一君。
【次の発言】 次に、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案及び漁船再保険特別会計法の一部を改正する法律案の三法律案を一括議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。質疑……

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/15、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  一昨十三日、本委員会に付託に相なりました造幣局特別会計法等の一部を改正する法律案を議題として、まず政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。大蔵政務次官愛知揆一君。
【次の発言】 本案に対する質疑は次回に譲ることといたします。
【次の発言】 次に前会に引続き、昭和二十八年分所得税臨時特例等に関する法律案を議題として、質疑を続行いたします。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 次に、漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案及び漁船再保険特別会計法の一部を改正する法律案の……

第15回国会 大蔵委員会 第15号(1952/12/16、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案を議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたしたいと存じますが、本日は午後一時より農林漁業金融公庫法案について農林委員会と連合審査会を開く予定になつておりますので、その前に本委員会としては、右案についてあらかじめ農林中央金庫当局に質疑を行いたいと存じます。  これより懇談会に入りたいと存じます。
【次の発言】 以上をもちまして、当局との農林漁業金融に関する懇談会を終ります。  都合によりまして、暫時休憩いたします。     午前十一時四十五分休憩

第15回国会 大蔵委員会 第16号(1952/12/17、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  議案の審査に入ります前に、屈ず小委員会設置の件につきましてお諮りいたします。実は一昨十五日の本委員会におきまして、ただいま農林委員会に付託されております農林漁業金融公庫法案について連合審査の申出をすることに御決定願つた次第でありますが、本委員会としては、さらに国政調査の一環として農林漁業金融に関する調査を進めるため、小委員会を設置いたしたいと存じますので、この際お諮りいたします。農林漁業金融に関する調査を進めるため小委員会を設置することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。  なお小委員及び小委員長……

第15回国会 大蔵委員会 第17号(1952/12/18、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。本日の日程の審査に入ります前に、連合審査会開会申入れの件についてお諮りいたします。昨十七日郵政委員会に付託になりました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、本委員会の所管事項とも密接な関連を持つ法案でありますので、本案に関し郵政委員会に連合審査会開会の申入れをいたしたいと存じますが、この点御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて本案に関し郵政委員会に連合審議会開会の申入れをすることに決しました。なお開会の日時、手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。

第15回国会 大蔵委員会 第19号(1952/12/20、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  一昨十八日、本委員会に付託に相なりました国際連合の決議に基く民生事業のため必要な物品の無償譲渡に関する法律案を議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます。
【次の発言】 次に日本国有鉄道に対する政府貸付金の償還期限の延期に関する法律案、中小漁業融資保証保険特別会計法案、造幣局特別会計法等の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案及びただいま提案趣旨の説明を聴取いたしました国際連合の決議に基く民生事業のため必要な物品の無償譲渡に関する法律案の五案を一括議題といたしまして、質疑に入ります。

第15回国会 大蔵委員会 第21号(1952/12/23、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 休憩前に引続き会議を開きます。  連合審査会開会申入れの件についてお諮りいたします。本日建設委員会に付託に相なりました道路整備費の財源等に関する臨時措置法案につきましては、本委員会の所管とも関連のある法案でありますので、本案に関し、建設委員会に連合審査会開会の申入れをいたしたいと存じますが、この点御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。本案に関し、建設委員会に連合審査会開会の申入れをすることに決定いたしました。  なお開会の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと思います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後二時四十分休憩

第15回国会 大蔵委員会 第22号(1952/12/24、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  まずお諮りいたしたいことがございます。それは付託議案の撤回許可に関する件についてであります。ただいま本委員会において審査中の議員提出法律案でありますが、資金運用部資金法の一部を改正する法律案及び簡易生命保険及び郵便年金特別会計法の一部を改正する法律案の両案につきまして、発議者より描画をいたしたき旨の要求が参つておりますが、本委員会としては、この際右両案の撤回を許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、右両案の撤回はこれを許可することに決しました。
【次の発言】 次に、昭和二十七年産米穀についての超過供出奨励金等に対する所得税……

第15回国会 大蔵委員会 第23号(1953/02/07、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  去る三日、本委員会に付託されました国有林野卑業特別会計法の一部を改正する法律案、開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案、漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案の四法案を一括議題として、まず政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 次に、今後本委員会に付託されます法案の数が相当多数に上ることが予想されますので、委員会の審査を円滑、適正ならしめるため、この……

第15回国会 大蔵委員会 第24号(1953/02/10、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  議案の審査に入ります前にちよつとお諮りいたします。それは公聴会開会承認要求に関する件についてでありますが、去る七日本委員会に付託されました税制改正の五法案中、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、富裕税法を廃止する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案の四法案につきましては、重要な歳入法案として国会法第五十一条により公聴会を開き、審査の慎重を期したいと存じますので、この際お諮りいたします。右四法案について公聴会を開くため、議長の承認を求めたいと存じますが、この点御異議ありませんか。

第15回国会 大蔵委員会 第25号(1953/02/13、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず去る十日本委員会に付託されました登録税法の一部を改正する法律案、揮発油税法の一部を改正する法律案及び昨日付託になりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案の三税制改正案を一括議題として政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 次に税関係法案を一括議題として質疑に入ります。  質疑は通告順によつてこれを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 ただいまの御発言につきましては、委員長もよく了承いたしました。善処いたしたいと思います。加藤高藏君。
【次の発言】 中崎君に申し上げますが、あすも、大蔵大臣なり政……

第15回国会 大蔵委員会 第27号(1953/02/17、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず昨十六日本委員会に付託されました産業投資特別会計法案を議題として政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会に譲ることといたします。
【次の発言】 次に前会に引続き所得税法の一部を改正する法律案外税関係七法案を一括議題として質疑を続行いたします。  質疑は通告順によりこれを許します。小川半次君。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案外七税関係法律案を一括議題として質疑を続行いたします。質疑は通告順によれてこれを許します。大泉寛三君。

第15回国会 大蔵委員会 第28号(1953/02/19、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  まず一昨十七日本委員会に付託されました製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案及び昨十八日本委員会に付託されました国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの作の両案を一括議題として政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、所得税法の一部を改正する法律案外七税関係法案を一括議題として質疑を続行いたします。なおこの際、先日宮幡靖委員から御質問されたことに対して、愛知大蔵政務次官からの御答弁がなお保留されておつた部分があり……

第15回国会 大蔵委員会 第30号(1953/02/21、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 休憩前に引続き会議を開きます。  酒税法案及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案の両案を一括議題として質疑を続行いたします。川野芳満君。
【次の発言】 ただいまの淺香君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、右両案につきましては、以上をもつて質疑を打切ることといたします。  これよりただいま質疑を打切りました両案中、まず酒税法案を議題として対論採決に入りたいと存じますが本案につきましては、淺香君より各派共同の修正案が提出されておりますので、まず提出者より修正案の趣旨弁明を求めます。淺香忠雄君。

第15回国会 大蔵委員会 第31号(1953/02/23、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 次に酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案を議題といたします。  本案につきましては、すでに質疑を打切つておりますので、これより本案の討論採決に入りたいと存じますが、本案につきましては各派共同提案による修正案が提出されておりますので、まず修正案提出者より修正案の趣旨弁明を求めます。川野芳滿君。
【次の発言】 修正案の趣旨弁明は終りました。  これより原案及び修正案を一括議題として討論に入ります。川野芳滿君。
【次の発言】 ただいまの川野君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、本案及び修正案につきましては討論を省略して、これより……

第15回国会 大蔵委員会 第32号(1953/02/24、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案及び製塩施設法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として質疑に入ります。質疑は通告順によつてこれを許します。淺香忠雄君。
【次の発言】 川野芳滿君。
【次の発言】 この際、委員長から理事会の申合せもありまして、お願いを申し上げたいと思います。  法案がたくさん付託されておりますので、今週中は土曜日まで連日継続して質疑を進めていただきたいと存じます。つきましては、法案が非常にたくさんあります関係上、御質疑の案件につきまして御要求の政府案員につきましては、なるべくあらかじめ委員長あるい……

第15回国会 大蔵委員会 第33号(1953/02/25、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  まず日程に追加し、国民金融公庫法の一部を改正する法律案及び鉄道債券及び電信電話債券等に対する政府の元利払の保証に関する法律案の両案を一括して議題とし、審査に入ります。  まず河野政府委員より、両案の提案理由の説明を聴取いたします。河野銀行局長。
【次の発言】 ただいまの両案の質疑は、次の機会に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、公報に掲載いたしました十三の法案を全部一括して議題とし、質疑を続けたいと存じます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。吉田正君。
【次の発言】 委員長からもつけ加えて申し上げます。先ほどの佐藤觀次郎君、吉田正君……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/02/26、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず去る二十三日本委員会に付託されました国税徴收法の一部を改正する法律案及び一昨二十四日付託された納税貯蓄組合法の一部を改正する法律案、それから昨二十五日付託されました特別減税国債法案、関税定率法等の一部を改正する等の法律案、砂糖消費税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案、有価証券取引税法案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、以上八法案を一括議題として政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。愛知大蔵政務次官。
【次の発言】 ただいま内藤委員から休憩の動議が出ております。  暫時休憩いたします。    午後二時五分休憩……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/02/27、25期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長 これより会議を開きます。  議案の審査に入ります前にちよつとお諮りいたします。本委員会におきまして目下審査中の所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案につきましては、先日公聴会を開いて広く一般の意見を聴取した次第でありますが、公述意見にもありましたように、なお個々の問題について詳細に検討する必要があるように思われますので、右両案について参考人の出席を求め、参考意見を聴取いたしたいと存じます。この点御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、さよう決定いたします。  なお、参考意見聴取の日時、参考人の選定等につきましては、委員長及び理事……

第15回国会 大蔵委員会 第36号(1953/02/28、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、本日の日程に掲げました十三法案を一括議題として質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。宮幡靖君。
【次の発言】 今来ておりません。
【次の発言】 委員長においてさようとりはからいたいと思います。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 淺香忠雄君。
【次の発言】 小川豊明君。
【次の発言】 ただいまの川野芳滿君の動議ごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、ただいまの川野芳滿君の動議のごとく、国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案、開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための……

第15回国会 大蔵委員会 第37号(1953/03/03、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日はまず所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたします。右両案につきましては参考人の出席を求めてありますので、これより順次御意見を拝聴いたしたいと存じますが、参考人の方々におかれましてはこの際忌憚のない御意見の御開陳をお願いいたします。  本日御出席の参考人のお名前はお手元に配付してあります印刷物の通りでありまして発言の順位等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。  それではまず東京都商工協同組合連合会常任理事國井秀作君の御意見を拝聴いたしたいと存じます。

第15回国会 大蔵委員会 第38号(1953/03/04、25期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長 これより会議を開きます。  本日は本委員会における国政調査の一環として、金融制度中特に株主相互金融、その他やみ金融に対する取締り問題について調査を進めて参りたいと存じます。まず政府当局に対して質疑を行います。質疑に先だつて、銀行局長からこの議案に対して陳述があるようでありますから、まず聴取いたしたいと思います。
【次の発言】 質疑は通告順によつてこれを許します。宮幡靖君。
【次の発言】 ただいまの御発言、よく了承いたしましたから、後ほど善処いたしたいと存じます。小川半次君。
【次の発言】 それでは刑事局長がまだ見えておりませんから、その折衝の局に当つた刑事局総務課長津田実説明員か……

第15回国会 大蔵委員会 第39号(1953/03/05、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日日程に提げました税関係法案十三件を一括議題として、質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。  吉田正君の御要求になりました中小企業庁長官は、ただいま通産委員会で答弁中でありますので、それが済みますとすぐ出席することになつておりますから、御了承願います。吉田正着。
【次の発言】 小山君。
【次の発言】 次に、連合審査会開催申入れの件についてお諮りいたします。  去る二日通商産業委員会に付託されました中小企業金融公庫法案につきましては、当大蔵委員会の所管とも密接なる関連があると考えられますので、本案に関しまして、通商産業委員会に対し連……

第15回国会 大蔵委員会 第40号(1953/03/06、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 中崎敏君。
【次の発言】 ただいまの中崎君の御発言については、前段の法案取扱いについての政府の考え方については、御趣旨の通りとりはからいたいと思います。後段の大蔵大臣の出席については、御承知の通りただいま参議院で予算を審議中でありますので、私としては、委員諸君からあらかじめ御要求があれば、いつでも大蔵大臣を出席させます。(発言する者あり)ところが今まで大蔵大臣を名ざしての御要求はあまりなかつたのであります。(「出て来るのがあたりまえだ、そんなことはいかぬよ」と呼び、その他発言する者あり)御承知の通り参議院の予算委員会に出席しておりますので、御要求があれば必ず大蔵大臣を出席させます……

第15回国会 大蔵委員会 第41号(1953/03/07、25期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長 これより会議を開きます。本日は地方公共団体の負担金の納付の特例に関する法律案、昭和二十一生度における一般会計、帝国鉄道会計及び通信事業特別会計の借入金の償還期限の延期に関する法律の一部を改正する法律案、旧外貨債処理法による借換済外貨債の証券の一部の有効化等に関する法律の一部を改正する法律案、保険業法の一部を改正する法律案、国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案、日本専売公社法の一部を改正する法律案、資産再評価法の一部を改正する法律案、昭和二十八年度における特定道路整備事業特別会計の歳出の財源の特例に関する法律案、厚生保険特別会計法の一部を改正する……

第15回国会 大蔵委員会 第42号(1953/03/10、25期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長 これより会議を開きます。  議案の審査に入ります前に、ちよつと委員長よりお願いいたしたいことがございます。御承知のごとく本委員会におきましては、ただいま約四十件ばかりの法案を審査しておりまして、連日の御熱心なる御審査に対しましては委員各位に厚く心から御礼を申し上げる次第でありますが、これら法案審査の促進につきましては、ひとえに委員各位の御協力にまつほかはないと存じますので、今までより一層の御鞭撻と御協力をお願い申し上げる次第であります。  なお今週の審査日程及び審査順位につきましては、先日御郵送申し上げました文書に記載いたしました通りに進めたいと存じますので、この点御了承願いたい……

第15回国会 大蔵委員会 第43号(1953/03/11、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日は税関係法案を除いた付託法案中、本日の日程に掲げました十二法案を一括議題として質疑を行います。質疑は通告順によつてこれを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 大泉寛三君。
【次の発言】 ただいまの淺香忠雄君の動議のごとく決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、右十一法案につきましてはこの際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決に入ることにいたします。  これより右十一法案を一括議題として採決いたします。右十一法案をいずれも原案の通り可決するに賛成の諸君の御起立を願います。

第15回国会 大蔵委員会 第44号(1953/03/12、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 次に、国の所有に属する物品の売払代金の納付に関する法律の一部を改正する法律案を議題として、まず提出者より提案趣旨の説明を聴取いたします。提出者参議院議員河井彌八君。
【次の発言】 次に、本日の日程に掲げました二十三法案中、ただいま提案理由の説明を聴取いたしました七法案を除いた残りの十六法案を一括議題として質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。大泉寛三君。
【次の発言】 速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それでは先ほどの淺香委員の質疑に対して御答弁を願います。
【次の発言】 先ほどの大泉委員の御質疑に対して、渡邊主税局長から補足答弁があ……

第15回国会 大蔵委員会 第45号(1953/03/13、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  本日の日程に追加して、国の所有に属する物品の売払代金の納付に関する法律の一部を改正する法律案を議題として質疑を行います。
【次の発言】 ただいまの淺香君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、本案につきましては、この際質疑、討論を省略して、ただちに採決に入ることにいたします。  本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立総員、よつて本案は原案の通り可決いたしました。  なお報告書の作成、提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。  本日はこれをもつて散……

第15回国会 大蔵委員会 第46号(1953/03/14、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 これより会議を開きます。  まず本日の日程に掲げました二十七法案中、所得税法の一部を改正する法律案ないし資産再評価法の一部を改正する法律案の税関係十五法案を一括議題として質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。淺香忠雄君。
【次の発言】 ただいまの淺香君の動議のごとく決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、ただいまの動議のごとく、右七案につきましては、以上をもつて質疑を打切ることといたします。  これよりただいま質疑を打切りました七案中、まず砂糖消費税法の一部を改正する法律案を議題として討論採決に入りたいと存じますが、本案につきまして……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会 第5号(1955/05/10、27期、自由党)

○奧村委員 今週は総括質問ということであって、主として基本的な問題で質問いたしたい。従って大蔵大臣の御出席を要求しておりますが、しかしこれは時間の関係で、それぞれ担当の政府委員に御質問いたします。重複すると思いますが、私は大蔵大臣に対する質疑は留保して、その他の質疑をいたしたいと思います。  本日の各税法の改正案につきましての提案説明によって、これで大体民主党の公約であり、また一萬田大蔵大臣の御自慢の減税案が出されたわけであります。そこで大蔵大臣は、特に提案趣旨にもありますが、低額所得者に対して重点を置いて減税した、こういうことであります。しかしよくよく法案の内容を見てみると、これははなはだも……

第22回国会 大蔵委員会 第7号(1955/05/14、27期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣は特に予算審議など、率直に申し上げますれば初めての御経験でありまして、連日非常に御苦労さんに存じます。御苦労さんに存じますが、私ども大蔵委員会において審議する事項の大部分の事項は、大蔵大臣の所管であります。その所管大臣であるところの大蔵大臣は、できるだけ繰り合わされて大蔵委員会にお越しを願いたい。特にわれわれこれから審議をしようということは、まず民主党内閣の大きな公約であるところの五百億減税の法案また、これに関連して、日本の税制始まって以来の、また世界の先進国において例のない預金利子課税の全面撤廃、こういうことを大蔵大臣が実施しようとしておられるのでありますから、これらの点……

第22回国会 大蔵委員会 第8号(1955/05/17、27期、自由党)

○奧村委員 本日提案の租税特別措置法についてよく研究して一つ思いついたことは、この法律が通りますと、七月一日以後の預金利子は免税になる。ところが三月三十一日までの預金利子は、長期のものは五%、そうすると四月一日から六月三十日まではどういう税金がかかるのですか。

第22回国会 大蔵委員会 第9号(1955/05/19、27期、自由党)

○奧村委員 ただいま井上委員から歩積み、両建の御質問がありました。大臣も歩積み、両建はなるべくやめるように取り締りたい、こういう御答弁でありますが、やめるように取り締りたいというまではけっこうですが、しかし具体的にいかにして取り締るか、そこをお聞きしなければならぬ。一体歩積み、両建を取り締る根拠法律がありますか。どういう規定で取り締るのですか、ちょっとお尋ねいたします。
【次の発言】 そうしますと、銀行検査した場合に歩積み、両建がわかった、その上でそれを法的にどうなさるのですか。これは勧告の程度以上には出られないはずですが、また勧告を業者が聞かないという場合に、法的にはどういう根拠を持つのです……

第22回国会 大蔵委員会 第16号(1955/06/07、27期、自由党)

○奧村委員 時間がはなはだ経過いたしましたので、この上質疑をいたしますのは恐縮ですが、幸い農林政務次官、大蔵政務次官、食積庁長官、国税庁長官、主税局長などおられますので、特に十分ほど御質疑をお許し願いたいと思います。それは、ただいまわれわれの委員会で交付税及び譲与税配付金特別会会計、それから特殊物資納付金処理特別会計、こういう一連の特別会計法案によって、政府が一兆円の予算のワクを守るために、とりわけ財政法上の規定の抜け道を作るような感じを与える特別会計を幾つも作ろうとしております。さような抜け道的な感じを国民に与えては、将来の財政確立に非常に影響を及ぼすと思うので、今後における一般会計と特別会……

第22回国会 大蔵委員会 第17号(1955/06/09、27期、自由党)

○奧村委員 この三案の趣旨については賛成でありますが、ただこの租税特別措置法の一部改正につきまして、すでに政府提案で租税特別措置法の一部改正案が出ておりますし、これに対しまする自由党、民主党の修正案も出されようとしておりますが、同一の議会で同じ法律の改正案が別々に出され、別々に審議されるということが法制上可能かどうか、これについて明らかにしていただきたいと思いますから、この点法制局の意見を聞いてから決定していただきたい、かように思います。

第22回国会 大蔵委員会 第21号(1955/06/18、27期、自由党)

○奧村委員 政府委員の方に資料をお願いしておきたいと思います。それは、政府の案によっての勤労所得者、あるいは申告所得者の減税の割合などの資料がたくさん出ております。今度のこの民自両党の修正案によっての減税がどうなるか。独身者あるいは扶養家族三人の場合はどうなるかというふうな減税の資料をお作りになってお出しを願いたいのですが、お願いできますか。
【次の発言】 私は言葉が足らなかったのです。今回の選択控除の、つまり五%控除を受けたものとしてどう減税になるか、資料をお願いしたい。

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/25、27期、自由党)

○奧村委員 ただいまの黒金委員の御質問に関連してお尋ねいたします。特に正示君にお尋ねいたします。  ただいまの御答弁によりますと、三十億円の繰り入れば、これは実質はたばこ消費税に類するものだ。こういうことですが、その説明をもう少し詳しくお聞きしておきたいと思います。それに類するものだというその根拠、たばこ消費税ならば、それだけ定価を引き上げなければならぬことになるわけですが、その類するという御答弁の内容をもう少し詳しく伺いたいと思います。
【次の発言】 それじゃたばこ消費税は、公社の経理では損失になっているのですか。損失に経理するのですか。それならそれと同じように損失に経理すべきである。

第22回国会 大蔵委員会 第27号(1955/07/01、27期、自由党)

○奧村委員 私はただいま提案中の議案に関連して、もっぱら水産用の燃油に対する政府の施策についてお尋ねをいたしたいと存ずるのであります。  今回の施策において、特に政府は、水産用の重油に対して関税定率の引上げの影響は及ぼさない、従って水産用以外の重油に対しては平均八%の関税の負担になるように処置をするということを言っておられます。しかし、それでもって果してこの水産用の燃油が適正な価格で確保されるかということについて、私は十分納得ができないのであります。その点についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず水産庁の長官にお尋ねいたします。長官に申し上げるまでもなく、水産の一番重要な生産手段である船の……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/07、27期、自由党)

○奧村委員 ただいまの横路委員の質疑に関連して一点だけお尋ねいたします。ただいまの通産大臣の言明は、当然今日までになされるべきことであったのであります。ただしかし、今までの大蔵委員会における質疑の経過をもかんがみて今回の言明になったので、おそまきながらもけっこうであると思います。しかしこれは、昭和三十年度において十万キロということを言っておられますが、昭和三十一年度以降については何ら触れておらぬ。これは昭和三十一年度以降も十万キロ以上にふやすべきであるし、またただいまの言明では、今までの外貨割当以外に余分に渡すということでありますが、昭和三十一年度以降は、一年々々こういうわずらわしい問題が起ら……

第22回国会 大蔵委員会 第40号(1955/07/28、27期、自由党)

○奧村委員 私は関連して一点だけお尋ねしたいと思います。  ただいま黒金委員からのお尋ねにもありましたように、補助金の適正使用について一番深い関係のあるのは、第一次査定を適正にするということである。そこで査定をやるのは大体県庁の役人なり、また中央官庁の役人の方が査定をやられる。特に昭和二十八年度の災害などの査定においては、二重になったり、あるいは水増し査定が行われた。そういう場合の誤まりといいますか、あるいは故意にそういうまずい査定をやる場合もあるが、全国的にずいぶんそういう誤まった査定が多かったが、役人の方々の査定官の側の責任を今までほとんど追及しておらない、処分したことがない、こういうこと……

第24回国会 大蔵委員会 第35号(1956/05/10、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は政府提案の税理士法の一部改正の法案に関連いたしまして、特に大蔵大臣にお尋ね申し上げたいと存ずるのであります。  この法律案は、税理士の制度をこの際非常に強化拡充しようとしております。監査証明の制度を新たに作るとか、特別試験の制度を作るとか、いろいろあります。この監査証明の制度をとるとすれば、申告納税の制度に非常な影響がある、ここに問題がある。また特別試験の制度によって、税務職員を特に税理士にする恩典を与えようとする、これは非常に重大な問題であります。税務職員に対してこういう身分上の特権を与えるということにつきまして、これは同じ大蔵省の役人の方々が立案をし、説明をするということは……

第24回国会 大蔵委員会 第42号(1956/06/01、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は参考人警視庁防犯課長、それから通産省のアルコール事業長、国税庁の間税部長にお尋ねいたしたいと思いますが、その前に、私のお尋ねしたい事柄の概略を申し上げて、なるべく時間の関係もありますので、簡単に要点だけをお尋ね申し上げたいと思います。  政府御当局の取締りの努力にもかかわらず、相かわらず工業用アルコールの横流れが跡を断たない。その工業用アルコールをもととしたしょうちゅうの祭造がはんらんしておるということは、まことに残念なことであります。たとえば昨年末発覚いたしました横浜の桜木アパート内でのしょうちゅうの密造事件から端を発して、広島通産局から出たところの工業用アルコール約五百五十……

第24回国会 大蔵委員会 第44号(1956/07/16、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、政府が昭和三十二年度から実施せんとする税制改正についてお尋ねをいたしたいと思います。国会も終って、政府はそろそろ来年度の予算編成の大綱についての腹づもりをなさるはずでありますが、この予算編成と税制改正とはうらはらで、直接結びつくものであると思うのであります。そこでもらぼつぼつ税制改正の大綱はきまっていなければならぬ。ことしの春以来、至るところで大蔵大臣初め税制改正を口にしておられるのであるから、もうかなりお腹はきまっておられなければならぬ。大蔵大臣は、この大蔵委員会では税制改正のことについては発言しておられないけれども、すでに新聞紙などには盛んに放送しておられる。われわれ委員……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、大蔵大臣に税制改正についてお尋ねしたいと思います。非常に大事な大きな問題でありますが、時間がありませんので、簡単に要点だけお尋ねしたいと思います。大臣もそのおつもりでお答え願いたいと思います。  税制の根本的な改正をやろうということは鳩山内閣の公約であるし、また大臣もこの春以来、たびたび国民に約束をしておられるところであります。前国会中にこの税制改正の構想を伺っておきたいと思ったのでありますが、時間的にその機会がなかった。しかし、政府はもうぼつぼつ来年度の予算大綱を作ろうとなさっておられるのでありますから、ここらで税制改正の考え方をお聞きしておきたいと思うのであります。税制改……

第24回国会 大蔵委員会 第51号(1956/10/10、27期、自由民主党)

○奧村委員 前田委員の御質問に一連してお尋ねをいたします。昨日の臨時税制調査会において、政府委員の方から、来年度の租税の自然増収が約千億あると申しておられますが、新聞はこれを誤まり伝えて、本年度の自然増収と報道しております。本年度の自然増収は、これはおそらく誤まりであろう、来年度からの税制改正を審議しておるのであろうから、来年度以後の自然増収をお話しになっただろうと思うが、しかし来年度以後の自然増収ということになると、これはずいぶんばくたる問題だろうと思う。現に今官公労がベース・アップを運動しようとしておるが、政府はどうそれを取り上げるかわからぬが、もしかりにベース・アップでもやろうとすれば、……

第24回国会 大蔵委員会 第52号(1956/10/11、27期、自由民主党)

○奧村委員 私はただいま本委員会で継続審議中の社会党の諸君の御提案である物品税法を廃止する法律案、酒税を引き下げる法律案、二案に関して提案者に対して御質問をいたしたいと存ずる次第であります。  特にただいま政府において税制の根本改正を企図いたしまして、いろいろ調査立案中であります。社会党におかれても、次期政権を目ざして現実政策面において十分御検討中であろうと思いますし、特にこの税の根本改正なるものは、来年改正して再来年また改正するというわけにいかぬ。十年、二十年なるべく――税の改正というものはそうたびたびやるものではな。これはもう御承知の通りであります。そこで、社会党も次期政権近しと考えておら……

第25回国会 大蔵委員会 第2号(1956/11/16、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、この際ただいまお越しになりました神奈川県警察本部防犯部長中田さん、警部矢崎さん並びに政府委員の方々に、工業用アルコール横流し事件についての御質問を申し上げたいと思います。  この事件については、前国会において警視庁の防犯部の参考人がお越しになり、一部審査を行なったのでありますが、その後継続して、閉会中におきまして神奈川、大阪、広島の各府県の警察本部、大阪国税局、広島国税局、仙台通産局、広島通産局などから、私ども大蔵委員会の国政調査をもっていろいろな資料を集めて、大体事件の詳細をつかんだつもりであります。しかし、今回の事件の詳細をつかみ得たことの端緒となったものは、神奈川県の警……

第25回国会 大蔵委員会 第5号(1956/11/27、27期、自由民主党)

○奧村委員 ただいま提案の政府提出の法律案並びに本委員会所管の審議事項について、ただいまでまだあと数名の質問者が予定されております。しかし午前中、とても議了できないと思います。午後引き続いて審議を進められたい。もし午後引き続いた審議ができなければ、明日審議を続行するようにお願いを申し上げます。当委員会には重要な法律案が多いし、また税制の根本的な改正につきまして、相当重要な質疑事項が山積していることでありますから、委員長においてお取り計らいのほどをお願いいたします。

第25回国会 大蔵委員会 第6号(1956/11/29、27期、自由民主党)

○奧村委員 最近相互銀行や信用金庫の中には、たまたま不健全な経営が表面に現われております。たとえば常磐相互、あるいは東都信用金庫、その他二、三の事件を聞いてまことに残念に存じておるのでありますが、特にことしの六月発覚した第一相互銀行の不健全な経営ぶりは、新聞紙上による報道だけを見ても、まことに言語道断、われわれの常識では判断のできない事件であります。これについてはわれわれだけでなく、一般国民は非常な疑惑を持っておるものと思うのであります。  第一相互銀行は、申すまでもなく西村金融とか保全経済会のような町のやみ金融とは違いまして、正規の法律に基いた金融機関でありまして、厳重な免許制によって保護せ……

第25回国会 大蔵委員会 第7号(1956/11/30、27期、自由民主党)

○奧村委員 ただいまの横山君の最後の質問に関連してですが、今の税制調査会が政府に答申なさる立場はどういう立場であるか。それを裏返して言えば、税制調査会の性格、目的、こういうことについて先般も当委員会で議論が出たのでありますが、まだ明らかになっておりません。というのは、これは法律に基いておりませんので、先般来税制調査会のいろいろな審議の内容が新聞紙などにたくさん現われまして、国民が非常に注目しておりますけれども、その肝心の税制調査会というものはどんなものか、こう突き詰めていくと、性格がぼやけてくる。つまり国会で法律をもって作った税制調査会なれば、これは政府ももちろんその調査会を尊重しなければなら……

第25回国会 大蔵委員会 第9号(1956/12/05、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、明日大蔵大臣に第一相互銀行の事件について質問をいたしたいと思いますが、なおそれに関連して午後、銀行局長に数点の御質問をいたしたいと思いますが、その質問について、あらかじめ資料の御準備をお願いしておきたいと思うのであります。  ただいま春日委員から御質問がありました最後の御質問の、国家公務員は、離職後二年間はいわゆる離職前の仕事に関連のある仕事についてはならぬというはっきりした条文がある。ところが先ほどのお話のように、最近大蔵省の役人であられた人が大量に全国の各相互銀行の重要な地位についておられる。これは法律違反だと思うのでありますが、ただ例外の規定として、所轄の長の申し出によ……

第25回国会 大蔵委員会 第10号(1956/12/12、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、前々回の委員会から引き続いて質疑を継続しております第一相互銀行の事件に関連しての質疑を続行いたしたいと思います。いずれ委員長にお願いいたしまして、明日の委員会においては、ぜひ大蔵大臣に御出席を願いまして、この問題について質疑をいたしたいと思いますが、きょうは大蔵大臣お見えにならぬようでありますから、銀行局長、銀行局の検査部長、それから法制局の第一部長の亀岡さんに、前会御質問申し上げたことに重複いたしますけれども、政府の御答弁で明らかでなかった点を重ねてお尋ねして参りたいと思う次第であります。  第一相互銀行の事件は、今までの委員会審査においても明らかになりましたが、非常な不祥……

第25回国会 大蔵委員会 第11号(1956/12/13、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、一萬田大蔵大臣に第一相互銀行事件についての御質問をいたしたいと思います。本日は、大臣の御健康上の事情もあってあまり長時間は許されないということでありますので、当委員会において、過去すでに三回この問題について主として銀行局長に御質問をして参ったのでありますが、それらの問題を一つ取りまとめて、時間の関係上、本日は一応問題点を出すという程度でかいつまんだお尋ねをして、なお詳しい御質問は後日に譲りたい、かように存ずる次第であります。  第一相互銀行の不祥な事件については、過去三回の当委員会の質問においてもほぼ明らかになったのでありますし、また新聞紙上にもたびたびいろいろな報道が出てい……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、自由民主党)

○奥村又十郎君 このたび、検察御当局で、福岡県の副知事初め、関係者を逮捕されたということを新聞紙上で承知しておるのでありますが、その逮捕の理由は何であるかということをお尋ねしたいと思うのであります。そういう立場の方は非常に重要な立場の方でありまして、逮捕されれば地方自治に非常な影響がある。従いまして逮捕される以上は、よほど明確な、何か動かしがたい理由と証拠があって逮捕されるのでしょうが、私どもの判断では、かりに裏利を受け取ったとかいうふうなことがありましても、法律上の犯罪を構成しておるかどうか、非常に疑問であります。だから、一体何をもって逮捕の理由としておるか、その点を一つ明確にしておいていた……

第26回国会 決算委員会 第20号(1957/04/04、27期、自由民主党)

○奥村委員 私はこの第一相互銀行の不祥事件については、これは本委員会においても昨年から取り上げられておる問題でありますので、いろいろな角度からまだまだ審査しなければならぬと思います。この福岡県の公金預託の問題につていは、これは一つできるだけ早く審査を進めなければならない、地方自治に及ぼす影響のことを思うと、早く審査を進めたい。現に副知事らが御当局に今逮捕されておる状態のときに、なおその上知事までも本委員会に呼んで、というようなことでは、これは地方自治に大へんな影響を与えるので、これは国会としてもよほど考えねばいかぬ。しかしまた一たんこういう事件を調べておる以上は、問題はやはりできるだけ明らかに……

第26回国会 決算委員会 第30号(1957/04/27、27期、自由民主党)

○奧村委員 証人にお尋ねしますが、第一相互銀行の常務としては、あなたのほかにまだ常務取締役はおられるのですか。
【次の発言】 そうしますと、根橋常務とあなたとお二人の常務で、仕事の分担はどのように分担してやっておられたのですか。また、その上の社長がおられたはずですが、その三人の――あるいはその他に重要な幹部がおれば、それらの方々の仕事の分担を簡単におっしゃっていただきたい。
【次の発言】 営業面はあなたがなすって、根橋さんは経理面と、一応そういう建前になっておるとすれば、営業面でいえば、預金の吸収や貸付もあなたの責任、根橋常務は、経理面といえば会計経理で、直接第一線で預金を集めたり貸付をしたり……

第26回国会 決算委員会 第31号(1957/04/30、27期、自由民主党)

○奧村委員 先ほどの大蔵省出身者の中で根橋さんの前におっしゃった人は何という人ですか。それはどういう役をしておられたか。
【次の発言】 第一相互がただいまお話のように昭和二十六年十一月から相互銀行になってそれからわずか五、六年の間に非常に乱脈な、また悪い経営状態になったのですが、どういうわけでそういう乱脈なことになったか、その原因をお尋ねしたい。そういう趣旨ですから証人におかれても、そういう原因として私どもになるべく判断のできるような材料を聞かしていただきたい。それでもともと無尽業務だけであった第一相互に、銀行と同じように預金、貸し出しをどんどんやらせるようになった。そこで無尽業務にはおなれに……

第26回国会 商工委員会 第35号(1957/05/07、27期、自由民主党)

○奧村又十郎君 ただいまの御提案の法律案について、長い間にわたって商工委員会の方々が練りに練って作られた案でありますが、しかしこの案の内容を見ますと、事業協同小組合また火災共済協同組合というような重要な規定が盛られております。これはいわゆる保険業法によるところの保険事業その他との関連と非常に重要な問題があって、私ども十分時間をかけてまずこの法案の内容をよく検討しなければならぬ、こう考えておったのでありますが、大急ぎで十分な審議時間も与えられぬということは、はなはだ遺憾であります。せめて大蔵委員会と合同審査をやって、そうしてこれは完全なものにして一つ通したい、こういうように私ども思うのであります……

第26回国会 大蔵委員会 第1号(1957/02/08、27期、自由民主党)

○奧村委員 租税特別指貫法の一部を改正する法律案について、法律のきめ方がはなはだ異例なきめ方で、私はちょっと判断がつかぬのですが、今後またこういうことが起ると非常に因ると思うので、そういう意味からお尋ねいたします。  そこで、この法律が施行になるまでは現行法でいくとすれば、現在は千分の六で登録税をすでに納めておるわけです。この法律はいつ施行になるかもしれぬが、施行すれば、一月一日にさかのぼってこの法律が有効になる。そうすると、この一月から二月のいつか、あるいは三月になるかしらぬが、施行までの二カ月間ほどというものは、すでに千分の六で納めておる、すでに現行法で執行されたことを、この法律でくつがえ……

第26回国会 大蔵委員会 第11号(1957/03/12、27期、自由民主党)

○奧村委員 今回税制改正のいろいろな法案について、社会党の諸君が十分御質疑になったので、これから私は与党のトップを切って質問さしていたかきます。主として大蔵大臣に質問をいたしたいと思いますが、きょうはその前提に、特に利子所得の課税について、大蔵省の主税局長、自治庁の税務部長、それから法制局の力の御意見、渡邊国税庁長官にお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まずお尋ねしたいことは、今度の租税特別措置法で、一年以上の長期の利子所得に対しては、所得税は二年間に限って課税しないということです。現に課税しておらぬわけです。ところが住民税、特に市町村の住民税においては、第一の課税方式によれば、これは所……

第26回国会 大蔵委員会 第13号(1957/03/14、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は前日に引き続きまして、利子所得に対する地方の住民税の課税問題について、質疑を続行いたしたいと存じます。質疑の多い当委員会において、この問題で非常に時間を使用いたしましてまことに恐縮に存じますが、しかしなぜ私がこの問題をしつこくお尋ねするかという趣旨をまず簡単に申し上げて、委員長初め委員各位、また政府委員の皆さんに御了解を得て、そのつもりで御答弁を賜わりたい、かように存ずるのであります。  それは、今回の税制改正論議の中心議題に関連しておると私は思うのであります。なぜならば、近ごろ国民の納税道義が今までになく非常に低下したということ、これは、もう当委員会で問題になっておる臨時税制……

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○奧村委員 主税局長にお尋ねします。利子所得の一年までの短期の貯金については課税を復活する。そうなれば、所得税法第六十一条のその分の銀行の支払調書は出させるべきであると思うが、それはどういうふうになるか。
【次の発言】 そういう説明の仕方もあるが、所得税法では、あらゆる所得に対して質問検査権というものを認めてある。課税は分離課税でも、質問検査権というものは、これは一切に及ぼさなければならぬので、せめてその分くらいは申告させるというふうにいたすべきであると思いますけれども、その理由でいきますと、もし税制調査会の答申案のごとく、将来一年以上の長期貯金も一割の課税をするという場合も、もう調書をとらぬ……

第26回国会 大蔵委員会 第15号(1957/03/19、27期、自由民主党)

○奧村委員 本日、本委員会でこれから議決しようといたします税法三法案は、本年度予算案とともに、この国会での最重要法案であります。そこで、この三法案を政府が御提案になるについて、わが党の党内事情もあって、政府の方針について十分知ることができなかったので、この際、ぜひ大蔵大臣に、今回の税法案の立案に対する真意を承わりたい、かように存じておりましたところ、本日は、補正予算を本院で議決するときであり、参議院では、また来年度の予算を審議中であり、非常に多忙なところ大臣にお越しをいただき、また委員長初め理事諸君には、いろいろやりくりをせられて、私に質疑の機会を与えられたことはまことにありがたいと思います。……

第26回国会 大蔵委員会 第16号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○奧村委員 政策的なことですが、昨日大蔵大臣にお尋ねすることが、時間の関係でできなかったので、主税局長にちょっとお尋ねしておきます。臨時税制調査会の答申案によりますと、昭和三十三年度には、法人税を二%程度ぜひ減税したいという答申を出しておるようですが、これは、今のところ政府はその通りに実施するようなお考えでございますか。
【次の発言】 これも大蔵大臣にお尋ねすべきことですが、時間の関係もありまして、きのうはお尋ねできなかったので、主税局長にお尋ねするのですが、大蔵大臣の御意見によりますと、税制改正は今回限りではない、いろいろな状況が許すならば、来年も再来年も税制改正をやって、適切な税制を作って……

第26回国会 大蔵委員会 第20号(1957/03/28、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、池田大蔵大臣に先般税関係についてお尋ねしました質問の残りもありまして、少しお尋ねを申し上げたいと思います。  きょうは間接税についてお尋ね申します。間接税の中で物品税、酒税、砂糖消費税、あるいはたばこの専売納付金、これらの各種税目間の不均衡の問題について、大臣の所見を伺っておきたいと思います。  今回の所得税の大減税で、総体的に国の歳入が間接税に重点がかかってきております。ところがこの間接税の各税種目問において、その税率等の税負担に非常に不均衡があることであります。臨時税制調査会の答申を見ましても、間接税につきましては、物品税は他の間接税と比べて低過ぎるし、また物品税の全種目……

第26回国会 大蔵委員会 第27号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○奧村委員 関連して。代理店の検査の権限は、法律のどういう条項に基いておるのですか。

第26回国会 大蔵委員会 第33号(1957/04/26、27期、自由民主党)

○奧村委員 ありません。
【次の発言】 ただいまの質問に関連して。私はあとから質問したいと思っておりましたがあまり納得のできない御答弁でありますので、関連してお伺いしておきます。  ただいまの鈴木参考人の御答弁によりますと、保険募集の取締に関する法律の第十六条該当を言われるのでしょうが、それには違反するが、その他のことについては違反しない、つまり、俯仰天地に恥じないというようなお言葉で、これはもうやむを得ないことで、決してその良心に恥じないということを堂々として言われる。そう言われるとするならば、これはほかの保険会社もみなそういうことを唯々とやって恥じないということにもなる。またそういうことを……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/08、27期、自由民主党)

○奧村委員 関連質問がたくさん出ましたので、時間が経過しましたから、私は、国民金融公庫総裁にごく簡単に質問を申し上げておきたい。酒類業組合法案に関する質問は、午後にやらせていただきたいと思います。  国民金融公庫総裁にお尋ねしたいことは、過日も本委員会で同僚委員から取り上げられた問題でありますが、在日朝鮮人の方々が作っておられる信用協同組合に対する国民金融公庫の代理貸し許可の問題についてであります。すでに同僚委員も過日本委員会でお尋ねしたのでありますから、重復してまことに恐縮でありますが、関係者の方が非常に御熱心に陳情せられ、また当委員会としても、これは四、五年前からの懸案でございましたので、……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、自由民主党)

○奧村委員 私はただいま提案の酒類業団体法の改正案について、先日来の質問のうち、まだ政府側の御答弁のないのもありますし、また御答弁のはっきりしていないのもありますから、おもな点についてごく簡潔にお尋ねをいたしたい、かように考えます。  今回の酒団法の改正案の要点としては、従来この法律のおもな目的であった酒税の確保という目的のほかに、業界の安定というものを強く取り上げたのでありまして、これは別途衆議院で審議されました中小企業団体法の、審議とからみ、また中小企業団体法を必要とされる現在の日本の社会、経済、その他の情勢とからんで、この改正案はねらいとされておる、こういうことであります。しかし中小企業……

第26回国会 大蔵委員会 第37号(1957/05/15、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は先日来酒類製造業並びに酒類販売業の免許の御方針に関してお尋ねをしておりましたが、明確な御答弁がなかったので、ここで、一つこの際明確にその御方針について御答弁を賜わりたいと存じます。

第26回国会 大蔵委員会 第47号(1957/08/13、27期、自由民主党)

○奧村委員 時間も経過しましたが、しかしまたあす委員会を開いていただくというのも大へんでですから、私は簡単に物価に対する政府の政策、この点だけをお伺いしておきたいと思います。  きのうからきょうにかけての当委員会の御質問に対して、大蔵大臣は、物価に対する政策について、はっきりした御方針を示しておられぬように思います。どうも御答弁によると、岸新内閣において、物価に対する政策というものが、まだ確立しておらぬような印象を持てるのであります。しかし貿易収支を改善し、経済を安定する政策の基本は、やはり物価安定の政策である、そのことは、大蔵大臣もきのうもたびたび繰り返されておられましたが、しかし具体的に、……

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/18、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は今の内藤委員の御質問に関連して、もう少しその点を明確にしたいと思います。しかしこの問題は、御承知の兼業農家の課税として、農業課税のガンであつて、御承知の通り、全国の税務署でも、税務署ごとにこの方針がまちまちであつて、ひどいところになると、国税局の管内でも、税務署の直税課長の方針によって、取扱いがまちまちであった。だから、税務署員も非常に困っておられた。これを何とかこの際解決しようというので、今度この通達をお出しになろうとするその努力については敬意を表します。しかし、そのせつかくの努力をなさつても、どうも非常に複雑な、またあいまいな通達であるので、これはもう少し響きかえしていただ……

第28回国会 大蔵委員会 第10号(1958/02/26、27期、自由民主党)

○奧村委員 政府委員がまだそろっておりませんので、私は、午前中に引き続いて、泉国税庁間税部長に、酒の問題についてごく簡単にお尋ねいたしたいと思います。  私のお尋ねいたしたいのは、密造対策の一環として、原料米と酒との交換の制度を新たに作らないかということについてお尋ねをしたいのであります。密造は、いまだに非常にしょうけつをきおめておりまして、特に農家におけるどぶろく醸造のくせは、相変らず直っていない。国税庁の発表によると、年間約百二十万石のどぶろくの密造があるということを、国税庁みずからいっておられる。この絶滅をはかるために、こういう案が一つあるのであります。米と酒との交換の案というのは、毎年……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、自由民主党)

○奧村委員 主税局長と銀行局区長にお尋ねいたします。委員長並びに議員諸君の御都合もありまして、五時までに終れということでございますから、私は、大体問題点だけをあげまして、なお不足の問題は、明日質疑を続行いたしたいと思います。  私は、主として貯蓄減税と金融秩序の関係をお尋ねしたいと思いますが、その前に、ちょっと、資料について、原主税局長にお尋ねいたします。「租税特別措置による減収額試算」これは、井上良二委員の要求によって資料が出ておるのでありますが、大体八百七億です。ところで、この租税特別措置というものは租税特別措置法に規定された臨時的な措置によるところの減収というふうに考えておったが、この資……

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/06、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は、昨日もちょっと申し上げましたように、貯蓄減税というものは日本では初めての制度であります。 世界でもほとんど例のない制度をとるということについては、これが日本の金融行政と申しますか、金融秩序に及ぼす影響というものは、はかり知れないものがありますから、その際に金融行政のあり方を一ぺんよく検討してみたい、こういうことでお尋ねしておるのでありますが、きのうの御質問、御答弁などの中にも、あるいはその後いろいろ調べてみると、そういう観点から金融行政のあり方を検討してみますると、実は私は、非常に日本の金融行政というものが、外国の先進国と比べるとどうもルーズなと申しますか締りがないと申します……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、自由民主党)

○奧村委員 きょうは、参考人の方にわざわざお越しをいただいて、まことに恐縮でありますが、私ども委員会で審議中の租税特別措置法、所得税法、酒税その他の改正案につきまして、政府が税制特別調査会の答申に基いてこの処置をいたしておりますについては、税制特別調査会会長の井藤先生にぜひ承わりたいことがある、かようなことで御質問申し上げたいと思う次第でございます。  一点は、昭和三十一年にできた原会長さんの当時の臨時税制調査会と今回の税制特別調査会と、この二つの関係について、井藤先生は、両方とも委員でおられましたので承わりたいと思います。というのは、どうも両方の答申に少し食い違いがあるのではないかということ……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○奧村委員 ちょっと議事進行について……。所得税法案、それから租税特別措置法案については、今明日中に本委員会で質疑打ち切り、採決に運びたいということでありますが、私は、数日前から大蔵大臣に、この両法案に関連して質問を要求しておりますが、まだその時間を与えられておりません。承わりますと大蔵大臣は午後参議院の予算委員会の方にお回りになるそうですが、どうしてもきようじゆうに私は質疑をいたしたい。またできるだけ早く質疑を終つて、採決に持っていっていただきたいと思います。ついては、大蔵大臣の都合を一つお聞きして、どうしても質疑のできるように、委員長のお取り計らいを願いたいのですが、その点、どうなりますか……

第28回国会 大蔵委員会 第24号(1958/03/28、27期、自由民主党)

○奧村委員 私は主として政務次官、主税局長、銀行局長にお尋ねをいたしますが、銀行局長の見えるまでに、ちょっと一点だけ酒類業団体法に関してお尋ねをいたしまして、特に速記録に残しておきたいと思います。  主税局長にお尋ねいたしますが、最近酒類業団体の中で何か内輪もめというか、大口業者が団体から脱退するというふうなこともちょっと聞くのでありますが、それは、まことに困るのであります。しかし、一方に中小企業団体の組織に関する法律というのがあるので、今日のような業界不安定の場合には、中小企業団体の組織に関する法律に基いて、資格事業として中小企業者が団体を作って、価格の調整、生産、販売方法などの調整というも……

第28回国会 大蔵委員会 第35号(1958/04/17、27期、自由民主党)

○奧村委員 私はただ一点だけ唐澤法務大臣にお尋ねしておきたいと思うのであります。  新聞紙の報道するところによると、一昨年この千葉銀行とレインボーの融資の件の捜査の発端として逮捕された坂内ミノブという女、これを処分保留のままで釈放したということは、これは事実ですか。
【次の発言】 これは巷間いろいろ疑惑を生んでおるので、はっきりしておきたいと思いますが、われわれの常識からいきますと、起訴するとか、あるいは不起訴にするとかいう処分を明確にして、たとえば起訴した場合には、それ相当の保釈金を積んで釈放するというのが、普通常識でなかろうかと思う、うわさに聞けば、昨年から内偵せられ、今月の春早々には合同……

第28回国会 大蔵委員会 第36号(1958/04/18、27期、自由民主党)

○奧村委員 古荘参考人には、まことに御苦労さんであります。実は、昨日お越しをいただいて、まだ続きのお尋ねをしたかったのでありますが、できなかったのでお断わりの手紙はいただきましたが、これは、何がお医者さんにでも診断書をおとりになったのですが、またどこが悪かったのですか、そこらの事情をちょっと簡単にお答え願いたい。
【次の発言】 千葉銀の運営については、かねてからかなり世間の疑惑を生んでおりますので、古荘さんとしては、しっかりやっておられるおつもりでありましょうから、できるだけ世間の疑惑を解くように、熱意を持って御出席を賜わりたい、かように思っておりました。よほどの御病気だったと見えて、一日お休……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/02、28期、自由民主党)

○奧村委員 先ほどのお話によると、大体この中絶した中日貿易を再開するには、第四次貿易協定を実施することだ、こういうことですが、私はその通りに思います。第四次協定を実施するということになれば、これは政府の立場で実施するわけにいかぬ。やはり今までのように中日議連のようなものがなければいくまい。これが解消すれば、これに似たようなものをまたこしらえなければならぬ。そうして考えてみると、それでは第四次協定を調印してきた三団体の代表者がこの第四次貿易協定を実行すべくなぜもっと誠意を持って努力せなかったかということです。これを反省しなければ、これは何においてもこれからやっていこうということが意味をなさぬと思……

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/14、28期、自由民主党)

○奧村委員 私は、三十四年度の予算編成を前にして、政府の税制改正に対する御方針について承わりたいと思って、政府委員をお願いしておいたのですが、担任の主税局長がまだ見えないので……。
【次の発言】 それじゃ、主税局長が見えませんので、間税部長に、少しこまかい話でありますが、酒の制度についてお尋ねをいたします。  巷間伝うるところによりますと、政府の方では、酒類のマル公の制度を撤廃したいという考えで、民間の意見を徴しておるということを聞くのでありますが、戦時中から続いたこのマル公の制度を撤廃するということが業界に与える影響は、はかり知られざる大きな問題があると思うのであります。このマル公制度を撤廃……

第30回国会 大蔵委員会 第6号(1958/10/24、28期、自由民主党)

○奧村委員 私は主として大蔵大臣にお尋ねをしたいことがありますが、まだお見えでありませんので、その前に、主税局長に、九月末の租税収入の実績が大蔵省で発表されておりますから、それに関連して二、三お尋ねをいたしたいと思います。  本日ただいま委員会に配付された「昭和三十三年度九月末租税及び印紙収入収入額調」の表を見ますと、経済界にかなり不況が全般にわたっておりますので、税収入にどの程度響いてくるものかということについては、非常に関心を深めておるわけでありますが、この九月末のリストによりますと、税収の総収入額は五千百四十二億で、前年度の対決算額に比較した。パーセント四八・一%と比較すれば、四八・六……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、自由民主党)

○奧村委員 私は委員長のお許しを得まして、非常に貴重な時間ですが十五分ばかりさいていだだきまして、厚生省の小山審議官、それから自治庁の鎌田市町村税課長、大蔵省の村上主計局次長に、特に援護年金の受給権者に対する所得制限の問題だけに限ってお尋ねをいたしたいと存ずるのであります。  この援護年金に対する所得制限が非常にきびし過ぎるということは、かなり世間の非難もあるようでありますが、しかし国家の財政の事情からやむを得ない点もあろうかと思うのであります。ただ私は受給権者の配偽者に所得税納税者のある場合は失格するとか、あるいは受給権者の同一世帯内に勤労所得が五十万以上ある者は失格するとか、この点ならまだ……

第31回国会 大蔵委員会 第6号(1959/02/05、28期、自由民主党)

○奧村委員 私は、冒頭質問でありますので、税制、金融などについて、また政府提案の法律案に関連して、非常に広範な質問の要項があるのでありますが、ただいま政務次官がお見えでありますので、まず第一に政務次官にお尋ねします。  政府は税制の根本改正を意図して、この国会中に法律をもって税制調査会の制度を作るということをたびたび聞いておるのでありますが、その税制調査会なるものの目的あるいは構想というものについて、御説明がいただきたい。今までも、いわゆる税制審議会とか、税制調査会とか、たびたび作られてきたが、これと同じようなものであれば、これはどうも屋上屋を架するようなもので、意義が少い。今度政府が根本的な……

第31回国会 大蔵委員会 第16号(1959/03/04、28期、自由民主党)

○奧村委員 私は、本日これから本委員会で議了しようとする政府提案の法人税法一部改正案についてお尋ねいたしたいと思います。  この法人税法の一部改正案について、企業課税の問題とか耐用年数の改訂の問題とか、いろいろお尋ねしたいことがあるのでありますが、これはまた後日租税特別措置法なり所得税法の改正案の審議の際に繰り延べまして、政府の御提案になりました案の内容、及び本委員会において修正案を用意しておりますので、それに直接関連することだけをごく短時間、山中政務次官、原主税局長並びに国税庁長官に、お尋ねかたがた意見を申し上げてみたいと思うのであります。  この法人税法の一部改正案の一番おもな問題は、会社……

第31回国会 大蔵委員会 第25号(1959/03/24、28期、自由民主党)

○奧村委員 ちょっと今の御答弁に関連質問いたしますが、許可があって今施設を作りつつある、まだ塩ができない、そういう未稼働のものがやめるという場合には、この法律に基いて交付金なり補償金が出るのかという石村委員の御質問に対して、政府委員の御答弁は、三十四年、三十五年中にやめる場合はこの法律を適用しない、つまり交付金、補償金を渡さない、こういう明確な答弁ですが、(「逆だ、三十四年、三十五年は渡すのだ」と呼ぶ者あり)渡すのですか。渡す場合には、それではその補償金の基準はどうなりますか。どういう計算で渡すのですか。
【次の発言】 時間も経過いたしましたが、私は、先般来、専売小委員会において、この法案につ……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、自由民主党)

○奧村委員 関連して。  税制改正につきまして、私どもは、今回の政府の税制改正は、全く自民党の公約を忠実に実現しているもので、非常にけっこうだと思うのでありますが、ただ一点遺憾に思いますことは、間接税の中で酒税の減税が行われていない。これは税制調査会あるいは臨時税制調査会などの答申にたびたび出ている。酒税は高過ぎるから減税しなければいかぬという答申が出ているし、また、主税局長あたりの御答弁にも、財源に余裕があれば減税したいということがたびたび言われておった。しかも、今回の税制改正において、同じ間接税の中で物品税が大福に減税されたにかかわらず、同じ種類のこの酒税について、みりんは大幅に減税になっ……

第31回国会 大蔵委員会 第27号(1959/03/26、28期、自由民主党)

○奧村委員 ちょっと関連して。  米価交換につきましては、ただいま泉間税部長からの御答弁にもありましたように、前回の当委員会において御質問申し上げたところ、政府としては必ず近い機会に、これはぜひ実現したい、そのように研究する、こういう御答弁をいただいたのでありますが、ただいま竹下委員からの御質問に対しての泉間税部長の御答弁によりますと、考えてみたがどうも困難な点があるので結論を得ておらぬ、こういう御答弁であります。しかし、今度の酒団法の改正案につきましては、価格の問題だけじゃなしに、生産数量、販売数量などの数量協定の規定も含まれて、これに対しては御承知の通り特に改正案の中に合理化のための数量協……

第31回国会 大蔵委員会 第28号(1959/03/27、28期、自由民主党)

○奧村委員 それじゃ、法制局長官は……。
【次の発言】 きのうの一番大事な質問に法制局長官がおらなかったので、第三部長がかわって答弁されたけれども、残念ながらまことにあいまいもこたる御答弁でありましたので、きょうは、法制局長官の責任ある御答弁をお願いしたいと思います。  それじゃ、ちょっと前置きを申し上げますが、この酒団法の改正案について、われわれ特に関心を持つのは、マル公を廃止したあとの価格の制度について、ビール、しょうちゅう、合成酒、清酒、洋酒などの酒類間において価格制度に不均衡や不公平な制度を作ったのでは、この酒類間の業者に無用の摩擦を起すから、そのようなことのないようにしなければいかぬ……

第32回国会 建設委員会 第4号(1959/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 お答え申し上げます。具体的には各省各庁から関連する予算を大蔵省の方へ要求してこられることと思うのでありますが、それはまだ少し先の時期になるかと思うわけであります。全体の問題としては、これはいずれ閣議等で御決定になることと思うのでありますが、まだ御決定になったものとは私は承知しておりません。いずれそのように取り運ばれますならば、来年度以降の予算編成においては、大蔵省として各省各庁とよく相談の上善処いたしたい、かように考える次第であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。オリンピック誘致についてのお考えは、私も木村委員に全く同感でございます。そこで、政務次官はさっそく予算のことに……

第32回国会 建設委員会 第9号(1959/10/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 ただいま御決議になりました御趣旨につきましては、まことにごもっともに考えます。その内容につきましては、すでに当委員会において各委員から御質問があり、また御答弁申し上げて、大蔵省としての方針を明らかにしておるわけでありますが、さらに本日ここに御決議になりましたのでありますから、この決議の趣旨を実現すべく、またただいま村上大臣からも御答弁がありました通りでありますから、その通り実現するよう大蔵省としても努力する所存であります。
【次の発言】 ただいま久野委員からの御質問に対して、農林省関係、建設省関係、また大蔵省関係、各政府委員の御答弁のやり取りの間に、私も非常に教えられるところがご……

第32回国会 大蔵委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、私、はからずも大蔵政務次官を拝命いたしました。まことに未熟な者でありますが、一生懸命努力いたしたいと思います。とりわけ、私は、前国会までずっと当委員会に所属しておりましたので、皆様方の御意見やお気持はかなりよく知っておるつもりでございます。いわば皆様方の身がわりで大蔵省へ出向したようなものでありますので、どうぞ、今後とも十分の御同情をいただきまして、お引き回し賜わりますように、お願い申し上げる次第でございます。(拍手)

第32回国会 大蔵委員会 第3号(1959/07/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 お答えいたします。これは、政府の方針をきめましたのは、昨年の暮れ、昭和三十四年度の予算を編成するときにきめたのであります。そこで、予約減税を廃止するということについては、七百億の減税をきめましたときに、これとともにきめたのであります。政府としては、いわゆる租税特別措置というような臨時措置をなるべく廃止して公平な税制を確立したい、こういうことでありまして、その一環として、今年度から預貯金の利子免税を廃止して、ことしの四月から一部課税する、こういうことにいたしましたが、そのように考えますと、この予約減税は、これは租税特別措置法ではありませんけれども、臨時的に毎年提案されてきたものであ……

第32回国会 大蔵委員会 第4号(1959/08/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 酷暑の折、委員各位におかれましては、各地方に国政調査をなさいまして、ただいま委員会にその御報告があり、その御経験から、ただいま各般にわたる適切な御質問、また御要望もございました。それぞれ各関係局長から御答弁をいたさせます。また、政務次官として責任ある御答弁をというお言葉もございますので、局長からの答弁のあとで、締めくくりと申しますか、私も責任ある答弁を申し上げたいと存じます。
【次の発言】 それでは、まだ御答弁の漏れたのもありますし、私の立場から取りまとめてお答えを申し上げたいと存じます。  まず最初に、札幌国税局管内の職員の石炭手当あるいは寒冷地手当などの増額の御意見については……

第32回国会 大蔵委員会 第5号(1959/09/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 政務次官におはちが回ったようですから、私からちょっと申し上げたいと思います。横山委員のおっしゃるところの多古屋の刑務所の移転問題については、どの角度からだれが見てもいわゆる建て交換が妥当だということであれば、国会の審議を尊重する建前をとって認めるように運びたい、こういった答弁をたびたび繰り返しておるので、管財局長の方は少し慎重に考え過ぎたように思いますから、私から申し上げますが、その方法としては、一方において予算の中に庁舎の特別取得費というような項目で予算を計上するというようなことも考えられるわけですね。それに対して法規を、つまり規定を法律にきめなければいかぬじゃないかということ……

第32回国会 大蔵委員会 第6号(1959/10/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 お答えいたします。去る十月一日から実施すべき共済組合の問題につきましては、佐藤大蔵大臣の留守中でもありますし、主として私が関係者といろいろ協議をして参りました。この点につきましては、私責任を持って御答弁できるつもりであります。
【次の発言】 このことにつきましては、実は、今まで、私どもといたしましても、ずいぶん苦心をして参りましたことでありますので、ちょっと時間がかかりますが、お聞きとりをいただきたいと思います。
【次の発言】 特に横山委員は共済組合については日ごろ御熱心でよく御承知のことと思いますが、この実施に際しまして、定款変更につきましては、お尋ねの通り運営審議会において定……

第32回国会 地方行政委員会 第6号(1959/10/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村説明員 私から御答弁申し上げます。今まではさようなことがときたまあったかとも思いますが、今回の場合は特にそういう御要望も強いので、農林省や建設省の査定官が一たん査定したものを大蔵省がまた査定をし直すというようなことはいたさないという方針であります。農林省なり建設省なりあるいは文部省の査定官が災害復旧の査定をいたしますときに、現地におきまして大蔵省の出先の財務局から出ております主計官が立会して査定いたしますから、一度に査定できるようになる、こういうことでありますから、そういう御心配のないように運びたい。またそのような態勢を整えておりますから御安心願いたいと思います。

第32回国会 農林水産委員会 第13号(1959/09/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村説明員 ただいま当委員会で全員一致の御決議につきましては、所管大臣の農林大臣も特に尊重し実現するように努力するという御答弁でありましたが毛大蔵省といたしましても、当委員会の御意思、また農林大臣の御意思をよく尊重いたしまして、実現に努力いたしたいと思います。ただ、その内容が非常に複雑多岐でありますし、また、ただいま初めて承わったことでありますので、十分慎重に検討の上で、農林省とよく御相談して実現したい、かように存ずる次第であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。  先ほど赤路委員からも、また田中委員からも今いろいろ述べられまして、御不満な点もごもっともと思いますが、しかし、また、役所……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1959/12/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 お答え申し上げます。科学技術会議の答申につきましては、これは基本的には、大蔵当局も十分趣旨を尊重して、この目的が実現できるように予算的な措置もできるだけ配慮いたしたい、かように存じております。ただ、この答申のできますときには、一応大蔵省の中でも相談がありましたが、大蔵大臣がこの答申案のできる際に発言しておりますように、科学技術会議が特に昭和三十五年度の科学技術振興の予算要求を直接打ち出すということについて、その会議の議員の一員である大蔵大臣が無条件で賛成して、それで予算措置が縛られるという形はいかがなものか、気持は変わりませんけれども、やはり、これは会議の性格、また大蔵大臣の立……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 お答えいたします。先ほどの参考人の方の御答弁にもありますように、まずもって安全性の確保が根本であって、第一、事故が起こってどんな災害があるかという、その災害そのものが予想もつかぬということでありますし、また、災害というものがお金で解決のつくものじゃありません。取り返しのつかぬことでありますから、安全性の確保ということが、もういわばすべての問題だと思うので、その点、原子力委員会においても十分御検討になっておられ、また、科学技術庁長官、または通産大臣等が十分御研究いただいておることと思うのであります。万が一の事故に際してどうするかということでありますが、これにつきましても、ただいま……

第33回国会 決算委員会 第2号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十二年度物品増減及び現在額総計算書について、その概要を御説明申し上げます。  昭和三十二年度中に増加しました物品は総額三百四十七億円余であり、また、本年度中に減少しました物品は総額二百十億円余でありまして、差引総額において百三十六億円余の増加となっております。これを前年度末現存額八百四十二億円余に加算いたしますと九百七十九億円余となり、これが昭和三十二年度末現在における物品の総額であります。  この総額の内訳を、おもな品目別に申し上げますと、車両及び軌条百九十億円余、土木機械百六十億円余、試験及び測定器八十八億円余、産業機械七十三億円余となっており……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 今回政府提案の昭和三十四年度補正予算につきましては、本会議並びに予算委員会で大蔵大臣が概略説明申し上げておりますが、ここでは災害対策関係について主として御説明を申し上げます。  本年における災害は、先般の伊勢湾台風に至りまして、昭和二十八年災害に次ぐ大規模のものとなりました。政府といたしましては、既計上の予備費の使用、地方交付税交付金の繰り上げ支給、応急のつなぎ融資等、各般の行政措置を講じて参ったのでありますが、今回の災害の実情に顧みまして、各般の特例法案を国会に提案することとし、なお予算の補正を行ないまして、災害対策に万遺憾なきを期することといたしております。まず、災害対策関……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた中小企業者に対する国有の機械等の売払等に関する特別措置法案の提案理由を御説明申し上げます。  昭和三十四年は、不幸にして、台風により大規模な水害または風水害を受けたのでありますが、八月及び九月のこれらの災害により中小企業者のこうむった損害は膨大なものであります。このような事態に対しまして、これらの損害を受けた中小企業者の施設の復旧の促進に資するため、旧陸海軍等の所管に属していた国有の機械または器具で現に普通財産になっているものを、被害中小企業者に対し売り払い、貸し付け、または交換する場合には、特別……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 お尋ねの昭和三十四年八月及び九月の暴風雨による堆積土砂及び湛水の排除に関する特別措置法案の第一条第二項にある湛水の意味と、それから、ほかのいろんな法律案における政令の中の湛水の意味と、これは同一のものであります。
【次の発言】 湛水という観念、これは、政令の内容できめるということについては、各省の間の意見をまとめて、そうして、政府として今度の幾つもある法案の中にある湛水というものは同一の意味、定義を持たなければなりませんから、それで、初めは今の幾分ばく然とした御説明を申し上げましたけれども、今回それを明確にして、どの法案においても、湛水というものは同一の意味を持つように各省との……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第15号(1959/12/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 先般の当委員会におきまして、辻委員からの御質問に対しましての私の御答弁の一部に間違いがありましたので、ここに取り消しをさせていただきたいと思います。  その間違ったことにつきまして申し上げますと、辻委員の御質問の趣旨は、名古屋市の激甚地としての指定は、かりに行政地域に限って行政地域単位に指定した場合に、その国庫負担率の適用は、標準税収入も当該行政地域、災害被害額も行政地域と、このようになるのか、それならば、実質は激甚地に対しては非常に手厚いことになるのだが、その通りか、かような御質問でありました。それにつきまして私が御答弁申し上げましたのは、そのとき実は手元に資料がありませんの……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第16号(1959/12/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 お答え申し上げます。この災害特例法の審議の最初の段階におきまして、稲刈りだけを取り上げて、これが補助の対象になるかどうかというお話のありましたときは、これは率直に申して、それだけを取り上げての補助としては出しにくいということを申し上げておったのでありますが、しかし、除塩の作業を効果あるようにいたしますについては、除塩そのものの仕事にはいろいろな作業があります。その間、いわゆる除塩溝を作ったり、いろいろやります上において、稲の腐った残骸などがあって、それを取り片づけたりというものは、それはやはり付帯して起こることでありまして、そういうことは除塩事業の中に当然含まれてくると考えます……

第33回国会 社会労働委員会 第10号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 お答えいたします。御指摘のように、現在関税定率法におきましては一〇%の関税がかかることにはなっておりますが、臨時措置として、御指摘のように重油で六・五%、原油で二%、こういうことになっております。そのような臨時措置が行なわれました事情は、今までは石炭の需給がうまくいっていない、石炭が比較的不足しておった時代が続きましたので、その間定率法では一応一〇%ではあるが、安価な燃料を輸入する意味において臨時措置で低めておったわけであります。それでお尋ねの今後どうするかということでありますが、これは予算編成とも関連いたしますので、ただいま検討しております。いずれ政府が予算案を作るときまでに……

第33回国会 大蔵委員会 第1号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 お答え申し上げます。  ただいま横山委員のお話のように、国家公務員共済組合の運営については、使用者である国と被使用者である組合員とが、あくまでも相互扶助の精神でお互いに十分話し合いして、相互扶助の精神をもとにしてやっていかなければならぬという御趣旨については、大いに賛成であります。なおまた、この間の大蔵委員会における今お話しのようなお申し入れにつきましても、できるだけその御趣旨に沿うように、政府としては実は努力しておるつもりであります。そこで、お話しのどうして掛金率が四・四%という率になるかということについては、組合員としっくりこの点について御相談する場は、御承知の通り運営審議……

第33回国会 大蔵委員会 第2号(1959/11/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 お答えいたします。  横路委員からの御質問、またこれに関連して細田委員からの御質問によりまして北海道における塩の需給関係あるいは運賃関係などから、北海道の塩業整備について特殊の事情があるから何とか考えてみよ、あるいは井華塩業は低品位の石炭を活用しておるのであるから、特に今日のごとき石炭不況対策の緊急な事態からしてでも、何とかこれは特殊事情として井華塩業を助けていく例外的な措置を考えられないか、こういう御意見であります。これはかねて足立委員からも詳しく承っておりますし、また井華塩業の関係者も直接陳情に参られまして詳しく事情を承って、実は私どももいろいろ検討しておるところであります……

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。  現行の法人税法におきましては、青色申告書を提出する法人につきましては、正確な帳簿を備え付け、その欠損金の計算も明確に行なわれておりますので、ある事業年度に欠損を生じた場合に、次の事業年度以降五年間はこれを繰り越して控除することを認めているのでありますが、それ以外の法人にはこのような制度を認めておりません。しかしながら、災害によって生じた損失は、他の損失とは事情も異なりますので、本年四月所得税法を改正し、青色申告書を提出していない個人につきまして、災害によりたなおろし資産等に損失を生じ……

第33回国会 大蔵委員会 第4号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 私からお答え申し上げます。  被災者の方に対してはできるだけのことをしなければならぬと思っておりますが、六の御要望のこの文章だけでは、これをそのまま受け入れるということになりますと、今の直税部長の御答弁のように法律改正を要します。法律改正につきましては、全体の減価償却の制度に関連することでありまして、政府としてはまだ法律改正に踏み切る考えは持っておりません。つまりほかとの比較公平などを考えますと、ここまではいたしかねます。
【次の発言】 今お述べになりましたように、災害の直後はあたたかい同情の気持も厚いけれども、日がたつにつれてその気持も薄れて、いわゆる冷たい合理主義になってし……

第33回国会 大蔵委員会 第5号(1959/11/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 河野委員のかねてからの御指摘、御意見であり、また被災者の事情は非常にお気の毒でありますので、政府としては何とか好意的にできるだけのことはしたいということで、いろいろ相談して参ったのであります。何がしかの見舞金は差し上げましたけれども、それ以上の損害賠償に相当するようなことにつきましては、政府のいたすことですから、御承知の通り法律に基づいていたさなければならない。そこで、今回の災害が、政府の責任として、いわゆる過失によるものかどうか、法律に基づいて損害賠償すべきものかどうかということに実は一番研究の焦点があって、いろいろ研究してみたのでありますが、政府に損害賠償すべき責任があると……

第33回国会 大蔵委員会 第6号(1959/12/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。  この法律案は、最近における酒類の取引の状況等に顧み、酒税保全措置を補完するため、酒類の価格について基準販売価格、制限販売価格等の制度を新設するとともに、酒類業組合等の業務の円滑な運営に資するため、これらに理事会を設けることとする等、所要の規定の整備をはかろうとするものであります。  酒類の価格につきましては、現在、清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん及びビールについて物価統制令による最高価格統制が行なわれておりますが、このような最高価格統……

第33回国会 大蔵委員会 第7号(1959/12/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 現行の税理士法が国会を通過いたしますときに、今御指摘のように、大蔵委員会において附帯決議がつけられまして、税理士がすべて強制加入されるのはいいが、税理士会において、切磋琢磨して税理士の全体が向上するように、十分指導しろというお説でありまして、特にただいま御指摘のような悪徳税理士がほかにあるとするならば、この際、政府としても、その附帯決議の精神に沿いまして、一段と税理士の向上をはかるために、適切な施策をとらなければならぬと存じます。  つきましては、それではどういう処置をとったのか、とろうとするのかというお尋ねでありますが、これは言いわけにはなりませんが、ただいまは来年度予算編成……

第33回国会 大蔵委員会 第8号(1959/12/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 お答え申し上げます。  お尋ねになりました、三十一国会におきまして、本委員会においてただいま提案中の酒類団体法の改正案の議決の際に付されました附帯決議、それの三項のまず前段の、「総じて酒税率が高率に失するにより、これが低減につとめ、且つ、酒類間の不均衡の是正を行うべきである。」この問題につきましては、前国会においても当委員会でいろいろ御議論がありまして、昨日もまた、横山委員からも、この点についていろいろな角度からの御意見、御質問がございました。政府におきましても、本来現行の酒税率が実は高過ぎますので、何とか軽減いたしたいという気持は強いのでありますが、現在の財政の事情から、今直……

第33回国会 内閣委員会 第9号(1959/12/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 お答え申し上げます。ただいまのお尋ねは、宮城県多賀城町において、戦時中国が旧軍の必要上、御指摘のように非常な無理な土地の買い上げをいたしたということでありますが、こういう事例は全国的に多数ございます。またこれは土地だけではありませんで、皆さんも御承知の通り、たとえばつい先般まで国会で長い間御審議になりました接収貴金属などにつきましても、ダイヤモンドとかあるいは金銀その他に至るものも接収しておりますが、なかなかこれも無理な事情もあった。しかしこういう事情はよく調べまして、ただいま御指摘のことは政府としても大蔵省としてもよく承知しております。なお御指摘の宮城県多賀町議会の伊藤栄とい……

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/12/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 大蔵省の方として、ただいまの非常に困った重大な問題の調査について予算的に十分協力しろ、こういうお話でありまして、御趣旨ごもっともでありますが、今年度予算には百万ほどつけてあります。そのほか、病気の治療その他についても別につけてあります。これをあまり始末をし過ぎると厚生省も調査が十分できぬじゃないか、こういうことですが、そういうことのないように十分注意いたしたいと思います。御承知の通り、予備費がございますから、年度当初にきまった予算でどうしても足りない――調査のことですから、いろいろその経過においてなお一段と調査を拡充する必要があっても予算が足りないということであれば、予備費も支……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村政府委員 お答え申し上げます。私おくれて参りましてまことに恐縮であります。今承りましたところによりますと、来年度あたり特に全国の中学校の生徒数が激増いたしまして、そのために教室が足りない、また先生も足りない、この不正常な状態をどのように解決するかということでございまして、これについては文部大臣からもかねがね承っておりますし、文部省からも具体的な予算要求も参っております。私も、来年度予算編成の大蔵省の省議に際しまして、このようなことについていろいろと論議に携わっております。具体的にどのような予算をつけてどうするかということにつきましては、一応大蔵省の考えは今晩閣議にお諮りを申し上げます。そ……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1960/03/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 大蔵大臣にかわりまして、ただいま決議になりました日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に対する附帯決議に関してごあいさつを申し上げます。  附帯決議にありますところの原子力研究所の運営についての研究者の処遇、利用者の利便等についての予算措置につきましては、ただいま中曽根大臣からお話がありましたように、ただいま御審議中の予算案の中にもできるだけの計上はいたしたつもりでありますが、今後とも、なお附帯決議の趣旨に沿うように努力いたすつもりであります。  なお、この放射能障害の防止及びその災害の補償という問題でありますが、災害の補償は、原子力災害補償法というべき法律案を提案成立させる……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1960/05/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま中曽根科学技術庁長官の御答弁になった通りであります。
【次の発言】 お答え申し上げます。第十条の二項にありますように「補償契約に関する事項は、別に法律で定める。」ということで、今御提案の法律が成立後、政府の方針を検討し、定めるわけでありますが、その中において補償料をどのようにきめるかということでありまして、ただいま各国の例その他いろいろ調べておりますが、はっきり御答弁申し上げるような材料が実はまだございませんので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 重ねてのお尋ねでありまして、大蔵省としても、はっきり申し上げられる限りにおいてはできるだけはっきり申し上げたい……

第34回国会 決算委員会 第11号(1960/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予備費使用総調書(その2)外五件の事後承諾を求める件につきまして、御説明申し上げます。  昭和三十三年度一般会計予備費の予算額は九十億円でありまして、このうち、財政法第三十五条の規定により、昭和三十三年四月四日から同年十二月二十六日までの間において使用決定いたしました七十億円余につきましては、第三十一回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、すでに御承諾を得ましたが、その後、昭和三十四年一月二十日から同年三月二十五日までの間におきまして、十九億円余につき使用決定いたしました。そのおもな事項は、河川等災害復旧事業に必要な経……

第34回国会 建設委員会 第6号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 特にお名ざしでありますので、私からもお答えを申し上げます。大体三点のお尋ねかと存じます。  まず第一点は、道路五カ年計画をこの際改訂してもっと規模を大きくすべきではないかというお尋ねでございます。ただいま村上建設大臣からお答えになりましたように、建設大臣としてはいろいろ検討中の模様であります。大蔵省といたしましては、現在の五カ年計画は、御承知の通り昭和三十三年度から始まりまして昭和三十七年度まで一兆円ということでやって参りましたので、この一兆円の五カ年計画にしても、この計画策定のときは、いわゆる新長期経済計画において、初め大体総額六千六百億から九千五百億くらいな線を出して……

第34回国会 建設委員会 第8号(1960/03/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 私からもお答え申し上げます。建設省の当初の予算要求と比べると、この予算の案は少ないじゃないか、昨年と比べても伸び方が足りないというような御趣旨で御質問がございました。(石川委員「ちょっと趣旨が違う」と呼ぶ)  それじゃ、ガソリン税の伸びについてだけ申し上げますが、ガソリン税の伸びは、大蔵省といたしましては、大体今度の予算に盛りました程度は確実に伸びるという見通しをつけて計上いたしましたので、あるいはそれ以上に伸びるかもわかりませんが、あまり過大に見るということは財政上どうかと思いまして、これも一四%も伸びるという見方もありましたのですが、そこまでは見きらずに、一応確実なと……

第34回国会 建設委員会 第20号(1960/05/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 お答え申し上げます。正確な法案の名前は約しますが、いわゆる中央道整備に関する法律案と、それから東海道幹線整備に関する法律案、両法案とも成立いたしました場合、その予算の関係はどうか、こういうことでございますが、両法案とも国会で成立いたしました暁におきまして、政府におきましてそれぞれの整備計画を調査、立案いたしまして、そして、かかるわけでありますので、その調査の経費につきましては、この法案が成立いたしますれば、その経費は振りかえることのできる費目はございます。  なお、実際の整備にかかる予算については、これは今年度は必要ではないと思っておりますので、法律案が成立しますならば、……

第34回国会 国土総合開発特別委員会 第7号(1960/05/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 大蔵大臣に対するお尋ねにつきましては、私かわって御答弁申し上げます。  この法律案が実施になります場合には、第八条に基づきまして政府として必要な資金の確保をはかり、また、財政の許す範囲において、実施を促進することに努めなければならぬということでありますから、大蔵省としてもそのつもりでやって参るわけで、現に、基礎調査の経費はことしの予算にも盛り込んであります。また、実施の資金につきましては、現に起債等をもって資金を融通しております。ただ、この公団方式につきましては、この法律の目的を達成するのに必ずしも公団方式でなければならぬということは、大蔵省は考えておりません。それは地域……

第34回国会 大蔵委員会 第1号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案外五法律案について、提案の理由を説明いたします。  まず、昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案について申し上げます。この法律案は、昭和三十四年産の米穀の集荷に資するため、米穀の生産者が同年産の米穀を政府に対し事前売り渡し申し込みに基づいて売り渡した場合において、従来と同様、同年分の所得税について、その売り渡しの時期の区分に応じ、玄米百五十キログラム当たり、すなわち一石当たり平均千四百円を非課税とする措置を講じようとするものであります。  次に、昭和二十八年度から昭和三十……

第34回国会 大蔵委員会 第2号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村(又)政府委員 ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。  酒税につきましては、最近における清酒及び合成清酒の消費の状況に顧みまして、これらの酒類の級別制度の合理化をはかるため、次のように所要の規定について改正を行なうことといたしております。  第一に、清酒につきましては、第一級と第二級の小売価格の差が一・八リットルびん詰品で三百四十五円と大きく開いているため、第一級の消費が停滞するとともに、取引面や消費面から見ましても弾力性を欠き、級別区分上断層を生じている現状にありますので、第三十一回国会における衆議院の附帯決議の趣旨……

第34回国会 大蔵委員会 第3号(1960/02/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府におきましては、今般、昭和三十四年度に実施した所得税の減税に伴う道府県民税及び市町村民税の減収が地方公共団体に与える影響を考慮し、あわせてその財政の健全化に資するため、当分の間、毎年度、当該年度における所得税、法人税及び酒税の収入見込額のそれぞれ百分の〇・三に相当する額の合算額を臨時地方特別交付金として地方公共団体に交付することとし、今国会に臨時地方特別交付金に関する法律案を提案いたしたのであります。この措置に伴いま……

第34回国会 大蔵委員会 第4号(1960/02/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案外四法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  まず、日本開発銀行法の一部を改正する法律案について申し上げます。  日本開発銀行は、昭和二十六年設立されたのでありますが、政府出資金及び政府借入金等の財政資金をもって重要産業に対する設備資金の融資を行ない、わが国経済の再建と産業の開発に大きな役割を果たしてきていることは御承知の通りでありまして、その開発資金貸付残高は現在約四千九百八十億円にも上っております。このほか、同行は昭和二十八年以来、いわゆる世銀借款の窓口として、電力、鉄鋼等の重要産業……

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案及び国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  まず、補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。  政府は、国の財政の健全化をはかる等の目的から、補助金等の整理合理化につきまして、昭和二十九年度以降の予算において所要の措置を講ずるとともに、法的措置を講ずる必要があるものにつきましては、補助金等の臨時特例等に関する法律により、その特例措置を講じてきたのであります。  政府といたしましては、補助金等の整理合理化につき……

第34回国会 大蔵委員会 第8号(1960/03/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村(又)政府委員 私は全く承知しておりません。
【次の発言】 政務次官の立場からお答えを申し上げます。  税務行政の中には権力主義、秘密主義のくせがあるという御指摘でございますが、私、政務次官に就任して国税庁の税務行政を見ますると、御指摘の通り、そういうくせがかなり強いということを私も実は痛感いたしております。しかし、これは、税務行政の性格として、権力がなければそれはなかなか仕事はやっていけぬのでありますが、少なくとも、御承知の通り、賦課課税の制度の時代とは違って、申告納税制度として納税者に権利も義務も負わす、そうして納税者のやったことを、あとから税務官吏が、それが妥当であったかどうか、こ……

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○奥村(又)政府委員 特に御指名になりましての御質問でありますので、お答え申し上げます。  酒の原料米の割当の現在の制度、いわゆる基準石数の制度というものは、行く行くこれは、取っ払うべきものだ、従って、中央保有米制度というものも思い切って再検討しなければいかぬ、こういう御趣旨でございます。私といたしましては、お三方の御意見の通り、方向といたしましては、当然基準石数によるところの割当の制度、特に政府が割り当てるという制度はなるべく早くやめるべきだ、こう考えております。と申しますのは、先ほどからの御質問にもありますように、清酒の原料米の割当が、食糧管理法に基づく割当です。ところが、米穀の需給が逼迫……

第34回国会 大蔵委員会 第11号(1960/03/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 お答え申し上げます。  今までの答弁にもありましたように、この経済及び技術協力のための必要な物品の外国政府等に対する譲与等につきましては、主としてイン下、パキスタンその他の東南アジアに対する一物品の供与でありますから、日米間の安保条約とは何らの関係はございません。
【次の発言】 法律案としては相手国を明記してはございませんが、しかしその相手国にこういう物品を供与する場合に、条約あるいはその他の約束をきめ、それに基づいて出す。その条約や約束というものは、今からまだきめられませんから、特定国を書いてないだけで、予定としては東南アジアであって、決してアメリカなどにそういうことを……

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  まず、厚生保険特別会計法の一部改正について御説明申し上げます。  政府は、第二十三回国会において、政府管掌健康保険の給付費の異常な増高等に伴う支払い財源の不足を埋めるため、昭和三十年度以後七カ年度間、毎年度、一般会計から十億円を限度として、厚生保険特別会計の健康勘定へ繰り入れることができる措置を講じたのであります。その後、諸般の情勢にかんがみ、昭和三十一年度以降昭和三十三年度まで毎年度法的措置を講じ、この一般会計からの繰り入れを、昭和三十四年度以後に繰り延べ……

第34回国会 大蔵委員会 第13号(1960/03/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 お話のように、国債の満期のものを借りかえするということも、それは財政の建前からして非常に重大な問題でありますが、これもよく検討の上、国会の御審議を経てやっておる次第でございます。
【次の発言】 御質問の御趣旨は私にも実はよくわかるのです。しかし、政府委員の答弁も非常に正直な答弁でありまして、それは一つ御了承いただきたいと思うのです。何としましても財政の方針全般にかかわることでありまして、来年はとおっしゃるが、来年、将来のしっかりした減債基金制度の見通しがつくような情勢になるかならぬかということ……。
【次の発言】 そこで、しかしお聞きの通りこの一万分の百十六の三分の一とい……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  本案は、両陛下の御住居を皇室用財産として皇居内吹上に新営しようとするものであります。現在御住居となっております御文庫は、戦時中防空施設として作られたもので、御住居としては適当でないと考えられますので、御文庫に連接して鉄筋コンクリート作り二階建延べ四百十坪の御住居を増築しようとするものであります。その間取り及び設備は、一階には居間、書斎及び書庫、食堂、談話室等のほかサンルームを設け、二階には御寝室、御召しかえ所、納戸等を設け、ま……

第34回国会 大蔵委員会 第15号(1960/03/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  第一は、現在、国等と公庫等との間に人事交流が行なわれておりますが、現行の国家公務員等退職手当法は、退職手当の算定について、国家公務員等としての引き続いた在職期間を基礎とすることを建前とし、また、退職手当の支給割合の構成が長期勤続者優遇の建前で作られておりますため、国家公務員等で、任命権者の要請により、途中において公庫等の職員となり、再び国家公務員等に復帰した者が退職する場合は、退職手当の面で不利益を受ける結果になっております。今回、国難と公庫等……

第34回国会 大蔵委員会 第16号(1960/04/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 私としてもまだ問題の具体的な詳細なことを承っておりませんので、はっきり御答弁はいたしかねますが、今の神戸高裁の判決に対して上告を検事がしなかったということは、法律の解釈の上で高裁の決定を承認したというのではなしに、法律解釈以外の事実認定ということで問題があったようであります。法律の解釈において税関なり行政機関が間違っておったということが明らかであれば、これは、お話の通り、高裁の解釈の通りに行政機関の方でも指示を改めていかなければならぬ、かように思います。このようなことは、昨年も、当委員会において、国税庁の所管で税の執行の面における青色申告の取り扱いにおいて、高裁ではっきり……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 税関係以外の御指摘になりました金融の問題で申しますと、最近各地で頻発しております手形詐欺事件とか、あるいは導入預金などの悪質ブローカーの事犯等は確かにふえております。大蔵省としては行政指導をいたしておりますが、こういう経済事犯についてはとても手が回りません。また、所管が法務省でありますので、これはできるだけ取り締まっていただいて、金融の健全化に資していただきたい、かように考えておりますから、法務大臣の御答弁と同じであります。関税関係については、税関部長が合見えておりますので、そちらから御答弁申し上げます。
【次の発言】 実は私も、この事件については、政務次官就任以前から携……

第34回国会 大蔵委員会 第21号(1960/04/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案に対する本修正案は、国会提出にかかわる失業保険法及び職業安定法の一部を改正する法律により、失業保険法の一部が改正されたことに伴うものでありまして、やむを得ないものと認めます。

第34回国会 大蔵委員会 第22号(1960/05/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国有財産特別措置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  地方公共団体において水道施設として公共の用に供するため普通財産を必要とする場合には、国有財産特別措置法の規定により無償貸付ができることとなっておりますが、現在この規定により無償貸付中の水道施設は、大部分が旧軍用財産でありまして、建設以来すでに相当の期間を経過し、抜本的な施設の改良を必要とする時期に立ち至っております。これらの施設の改良を促進し、水道事業を助成するためには、当該地方公共団体に対し、水道施設として公共の用に供する普通財産を譲与することが適当であると考え、この法律……

第34回国会 大蔵委員会 第23号(1960/05/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 お答えいたします。  当委員会において、ただいま小林委員から御指摘の通り、数回にわたりまして、第三者に対する滞納の差し押え徴収のやり方について厳重な注意をいただいたことについては、まことに遺憾なことでありまして、これについては、その後国税庁部内でいろいろ内部的に検討いたしまして、まずかった点は今後改めて参りたいと考えまして、いろいろそのための方策は現にとっております。先般のお尋ねにもありましたように、単に小林委員だけがこういうことにあったんじゃない。全国的にこういうことにあわれた方が相当たくさんあるかもわからぬ。大ていの人は泣き寝入りしておられる。それを小林委員として取り……

第34回国会 地方行政委員会 第4号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 私からお答えいたしたいと思います。災害復旧の査定は現実にはなかなかむずかしい問題が多々ありますので、被災地の方々のお気持をくんで、できるだけ行き届くようにしなければならぬと考えておりますが、今お尋ねのたとえば学校などの災害をどのように査定するか、何か七〇%ぐらいにしか査定しておらぬということですが、大蔵省といたしまして、初めから七〇%と答えを出して、これだけしか予算がないから査定せぬという態度は決してとっておりません。しかし、現実にはそういうことになりがちです。これは、最近はそういうことはないと思いますが、昭和二十八年のときの災害に例をとって申し上げますと、ある地方におき……

第34回国会 地方行政委員会 第6号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 幾分政策的な面にもわたっての御質問でありますので、私からお答えいたします。なお足らざる点は他の政府委員から申し上げたいと思います。ごもっともな点も多々あると存じます特に大蔵省関係といたしましては、国税の面では預貯金などの所得者、いわばこれは不労所得です。そういう預貯金等の所得者とか、いわゆる大きな財産家などの所得に対しては大まかである。あるいは租税特別措置法などで減税の措置もあって、大きなものは減税されて不公平である。そうして地方財政は今お話しのように、法定外の普通税だとかあるいは寄付とか非常に困っておるじゃないか、こういうようなことのないように承ります。なるほど国税につ……

第34回国会 地方行政委員会 第7号(1960/03/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 まずお尋ねの租税特別措置法のような臨時的なまた例外的な措置をいつまで続けるのだ、早くやめられるものはやめて常態に復すべきである。租税特別措置法の例外的な規定があるから、それを基準にしな事業税の課税とか、あるいは住民税の所得、法人税の所得割、こういうようなものもまたアンバランスになるのじゃないかという御意見でございますが、全くお説のような事態がかなりあると存じます。そこで大蔵省といたしましては税制調査会、これは現在の税制調査会ではありません、前の税制調査会において、たびたび租税特別措置法という臨時措置はできるだけ早くやめるべきであるという答申が出ておりますので、その答申に沿……

第34回国会 地方行政委員会 第8号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 災害復旧の三・五・二の進度につきましては、これは御承知の通り法律に基づいておりますので、その法律としては緊急なものということでありますので、緊急な災害復旧の分は、これは確実に三・五・二で進捗するという考えのもとに予算を組んでございます。
【次の発言】 ただいま確実な比率は覚えておりませんが、七、八割程度は三・五・二です。それからあとの二、三割程度は、これは四年間ということでございます。
【次の発言】 御指摘の点につきましては、実は文部委員会あたりからもいろいろお話がありまして、政治的な配慮を加えた傾向があるという点については、実は私どもも非常に苦心をしたところであります。……

第34回国会 内閣委員会 第2号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  政府は今回昭和三十四年七月に行なわれました人事院勧告に基づいて昭和三十五年四月一日以降、一般職の職員のうち主として中級の職員の給与を改定することとし、別途法律案を提出して御審議を願うことといたしておるのでありますが、これに伴いまして、従来より一般職の職員との均衡を考慮してその俸給が定められております秘書官につきましても、同様に俸給月額の改定を行なおうとするものであります。  以上がこの法律案の提案の理由であります。何とぞ慎重御審議の上、すみやか……

第34回国会 農林水産委員会 第12号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 この漁船掛香補償法に基づいて、漁船保険組合、また政府の漁船再保険特別会計が順調に育って参りましたことは、まことにけっこうなことと存じます。今回また一部改正の法律案を満場一致で議決をいただきまして、それに附帯する決議案をこれまた満場一致で議決をいただきました。大蔵省といたしましても、当委員会で慎重御審議の結果この決議案をおきめになったのでありますから、御趣旨を十分体して、実現するように努力をいたしたいと存じます。ただ、三の項目につきましては、御承知の通り、すでに本年度の予算編成の際において予算措置で一部実施することにいたしておりますので、なおその上に法的措置を講ずべきかどうかとい……

第35回国会 大蔵委員会 第2号(1960/07/22、28期、自由民主党)

○奧村議員 ごあいさつを申し上げます。  私、昨日をもって大蔵政務次官を退職することになりました。任期中は、まことに不敏でありまして、十分の働きもできませなかったのですが、皆様方の御好意のおかげで、大過なく職を終えることができまして、まことに心から喜んでおります。この段厚く御礼を申し上げます。  なお、今後はまた当大蔵委員会の委員として働かしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手)


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの鈴木委員の御質問に対するお答えについて、少し食い違いがあるのじやないか。鈴木委員の御質問は、政府提出の原案の、定置漁業に対する優先順位として、漁業協同組合の自営を第一優先順位に置いてあるから、これで協同組合の自営で、協同組合に漁業権がどのくらい与えられるかということをお尋ねしたものと思うのであります。私もその点をお尋ねしたい。この政府提出の案によつて、協同組合の自営を第一優先順位に置いて、はたして協同組合の自営がどれだけ望めるか。公述人の方は三重県の連合会長をしておられる。三重県において九鬼その他漁業協同組合の自営を実現しておられるところが相当多い。そういう三重県において……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 どうも少しこの公聽会が、公聽会の趣旨にもとるような運営に行きそうになつておりますので、この点を委員長にお願いを申し上げたいと思います。公聽会はわれわれ水産常任委員が、あるいは言いかえれば国会が、国民各階席のあらゆる面において実際に働いておられる方方、また学識経験者の方方から、この法案に対して、いろいろな面から率直な御意見を謙虚に承つて、これをわれわれ審議のために参考にする建前のものであります。従つて全国各地からお越しになつた公述人の方方に、自由に御発言を願つて、それを承る。これが公聽会の趣旨であると存じて、その御発言の事柄がどういうことであろうと、一応われわれは謙虚、にこれを承る。……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま公述人の方から、漁業法案の核心に触れた御意見が公述されました。公述人の方は多年この水産行政に御経験が深く、また水産団体の中にあつて御経験が深い。このような御経験、学識から来る御意見非常に傾聽いたしますが、これになおつけ加えて、いま少し明らかにしていただきたいことがありますので、お伺いいたしたい。ただいまの公述人のお説には、漁業権はすべて漁民の団体に持たしたがいい。これは実は私も非常にその御意見賛成でありますが、しかし一方に貸付を認めないという関係方面の意見が強いのであります。そういたしますと、漁民の団体に漁業権を持たすのはいいが、貸付を認めないということであるならば、漁民の……

第7回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/03/02、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの教授の屈折作用のお話は非常に同感であります。ところがシャウプ勧告によりますと、そういういわゆる屈折作用のごときはなるべくあつてはならぬ。そういう考えのもとに非常に公正な税制をここで実行しよう。ところが日本の現実としては屈折作用はなかなか取除くことができぬ。その現実を無理して非常に理想的な税制を実行しよう。そこにシャウプ勧告の持つ矛盾がある。この勧告に関係しておられた教授として、この点についてまたせつかく屈折作用のこを力説された教授としての御意見を承りたい。  それから特にただいまのお話の中に、課税額の六五%しか調整できないということをシャウプさん自身が見積つておられる。こ……

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま夏堀委員から主として水産に関する御質問が出たのでありますが、私も今回は主として水産のみに関してお伺いをいたしたい。それも他の同僚議員にたくさん御質問があろうと思いますので、特に現在水産委員が用意しておりますところの、地方税法に対する修正案に関連して、政府の見解を参考のためにお伺いしておきたい。これに限定してお尋ねをいたしてみたいと思います。  昨年の第六国会において、大臣も御存じの通り漁業法が通過いたしまして、ごく最近にこれが実施されておる。申すまでもなく、これは漁業権の制度が根本的に改革いたしまして、従来の封建的な漁業権制度を改革し、これを零細漁民の団体である漁業協同組合……

第7回国会 予算委員会公聴会 第1号(1950/02/10、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 公述人の方は、先ほど林委員にお答えなさつて、しごく簡單に外国食糧の輸入は約一千万石、現在の予定の半額でよかろう、こういうことをお述べになつたのであります。しかし農林省発表の食糧需給の推算によりますと、昨年の十一月一日の持越し現在が千七百七十六万石、昭和二十五年十一月一日の持越しの推定は、林君は二千万石を越えると言いますが、農林省の発表は千九百四十万石、一箇年間に持越しは約二百万石あまりふえます。しかし二合七勺の配給を実行いたしまして、輸入が多過ぎるというのは、持越しがわずか二百万石ふえるからというだけであつて、この配給を実行するについては、どうしても現在の予定量の輸入がなければ、配……

第7回国会 予算委員会公聴会 第2号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○奧村委員 私はただいまの林委員とは少し違つたふうに考えておりますので、その点をお伺いしたいと思います。林委員は今度の地方税制の改正によつて、貧弱な県はます財政が困難に陥つて、いわゆる寄付金などはもう一層ひどくなるだろう、こういうことを心配しておられるが、これは少くとも現状よりは今度の平衡交付金の制度なり税制改正によつてよくなると思うのであります。すなわち現状においてはどうか。地方においては賦課課率が非常に制限以外に行われている。また実際の税のとり方においては非常に県によつて不同であり、赤字の非常にひどいところがある。ところが今度の平衡交付金の制度においては、そういう赤字のひどいところは大幅に……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 まず国会関係の方にお尋ねいたします。率直にお尋ねいたしますが、同じ国会であつて衆議院と参議院との職員の俸給が、衆議院の方は七万八千七百二十円、参議院の方は八万二千七百四十円、こう衆議院、参議院で俸給の基準がかわつておりますが、どういうわけですか。
【次の発言】 どうも参議院と衆議院と同じ国会で金の使い方が違うように感じられる。いまだに参議院が昔の貴族院の伝統を持つておるような気がいたします。たとえば参議院議員会館と衆議院議員会館と比べて、参議院の会館の方がずつとりつぱである。これはどういうわけで違うのですか。
【次の発言】 衆議院の方で、この予算に会館その他新営費として一億九百万円……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主自由党)

○奧村委員 会計検査院にお尋ねをいたします。昨日も会計検査院の問題が出たのでありますが、昨年の暮れ国会で問題になつて、本国会でもまた考査委員会で取上げられることになつております薪炭特別会計の赤字問題ですが、それがために農林大臣が検査院のほかに、また民間の計理士を頼んで会計検査をやらしておるということを承つておるわけなのです。これは具体的にどういうことであるかははつきり存じませんが、結局会計検査院というものが十分の機能を発揮しておらぬというふうに見られがちであるということは、争われぬと思うのであります。その意味で全般的の仕事について少しお伺いしたいのでありますが、一体会計検査院はこういう特別会計……

第9回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/11/29、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま日本橋税務署長からこの法律案に対する御意見だけでなしに、特にわれわれとして興味ある御意見を賜わつたその中に、民間の協力態勢というものがぜひ必要である。従来の同業組合などを利用した諮問団体はぜひ必要である。これは納税者がもう少し自主的に納税できるような素質を持つに至るまでの過渡的な手段としてぜひ必要である。これは非常にけつこうな御意見と思うのでありまして、われわれも何とかただいまの御意見を法律上に実施いたしたいと考えるのでありますが、その点について一つお尋ねをいたしたいと思うのであります。大阪国税局管内の方面では民間の協力態勢の一つの方法として、ただいま税務署管内ごとに納税協……

第10回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1951/02/17、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま東橋税務署長から非常に率直な公述がありましたので、私ども非常に参考になつて喜んでおります。そこで終戰後一時は税務行政がかなり混乱した、これは相済まぬ、そこまでお話になつたが、しかし最近は税務官吏も素質が向上し、また調査も次第に行き届いて来たから、更正決定などについてはすべて実額調査で行く。まことにこれはけつこうと思うのであります。それに関連して一つお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、昭和二十五年度の所得の調査が大体行き届いて、この二月十二日からそれぞれ申告者を呼んで話合いをする、これはけつこうでありますが、それまでの調査の過程において、これは大体どういうところを調査なさ……

第10回国会 大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/05/19、24期、自由党)

○奧村委員 私は漁業権証券の期限、利率、償還の予定、そういうことについて、具体的な政府の計画をお尋ねしたいと思うのであります。  すなわち今回の措置は、漁業権が消滅するについて補償金が政府から支払われる。その補償金に対する課税の特別の措置である。ところがその補償金は漁業権証券をもつて支払われる。そこでその漁業権証券なるものは、どういうものが具体的にどういうように発行されるか。これが明らかでなければ、この法案の審議はとうてい進行しない。そこでこの具体的な内容、政府の計画について明らかにしていただきたいというので、昨日大蔵委員会でお尋ねしたのでありますが、何ら明らかにされなかつた。そこで本日特にこ……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま提案されておりまする両法案に関連いたしまして、私は水産銀行の構想に関しまして、いま一つは農林中央金庫に対する農林大臣の抱負に対してお伺いいたしたい。この両法案実施によつて、水産の漁港、船だまり等の長期資金がかなりまかなわれる。ところが水産の短期資金あるいは両法案以外にまかなわるべき長期、中期の資金、これは主としてことしの夏以後に交付される約百七十億見当の漁業権証券を担保とする金融である、こう考えるのであります。この漁業権証券担保金融は、昨年末の大蔵委員会・水産委員会合同委員会において、大蔵大臣、農林大臣はたいこ判を押して引受けてくださつたものでありますが、この漁業権証券担保……

第12回国会 大蔵委員会海外同胞引揚に関する特別委員会連合審査会 第1号(1951/11/01、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 次に在外公館等借入金評価審議会委員岡崎嘉平太君より御意見を伺うことにいたします。
【次の発言】 御質疑がありましたらどうぞ。
【次の発言】 次に元満州電業理事長、元長春居留民会長平山復二郎氏の御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 北條さんにお尋ねいたします。一般より在外公館が借り入れたのだ、つまり政府が借り入れた借入金ということであるならば、今の法律案は政府として非常に信義を落すことになる。しかし当時のいろいろな事情を考え合せれば、必ずしもこれが妥当でないとも言えないと思います。まず第一に考えなければならないのは、存外財産に対するいろいろな補償との関連であると思いま……

第12回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第4号(1951/12/08、24期、自由党)

○奧村委員 私は前三回の連合審査会に出席できず、よんどころない用事で遅れて質疑をいたすので、まことに相済まぬと思いますが、なおまたすでに同僚委員から御質問のあつた点と重複するかもしれませんが、しかしなお同僚委員の質疑に対して十分の御説明もなかつた点もあるように思いますので、お許しを得て質疑をいたしたいと思います。  日本が独立達成を前にして、相当財政困難であることは申すまでもないのであります。このインフレを抑制し、経済自立を達成するがためには、日本の税制確立が特に大事であると思うのであります。今回のこの法案について、私は特にこの財政収入を確保し、税制を確立するという建前から主としてこれを見てお……

第13回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1951/12/11、24期、自由党)

○奧村委員 過去三回の連合審査会で、この法案に関するいろいろな質疑が出盡したのでありますが、それにもかかわらずなおこの法第六條の政令の内容、それから附則による措置法の五條の七による命令の内容、これが明らかになつていないので、従つてそれに関連していろいろな問題が明らかにならぬ。これが一番問題になつておるわけでありますので、主税局長に特にこれに関連してお尋ねをいたします。そこでまず問題は、日本経済再建のための五割増し償却、これとの関係をお尋ねしてみたいと思うのであります。たとえば機械で行けば、大体耐用年数は平均十五箇年、これを定魔法で五割増しの償却をもつて行けば、初年度はその率は二割一分何厘、従つ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1953/02/18、25期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長 ただいまの佐久間君の御意見に対して御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 次に東京青色申告会会長の広瀬大次郎君の御意見を聴取いたします。
【次の発言】 ただいまの広瀬君の御意見に対しまして、何か御質疑があればこれを許します。――御質疑ないようですから、次に租税研究協会副会長、地方財政審議会委員松隈秀雄君の御意見を聴取いたします。
【次の発言】 ただいまの松隈君の御意見に対しまして、何か御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 次に全国指導農業協同組合連合会専務理事武正総一郎君の御意見を聴取いたします。
【次の発言】 ただいまの武正総一郎君の御意見に対して、何か御質疑があ……

第15回国会 農林委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1952/12/17、25期、自由党)【議会役職】

○奧村大蔵委員長 中崎敏君。
【次の発言】 本日はこれをもつて散会をいたします。次回は公報をもつてお知らせいたします。     午後四時散会


27期(1955/02/27〜)

第25回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1956/12/19、27期、自由民主党)

○奧村小委員 当委員会で質疑続行中の第一相互銀行の件について、銀行局長にお尋ねを申し上げます。  去る十二月十五日、警視庁の方で前第一相互銀行常務取締役渡部虎雄、前第一相互銀行営業部貸付課長前田彦、この二人に対して、商法違反、特別背任罪として起訴が行われております。その起訴の事実を読んでみますると、その中に、ことしの一月十二日から六月十五日までに、第一相互銀行からスチール工業株式会社に対して、十四億六千六百万円貸し付けてあり、これに対しては十分な担保も差し入れてないということで、これが犯罪として起訴の事実になっておるわけでありますが、検査、監督の立場の銀行局長におかれては、事実第一相互銀行から……

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第4号(1957/06/19、27期、自由民主党)【議会役職】

○奥村小委員長代理 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時四分散会

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第2号(1958/02/12、27期、自由民主党)

○奧村小委員 横山君の今までの御質問は、非常にいい御質問でありますが、私は、今の御両所の御答弁では、この大事な問題に、もう一つ欲を言えば、物足りないと感じますので、関連してお尋ねをいたします。今の御質問事項は、税務執行の盲点と申しますか、悩みと申しますか、今の税務執行の一番大きな因った問題で、おそらく国税庁御当局、また全国税職員組合もお困りのことと思うのでお尋ねいたします。  それは、国税庁長官あるいは大蔵大臣が現在の全国税職員組合を認めて、これを相手にして税務職員と納得ずくの話し合いを進めていこうとする誠意が長官にあるのか。また全国税も、そこをもう一つその気持があるのか――いやこれは大事なと……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1958/11/01、28期、自由民主党)【議会役職】

○奧村小委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げます。このたび私本委員会の小委員長に選任されました。まことに微力でありますが、皆様方の御協力によりまして大過なく目的を全ういたしたいと存じますので、何分よろしくお願い申し上げます。  金融に関する件について調査を進めます。  先般、大蔵委員会において、社会党の春日一幸委員から北国銀行の倉荷証券の事件について質問がなされておりますが、この際その質問に対して政府の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 この事件について御質問がありますか。
【次の発言】 次に、株式の名義貸し事件、これはただいま刑事事件として公判が開かれてお……

第31回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1959/03/23、28期、自由民主党)【議会役職】

○奧村小委員長 これより会議を開きます。  本日は中小企業金融対策及び証券行政の問題について調査を進めることといたします。質疑の通告があります。これを許します。山本勝市君。
【次の発言】 ちょっと小委員長から関連してお尋ねしますが、大蔵大臣として日銀の信用供与あるいは通貨発行に制限を加える方法としては、通貨の発行保証がありますね。その発行保証に、今四千五百億はいわゆる商業手形などを発行保証にすることができますね。これは大蔵大臣の権限でできるんだから、この面で政府がもう少し積極的に日銀の政策に関与できるんじゃないでしょうか。
【次の発言】 そこで、今の日銀券の発行保証の中の四千五百億が商業手形を……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1959/02/18、28期、自由民主党)

○奧村小委員 それに関連しまして、今の横山君の質問についての名古屋の西税務署の時効、又時効に対する執行停止のやり方については、これは過ぎ去ったことでありますが、ずいぶんゆゆしい問題だと思うのです。国の確定した債権の徴収について、そういういわば怠慢なことがあるということについては、もっと国税庁内部でも監督機関があるはずであるし、また国としても会計検査院などの外部からの監査機関もあるし、内部においても外部においてもこういうものを一体見のがしておったのかということです。そういうことであれば、ほかにも同じようなことがあると言われても抗弁ができぬのですが、こういう時効になって債権が取れなくなったというよ……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第3号(1959/02/25、28期、自由民主党)

○奧村小委員 私は、ごく短時間ですが、ちょうど主税局の調査課長が見えておられますから、本年度の収入予算の中の貯蓄控除の減税の予算額についてちょっとお尋ねをいたしたいと思います。実は貯蓄控除の制度については、私個人としては、あまりにまずい政策であるから大反対をしてきたのであります。また、こういうことは実行しても実効も上らぬということで、昨年度の通常国会ではずいぶん反対したのでありますが、政府はこれを強行した。ところが、一年もたたない間に、あまりにも無残な実情になったので、一つ政府みずからこの点を白状してもらいたいと思うから、調査課長に数字をつきとめてお尋ねいたします。去年初めて貯蓄控除の制度を実……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第5号(1959/03/11、28期、自由民主党)

○奧村小委員 国税徴収法の今度の全文改正については、実は先ほどの田万委員のお話のように、私どもも実は当委員会にかかっておる法案があまり多いので、十分目を通すひまがないので、十分な質疑はできないのは残念です。しかし、一通り目を通してみまするに、申告納税制度にかわって徴収制度が一新されなければならぬという多年の懸案が、今回の全文改正でほぼ実現し、差し押え、公売その他の処分なども非常に明快に規定されてあって、私は大へんけっこうだと思うので、大して質疑はありませんが、ただ一点だけちょっと懸念されることをお尋ねします。それは、この三十二条以降の第二次納税義務者に対する徴収の規定は、まことに明快に書いてあ……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第6号(1959/03/13、28期、自由民主党)

○奧村小委員 税の執行に関する小委員会、この当委員会として過日来更正決定の実情、とりわけ青色申告納税者に対する更正決定のやり方をいろいろ調べておりましたところ、中には、納税者が再調査あるいは再審査を要求し、それらに対する政府のやり方になお不満があるとして訴訟を申し立てる、裁判の結果第一審で負けておる、あるいは最高裁までいってしかも負けておるというふうなのも出ておるので、その間において再審査の段階では法律に基いて協議団が協議をしておるはずです。その協議の場合に、税務署や国税局のやったことが誤まりであれば、そこで救済しておらなければならない。協議団がうのみにしておるということであれば、結局裁判所で……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第8号(1959/03/20、28期、自由民主党)

○奧村小委員 この酒団法の改正案の通過を政府は非常に急いでおられるように見受けられますが、しかし、これは非常に重大な法律改正でありますから、これから私は本腰を入れて十分政府の真意を承わりたいと思う。  まず、冒頭に申し上げたいことは、戦前戦後を通じて酒類業界の安定というものは、何としてもマル公制度によって貫かれてきたもの、私はかように思う。これは政府ではどう考えておられるか知らぬが、マル公制度によって業界が安定している。諸種の統制ははずれたけれども、マル公制度があるがために、消費者に対してはマル公でもって酒類が供給されてきた。ここに私は大きな業界安定の骨組みがあると思う。これを政府が近いうちに……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1959/02/25、28期、自由民主党)

○奧村小委員 今の御説明、交付金の(3)ですね。何か三年分を転業資金で差し上げるというような、これはあんまり思い切った話だが、文章で読みますと、「収納価格に納付塩量を乗じて得た額の三割」、三割ですから、一年分の三割じゃないですか。
【次の発言】 もう一つ、先ほどの御説明の中に、塩業対策要綱というものを専売公社でお作りになったそうですが、それは何年何月でしたか。
【次の発言】 これから政府が国会に提案なさろうとする塩業整備塩時措置法というものは、いろいろな意味でこれは重大な問題を含んでおりますし、考え方によっては大へん矛盾したものもあるし、従って、根本的には、塩専売を今後とも一体存続させるべきか……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第3号(1959/03/05、28期、自由民主党)

○奧村小委員 まずお尋ねいたしたいのは、先般来われわれも申し上げておりますように、この塩業整備臨時措置法というものは、現行の塩専売法の規定からはかなりワクをはずれた思い切った制度を新たに作ろうということで、専売公社としての運営からいっても、これは重大な問題であります。従って、これを公社がおきめになり、大蔵大臣と御相談になって国会に提案するについては、当然専売事業の審議会に諮らねばならぬと思うのですが、専売事業審議会の答申はどうなっておりますか。
【次の発言】 これは総裁にお尋ねいたしますが、今のような答弁でよろしいですか。総裁は御承知の通り専売事業審議会の諮問を経て総裁に任命されているのです。……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第4号(1959/03/12、28期、自由民主党)

○奧村小委員 私は先日来当委員会でいろいろ質問申し上げましたが、本日は、この塩業整備措置法について、なるべく実際に効果が上るように修正すべきところがないかとか、あるいは公社としてもお考え願う点はどういう点かというふうな、むしろひざを突き合わして御相談申し上げるような思いでお伺い申し上げます。私のそういった提案を申し上げるための一つの材料としてお尋ねを申し上げるわけでありますから、どうか、政府委員におかれても、なるべくひざ突き合せて相談する、適当な結論を見出すというような思いで、一つ御答弁をわずらわしたいと思うのであります。  大体二点ありますが、一点は、専売公社の従来のやり方に反省すべきところ……

第33回国会 災害地対策特別委員会建設等小委員会 第3号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 地方団体の標準税収入をものさしにしたことは妥当を欠くのじゃないかという御質問でございますが、御承知の通り、地方財政のいわゆる財政力、これはやはり自治庁の方で大体標準財政収入というものをめどにしておりまして、交付税などは標準財政収入、それから標準財政支出、これの差額を交付する。だからやはり一般にこのものさしでやっておるので、しかも、現在の公共土木災害復旧に関する国庫負担法におきましても、標準財政収入というものをものさしにしておりますので、今度の特例法におきましても、これは国庫負担法の特例法ですから、国庫負担法の用いたものさしを同様に用いた、かようなわけでございます。

第33回国会 災害地対策特別委員会通商産業等小委員会 第1号(1959/11/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村政府委員 府県の工事の場合は市の行政区域、それから市町村工事を適用する場合は、名古屋市の場合においては今御指摘の通り、区の単位ということになります。
【次の発言】 私実は資料を大蔵省に置いてきましたので、さっそく取り寄せて御答弁いたします。
【次の発言】 これは資料を取り寄せて明確にお答えいたしたいと思いますが、私の承知いたします範囲におきましては、市町村工事については行政区単位で高率補助を適用する、こういうふうに承知いたしております。それで今のお尋ねの、なぜこのようにするかということにつきましては、名古屋市だけは特に大きな市でありまして、行政区域の中で、市全体を、市町村工事を高率適用に……

第34回国会 運輸委員会都市交通に関する小委員会 第4号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 都市交通をどうするか、とりわけお話のように地下鉄をもっと拡充いたしまして、できれば路面電車はだんだん減らして、そして総合的に都市交通というものを解決しなければならぬ、御趣旨の通りに私も考えます。しかし地下鉄の拡充は、御承知の通り、現に主として東京の場合は、東京都がすでに一部やっておりますし、また帝都布速度交通営団も都を主としてやっておりますし、また都民が主としてその利便を得るのでありますから、今後とも東京都の地下鉄の拡充というのは都が主体になってやるべきである、かように思います。大阪においては、大阪市がやるべきであり、現にやっております。しかし、国としてはそれにどう対処す……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○奧村(又)政府委員 ただいまから、昭和三十五年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算につきまして、去る一月二十九日内閣から提出した予算書に基づいて御説明いたします。  まず一般会計歳入予算額は一兆五千六百九十六億七千四百七十万二千円でありまして、これを前年度予算額一兆四千九百八十一億六千四百九十四万七千円に比較いたしますと、七百十五億九百七十五万五千円の増加となっております。  以下、各部について簡単に申し上げますと、第一に、租税及び印紙収入の総額は一兆三千三百六十六億三千百万円でありまして、これを前年度予算額一兆一千七百二……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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